100円ショップのセリア、ダイソー、キャンドゥなどに行くと売っている実験キット。実は様々な種類が発売されているのをご存知だろうか?子どもたちの自由研究でやるのはもちろん、大人がやっても楽しめるキットとなっている。
そこで今回は『不思議な実験キット つかめるぷるぷる水玉』のやり方や注意点、そして実験結果を紹介!
つかめるぷるぷる水玉?
ダイソーで見かけた「ふしぎな実験キット」。ある一定の世代の方には懐かしい、学研の雑誌『科学』の付録みたいだ。
沢山ある中から今回は『つかめるぷるぷる水玉』を紹介。


ぷるぷるの不思議な感触の水が作れる。
難易度は★2つ。比較的簡単にできる部類だ。

裏面を見るとキットに入っているものとは別に、自分で用意するものが書かれている。実験を始める前に準備しておこう。

対象年齢 6歳以上。始める前に注意事項をよく読んで確認しておこう。

中に入っていたのはパウダーA、B。全部で2種類。

近所のお店でキットが見つからない場合は、ネットで同じような商品があるのでそちらをどうぞ!
準備するもの
必要なものを準備していく。内側の取扱説明書をよく読もう。

用意するものは以下の通り。

写真下、左から
- 計量カップ
- プラコップ
- 計量スプーン
- ボウル
- 割り箸 3本(手前)

他に用意したもの
実験を始める前に〈あそびかた〉を一通り読んで、他に必要なものがないか確認してみると、約40 ℃のお湯50mlと、5分間かきまぜる必要があることがわかる。


ということで、タイマーと約40℃をはかるための温度計を用意。

ちなみに今回使うのは「温度計」はクッキング用のもの。

さらに水玉は大きいのと小さいのを作ってみたいので、計量スプーンは大さじ、小さじを用意した。

『つかめるぷるぷる水玉』のやり方
紙の裏面に遊び方をよく読もう。
- ボウルにパウダーAと水を入れ、溶けるまでかきまぜ棒①でゆっくりかきまぜます。
- プラコップにパウダーBを入れ、お湯を加えてかきまぜ棒②でよくかきまぜます。
- 2で作った液を計量スプーンですくい、1のボウルに入れます。
- ボウルの液の中で計量スプーンを優しく揺らしながら水玉を液の中に落とします。
- 水玉をくずさないようにかきまぜ棒③で円を描くようにまぜて(5分間)丸くします。
※固める時間が短いと水玉が破けて中の液が出てしまうので気をつけましょう。 - つかめる水玉の完成です!優しくつまんでみたり、手のひらにのせて観察してみよう!
それでは実験開始!

①ボウルにパウダーAと水を入れ、溶けるまでかきまぜ棒①でゆっくりかきまぜます。
使う道具は以下の通り。

ボウルにパウダーAを入れて、

水400mlを用意して、

ボウルに入れて、溶けるまでかきまぜ棒①でゆっくりかきまぜる。
☑️しっかりパウダーを溶かそう。

②プラコップにパウダーBを入れ、お湯を加えてかきまぜ棒②でよくかきまぜます。
使う道具は以下の通り。

プラコップにパウダーBを入れ、

約40℃のお湯を用意して、

約40℃のお湯50mlをはかって、

プラコップに少しずつ加えて、

かきまぜ棒②でよくかきまぜる。
☑️白いパウダーが透明になっていく

☑️なかなかきれいに混ざらないので、よくかき混ぜよう。


③2で作った液を計量スプーンですくい、1のボウルに入れます。
☑️計量スプーンの大きさが書いていないので、まずは「小さじ」でやってみる。
②で作った液をすくって、

①のボウルにゆっくり入れて、

④ボウルの液の中で計量スプーンを優しく揺らしながら水玉を液の中に落とします。
計量スプーンを横に優しくユラユラ揺らして、すくった液をボウルの中の液の中に落とす。
☑️透明なのでスプーンから落ちたかどうか、とてもわかりずらい。

☑️上の写真だとわかりづらいけれど、ちゃんとボウルの中に落ちています。


⑤水玉をくずさないようにかきまぜ棒③で円を描くようにまぜて(5分間)丸くします。
※固める時間が短いと水玉が破けて中の液が出てしまうので気をつけましょう。
5分間、かきまぜ棒③で水玉をくずさないように円を描くようにまぜていく。

☑️5分後。

⑥つかめる水玉の完成です!優しくつまんでみたり、手のひらにのせて観察してみよう!
完成!できあがった水玉をと取り出す。

手のひらにのせてみる。触ってみると「ぷにぷに」だ。
☑️なんか形がいびつで丸くない。

優しくつまんでみると、ムニュっと少し伸びる。

☑️何回か触っていたら、破けた!

