2026年『ZEN SWEETS』のケーキ製造直売会のチラシが約半年ぶりにポストに入っていた。前回と比べて全体的に値上げされている。
そして今回のチラシには「自分たちで作る道を選びました」と(株)快善プロジェクトの宣言が書いてある。
半年ぶり6回目の参加となるケーキ製造直売会はどんな感じだったのか?購入した商品の詳細・味など、写真付きで詳しくレポしていく。
チラシに「自分たちで作る」宣言
今回(2026年後期)のチラシはこんな感じ。表。

裏。

まず気になったのは…
2026年前期では「ZEN SWEETS製造メーカー出張直売会」だったのが、「ZEN SWEETSケーキ製造直売会」に変わっている。

ちなみに、2022年は「洋菓子工房ZEN工場直売会」、2024年は「ZEN SWEETS工場直売会」だった。
「洋菓子工房ZEN」時代の直売会については、[第2弾のレポート]で詳しく紹介しています。

さらに、今回(2026年後期)は、宣言が書いてある。
納得できる味を求めて、自分たちで作る道を選びました。

さらにこんなことも書いてある。
素材と品質に一切妥協しません!自社工場で作って、そのまま会場へお持ちします!出来立ての美味しさを直売価格で。

「ZEN SWEETS本社工場で一つ一つ丁寧に作っております!」と工場の写真もあるので、これを読めば、チラシに載っている商品は全てこの工場で作っているのだろうと思う。少なくとも筆者はそう受け取った。

正直「ようやくか…」といった感じ。今まで洋菓子工房ZENの時代からZEN SWEETSの直売会で売られていた商品は様々な会社が製造していて、(株)快善プロジェクトが製造していない商品が多かった。
そうか、いよいよチラシの全ての商品を(株)快善プロジェクトで製造し、販売するのだと思ったのだけれど…詳しくは後ほど。
人気商品が税込1000円の壁を突破
一番人気ということで、いつもチラシの左上の目立つ所に載っている「特濃レアチーズケーキ」。2026年前期までは税込999円とギリギリ1000円未満だった。
しかし、2026年後期では、税込1058円といよいよ1000円を突破。その代わり「税込3000円以上で200円引きとなる7〜9月限定クーポン」がある。
年々物価が上がる昨今、いよいよである。もちろんそれでも価値を見いだせる商品ならば問題はないのだと思うが。
約半年ほど前に参加した前回の直売会については、[第5弾のレポート]をご覧ください。

約半年で全商品が値上げ
約半年の間に価格がアップしている。今回と共通している商品の価格を比べてみる。
面白いのは全て値引き前の金額は据え置きで、販売価格だけが値上がりしていること。
そして冷凍ケーキで税込1000円未満は、限定20個お一人様1点までの「プレミアムバニラロールの切り落とし」950円のみだということがわかった。
時代の流れとはいえ、「近所だし行ってみるか」と飛びつきにくい価格帯になってきたのは否めない。
| 2026年前期 | 2026年後期 | 値上げ | 税込金額 | |
|---|---|---|---|---|
| 特濃レアチーズ ケーキ |
1700円→925円 | 1700円→980円 | +55円 | 1058円 |
| しまんと地栗 モンブラン |
1800円 | 1980円 | +180円 | 2138円 |
| ムースショコラ | 2800円→1520円 | 2800円→1680円 | +160円 | 1814円 |
| プレミアムバニラ ロール |
2200円→1280円 | 2200円→1380円 | +100円 | 1490円 |
| プレミアムバニラ ロール(切り落とし) |
お試し価格→800円 | お試し価格→880円 | +80円 | 950円 |
| プレミアム カタラーナ |
1560円→1060円 | 1560円→1160円 | +100円 | 1253円 |
| ティラミス | 2400円→1420円 | 2400円→1580円 | +160円 | 1706円 |
| ZENチーズタルト | 1750円→1360円 | 1750円→1480円 | +120円 | 1598円 |
| 不揃い ガトーショコラ |
3000円→1840円 | 3000円→1980円 | +140円 | 2138円 |
| こだわりラスク | 480円 | 520円 | +40円 | 562円 |
今回のお目当て
今回のチラシで気になったのは、新作「大学蜜芋(安納芋)」お試し価格 税込907円。
勝手なイメージとしては冷凍の大学芋。味もなんとなく想像がつくし、冷凍でも美味しくいただけそう。
しかしチラシにはどのくらいの量なのかグラム数が書いてない。

