【実践連載】「スヌーピー刺しゅう」第5号:パンチニードルに挫折!完成させた方法は?

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デアゴスティーニ(DeAGOSTINI)の隔週刊「刺しゅうで楽しむスヌーピー&フレンズ」第5号はどんな感じなのか?今号では初めての「パンチニードル」に挑戦するも大苦戦の末、掟破りしました。

実際に作ってみて気づいたことなどをレポする。

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『刺繍で楽しむスヌーピー&フレンズ』第5号はこんな感じ

第5号は4月5日(火)発売。定期購読を申し込んだ書店で発売日に購入した。

購入してちょっとびっくり、本が薄い!比べてみると…

⑤の文字の小さいこと。

厚さ約1.3cm。

中身がちゃんと入っていてくれるといいのだけれど。

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開封

全員プレゼントの応募券(赤い三角)はカバーの上の部分。

ウホッ、もはや箱にも入ってない。

表紙のカバー、キットはダンボールに挟まっていて、下に本があるという梱包だ。

入っているべきもの。こう書いてあるとたくさんあるように感じるけども…

入っているものはこれ。今までで一番ショボい。ちなみに刺繍糸はあまり使わないであろう色は通常販売されている長さよりも短い。残念ながら¥1390(税込)は高く感じる。

布に傷がある

「マルチケース」の生成りの布を広げてチェックしてみると…

えっ?!

え〜っ!!!布に傷が!!

縦の線は上から下まで一直線に。ネップ?にしては大きすぎる丸印の部分。

丸印はこんな感じ。

縦一直線のラインはこんな感じ。

うーん、残念すぎる…。

「マルチケース」を作る時に問題ないといいのだけれど、それはあとで考えよう。

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その1.タペストリーの刺繍

今号ではチャーリー・ブラウンの風船を刺繍する。制作時間の目安は2時間。

前号のタペストリー刺繍も2時間だったけどウッドストックの顔で苦戦したし、今回は鬼門のサテンステッチ。それも大きい風船は直径約2.2cmで風船は計4個。時間かかりそう…

風船あと1つ!もはやサテンステッチというよりサタンだな。

出来上がり。体感的には前号のウッドストックの顔よりストレスはなかった。

無事タペストリーの刺繍完成

今号で刺繍したのはタペストリー全体のこの赤い丸の部分。まだ先は長い。

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その2.マルチケースを作る

「ラインの上から刺していくだけで、きれいに仕上がります。」「練習から始めるので、はじめてでも大丈夫です!」とあるけど本当に?

本には見開き2ページ写真付きでパンチニードルの使い方と3つの動画で説明を見ることができる。

本と動画でやり方はわかったけど、問題は初めての筆者には本や動画を見ても上手く出来る気がしない。

そしてこの「レッスン布で練習しましょう!」ということだけど、やってみてもなんだか上手くいかない。う〜ん、ここで止まっていたら出来上がらないので、先に進む。

傷のある布に接着芯を貼る

制作時間のめやすは1時間30分。今回は初めてのパンチニードルなので、全くあてにならないが、他の刺繍のめやすよりも時間が短いので、パンチニードルが上手な人には簡単なのかもしれない。

まずは布に接着芯を貼って準備をするのだけれど、ここで布に傷があることで頭を悩ますことに。傷がポーチにないように作りたいので、どの方向でどうやったら傷を避けられるか考えてからじゃないと接着芯が貼れない。布の裏表を気にするよりも、傷が出ないように配置する必要がある

本にある刺繍する位置の寸法で確かめてみると、縦一直線に入っている線の傷はどうやっても避けられないようなので、スヌーピーのお尻の側にして、ポコっとした傷はどうにか避けて写真のようにすることにした。これでやっと接着芯を貼り、決められた位置にマジックペーパーのスヌーピーを貼ることができた。

パンチニードルで刺繍する

いよいよパンチニードルで刺繍をする。練習しても納得いくようにはできないので、一抹の不安はあるがやってみる。

なんか上手くいかない。

ところどころ糸が飛び出ている。

裏はこのようにループになっている。表の糸が飛び出している部分を直す方法がわからないので全部ほどく。

やり直しを繰り返すうちに布が心配になってきた。

6本取りの糸の何本かが切れて結構糸も無駄にしている。

裏側みたら、想像以上にヤバいことになってる。これはマズイよ…

このままパンチニードルでやってきれいに出来上がる気が全くしない。どうしよう…

今までの経験上、納得できない仕上がりだと作ったものに愛着がわかないんだよなぁ。

仕方ない、パンチニードル諦めよう!今の自分には無理。

なので…

6本取りでバックステッチで刺繍する!

自前の針を使う。

使うのはNo.3の針。

なるべくパンチニードルと同じような雰囲気になるように、図案と出来上がりを参考に細い線と太い線をバックステッチで刺繍する。

マジックペーパーをぬるま湯で溶かして、乾かしてアイロン。

出来上がり。

顔はこんな感じ。

お腹から尻尾はこんな感じ。

パンチニードルではないけれど、無事に作り終えることが出来て良かった。

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番外編:やっぱり通販カタログが入ってきた

手芸初心者の人には号を重ねるごとに、キットに入っているものだけでは不自由に感じることもあるだろうなぁと思っていたら、やっぱり通販のカタログが入ってきた。

見開きでたくさん紹介されている。クロバーのオンラインショップで確認すると値段は定価のようで、特別に安いというわけではないようだ。

電話、ハガキ、FAX、ウェブで注文できて、送料は1配送につき550円。ウェブからだと5500円以上で送料無料ってことらしい。

筆者も愛用してるこれ、この写真だとあんまりかわいくない。

筆者が刺繍とかアップリケする時に使っているピンクッション。まち針はアップリケ用の短いまち針。

経験上、手芸用品は全く同じ商品でも、店によって価格が違うことがあるので、購入の際にはネットで価格をチェックしてみると良いかもしれない。

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実際に作ってみて気になったこと4つ

第5号で実際に作ってみて気になったことをまとめる。

1.残念なマルチケースの布

筆者のキットに入っていた布は結構目立つ織り傷があった。苦肉の策で赤で囲った部分に傷があるが、多分、丸印の傷は避けられるが、端から端まである縦のラインの傷はは避けることができないと思われる。