☑️破けると水っぽい液体と、ゼリーっぽいものだった。

いろいろ試してみる
「つかめるぷるぷる水玉」を作ることはできたけれど、プラコップで作った液が残っているので、もう少しいろいろやってみる。
水玉の大きさを変えてみる
前回は「小さじ」だったので、今回は「大さじ」で作ってみる。やり方は同じなので、以下ポイントだけ書きます。
②で作ったプラコップの中の液体を大さじのスプーンで取って、

ボウルの液に入れる。

中に落としたら、5分間かき混ぜていく。

5分後。

取り出して手のひらに置いてみる。触ってみるとちゃんと「ぷにぷに」した水玉なのだけど、形がまた丸くない。ちっちゃい丸いのが2個くっついている。
形はともかく、出来上がった大きさは、表紙の写真の水玉に大きさに近いかも。

表紙の写真の水玉は「大さじ」で作った?

ちなみにこれが、「小さじ」で作ったもの。

それにしても、変な形。ちっちゃい丸いのが2個くっついている。

なんで丸くならないのだろう?

箸で軽く押してみると、ムニュっとした感じ。

割り箸で優しくつかんで持ち上げても破けない。

結果
- 計量スプーンは「大さじ」で作ると表紙の水玉くらいの大きさ
- やり方通りにやっても水玉は丸くならなかった。丸く作るのは難しい?
5分まぜて5分放置してみる
もう一度、「大さじ」で水玉を作ってみる。②で作ったプラコップの液は時間がたつと、作りたての時よりも液が”ゆるく”なっていた。

5分間まぜた後、5分液の中で放置してみた。

5分混ぜた後、5分放置して取り出したものがこれ。またしても丸く作れなかった。

触ってみると「ぷにぷに」「むにゅ」。5分間液の中に放置しても特に違いは感じられない。

並べてみる。左が5分間まぜて、取り出したもの。右が5分間まぜて、そのまま液の中に5分間放置したもの。見た目も触った感じも特に違いはわからない。

あっ!触っているうちに右(5分間放置したもの)は破けてしまった。

結果
- ②で作ったプラコップの液は時間がたつと、作りたての時よりも液が”ゆるく”なっていた
- 5分間かきまぜて作った水玉と、その後、液の中で5分間放置したもので触った感じや見た目に特に違いは感じられなかった
- 触っているうちに破けてしまった
- 今回も水玉を丸い形に作れかなった
色を付けてみる
青色の食紅(食用色素)を用意して②で作ったプラコップの液に加えてみた。

液の残りが少ないので「小さじ」で作る。

ボウルの中に入れてみると、色がついているのでわかりやすい。ここから5分間かきまぜていく。

5分かきまぜた後はこんな感じ。ボウルの中の液の色が少し青くなった。

手のひらに取り出してみると、ちょっとスライムみたいな形にできあがった。

触った感じは「ぷにぷに」「むにゅ」。

青色が多すぎたのか黒っぽい濃い青になったけれど、食紅を加えても水玉としてつかめるように固まった。

結果
- 色がついていると計量スプーンからボウルの中に入れた時も、かき混ぜているときも見やすかった
- 青色の食紅を②で作ったプラコップの液に加えたら、色付きのつかめる水玉が作ることができた
作った水玉4つを比べてみる
今回の実験では、計量スプーン大さじで2個、小さじで2個、計4個の水玉を作った。
上段は触っているうちに破けてしまった2つ。Aは小さじを使い5分間かきまぜて取り出したもの。Bは大さじを使い5分間かきまぜたあと、液体の中で5分間放置したもの。
下段は破けなかったもの2つ。Cは青色の食紅(食用色素)を加え、小さじを使い5分間かきまぜたもの。Dは大さじを使い5分間かきまぜたもの。

結果
- 大さじと小さじ、大きさによってどちらが破けやすいというわけではなかった。
- 予想では5分間かきまぜたあとに5分液体に放置したBが、水玉の強度が強く破れにくいのかと思っていたが、結果的に破けてしまったので長く液体に漬けておくとどんな違いがあるのかよくわからなかった。
水玉を放置してみる
破けなかった水玉をこのまま放置するとどうなるのか?1日半(約36時間)室温で置いておく。

1日半(約36時間)後。
水玉は破けていない。ただし、できたての時よりも共に小さくなっている。左の透明の方には小さい2つの玉はくっついていたが、しぼんでなくなってしまった。

水玉に触ってみると、どちらも「ぷにぷに」しているが「ぷるぷる」ではなく、できたての時よりも硬くなっている。食紅を入れた方は置いていた部分と触っていたら指に青い色がついた。

