デアゴスティーニ(DeAGOSTINI)隔週刊「刺しゅうで楽しむスヌーピー&フレンズ」第68号はスヌーピーグッズ「トラベルケース④」(全4回)を完成させる。前号のパンチニードルで布が破れてしまったので、自前の布でサイズやポケットなどいろいろアレンジして作ることにした。
タペストリーは「ライナスとサリー」。前号に続き、モチーフが生地の目に対して斜めなので、なんだか刺しづらい。
実際に作ってみて気づいたこと、あると便利な道具などレポする。
『刺繍で楽しむスヌーピー&フレンズ』第68号はこんな感じ
第68号は9月3日(火)発売。
厚さ約1.3cm。
開封
表紙のカバー、ダンボールの間にキット、下に本があるという梱包。
今号のキットに入っているべきもの。
今号のキットの内容。
今号のデータ
付属品 | 刺繍糸1種 内布 タブ布 マジックテープ |
---|---|
タペストリー刺繍 | ライナスとサリー |
スヌーピーグッズ | トラベルケース④(全4回) |
スヌーピーコラム | スヌーピーが”旅行の秘訣”を 考えたって、知ってる?など |
早速始めていく。
タペストリーの刺繍
タペストリーは「ライナスとサリー」。
制作時間のめやすは3時間。サリーの髪の毛がややこしそう。
ライナスを刺していく。
目と目の横のライン、鼻のバランスが難しい。
サリーを刺していく。本を見ながらでも前髪は複雑で、わかりにくい。
髪の毛を刺し終わったら、
首から下と顔を刺す。目と鼻のバランスが難しい。
ライナスの帽子の中を刺して、
ややこしいサリーの髪の毛の中を刺す。
手袋の中をそれぞれの色で刺して、
楽譜のト音記号を刺したら、出来上がり。
タペストリーの刺繍が完成
手こずったのは二人の顔。前髪、眉、目、鼻のバランスがちょっとのことでなんか違う感じになってしまうので難しかった。
今号で刺繍したのはタペストリー全体の中の赤で囲った部分。
冬のタペストリーが始まって9回目。
スヌーピーグッズに取りかかる。
スヌーピーグッズ『トラベルケース④』
今号は「トラベルケース④」(全4回)でケースを完成させる。
制作時間のめやすは2時間。手縫いは大変そう。
前号でパンチニードルの途中で布が破れてしまい、自分の布で作り直したので本の作り方は参考程度に、サイズやポケットなどアレンジしてミシンで仕上げることにする。詳しくは前号をご覧ください。
こちらが前号で自前の布で作り直したもの。本ではパスポートを入れるのにちょうどよいサイズだけれど、お薬手帳や通帳などが入る大きさに変更する。
以下、筆者のアレンジしたおおまかな工程を紹介します。本とは違いますのでご注意ください。
出来上がりを幅13×縦18cmに、タブをスナップボタンでとめる仕様にしたいので、スヌーピーの位置や布の大きさを計算して布を裁断。
ポケット用の布を準備。カード入れを6つ、大きいポケットを4つ作りたいので、キットの布は全て使わないことにした。
カードを左右で6枚横に入れるポケット。本体との間にもう1枚布を挟みポケットを4つ作る。
タブは丸みを付けて縫った。(大きさも変更した)
縫い代をカットして、カーブに切り込み。
表に返して周りを縫う。
100均で購入したホックボタン(スナップボタン)をつける。
タブに凸をつける。
こんな感じ。
凹を本体に取り付けて、タブを仮にとめて使いやすい長さに調節した。
次にポケット布と内布、表布を縫い合わせる。
角は少し丸みをつけた。カーブの縫い代をカット・切り込みを入れて、
表に返して整え、返し口を閉じて、周りを一周縫ったらできあがり。
『トラベルケース④』完成
いろいろあったけれど、無事に形になって良かった。
タブはマジックテープではなくスナップボタンに。
裏側。
内側は本とは全く違うポケット。
左右でカードポケット6つ、大きいポケット4つ。
結局すべて自前の布と部品で作った。
実際に作ってみて気になったこと
サリーの髪と顔は難しかった
モチーフが生地の目に対して斜めなことに加え、サリーはライナスの方に微妙に傾いていて、刺している時なんとなく変な感じだった。複雑な髪、目と鼻のバランスが難しく何度もやり直した。
トラベルケースの手縫いは大変そう
