100均で販売されている、プリントされたフェルトを切って縫い合わせるだけでできあがる「切って作る プリントフェルト」シリーズ。
「くま&たまヒヨ」「いぬ&パンダ」「海のなかまたちA・B」「恐竜のなかまたちA・B」「いちごとバナナ」に続き、第6弾。
今回は、くだもの「りんごとメロン」をなるべくきれいに作っていく。
作り方は特に難しくないけれど、ちょっとした工夫でだいぶ見栄えが良くなるので、使用した道具やきれいに作るコツなどを紹介。
ほかの「切って作る プリントフェルト」も実際に作って比較しています。難易度や作りやすさ、アレンジ例をまとめて見たい方はこちら。
→ 100均「切って作る プリントフェルト」まとめ|難易度・作りやすさ・アレンジを比較
セリアで購入
全ての店舗で販売されているわけではないようだけれど、100円ショップ「セリア」のハンドメイドコーナーで見つけた。
購入したのは、「切って作る プリントフェルト」くだものシリーズの「いちごとバナナ」と「りんごとメロン」。

今回紹介するのは「りんごとメロン」。

入っているのはりんごがプリントされたフェルトとメロンがプリントされたフェルトの計2枚。


できあがりのサイズ(目安)も書いてある。

用意するものはこちら。後ほど詳しく。

裏には作り方が書いてある。

断面をくっつけるなら面ファスナー?マグネット?
今回のくだものシリーズは「お子様のごっこ遊びやインテリア小物に…」というコンセプトの商品。

作り方をひと通り見てみると、「断面をくっつけたりはがしたりする場合」には、ソフトタイプの面ファスナーを使用するように書いてある。
くっつけたりはがしたりできるようにしたいけれど、イラストのように断面が面ファスナーで隠れてしまうのがちょっと気になる……。

作り方どおりに面ファスナー(マジックテープ)を使用する場合は、縫製タイプを使用する。
しかし今回は、なるべく断面をきれいに見せたいので、超強力マグネットを内側に貼り付けることにした。
マグネットと縫製タイプの面ファスナーは、どちらもダイソーで見つけた。

こちらはセリアの「超強力ネオジムマグネット」。

必要なもの
断面にマグネットを入れて作る場合に必要なものは以下のとおり。
- はさみ
- 縫い針
- 糸(フェルトに合わせた色がおすすめ)
- 手芸わた
- 磁力の強いマグネット
- 接着剤(フェルトとマグネットを貼り付けられるもの)
百均で購入できるものも多い。こちらは「ダイソー」手芸わた。

ダイソー「超強力マグネット」。

セリア「超強力ネオジムマグネット」。

こちらは百均で購入したものではないけれど、マグネットをフェルトにしっかり貼り付けるために使用したボンド。接着できる素材を確認して選ぶのがおすすめです。

きれいに作るためにあると便利なもの
さらに、なるべくきれいに仕上げるために筆者が使用したものはこちら。
- 小さめのよく切れるはさみ
- まち針
- 鉗子(かんし)
- フェルトに合わせた色の油性ペン
「小さめのよく切れるはさみ」は、フェルトをきれいに切るために重要。裁断がガタガタだと、そのまま仕上がりにも影響する。
今回使用した「クロバー カットワークはさみ115」は、細かいカーブや小さなパーツも切りやすく、プリントフェルトを作るときにも重宝している。

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「まち針」は、縫う時にフェルトがずれないようにするために使う。今回使用した「クロバー シルク待針(耐熱)」は、長すぎず短すぎず、使い勝手がよく広い用途に使いやすい。

「鉗子(かんし)」は、わたを端までしっかり詰めるときにあるととても便利。なければ、先の尖っていないピンセットや箸などでも代用できる。
今回使用した「クロバー 手芸用かんし」は、わたをつまんで狙った場所まで入れやすくなるので、ぬいぐるみやフェルト小物をよく作る人にはあると便利な道具。

「フェルトと同じ色の油性ペン」は、仕上げにフェルトの白い側面や縫い目を目立ちにくくするために使う。詳しい使い方は後述する。
今回はセリアの文房具コーナーで見つけて購入。

