「Suicaの夏まつり2026」で販売された「Suicaのペンギン チキンのり弁」を購入した。
イベント当日は会場ですでに完売しており、ほかの駅でも売り切れが続いていた。夏祭り会場の混雑やグッズ売り場、大抽選会の様子は、別記事で詳しく紹介している。
→ Suicaの夏まつり2026を現地レポ|例年以上の行列と会場の様子
一見すると、通常版をSuicaのペンギン仕様にした限定弁当にも見える。しかし、実際に開けてみると、おかずの内容やトマト風味ライスの味わいにはいくつか違いがあった。
この記事では、「Suicaのペンギン チキンのり弁」と通常版を食べ比べながら、中身や味、価格の違いを紹介する。あわせて、イベントで購入した「Suicaのペンギンかまぼこ」の味や、お弁当・麺類に使ってみた様子もまとめた。
なお、本記事では以降、「Suicaのペンギン チキンのり弁」を「Suica版」、通常の「チキン弁当」を「通常版」と表記する。
結論|同じなのは唐揚げだけ?中身はかなり違う

「Suica版」は、通常のチキン弁当をそのままペンギン仕様にしたものではなかった。
共通しているのは、トマト風味のライスと鶏唐揚が入っていること。しかし、通常版にはスクランブルエッグやドライトマト、サラダ、スモークチーズが入る一方、Suica版には魚肉ソーセージの磯辺揚げ、焼きそば、白身魚フライ、海苔が入っている。
トマト風味ライスにも違いがあり、通常版はしっとりとして酸味が控えめ。Suica版は甘酸っぱさとトマトの味が、よりはっきり感じられた。
唐揚の味付けはよく似ていたものの、今回食べたものではSuica版のほうが醤油味をやや強く感じた。ただし、これは個体差や食べる順番による可能性もある。
通常版がトマトライスと唐揚を中心にした洋風弁当なら、Suica版は焼きそばや魚のフライも入った、よりにぎやかな構成である。同じ「チキン弁当」の名前を持ちながら、実際には別の弁当として楽しめる内容だった。
Suicaのペンギン チキンのり弁の商品情報

「Suicaのペンギン チキンのり弁」は、「Suicaの夏まつり2026」に合わせて販売された限定弁当である。
通常のチキン弁当を思わせる黒と白のチェック柄に、コック姿のSuicaのペンギンを大きく描いたパッケージが特徴。赤い「チキン弁当」のロゴも入り、通常版の雰囲気を残しながら、ひと目で限定商品と分かるデザインになっている。

今回のおまけは箸。

こんな感じで箸が二つ入っている。

今回入っていたのは白い箸だった。

しかしおまけの箸は洗浄してから使用するように大きく注意書きがある。もう一方の付属の割り箸で食べよう。

原材料など。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 商品名 | Suicaのペンギン チキンのり弁 |
| 価格 | 1300円(税込) |
| 購入場所 | 駅弁屋 祭セレクト 新宿店 |
| 購入日 | 2026年7月25日 |
| 内容 | トマト風味ライス、魚肉ソーセージの磯辺揚げ、焼きそば、白身魚フライ、鶏唐揚、海苔など |
| 付属品 | オリジナル箸 |
| 栄養成分(1包装当たり) | エネルギー763kcal たんぱく質23.0g 脂質29.7g 炭水化物101.4g 食塩相当量5.4g |
イベント当日はスクエア ゼロの会場ですでに完売しており、ほかの駅でも売り切れが続いていた。翌日に改めて販売店を訪れ、ようやく購入できた。
なお、価格や販売場所などの情報は購入時点のものである。販売期間や取扱店舗によっては、すでに販売を終了している場合がある。
通常のチキン弁当の商品情報