もう1つは「和菓子禅もなか」1個税込130円。
なぜかというと、(株)快善プロジェクトが「もなか」を製造しているのか気になるから。
今回のチラシに「納得できる味を求めて、自分たちで作る道を選びました。」と宣言してるし、「素材と品質に一切妥協しません!自社工場で作って、そのまま会場へお持ちします!出来立ての美味しさを直売価格で。」と書いてあるのだから、この「もなか」も作っているのだろう、そう思いたい。

直売会へ
半年ほど前に近くで直売会があった時は、販売時間前にすでに30〜40人の人が並んでいて、筆者の番になるころには売り切れの商品もいくつかあった。
今回の直売会はその場所から近いので、どんな感じだろうと思って販売開始時間に合わせて行ってみた。
このノボリが目印。

ノボリの下には、いつでも人気ランキングNo.1の特濃レアチーズケーキと、

いつでも人気ランキングNo.2のプレミアムカタラーナが貼り付けてある。

会場に到着すると、あれ?人が並んでいない、いや正確には数人。半年前に近くであった直売会では30〜40人並んでいたので大違いだ。冷凍ケースは2つ。今までの経験では3つくらいが多い印象なので規模が小さく感じる。
このときの様子は、[前回のZEN SWEETS直売会レポート]で紹介しています。

買い物かごの隣には「ケーキの美味しい召し上がり方」。ZEN SWEETS以前の「洋菓子工房ZEN」の名残りがある。

下には「レジ袋有料化のお知らせ」。

1つ目の冷凍ケース。

お目当ての「大学蜜芋」発見。

もう1つの冷凍ケース。

お一人様1点、限定20個の「プレミアムバニラロール切り落とし」もある。

常温コーナーには「ラスク」と、

もう1つのお目当て「もなか」。

会計を済ませると7〜8人くらい人が来ていた。

販売会に行ってみて
レジ袋は有料(3円)、近所の方限定だからか、真夏の冷凍ケーキの販売でもドライアイスや保冷剤など必要か聞かれることはないので、気になる場合は持参されることをおすすめする。
半年前に近くで行われた直売会では販売開始時間には30〜40人の行列で売り切れも多かったが、今回の直売会では販売開始時間には数人が並ぶ程度だった。
購入したもの&購入した理由
今回購入したのはこちら。
「大学蜜芋(安納芋)」税込907円。→購入した理由は「新作」で税込価格が1000円未満、ケーキではなく素材が前面に出ている商品だから。
和菓子禅もなか「北海道あずき」税込130円。→購入した理由はチラシに「納得できる味を求めて、自分たちで作る道を選びました。」とあったので、(株)快善プロジェクトが製造しているのか確認するため。

1つずつ詳しく紹介していく。
大学蜜芋(安納芋)
いたってシンプルなパッケージ。シールが貼ってあるだけだ。

「極み大学蜜芋」小さくProdused by ZEN SWEETSとある。

内容量は250g。加工者に(株)快善プロジェクト。大学蜜芋カロリーは100gあたり281kcal。

開封
パッケージに解凍方法など書いていないが、購入時に「レンジで30秒、または室温で15分」と教えてくれた。
蓋を開けるとこんな感じ。

長いものもあれば短いものもある。

全部をお皿に盛るとこんな感じ。

実食・食べ比べ
解凍していく。「レンジで30秒、または室温で15分」と教えてくれたので、両方試してみる。そして解凍せずに、冷蔵庫から出してすぐのものも試してみる。

