デアゴスティーニ(DeAGOSTINI)の隔週刊「刺しゅうで楽しむスヌーピー&フレンズ」第66号はスヌーピーグッズ「トラベルポーチ②」(全4回)でポケットを作るのだけれど、少し大きく変更したいのでできるところだけ進めていく。
タペストリーは「スヌーピーとラブレターとビルとハリエット」。サテンステッチが多く、ビルとハリエットはやっぱり難しい。
実際に作ってみて気づいたこと、あると便利な道具などレポする。
『刺繍で楽しむスヌーピー&フレンズ』第66号はこんな感じ
第66号は8月6日(火)発売。
厚さ約1.1cm。
開封
表紙のカバー、ダンボールの間にキット、下に本があるという梱包。
今号のキットに入っているべきもの。
今号のキットの内容。
今号のデータ
付属品 | 刺繍糸1種 ポケット布(無地) ポケット布(チェック地) |
---|---|
タペストリー刺繍 | スヌーピーとラブレターと ビルとハリエット |
スヌーピーグッズ | トラベルポーチ②(全4回) |
スヌーピーコラム | チャーリー・ブラウンが恋した 話、知ってる?など |
早速始めていく。
タペストリーの刺繍
タペストリーは「スヌーピーとラブレターとビルとハリエット」。
制作時間のめやすは5時間。5時間かぁ…大変そう。
ビルとハリエットを刺していく。羽がわかりにくい。
刺繍枠をずらしてスヌーピーを刺していく。
スヌーピーとまわりの手紙などを刺して、
ハートの外側を刺す。
全てのハートを刺し終えたら、
ビルとハリエットの中を刺していく。羽まわりは細かく、顔の表情は何度やってもうまくいかない。
スヌーピーの首輪と手紙を赤で刺す。
次に薄いピンクで刺して、
ピンクで刺したら、手紙は終了。
ハートの中を刺していくのだけれど、ハートは4色なので、
ガイドラインを引きながら、
同じ色で刺すハートをわかるようにした。
赤で刺したら、
次にピンク、最後に薄いピンクを刺して、
今号の出来上がり。
タペストリーの刺繍が完成
苦手なビルとハリエットの表情(目と口)は何度やってもうまくいかず、もうこんな感じで良しとしよう…と諦めた。サテンステッチが多く、製作時間のめやす5時間というボリュームは想像以上に大変だった。
今号で刺繍したのはタペストリー全体の中の赤で囲った部分。
冬のタペストリーが始まって7回目。
スヌーピーグッズに取りかかる。
スヌーピーグッズ『トラベルポーチ②』
今号は「トラベルポーチ②」(全4回)で右のポケットを作る。
制作時間のめやすは2時間だけれど、サイズ変更したいので今号はできることが少ない。
まずは製図通りに裁断…なのだけれど、出来上がりを少し大きく「お薬手帳」が入るサイズに変更したい。
全部の布が揃った時点で大きくできるか確認したいので、今号では製図・裁断をせず、グレーのポケットの入れ口部分だけを切りそろえて作ることにした。チェックの布は刺しゅうの位置も決められないので何もしないことにする。
グレーのポケット入れ口部分をまっすぐになるギリギリで切りそろえて、巻かがりする部分をほつれ止め液で処理してランニングステッチしていく。
単純だけど幅が揃っていないときれいに見えないランニングステッチは難しい。
布の大きさが決まらないので、縫い終わりは糸を切らないでおく。前述の通り今号はここまでで出来上がりとする。
『トラベルポーチ②』完成
出来上がりのサイズを少し大きくしたいので、名前の刺しゅうや製図、裁断など先延ばしにした。
フリクションペンで印をつけて、アイロンで印を消すとうっすら白く跡が残った。筆者的にはOKだけれど、気になる方は印が自然に消えるタイプや水で消えるタイプのチャコペンをおすすめする。
裏側。布端は本では巻かがりだけれど、ほつれ止め液で処理した。液が乾いてもちょっと跡が残るけれど、内側なので筆者的にはこちらもOK。
大きさを変える予定なのでステッチの縫い終わりの糸は切らずにそのままにした。
実際に作ってみて気になったこと
1.キットに黒の刺繍糸は入っていない
63号で入っていた黒の刺繍糸は、63号を刺繍していた時点ですでに糸が足りず自分の糸を持ち出しで使っていた。その後、タペストリーの刺しゅうで普通に黒を使うのだけれど、64・65・66号(今号)のキットには入っていない。足りないのは筆者だけなのか?間違えたり無駄に使っていないんだけどなぁ。
ちなみに次号でようやくキットに黒が入ってくる。パンチニードルで使うので当然といえば当然か。
2.わかりやすくガイドラインを引いた
サテンステッチの方向がわかりやすいようにガイドラインを引いた。
ハートは4色なので、間違え防止にも同じ色で刺すものにガイドラインを引いてから刺した。
3.布端には「ほつれ止め液」を使った
本ではポケットの入れ口部分の布端を巻かがりするのだけれど、ほつれ止め液(ホツレーヌ)で処理した。ただしキットの布は液が乾いても塗った部分の色が変わるのでご注意。ポケットの内側なので筆者は気にならないけれど、気になる方は巻かがりで。
4.トラベルポーチのサイズ変更を試みる
パスポートがぴったり収まるトラベルポーチを「お薬手帳」が入るサイズ(少し大きく)に変更できるか挑戦してみることにしたので、今号はグレーのポケットの入れ口をステッチしただけ。全部の布が揃った時点で布の大きさを確認してみて、できるようならサイズを変えようと思う。
5.またしてもトラベルケース?トラベルポーチ?
