デアゴスティーニ（DeAGOSTINI）隔週刊「刺しゅうで楽しむスヌーピー＆フレンズ」第88号は、スヌーピーグッズ「大きなファスナーポーチ①」（全3回）が始まる。今号ではスヌーピーの首輪から下をパンチニードルで刺すのだけれど、途中で糸が足りなくなる問題発生。
刺しゅう時計は「月とおばけ」、図案は細かいけれど特に難しい部分はなかった。
実際に作ってみて気づいたこと、あると便利なものなどレポする。
『刺繍で楽しむスヌーピー＆フレンズ』第88号はこんな感じ
第88号は6月10日（火）発売。
厚さ約1.4cm。
開封
表紙のカバー、ダンボールの間にキット、下に本があるという梱包。
今号の内容とキット。
今号のキット。
今号のデータ
| 付属品 | 刺繍糸3種 プリント済み布 |
|---|---|
| 刺しゅう時計 | 月とおばけ |
| スヌーピーグッズ | 大きなファスナーポーチ①(全3回) |
| スヌーピーコラム | ウッドストックが月に行った？ って、知ってる？など |
早速始めていく。
「刺しゅう時計」の刺繍
今号は「月とおばけ」。
制作時間のめやすは2時間。
まずは月の外側を刺して、
となりのおばけと葉を刺していく。
葉と中央・右のおばけと刺し進み、
外側を刺し終わったら、
月の中をサテンステッチしていく。苦手なのでガイドラインを引いた。
月の中を刺したら、
おばけの中を刺して、今号のできあがり。
「刺しゅう時計」の刺繍完成
ちょっと細かいけれど特に難しい部分はなかった。今号はこれで出来上がりだけれど、90号で葉の中をステッチしてこのモチーフの完成となるらしい。
今号で刺繍したのはタペストリー全体の中の赤で囲った部分。
刺しゅう時計が始まって8回目。
スヌーピーグッズに取りかかる。
スヌーピーグッズ『大きなファスナーポーチ①』
今号は「大きなファスナーポーチ①」（全3回）が始まる。
制作時間のめやすは2時間。
まずは「SNOOPY」の文字を表（図案プリントされていない面）に写す。
アレンジして本とは違うやり方です。トレースボードを使って文字を写していく。
トレースボードに表を上に置く。これがライトをつける前。
ライトをつけるとこんな感じ。文字を写していく。
出来上がり。
次にパンチニードルでスヌーピーを刺していく。まずは首輪。
外側を刺したら、
内側の手と背中の模様を刺して、中を白で埋めていくのだけれど…
今号のキットに入っている白の糸がこの時点で足りなくなった！！
なので、以前に使わなかった同じ白の糸で続きを刺す。
無事大きな部分を白で埋めることができた。あとはしっぽを刺すだけ。
全て刺し終わったら、裏側にボンドを塗って糸を始末。
乾いたら出来上がり。
スヌーピーグッズ『大きなファスナーポーチ①』完成
苦手なのでパンチニードルは何度やっても緊張する。救いは布がしっかりしていて刺しやすかったこと。途中で糸が足りなくなるハプニングがあったけれど、無事に仕上げることができて良かった。
なんともいえない仕上がりだけれど、形になってくれて安心した。
次号で頭の部分を刺繍する。
実際に作ってみて気になったこと
サテンステッチにはガイドライン
小さめのモチーフだけれど、まっすぐサテンステッチするのが難しそうなのでガイドラインを引いた。
文字写しにはトレースボード
本とは違うやり方だけれど、文字を写すのにトレースボードを使った。
布は少し厚めでも薄い色なのでライトをつけると文字がはっきり見える。
こんな感じで簡単に正確に写すことができた。使ったトレースボードについては後述します。
『パンチニードル用フープ』を使った
67号「トラベルポーチ」のパンチニードル刺しゅうで初めて使用した『パンチニードル用フープ』。
布をしっかりはさんでくれて机においた状態でも安定してステッチできる優れもの。パンチニードルが苦手な筆者には強い味方。どんな商品なのか後述します。
白の糸が足りなかった
パンチニードルで体の中を白糸で刺し進むと、この時点でキットに入っていた糸が足りなくなってしまった。多分筆者の刺すピッチが狭いから足りなくなったのか？それにしても微妙に足りないどころか、全然足りなかった。
このシリーズのパンチニードルで過去に糸が足りなくなった時に何かおかしいのだと思いほどいて刺し直したら、大変なこと（布が破けた）になった経験があるので、ほどくのは怖くて無理。
なので、同じ糸を用意する必要があった。以前キットで使わなかった同じ色の糸があったのでそれを使ったけれど、なければ買いに行くことになっていた。
必要なもの・あったら便利なもの
説明の中にさらっと出てくる用具類やあったら便利なもの。
キット以外に必要なもの