「りんご」を作る
早速作っていく。まずは「りんご」から。断面にマグネットを貼ってくっつけられる仕様にする。

①パーツを切る。

よく切れるハサミで丁寧に裁断。

マグネットを断面の内側に接着剤で貼っていく。

中心あたりでくっつけた時にピタッと合わさる位置にマグネットを貼っていく。まずは左右の2枚を重ねて中心に目打ちで印をつける。

こんな感じ。

断面の内側、穴の空いた部分にマグネットの中心を合わせ、左右のマグネットの向きを間違えると反発してくっつかなくなるため、よく確認してから接着剤で貼る。
接着剤が完全に乾き、マグネットが貼り付いているのを確認してから次の作業に進む。

これで準備は完了。縫い合わせていく。
フェルトの色に合わせた糸を使うことにする。

②〈葉〉2枚を合わせ、図のように縫う。

葉の色に合わせて緑の糸で縫う。

一周縫うとこんな感じ。後で本体に縫い付けるのであまった糸はそのままに。

③〈りんご〉を図のように縫う。

端がずれないようにまち針でとめ、赤い糸で中心から端に向かって縫っていく。反対側も同じ様に縫う。

④わたをつめながら③(本体)と〈断面〉を縫い合わせる。
⑤りんごのあたまに②(葉)を縫い付ける。
⑥同様に、〈りんご〉のもう半分を作る。※もう半分に葉はつけない。

※以下、本来の作り方とちょっと変えて、アレンジします。
まずは断面を折って上下の中心にまち針を打つ。

これを本体に合わせていく。

本体の縫い目と断面のまち針を打った中心を合わせる。

最初に上下の縫い目と断面の中心を合わせてとめてから、バランスよく他の部分をとめる。綿を入れる部分を開けて縫い合わせ、同じ様に左右2つ作る。
本来の作り方では本体にわたを入れて縫い閉じて1つずつ作るところを、左右をくっつけてバランスを見ながらわたを入れたいので、最初にわたを入れる前まで2つ作る。

左右2つ作り終えたら、わたを入れていく。

左右同じ様にわたが入っているか途中でくっつけてみると確認しやすい。


好みの量のわたを入れたら、入れ口を縫い閉じる。

よりきれいにするために手を加える
作り方どおりだと、この状態で葉を縫い付けるのだけれど、ひと手間加えてもう少し仕上がりを良くアレンジ。
ということで、使うのはセリアで購入した油性のカラーペン。4本セットでいろいろな色がある。

水性ではなく油性をチョイス。



フェルトの色と同じペンを使う。今回はりんご本体の赤と葉の緑。

どの部分に使うのかというと、糸の色をフェルトに合わせて赤で縫っても、もともと白いフェルトの上にプリントされているので、縫い合わせた部分は下の写真のように白い。これが気になる。

ということで、縫い目をマジックで塗る。
コツとしては丁寧に少しずつ塗ること。ペンをフェルトにあてているとどんどん色が染み込んでしまうので注意。
塗る前(左)、塗った後(右)を比べるとこんな感じ。

