【実践連載】「スヌーピー刺しゅう」創刊号:作ってわかった注意点と気になった事6つ

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デアゴスティーニ(DeAGOSTINI)の隔週刊「刺しゅうで楽しむスヌーピー&フレンズ」第1号はどんな感じなのか?初心者から上級者まで楽しめるらしいので、実際に作って気づいたことなどをレポする。

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『刺繍で楽しむスヌーピー&フレンズ』とは?

2/8に創刊号が発売。

「四季のタペストリー」と「かわいい手作り小物」を両方楽しめるシリーズです。
隔週刊『刺しゅうで楽しむ スヌーピー&フレンズ』は、毎号付いてくるキットで刺しゅうと小物作りを楽しめるシリーズです。
「DMC」の刺しゅう糸、ぬりえのようにステッチするパンチニードル、図案の上から刺せるマジックペーパーなどを使って、初心者から上級者まで楽しめます。

刺しゅうで楽しむスヌーピー&フレンズHPより

創刊号のみ490円(税込)で2号以降は1390円(税込)、隔週刊で全80号。大まかに1年が52〜53週だとすると、隔週刊なので1年で26号、3年で78号…え??最終80号までに3年くらいかかるのか??続けていけるのか非常に不安になる。

詳しく知りたい方はデアゴスティーニの刺しゅうで楽しむスヌーピー&フレンズ公式HPを確認してください。

直送の定期購読か書店で購入するか?

結論からいうと、創刊号は書店で発売日に購入した。

デアゴスティーニに電話で問い合わせると、直送の定期購読は2号分まとめて月に1回自宅に届くシステムなので、隔週刊の発売のタイミングで手に入れたい場合は、書店での購入になるとのこと。そして毎号確実に購入したい場合は、書店での定期購読をおすすめされた。

筆者は隔週刊で作りたいので書店で購入することにした。なお、ネットでも販売しているので、そちらで購入もできる。

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開封

中に入っていたもの。

創刊号から第25号まで全て購入すると、全員プレゼントがもらえる。応募券はここにあるので、なくさないように要保管。

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作っていく

今回できることは3つ。ちなみに筆者は刺繍を習ったことはないが、刺繍をしたことはある。縫い物は日々何かしら作っているので、初心者ではないと思う。

その1.タペストリー布の巻きかがり

まずはタペストリー布の周りがほつれないように巻かがりをする。刺繍する気満々でいただけにちょっと拍子抜けした。ミシンでやってしまいたい衝動にかられながらも今回は手縫いした。

巻かがりはぼんやりする作業だった。

その2.タペストリーの刺繍

スヌーピーと蝶を刺繍する。布に絵柄がくっきりプリントされているので、すぐ刺しゅうが始められる!布に図案をきれいに写すのが一番面倒くさい工程だと思うので、とんでもなく楽ちんだ。刺しゅう枠は入っていないので、自分のを使った。

無事完成。

その3.ハンカチを作る

次号で刺繍をするためのハンカチを作る…のだけれど、入っていたハンカチ用の布は約42cm。あれ?布目を通すのに糸抜いたら本に書いてある寸法42cmで裁断することは不可能…

作り方の工程に「水通し」がないのが気になる。リネンなのに大丈夫なのか??

HPの「よくある質問」には「水に濡れると縮む可能性があるため、洗濯はお勧めしません。」と書いてある。でもこれってハンカチだよ。洗えないハンカチは困ります。そもそも入っていた布が小さく、本の寸法では作れないこと確定なので、筆者は自己責任で水通しして最初に縮ませておくことにする。

HP「よくある質問」より

数時間水につけて半乾きの状態で、飛び出ている糸を取って布目を通す。

飛び出ていた糸を取るとこんな感じ。多いところは端から1cm以上糸を取ることになった。

糸を取ると右と左でだいぶ違いがある。歪みすぎというか、どんどん布が小さくなるぞ。

4辺の糸を取るとこんなに…

布目が真っ直ぐになるようにアイロンをかけると、短い辺は40cm!

作り方では「42×42cmでカットする」とあるけれど、40×40cmでカットした。

出来上がり。

これもミシンでやってしまいたい衝動にかられながら、手縫い(まつり縫い)した。

出来上がりは38×38cm。本の通りならば40×40cmになるはず。

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実際に作ってみて気になったこと6つ

作り終わってみて、いくつか気になったことがある。

1.「制作時間のめやす」は上級者?