- まち針（本の文字の写し方で使います）
- 印つけペン
- ボンド
あったら便利なもの
パンチニードル用フープ
クロバー『パンチニードル用フープ』希望小売価格2200円（税込）。※価格は2025年6月時点
もっと早く使えば良かった…と思う優秀な商品なので、パンチニードル初心者や苦手な人におすすめです。
購入したのは12cm。18cmも販売されています。
”生地がズレにくく、高さが変えられるパンチニードルに適したフープです”
セット内容。
裏には使い方など。
イラスト付きでわかりやすく説明がある。
箱の側面には「使用上の注意」が書いてある。
箱の中身。
枠をしめるネジが大きいので回しやすい。
これで4cmの高さ。
付属の脚は3個。
脚はこの部分にスライドしてはめ込む。
こんな感じ。
内側。
3個つけるとこうなる。これで高さ8.3cm。
脚はこのようにはまっている。
脚3つで大丈夫なの？と思ったけれど、ガタつきもなくしっかりしている。
今号のステッチは「2」の位置で使うので、目盛りを合わせて、
針の長さを図ると約1.5cm。これなら脚をつけずに4cmのままでOK。
大きなネジは回しやすく、布をしっかりピンと張ることができ、ステッチしている最中も布がたるみにくい。（67号で使用した時の写真です）
そして、机の上に置いてステッチできるのは、片手で持ってステッチするよりも断然やりやすい。（67号で使用した時の写真です）
なので、今号でももちろん使った。
パンチニードルで散々失敗してきた初心者だけれど、この『パンチニードル用フープ』は、布がたるみにくいことや机に置いて使えることで、ステッチの幅や進行方向の針の向きなど他にも気にしなければならないことに集中できるので本当に助かる。
パンチニードルには欠かせない道具の1つになったので、参考になればと思います。
LEDトレースボード
本来『トレースボード』は紙をトレースするのに使うものなのかもしれないけれど、厚すぎない薄めの色の布ならトレースできるので今号の「SNOOPY」の文字を写すのに使った。
使ったのは100円ショップ「キャンドゥ」（Can☆Do）で購入した『LEDトレースボード A4』税込990円。
台となるボードが発光し、ボード上の紙が透過することにより、トレース作業がしやすくなるトレースボード。A4サイズ（210×297）対応。
本体サイズ(約)：本体/33.5×23.5×0.4cm､トレース台/30.5×23.5cm
材質・成分：アクリル樹脂・塩化ビニル樹脂
3段階調光LED、電源はMicro USB Type-B(2.0)/USB Type-A(2.0)、重さ約300gで薄型、A4サイズの紙がゆったり置けるサイズ。
使い方などは箱の裏面に書いてある。
中に入っているのはトレースボードと電源ケーブル。AC電源を使用するにはAC/USBのアダプターが別途必要。
厚さ約4mmと薄いので机に置いて使うときに段差が少なくトレースしやすいし、軽いのも良い。
電源スイッチのそばの側面にMicro USB Type-B(小さい方）をさす。
こんな感じ。もう片方はパソコンやAC/USBのアダプターへ。（アダプターは入っていません）
電源オフのこの状態から、
電源入れるとこんな感じ。
図案をなぞるだけで簡単に写すことができる。
筆者の場合、トレースボードは刺しゅうの図案を写したりするのに使うことが多いけれど、台に角度がついていたり、紙を固定できたり専門的で使いやすい商品もいろいろあるので、使いたい用途にあった商品選びの参考になればと思う。
『刺しゅうで楽しむスヌーピー＆フレンズ』第88号の感想
「刺しゅう時計」は、葉っぱなど細かい部分はあったけれどそんなに難しい部分はなかった。ただし、葉の中は90号で刺すようなので今号でこのモチーフが完成したわけではない。
今号から始まったスヌーピーグッズ『大きなファスナーポーチ』は、前述の通り途中でキットの白の糸が足りなくなってしまい焦ったけれど、以前に使わなかった糸が残っていたので無事に刺し終えることができて良かった。同じ糸が残っていなければ買いに行く必要があったことを考えるとちょっとモヤモヤする。
今回に限らず、以前にもパンチニードルで糸が足りなくなってしまったことがあるので、ステッチの間隔が短すぎなのか？密に刺しすぎなのか？どうしたら糸が不足せずに刺せるのか加減が未だにわからない。
次号はスヌーピーグッズ「大きなファスナーポーチ②」（全3回）でパンチニードル部分を完成させる。どんな感じなのか楽しみ。
次号は6月24日（火）発売！
詳しく知りたい方はデアゴスティーニの刺しゅうで楽しむスヌーピー＆フレンズHPを確認してください。