通常の「チキン弁当」は、トマト風味ライスと鶏唐揚を中心にした定番駅弁である。
赤と白を基調にしたパッケージが特徴で、長く親しまれてきた昔ながらの駅弁らしい雰囲気がある。今回の食べ比べでは、Suica版との違いを確認するため、同じ日に購入した。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 商品名 | チキン弁当 |
| 価格 | 980円(税込) |
| 購入場所 | 駅弁屋 祭セレクト 新宿店 |
| 購入日 | 2026年7月25日 |
| 内容 | トマト風味ライス、スクランブルエッグ、ドライトマトのオイル漬け、グリーンピース、鶏唐揚、サラダ、スモークチーズ、レモン果汁パックなど |
| 栄養成分(1包装あたり) | エネルギー797kcal たんぱく質28.5g 脂質33.5g 炭水化物95.6g 食塩相当量5.1g |
トマト風味ライスの上にはスクランブルエッグ、ドライトマトのオイル漬け、グリーンピースがのっている。おかずは鶏唐揚を中心に、人参やレッドキャベツ、ビーツを使ったサラダ、スモークチーズが添えられていた。
Suica版にもトマト風味ライスと鶏唐揚は入っているが、そのほかのおかずは大きく異なる。通常版は、唐揚げとトマトライスを軸に、サラダやチーズを合わせた洋風の構成になっている。
通常のチキン弁当には、これまでにも期間限定版やコラボ商品が登場している。過去に食べたチキン弁当のバリエーションについては、以下の記事で紹介している。
→【祝60周年】『チキン弁当デラックス』と『チキン弁当』の違いは?食べ比べてみた
→【駅弁】「チキン弁当」の復刻版が期間限定で再登場!おまけにクリアファイルが入っていた
2つの弁当を並べて中身を比較

Suica版と通常版を並べてみると、共通点よりも違いのほうが目立つ。
どちらにもトマト風味ライスと鶏唐揚が入っているが、それ以外のおかずはほとんど重ならない。通常版がトマトライスと唐揚を中心にした洋風弁当であるのに対し、Suica版は焼きそばや白身魚フライ、魚肉ソーセージの磯辺揚げ、海苔を組み合わせた、のり弁に近い構成になっている。
| 内容 | Suica版 | 通常版 |
|---|---|---|
| ご飯 | トマト風味ライス、海苔 | トマト風味ライス |
| ご飯の上 | 甘めの玉子 | スクランブルエッグ、ドライトマト、グリーンピース |
| メイン | 鶏唐揚、白身魚フライ | 鶏唐揚 |
| そのほか | 魚肉ソーセージの磯辺揚げ、焼きそば | サラダ、スモークチーズ |
| 調味料 | 醤油 | レモン果汁パック |
見た目にも、通常版は赤や黄色、緑が入った明るい色合いで、チキンライスと唐揚の組み合わせが前面に出ている。一方のSuica版は、海苔やフライ、焼きそばが並び、おかずの種類が多く、昔ながらの駅弁らしいにぎやかさがある。
名前にはどちらも「チキン弁当」と入っているものの、通常版へ海苔を足しただけの内容ではない。唐揚げとトマト風味ライスを共通項にしながら、それぞれ別の方向へ組み立てられた弁当だった。
トマトライスの違い

どちらにもトマト風味ライスが入っているが、食べ比べると印象は少し異なった。
通常版のトマトライスは、Suica版よりもしっとりしている。酸味も控えめで、全体として穏やかな味わいだった。トマトの風味を強くしたい場合は、上にのったドライトマトのオイル漬けを一緒に食べることで、好みに合わせて調整できる。
一方のSuica版は、甘酸っぱさとトマトの味がよりはっきりしていた。上にのった玉子は甘めで、ライスの酸味を少し和らげている。
鶏唐揚の味はよく似ている