まずは電子レンジ600Wで30秒解凍したもの。

温度としてはちょっと温かいくらい。質感はフニャっとしていて柔らかいが、しっとりしているわけではない。甘さは控えめで油で揚げたような香ばしさは少しある。カリッとした感じは無く、マクドナルドのフニャフニャのポテトみたい。
次は室温27度で15分解凍したもの。

冷たさは残っていない程度の温度。質感はムニュっとした感じだが、しっとりはしていない。甘さ控えめ。レンジで解凍したものよりもタレのからみが良い。
解凍せずに冷凍庫から出してすぐのもの。

解凍していないのでもちろん冷たい。噛みごたえがあり、少しジャリッとした感じ。甘さ控えめ。カリッともしっとりもしていないが、ひんやりしていて食べやすい。
食べ比べた感想
2つの解凍方法で解凍したもの、そして解凍しないものを食べ比べてみた感想をまとめる。
おすすめの食べ方は「解凍しない」。次に「室温で15分解凍」、最後は「レンジで30秒」。
いずれの場合も下の写真のように外側と内側の間に隙間があって、しっとり、ねっとり、ホクホク、ジュワッと、カリッと感などはなかった。油で揚げた感じはするが、そんなに香ばしさはなく甘さ控えめ。
良く言えば、甘さ控えめで優しい味。厳しめに言えば、味よりもスカスカでボソボソしている印象が強い大学芋。
もちろん、たまたまだったのかもしれないが…。

なので、チラシにある「カリッ!じゅわっ!とろっ!」ではなかった。
250gで税込907円をコスパが良いかどうかと言うよりも、残念ながら筆者には合わない味だった。

和菓子禅もなか「北海道あずきもなか」
次は「和菓子禅もなか」4種類のうちの1つ、「北海道あずきもなか」。
パッケージには「和菓子禅もなか」や「ZEN SWEETS」の文字はどこにも見当たらない。それどころか…

思いっきり「江口製菓株式会社」と書いてある。

なので製造者は福岡の「江口製菓株式会社」。
「和菓子禅もなか」「ZEN SWEETS」でもなければ、製造しているのも(株)快善プロジェクトではない。

北海道あずきもなかのカロリーは1個あたり116kcal。

開封するとこんな感じ。

直径約6.5cm。

厚さは約2cm。

半分に割るとこんな感じ。

実食
外側の皮は薄めで柔らかくパリッとではない。ちょっとパサついていて、食べるとポロポロする。中のあんは、つぶあんで甘さ控えめ。皮よりもつぶあんが印象に残るいたって普通のもなか。
特別感はなく美味しさも普通だが、税込130円なら納得。スーパーなどの常温の和菓子コーナーに販売されている商品の中にありそうな感じだ。
感想
チラシを見て「和菓子禅もなか」も(株)快善プロジェクトが製造してるのかちょっと懐疑的だったし、直売会で実物を見てこれは違うだろうなと思いながら購入したら、やっぱり違った。

福岡の「江口製菓株式会社」が製造する商品だ。
そんなわけで「北海道あずきもなか」は江口製菓株式会社HPの商品紹介に載っている。

せっかく「納得できる味を求めて、自分たちで作る道を選びました」と宣言している一方、今回購入した「和菓子禅もなか」の製造者欄には江口製菓株式会社と記載されていた。
まぁ今は切り替えの過渡期なのかもしれないけれど、少なくとも筆者には、全商品が自社製造になったかのように受け取れる文言だったので、少し残念に感じた。

気になったこと
気になったことをいくつかあげていく。
値上げで魅力半減?
前述の通り、半年前のチラシと共通している商品の価格は全て値上げされている。税込3000円以上で200円引きになる「夏のお得クーポン」はあるものの、以前に比べ気軽に購入しようという価格帯ではなくなってきているように思う。