結果
- 約36時間放置したらできたての時よりもしぼんで小さくなった
- 触ってみると「ぷるぷる」ではなく「ぷにぷに」で、できたての時よりも硬くなっていた
- 食紅を入れたものは置いておいた場所、触ると指に色がついた
つかめるぷるぷる水玉のしくみ
なぜ「つかめるぷるぷる水玉」が作れるのか?説明書から引用させてもらう。
〈振るだけ色が変わる水のしくみ〉
パウダーA(乳酸カルシウム)を水に溶かすと、カルシウムイオンという成分が水の中に漂います。
パウダーB(アルギン酸ナトリウム)を水に溶かすと、アルギン酸イオンというネバネバ成分が水の中に漂います。
カルシウムイオンとアルギン酸イオンが出会うと、2つの液体のさかい目がどんどん固くなっていき、「ゲル」という状態になります。表面がこのゲルの固いまくにおおわれることで、つかめる水玉ができるのです。

パウダーA→乳酸カルシウム、水に溶けると「カルシウムイオン」
パウダーB→アルギン酸ナトリウム、水に溶けると「アルギン酸イオン」(ネバネバ成分)
この2つの液体の境目が固くなって「ゲル」となり、表面が覆われることで「つかめる水玉」ができる。
「乳酸カルシウム」について調べてみよう
●名前に「乳」とあるが、牛乳や乳製品から作られているわけではない。原料は、トウモロコシやサトウダイコン(甜菜)などの植物由来の糖を発酵させて作った「乳酸」と、天然の鉱物(石灰石など)から得られる「カルシウム」。
●食品添加物や医薬品などに使われている。
「アルギン酸ナトリウム」について調べてみよう
●昆布やワカメなどの褐藻類に含まれる天然の水溶性食物繊維(多糖類)。水に溶かすと強い粘性を示し、カルシウムなどの金属と反応すると瞬時にゼリー状に固まる性質を持つため、食品の増粘剤やゲル化剤として幅広く活用されている。
●食品、医療・医薬品、化粧品などに使われている。
やってみよう、調べてみよう
実験の応用として、アイディアが書いてあるので試してみる価値ありだ。
●②で作った液を、小さな粒や長いひものようにして①の液に入れてみよう。
●固める時間を長くしたり短くしたりして、固さがどのようにして変わっていくか調べてみよう。

注意点
今回の実験をやってみて気付いた注意点をあげてみた。
- 水玉を固める時間が短いと水玉が破けやすいので最低でも5分は混ぜる
- 時間を長くしたものに違いが見られなかったのは本来の結果とは違うのかもしれない
- 作った水玉を捨てる時は「燃えるゴミ」
- 残った液を捨てる時は別々に大量の水で排水口に流して処分
上記以外にも遊び方の最後に「注意」が書いてあるので、しっかり読もう。

『つかめるぷるぷる水玉』のまとめと感想

実験で用意するものはさほど多くないが、水玉を固めるために水玉をくずさずに円を描くよう、ゆっくりと5分間かき混ぜるのはちょっと大変。1回だけでなく、何個か作るとなるとなおさら。
そして、なるべく気をつけて作り方のとおりに、今回は小さじで2個、大さじで2個、合計4個の水玉を作ってみたが、きれいな丸い水玉を作ることはできなかった。もっとチャレンジしたかったけれど、②の液は50mlのお湯を加えた量なので液がなくなってしまいこれ以上は無理だった。
形は変でも水玉自体は作れた、しかしできあがって触っているうちに4個のうち2個は破けてしまった。そして長く液に入れていたものに硬さなどの変化が感じられなかった実験結果は本来の結果とは違うのかもしれないが、これが今回の正直な結果なので、参考になればと思う。
実験としては透明な水が固まり、手のひらにのせて、ぷるぷるの水玉を触れるのは面白いので、楽しめると思う。
夏休みの自由研究として実験をするなら、固まる液の量はそんなに多くないので、試したいことを絞ってやってみた結果の他に、実験で使った2種類のパウダーのことなどについて掘り下げると厚みが出てくると思う。
変化が目で見てわかりやすい実験キットなので、楽しみながらすぐに結果が出る実験をしたい人にはおすすめのキットだ。
参考リンク:ルミカ
■商品データ
※価格は購入時のものです
| 商品名 | ふしぎな実験キット つかめるぷるぷる水玉 |
|---|---|
| 難易度 | ★★☆ |
| 価格 | 110円(税込) |
| 輸入発売元 | ルミカ |
| 購入店 | ダイソー |