筆者がミシンを使って仕上げたのは、手縫いできれいに仕上げる自信がなかったから。特に表に返した後にまわりを1周ランニングステッチするのは、目立つ部分なので、きれいに仕上げたいけれど厚くて縫いづらそう。
トラベルケースは自前の布でアレンジした
前述の通り、キットの布は使わずに自前の布や部品で、自分の作り方で完成させた。オリジナルのトラベルケースも可愛らしいけれど、筆者的に使いやすい通帳やお薬手帳が入るサイズでポケットの種類も自分好みに作ることができたので良かった。
トラベルケースorポーチの正解はまさかの…
全4回で仕上げた今回のグッズ。これまで本には「トラベルケース」と「トラベルポーチ」の2つの表記があって、記事を書くのに一体どっちが正解なのか困惑していた。
表紙は①〜④まで全て「トラベルケース」だけれど、
裏表紙の次号予告欄は①〜④まで全て「トラベルポーチ」。
そして裏表紙の今号のグッズ欄は①〜③まで「トラベルポーチ」で、④だけ「トラベルケース」。
本の中は65①・66②・67号③まで「ポーチ」で、68号④だけ「ケース」。
つまり、前号まで表紙以外は全て「トラベルポーチ」だったので、きっと「トラベルポーチ」が正解なのだろうと思っていたら、最終④の今号で、初めて表紙、
裏表紙、
本の中も全て「トラベルケース」で統一されている!
前号まで表紙以外は全て「トラベルポーチ」だったので「トラベルポーチ」と記事に書いていたけれど、全4回の最終号で初めて「トラベルケース」に統一されているので、多分「トラベルケース」が正解というまさかの結果に。
必要なもの・あったら便利なもの
説明の中にさらっと出てくる用具類やあったら便利なもの。
キット以外に必要なもの
- ハサミ
- アイロン
あったら便利なもの
仮止めクリップ
厚みがあってまち針でとめるのが難しい時に活躍するのが「仮止めクリップ」。今回のトラベルケースでも大活躍した。
使ったのはクロバー「仮止めクリップ」ミニ・50個入。希望小売価格2750円(税込)。ちなみに10個入は希望小売価格693円(税込)。20204年9月の価格です。
まち針でとめにくい生地の仮止めに便利。ミニの良いところは小さくて軽く、じゃまになりにくく、ピンポイントでとめることができること。
よく考えられている構造で、先端が細くてもしっかりとめることができ、台座の部分がフラット(平ら)なので、ミシンで縫う時に生地が浮きにくくなっているスグレモノ。
50個入は全5色でケースに入っている。
床に落とした時にまち針より見つけやすいところも良い。
左から上側、下側、側面。下の透明の部分が平らなので布が浮きにくく、ミシンがかけやすい。
似たようなクリップは100均のセリアにもあって、比べてみると、
上から見るとセリアよりもクロバーの方が先端部分が細め。
横から見るとクロバーは下の透明な部分が平らになっているのがわかる。
布を挟む部分をセリア(右・赤線)とクロバー(左・青線)で比べてみると、クロバーは下が平らで高さが出ないので、布を挟む部分が机に近く布が浮きにくい。ちょっとのことだけれど、この布が浮きにくいことがミシンで縫う時にとても快適。
お値段通り使いやすいのは断然クロバー。クロバーは10個入で希望小売価格693円(税込)、セリアは8個入で110円と価格がだいぶ違うので筆者はミシンの時はクロバー、それ以外はセリアと使い分けている。
仮止めクリップにはいろいろな大きさ、種類があるので用途に合わせていくつか用意しておくと、とても便利なのでおすすめ。
『刺しゅうで楽しむスヌーピー&フレンズ』第68号の感想
タペストリーの刺しゅうはサリーの髪の毛とライナスも含め顔がちょっと手こずった。目や鼻はほんの少しで表情が変わってしまうので難しかった。
今号で完成させた「トラベルケース」は、前号でキットの布が破けてしまった時はどうなることかと思ったけれど、自前の布でサイズ・内側のポケット・タブの留め具などアレンジしながら作り上げることができて良かった。自分の作りやすいやり方でミシンを使って仕上げたので、特に難しいところはなかった。
次号はスヌーピーグッズ「キーホルダー①」(全2回)が始まる。どんな感じなのか楽しみ。
次号は9月17日(火)発売!
詳しく知りたい方はデアゴスティーニの刺しゅうで楽しむスヌーピー&フレンズ公式HPを確認してください。