今回のチラシで「ラスク」と「もなか」を除く11種類のうち、税込価格で1000円未満はお試し価格で「プレミアムバニラロール切り落とし」と「大学蜜芋」のみ。
〜1000円→2種類
1058〜1253円→2種類
1490〜1814円→5種類
2000円〜→2種類
振り返ると、筆者が初めて【洋菓子工房ZEN工場直売会】に行った2021年のチラシに載っていた冷凍ケーキ10種類の価格は全て税込で1000〜1300円だった。なので「どれか1つ試しに買ってみよう」となった。
もちろん価格が上がるのはわかる。しかしスーパーなどで馴染みのあるメーカーではなく、味のわからない冷凍のケーキを近所の人に「工場直売価格でお得ですよ、いかがですか?」という商売なら、かなりの割安感か、それなりの美味しさがないと魅力を感じないように思う。
リピート客が少ない?
チラシが配られ直売会があったほぼ同じ地域に約半年後に行われた直売会は、驚くほど人がいなかった。
初回は販売開始前に長い行列ができていたのが、数カ月後に近くでやる直売会はびっくりするほど人がいない。もちろん商品はほぼ同じ。これは今回だけに限らず以前にも他の地域で同じだった。
もし初めて行く直売会で行列に並んで購入し、食べたらとても美味しく価格も妥当で「また食べたい」「他の商品も試してみたい」と思ったら、数カ月後に近所で直売会があれば評判も高まり人が集まるのではないか?
あくまでも想像だが、リピートする人が少ないのではないかと思う。
まとめと感想
ほぼ同じ地域で約半年ぶりに行ってみたZEN SWEETSケーキ直売会は、販売開始時間にあまり人が集まっていなかった。しかしこれは以前にも似たようなことがあったので、さほど驚きはしなかった。一度試してみて二度目はないということなのかもしれない。
そして新作「大学蜜芋」は、コスパ云々の前に、残念ながらリピートしたい味ではなかった。
チラシの「自分たちで作る道を選びました。」という宣言を楽しみに「和菓子禅もなか」を購入するも、江口製菓株式会社の製造した「北海道あずきもなか」という商品だったのは残念な反面、予想通りでもあった。
直売会での販売価格が徐々に値上がりしてきているのはやむを得ないと思う。しかしチラシを見てなんだろうこれ?と気軽に試してみようかというお手頃感は確実に薄れている。
食べたい時に食べたい分だけ買えるコンビニやスーパーに並ぶ大手メーカーが作るスイーツがある中、どんな魅力的な商品を(株)快善プロジェクトが自社工場で作っていくのか今後が気になるところだ。
また購入したいと思う新商品があったら、参加するかもしれない。
過去のZEN SWEETS直売会レポート
ZEN SWEETS(旧・洋菓子工房ZEN)の直売会にはこれまでにも参加しています。価格や商品、会場の様子がどのように変わってきたのか、過去のレポートはこちらからご覧いただけます。
- 【食レポあり】謎の洋菓子工房ZEN工場直売会に行ってみた
- 【第2弾】洋菓子工房ZEN工場直売会が激変!?美味しさランキングを発表
- 【第3弾】『ZEN SWEETS』は『洋菓子工房ZEN』と同じ?買いに行ってみた
- 【第4弾】『ZEN SWEETS』は怪しいのか?『stockmart』で発見したので食べてみた
- 【第5弾】『ZEN SWEETS』販売会へ行ってきた「スティックケーキ」4種類を食べ比べ
| 商品名 | 大学蜜芋(安納芋) |
| 価格 | 907円(税込) |
| 内容量 | 250g |
| 100gあたりのカロリー | 281kcal |
| 栄養成分 | たんぱく質1.5g、脂質8.5g 炭水化物49.5g、食塩相当量0.014g |
| 加工者 | 株式会社快善プロジェクト |
| 商品名 | 北海道あずきもなか |
| 価格 | 130円(税込) |
| 内容量 | 1個 |
| 1個36gあたりのカロリー | 116kcal |
| 栄養成分 | たんぱく質1.9g、脂質1.3g 炭水化物24.2g、食塩相当量0.0g |
| 製造者 | 江口製菓株式会社 |