布切った時にチェックしないのかな?お店で布買うときならその部分避けて購入するレベルだと思うけども。残念だし、これから先の号でついてくる布は大丈夫なのか不安になる。

2.マルチケースの縫い代付きの正確な寸法は不明

今号では布を裁断しないので、縫い代を含んだ正確な寸法が本に記載されていない。すでに書いた通り、布を傷を避けるためにケース自体の出来上がりの寸法は18.5×11cmと書いてあるので、縫い代1cmだろうとか想像しながら刺繍の場所を決めるのは余計な時間がかかった。

3.接着芯の貼り方の説明がイマイチ

初心者の人が接着芯を貼るのにこの説明だけではよくわからないのではないかと思う。アイロンの温度も書いてないし…

筆者の今回の接着芯の貼ったやり方をまとめておくとこんな感じ。

※接着芯の種類や布の素材によって温度など変わるのでご注意

  1. 雑誌に布を数枚重ねて固い台を作りアイロン台にする(一番上の布はのりが付きやすいのでいらない布の方が良い)
  2. アイロンの温度設定は中温でドライ(スチームは使わない)
  3. 布の裏面と接着芯ののり面(テカテカ・ザラザラしている)を合わせ、その上にクッキングシートを重ねる(接着芯に直接アイロンをするとのりで汚れる)
  4. 布の中心にアイロンをのせ、上からぐっと押して圧力をかけ15〜20秒くらい動かさない
  5. アイロンを必ず持ち上げて(滑らすとしわになる)アイロンした箇所が少し重なるようにずらして中心から端に4を繰り返す
  6. 全体に接着できたら完全に冷めるまで動かさない
  7. コードレスのアイロンは中温がキープするように温度に注意が必要
  8. スチーム穴のあるアイロンは穴の部分にもしっかりと圧力がかかるように注意が必要

4.パンチニードルは使いこなせなかった

本の説明も読んで、動画も見て練習してみたが、ステッチが安定せず途中で一部分糸が数本飛び出してしまうことがあった。飛び出ている糸だけを裏から引いて直そうとするのは難しかったので、全部ほどいてやり直しを繰り返すたびに布はどんどんダメージを受ける。

これはパンチニードルを上手く使いこなせない筆者の問題であって、本や道具が悪いわけではない。何度も練習すれば出来るようになるのかもしれない。

ただ、今回パンチニードルで刺繍するのは、今の自分の力量では一筆書きのように一度も糸が飛び出すことなく、きれいなステッチをすることが難しいと判断。パンチニードルの使用は諦めて、刺繍針で刺繍することにした。

6本取りのバックステッチで仕上げた刺繍は思いの外上手くできたと思っているので、パンチニードルを上手く使えなかった自分としては最適解だったと思う。

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あったら便利なもの

説明の中にさらっと出てくる用具類とあったら便利なもの。

キット以外に必要なもの

ハサミ
定規
アイロン
タオル(仕上げのアイロンがけに使う)
アイロン台
印付けペン

あると便利なもの

オーブンシート(クッキングシート)アイロンで接着芯を貼る時に使うとアイロンが汚れない

今号のデータ

付属品

刺繍糸4種
マルチケース布
接着芯

タペストリー刺繍 チャーリー・ブラウンの
風船
スヌーピーグッズ パンチニードルで
スヌーピーの刺繍
スヌーピーコラム

スヌーピーのとウッドストック
のまぬけな出会い
など

 

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『刺しゅうで楽しむスヌーピー&フレンズ』第5号のまとめと感想

実際に作り終えて第5号の良いところと残念なところをまとめてみた。

良いところ
  • 本にあった範囲の広いサテンステッチを曲がらないようにするため、線を引くアドバイスは良かった
残念なところ
  • キットの布に目立つ織り傷があった
  • 初めてのパンチニードルは使いこなせなかった
  • 本が極薄になりパッケージも簡素化し、キットの内容も1390円は高く感じる

次号第5号は4月19日(火)発売!

詳しく知りたい方はデアゴスティーニの刺しゅうで楽しむスヌーピー&フレンズ公式HPを確認してください。

今号はまず布に織り傷があり、初めてのパンチニードルに挑戦するもきれいに仕上げることが難しく、最終的にパンチニードルを使わずに刺繍をするという残念な結果となった。

ただ、きれいにステッチができない腕前のパンチニードルで無理やり刺繍せずに、バックステッチで納得のいく仕上がりに出来上がったので、現時点では良い判断だったと思う。もっと練習してパンチニードルの腕前が上がってからじゃないと作品作りには使えないのが現状だ。

次号の第6号ではマルチケースを仕上げることになる。どんな仕立て方で作るのか楽しみだ。

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