【実践連載】「スヌーピー刺しゅう」第38号:タペストリー初のアップリケは形が複雑で大変

記事内に広告が含まれています。

デアゴスティーニ(DeAGOSTINI)の隔週刊「刺しゅうで楽しむスヌーピー&フレンズ」第38号はスヌーピーグッズ「バースデーカード」。タペストリーは「波のアップリケ」。タペストリーにフェルトでアップリケをするのは初めてだけれど、パーツが複雑な形で切るのも、たてまつりにも手こずってなかなか先に進まない。

実際に作ってみて気づいたこと、あると便利な道具などレポする。

スポンサーリンク

『刺繍で楽しむスヌーピー&フレンズ』第38号はこんな感じ

第38号は7月11日(火)発売。

厚さ約1.2cm。

あれ?いつもは本とダンボールの大きさは同じくらいだけれど、今号はダンボールが本よりも大きい。

スポンサーリンク

開封

表紙のカバー、ダンボールのケースと、下に本があるという梱包。

いつもはくり抜かれたダンボールにキットが挟まっているのだけれど、前号と同じく今号も箱になっている。中を開けるとこんな感じでキットが入っている。

今号のキットに入っているべきもの。

今号のキットの内容。

今号のデータ

付属品 刺繍糸3種
プリント済みフェルト2色
プリント済みカード用紙
サテンリボン
スパンコール
タペストリー刺繍 波のアップリケ
スヌーピーグッズ スヌーピーのバースデーカード
スヌーピーコラム スヌーピーの夏のいちばんの
お楽しみって知ってる?など

早速始めていく。

スポンサーリンク

その1.タペストリーの刺繍

今号は「波のアップリケ」。制作時間のめやすは3時間。「”たてまつりについて”フェルトに渡る糸の長さと針目の間隔がそろうときれいに見えます。細かくなりすぎないように注意しましょう。」とあるけど、これ絶対に時間かかるやつじゃん…と始める前から3時間どころでは終わらないことを確信する。

プリントされたフェルトは全部で2枚。パーツは間違えたり無くしたりしないよう、最初に全部切らずに、1つ切っては縫い付けてを繰り返して仕上げていくらしい。

本では使わないけれど、筆者は布がピンと張った状態でたてまつりをしたいので、刺繍枠を使う。

指定された番号のパーツを切り取って、先の鋭い角に裏にボンドを塗っておき、プリントされた図案線をきれいにカットしたら、裏に少量のボンドをつけて指定されたタペストリーの位置に貼る。

そして、たてまつりで縫いつける。

このパーツは大まかに切り取り、細い部分に薄くボンドを塗って乾いてから図案線で切り、たてまつり。結構複雑な形のパーツは、少量のボンドで仮どめしてもずれやすいので注意が必要。

他のパーツも前述のような工程をしてからたてまつりで縫いつけていく。

フェルトに渡る糸の長さと針目の間隔をそろえるように頑張るけど、なかなか進まない…

やっとここまできた。あと少し。

今号のアップリケが完了!

タペストリーの刺繍完成

「波のアップリケ」はやること自体は同じことの繰り返しだけれど、小さなパーツの図案線をきれいにカットするのも気を使うし、パーツにボンドを塗って乾かしたり、たてまつりの針目をなるべく揃えるようになど、想像よりもはるかに時間がかかった。それでも無事に終わらせることができてよかった。

今号で刺繍したのはタペストリー全体の中の赤で囲った部分。

夏のタペストリーが始まって今号で19回目。もう少しで出来上がるはず。

スヌーピーグッズに取りかかる。

スポンサーリンク

その2.スヌーピーグッズ『スヌーピーのバースデーカード』

本の制作時間のめやすは1時間。1号で完成させるけれど、ボリュームはそんなになさそう。

このカード用紙に穴を開けて刺繍をするのだけれど、正直このままでも良いような…

穴をあけたら、★、文字、スヌーピーの周りをそれぞれの糸で刺繍する。

プレゼント箱のリボン部分にサテンリボンをつけていく、

リボンがつけ終わったら、カードを折って、

四隅にスパンコールをプラスチック用のボンドで貼って出来上がり!…なのだけれど、

プラスチック用のボンドで乾いて透明になるものが手元になかったので、勝手にアレンジしてスパンコールを丸小ビーズと糸でとめてつけた。

こんな感じ。ちょっと飛び出るけど見栄え的にはボンドで貼っただけよりも良いかも。

『スヌーピーのバースデーカード』完成

工程も少ないので、割とすんなり作り上げることができた。用紙をただ4つに折ってカードにしているけれどこれでいいのか??とも思うが、本の工程通りなので良しとする。

確かにカードにはなっているけれど、

用紙を4つに折っただけなので、反対側の端はこんな感じ。これで良いのか??