縫い目の白いフェルト部分が赤になるとだいぶ印象が変わる。

両方塗るとこうなる。

葉は緑で塗っていく。左半分塗るとこんな感じ。

一周塗るとこうなる。

最後に葉を片方の本体に縫い付ける。

これで出来上がりとする。

「メロン」を作る
お次は「メロン」。

①パーツを切る。

よく切れるハサミで丁寧に裁断。

マグネットを貼る位置を決めるために、この2枚を重ねて、

目打ちで印をつける。

断面の内側、穴の空いた部分にマグネットの中心を合わせ、左右のマグネットの向きを間違えると反発してくっつかなくなるため、よく確認してから接着剤で貼る。

接着剤が完全に乾き、マグネットが貼り付いているのを確認してから次の作業に進む。

②〈メロン〉を図のように縫う。

青い線の部分を合わせて縫っていく。フェルトの色に合わせて薄めの緑の糸を使う。

ずれないようにまち針でとめて縫い合わせて、端まで縫ったら、

次に青い線の部分を縫い合わせていく。

端を合わせずれないようにまち針でとめて縫う。

端まで縫い合わせたら、

③わたをつめながら②(本体)と〈皮〉を縫い合わせる。
④同様に、〈メロン〉のもう半分を作る。

まずは皮を本体にまち針でとめていく。

皮の4つの角を縫い目と本体の線に合わせてまち針でとめる。縫い始めは下の写真のように角を避けた部分にすると、わたを入れたあとに縫い閉じやすいのでおすすめ。

角の部分はズレやすいので、注意しながら縫い進む。

わたの入れ口を開けておく。

※以下、本来の作り方とちょっと変えて、アレンジします。
もう片方に飾りを付ける場合は、最初に飾りを付ける位置を決め、皮に縫い付けていく。フェルトに合わせて白い糸を使う。

飾りの周りを一周縫う。

縫い付けるとこんな感じ。これでもう片方の皮の準備OK。

同じ様に2つ作る。

わたを入れていく。

両方好みの量わたを入れたら、

両方のバランスが取れているか断面をくっつけてみると確認しやすい。問題なければ入れ口を縫い閉じる。

本来の作り方ではこれで出来上がり。

よりきれいにするために手を加える
メロンの皮、本体部分の白い縫い目をそれぞれ油性マジックで塗っていく。

右は皮の部分を薄めの緑で塗った後、左は塗る前、印象がだいぶ違う。

果肉の部分は黄色で塗るとこんな感じ。

これで出来上がりとする。


完成
出来上がりを見ていく。
まずは「りんご」。断面をマグネットでくっつけた状態はこんな感じ。

真上から。

下側(底)。

くっつけない状態。

断面。

次に「メロン」。
断面をくっつけた状態の横から。


真上から。


飾りはこんな感じ。

断面。

くっつけない状態。

パッケージのできあがりのイラストと並べてみる。

まぁまぁの仕上がり、ちゃんと形になってよかった。


まとめと感想
今回は【切って作る プリントフェルト】くだもの「りんごとメロン」を、断面の内側に「超強力マグネット」を接着剤で貼って、くっつけたりはがしたりできるようにアレンジして作ってみた。

今回一番やりづらかったのはメロンの皮を本体(果肉)の部分に縫い合わせること。角の部分をずれないようにするのが少し難しいかも。
コツは、縫い始める前に角を合わせてまち針でとめ、角が本体(果肉)の線と合っていることを確認しながら縫い進めること。そしてわたの入れ口は直線部分にすること。
立体になったときに形がきれいに仕上がるので、角の部分がちょっとずれちゃったなぁ、と思ったら、面倒でも少しほどいてやり直すことをオススメする。


また、断面をきれいにくっつけたい場合は、両側とも縫い閉じる直前まで作ってから、実際にマグネットでくっつけて形を確認しつつ、わたの量を調整すると仕上げやすかった。



アレンジでマグネットを使ったり、油性ペンを使ったりしたが、全体を通してきれいに作るポイントは、当たり前だけれど、切るのも縫うのも丁寧に作業すること。
きれいにフェルトを切るにはよく切れる小回りのきくハサミを使い、ずれないように縫い合わせるには必要に応じてまち針で固定し、きれいな縫い目にするには一針ずつなるべく同じ幅で縫う。
今までいくつかの切って作るプリントフェルトシリーズをやってみて思うのは、やはりプリントされたフェルトを切って縫いあわせるだけで、可愛らしく出来上がるという手軽さが良い。
今回のくだもの「りんごとメロン」は、ちょっと縫いづらいところもあったりするが、平面が立体になっていく過程が楽しく、出来上がりも存在感がある。
特別難しい作業もなく、1つのモチーフがだんだん出来上がっている工程は子供も大人も楽しめると思う。
また違う「切って作る プリントフェルト」シリーズを見かけることがあったら作ってみたい。
「切って作る プリントフェルト」シリーズをいろいろ作って比較したまとめ記事はこちら。初心者向けのキットや、難易度・アレンジの違いも一覧で紹介しています。