本の中に「制作時間のめやす」として、タペストリーは1時間30分、ハンカチは1時間となっている。もちろん個人差があるのはわかるし、きっちり時間をはかったわけでもないが、筆者は休み休みやっていたせいか?タペストリーの巻かがりと刺しゅうを1時間半では終わらなかった。ハンカチも布目を通して3つ折りしてまつり縫いを終わらせるのに1時間では終わらなかった。「制作時間のめやす」はどんなレベルの人の目安なのか?上級者なのか?少なくとも初心者がそれぞれの縫い方を本や動画で確認しながら作ったら、終わらないと思う。

2.創刊号に刺繍枠は入っていない

創刊号では当たり前だが刺繍をする。刺繍で使う糸・針・布は入っていても刺繍枠は入っていない。なくても刺繍はできるけれど、筆者は自前の刺繍枠を使用した。価格が1390円になる第2号に刺繍枠がついてくるので、創刊号で刺繍枠を持っていない人は多少やりづらいかもしれない。

3.ハンカチは本の寸法で作れない

ハンカチの布は開封して測ると短い辺は42cm。作り方の通り飛び出た糸を抜いて布目を通したら(真っ直ぐにしたら)、指定する42cmで裁断するのは無理、糸抜く前に42cmなのだから…。筆者の布がたまたま小さかっただけなのかもしれないが、水通しをするしない関係なく、飛び出た糸を抜いた時点で本の寸法では作れない。布目通すこと考えて、あと数cm布を大きくしてくれたら良いのにと思う。

4.洗濯はお勧めしないって??ハンカチなのに?

リネンなのに「水通し」の工程がないのが不思議で調べたら、HPの「よくある質問」に「リネンは縮むので洗濯はお勧めしない」って書いてある。洗濯できないハンカチは困る!本の通りに作るつもりでいたが、洗濯可能にしたかったので、筆者は自己責任で「水通し」をした。

5.解説動画はちょっと微妙…

解説動画は作り終わってから見てみた。本に詳しく書いてあるので、動画を見る必要がなかったからだ。確かに動画をみれば少しわかりやすくなるのかもしれないが、本よりも詳しく解説されているのかと思えば、そういうわけでもない。

例えばハンカチのまつり縫いの動画は、縫い始めとその後の数目だけ。それは本にも書いてある。どうせなら、縫い始め+四隅の角の縫い方+縫い終わりの始末の仕方まで動画になっていたら良いと思う。

6.先は長い…

今回刺繍したタペストリーをみて、先が長〜いことを改めて実感した。

今回刺繍したのは全体の中のこの部分。

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あったら便利なもの

本には書いてないが、説明の中にさらっと出てくる用具類とあったら便利なもの。

キット以外に必要なもの

ハサミ
50cm以上の定規
アイロン
アイロン台

あると便利なもの

まち針(ハンカチのまつり縫いのとき)
刺繍枠(次号でキットに入ってくる)

創刊号のデータ

付属品

春の図案プリント布
ハンカチ布

手縫い糸
刺繍糸3種

刺繍針
縫い針

タペストリー刺繍 寝そべりスヌーピーと蝶々
スヌーピーグッズ ハンカチを作る
スヌーピーコラム

スヌーピーの誕生日
スヌーピーのきょうだい

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『刺しゅうで楽しむスヌーピー&フレンズ』創刊号のまとめと感想

実際に作り終えて創刊号の良いところと注意点をまとめてみた。

良いところ
  • タペストリー布に図案がプリントされているので、刺繍が楽ちん
  • 創刊号の490円はコスパが良い
  • 作り方の説明は写真が多くわかりやすい
ご注意
  • ハンカチ用の布はもう少し大きくないと本の寸法で作れない(個体差があるのかも)
  • ハンカチはリネンなので洗うのをお勧めしないってのは困る
  • 「すぐに使える!スヌーピーグッズ」は、すぐに(1号では)は出来上がらない

人生初のデアゴスティーニシリーズを購入してみて驚いたのは、全部で80号、約3年かかるということ。これはちょっと気が遠くなる。例えば約1年、25号で完結とかならもう少し気軽に続けられるのにと思う。そして「四季のタペストリー」はともかく、せめて「すぐに使えるスヌーピーグッズ」は1号で1つ出来上がるようにしてくれないとすぐには使えないスヌーピーだ。

それでも創刊号の内容は490円と魅力的。次号以降は1390円になるので今後の内容に期待したい。

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