スポンサーリンク

実際に作ってみて気になったこと

今号で実際に作ってみて気になったことなどまとめる。

1.タペストリーのアップリケのパーツをきれいに切るには「はさみ」が重要

本にも書いてあるけれど、小さかったり先がシャープで細長かったりするフェルトのパーツをきれいに切るには、よく切れる小さめのはさみを使うことが重要。

よく切れないハサミだとフェルトの切り口が毛羽立ってしまったり、図案線を残さないようにトリミングする時に繊細な作業が難しいと思う。「カットワーク用」「パッチワーク用」などが使いやすいのでおすすめ。

2.タペストリーのアップリケは刺繍枠を使った

これは筆者の勝手なアレンジで、本では刺繍枠を使用していない。縫いつけるフェルトのパーツが小さかったり細くて長かったりするものが多いので、たてまつりが上手くできずにタペストリーの布が歪んでしまいそうな気がしたので、布をピンと張るために刺繍枠を使った。使ったのは自前の12cmの刺繍枠で、パーツを縫いつける場所に合わせて移動させながら使った。

ただ、表から裏、裏から表と1針ずつ針を出し入れして全てのたてまつりをしたので、想像以上に時間がかかった。大変だったけれど概ね満足な出来上がりなので結果的には良かった。

3.バースデーカード用紙に目打ちで穴をあける時は注意が必要

本ではカード用紙に針の出し入れをする位置に目打ちで穴をあける時に「厚紙または薄手のダンボールを下に敷いて」と書いてあるのだけれど、普通の厚さのダンボールは間違っても使用しない方が良い。

筆者は最初間違えて普通のダンボールを敷いていて、目打ちで穴をあける時にグサッと深くまで刺さって大きな穴があいてしまい慌てて厚紙にかえた。

スポンサーリンク

必要なもの・あったら便利なもの

説明の中にさらっと出てくる用具類やあったら便利なもの。

キット以外に必要なもの

  • はさみ
  • 目打ち
  • カッターナイフ
  • ボンド
  • プラスチック用ボンド(スパンコールを貼る時に使う)

あったら便利なもの

よく切れる小さめのはさみ

今号のフェルトを切る作業には「よく切れる小さめのはさみ」があると便利。

筆者が使用したのはステンレス製のこのはさみ。大きさは13cm弱。長年愛用しているのでメーカーや価格など定かではないのだけれど、現在も活躍中。

小ぶりで刃先が細く切れ味も良いので、細かい作業がしやすい。

繊細な作業に適したはさみは「カットワーク用」「パッチワーク用」と呼ばれているものが多く、現在販売されているものでおすすめは、クロバー「カットワークはさみ115(11.5cm)」希望小売価格1980円(税込)やクロバー「パッチワークはさみEX-135(13.5cm)」希望小売価格3080円(税込)。

こちらがクロバー「カットワークはさみ115(11.5cm)」希望小売価格1980円(税込)。小回りがきく11.5cmで、刃先が細くとがっているので、先端を使う細かい作業に便利。収納・携帯に便利な本革製のサックも入っている。

クロバーHPより

こちらはもう少し上の価格帯になるけれど、クロバー「パッチワークはさみEX-135(13.5cm)」希望小売価格3080円(税込)。繊細な作業に適した薄い刃で、最高級のステンレス鋼を精密に仕上げたこだわりの切れ味。薄い刃でよく切れる細かい作業には理想的なはさみだ。

クロバーHPより

使用目的によっていろいろな種類のある「はさみ」。ただ布を切るだけなら何でも同じと侮るなかれ、繊細な作業に適したはさみを細かい作業で使ったら、その使いやすさに手放せなくなるほど違いがある。上記のクロバーの商品以外にもいろいろな商品(価格、大きさ、性能、デザインなど)が販売されているので、はさみを選ぶ時の参考になればと思う。

アップリケ用まち針

本ではフェルトの裏にボンドを少量つけて、タペストリーに貼って縫いつけていくように書いてある。もちろん、そうするのだけれど、大きめのパーツなど少量のボンドだけでは心もとない時にまち針でとめてたてまつりをした。その時使用したのが「アップリケ用まち針」。

アップリケ用のまち針をよく使われているシルクまち針(36mm)と比べると、こんな感じで短い。

使用したのはパッケージなど手元に残っていないのだけれど、リトルハウス「アップリケまち針 極細」。

長さ20mm、太さ0.4mmと、針が短いのでアップリケをするとき針先が邪魔になりにくく、細いので針通りもスムーズ。頭部分がガラス製なので、アイロンも使えるという、アップリケに特化したまち針。アップリケをする機会が多いなら便利な商品だと思う。

スポンサーリンク

『刺しゅうで楽しむスヌーピー&フレンズ』第38号の感想

タペストリーのアップリケは時間がかかった。やること自体は単純で、フェルトをきれいに切って、ボンドを塗って乾かしてタペストリーに貼って、たてまつりで縫いつけるの繰り返し…なのだけれど、パーツの形が複雑で切るのも、縫いつけるのも思った以上に大変だったタペストリーの中心で面積も大きく目立つので、できるだけきれいに仕上げたかったこともあり、どうなることかと思ったが、無事に出来上がってホッとした。

グッズのバースデーカードは、特に難しいこともなく仕上げることができた。ただ、用紙を四つ折りにして作ったカードは、糊付けしているわけでもないので、全部開いたら刺繍の裏側が見えてしまう。さすがに裏側が見えちゃうのはちょっと恥ずかしいので、誰かの誕生日に送るカードとして使うことはないと思う。ではどこかに飾る?バースデーカードを?今のところ使い道が見いだせない。

次号はスヌーピーグッズ「チャーリー・ブラウンのコインケース①」(全2回)が始まる。タペストリーでは、夏のタペストリーに加え、なんと秋のタペストリーも始まる。どんな出来上がりになるのか楽しみ。

次号は7月25日(火)発売!

詳しく知りたい方はデアゴスティーニの刺しゅうで楽しむスヌーピー&フレンズ公式HPを確認してください。

←前回へ第1回から読む

タイトルとURLをコピーしました