前号に続き表紙には「トラベールケース②」(全4回)と書いてある。
ちなみにこれが前号の表紙「トラベールケース①」(全4回)。
裏表紙は前号と同じく「トラベルポーチ②」(全4回)。
本の中も前号と同じく「トラベルポーチ」。
表紙は2号続けて「トラベルケース」だけれど、多分「トラベルポーチ」が正解?
必要なもの・あったら便利なもの
説明の中にさらっと出てくる用具類やあったら便利なもの。
キット以外に必要なもの
- ハサミ
- 定規
- チャコペンなど印付けペン
- アイロン
あったら便利なもの
ほつれ止め液
ポケットの布端を本では巻きかがりするのだけれど、ほつれ止め用接着液『ホツレーヌ』を使った。
ただ、トラベルポーチのグレーの布は『ホツレーヌ』を塗り乾いた時に、塗った跡が薄く残った(下の写真)。内側で見えないところなので、筆者的には問題ないけれど、気になる方は使用をお控えください。
いろいろな「ほつれ止め液」はあるけれど、今までに使ったことがあるもので良かったものはこの2つ。
左は、KAWAGUCHI カワグチの『ほつれ止めピケ』。パッケージに書いてある通り「ほつれ易い布地の裁ち端の始末に便利」。その他にもウール、リボン、ワッペン、刺繍、化繊のほつれ止め。ほころびがかった箇所やボタン付け糸のほどけ防止、糸の補強などにも使える。
右は今回筆者が使用した『ボンド ホツレーヌ』。針・糸いらずの布用接着剤「裁ほう上手」を販売しているコニシ株式会社の商品。こちらも「裁断後の布地・リボンのほつれ止めに」便利。ビーズのテグスの結び目の補強やボタン糸の補強、ストッキングの伝線止め、セーターのほつれ止めなどにも使える。
現在使用中のものになるが、キャップをとるとこんな感じ。先端に小さい穴があいていて、そこから液体が出てくる。
いずれの商品も洗濯、ドライクリーニングがOKというのも心強い。1つ持っているとなにかと便利なので筆者は予備も含めて常備している商品。
ちなみに現在進行中の冬のタペストリーの布端にもほつれ止め液を使っていて現在もほつれていない。あくまで筆者の感想になるが、実際に使ってみて使いやすい商品だったので参考になればと思う。
『刺しゅうで楽しむスヌーピー&フレンズ』第66号の感想
タペストリーの刺しゅうは本の制作時間めやすが5時間とボリュームたっぷり。サテンステッチが多くなかなか先に進まない上に、苦手なビルとハリエットは表情を左右する目と口が難しく何度もやり直した。仕上がり的にはイマイチだけれど、出来上がってホッとした。
今号で2回目の「トラベルポーチ」は、できればサイズを大きくしたいのでグレーの布の布端をランニングステッチしただけで、ポケットの裁断や縫い合わせなど全ての布が揃うまで保留にした。
次号はスヌーピーグッズ「トラベルポーチ③」(全4回)で久しぶりにパンチニードルを使う。どんな感じになるのか楽しみな反面、パンチニードルは苦手なのでちょっと心配。
次号は8月20日(火)発売!
詳しく知りたい方はデアゴスティーニの刺しゅうで楽しむスヌーピー&フレンズ公式HPを確認してください。