鶏唐揚は、Suica版と通常版でよく似た味付けだった。
どちらも冷めた状態でも食べやすく、チキン弁当らしい味がしっかりついている。
今回食べたものでは、Suica版のほうが醤油味をやや強く感じた。ただし、これは個体差や食べる順番による可能性もあるため、はっきりした違いとは断定しにくい。
大きさや食感も大きくは変わらず、2つの弁当の中で最も共通性を感じたおかずだった。
そのほかのおかずは大きく異なる
唐揚以外のおかずは、Suica版と通常版でほとんど重ならない。
Suica版には、魚肉ソーセージの磯辺揚げ、焼きそば、白身魚フライ、海苔が入っている。揚げ物と麺を組み合わせた、のり弁らしいにぎやかな内容である。
一方の通常版には、スクランブルエッグ、ドライトマトのオイル漬け、グリーンピース、サラダ、スモークチーズが入る。こちらはトマトライスと唐揚を中心に、洋風のおかずを合わせた構成になっている。
同じ「チキン弁当」の名前を持っていても、Suica版はおかずの種類を楽しむ弁当、通常版はトマトライスと唐揚の組み合わせを味わう弁当という違いがあった。
Suicaのペンギン チキンのり弁を実食

Suica版は、トマト風味ライスに海苔を合わせ、鶏唐揚や白身魚フライ、焼きそばなどを詰めた、名前どおり「チキン弁当」と「のり弁」を掛け合わせたような内容である。
ここからは、それぞれの味や食感を順番に見ていく。
トマト風味ライス

トマト風味ライスは甘酸っぱく、口に入れるとトマトの味がはっきり感じられる。
通常版よりもしっとり感は控えめで、酸味もやや強い。上にのった玉子は甘めで、トマトライスの酸味をやわらげる役目をしていた。
昨年のチキン弁当に入っていたご飯はカレー味だったので、そういう意味ではよりチキン弁当に寄せている。
魚肉ソーセージの磯辺揚げ

魚肉ソーセージの味がしっかり感じられる一品だった。
衣は薄めで、磯辺揚げではあるものの、青のりの風味はそれほど強くない。何もつけなくても十分に味がついており、そのまま食べられる。
付属の醤油をかけると塩気が加わり、また違った味わいになる。過去のSuicaのペンギン弁当に入っていたものと同じように感じた。
過去のお弁当についてはこちらで紹介している。
焼きそば

焼きそばは細めの麺で、具は入っていない。
ソースの味と香りはしっかりしており、冷めた状態でも食べにくさはなかった。量は多くないが、揚げ物が中心のおかずの中で、駅弁らしいにぎやかさを加えている。
白身魚フライ
白身魚フライは魚臭さがなく、あっさりとした味わいだった。
何もつけなくても食べられる程度に味がついており、淡泊な白身魚と薄めの衣の組み合わせで、重たさはあまり感じない。
途中で付属の醤油をかけると塩気が加わり、味を変えて楽しめた。こちらも『Suicaのペンギン のり弁2024』のものと同じかと思われたが、以前は醤油をかけないと味がしなかったので違うと思われる。
鶏唐揚

鶏唐揚は、通常のチキン弁当に入っているものとよく似た味付けである。
醤油を中心とした味がしっかり染みており、冷めていても食べやすい。今回食べたものでは通常版よりも醤油味がやや強く感じられたが、はっきり別の味というほどの差はなかった。
Suica版と通常版をつなぐ、最も「チキン弁当らしい」おかずである。
海苔

トマト風味ライスの上には、味付けされていない普通の海苔がのっていた。
トマトライスと海苔は少し意外な組み合わせだが、海苔の風味が加わることで、通常版とは異なる「のり弁」らしさが生まれている。
濃い味付けではないため、トマトライスやほかのおかずの味を邪魔せず、全体をつなぐ存在になっていた。
通常のチキン弁当と食べ比べた感想
Suica版と通常版を食べ比べると、共通しているのはトマト風味ライスと鶏唐揚だが、弁当全体の方向性はかなり異なっていた。
通常版は、しっとりしたトマトライスと唐揚げを中心に、スクランブルエッグやドライトマト、サラダ、スモークチーズを合わせた洋風の構成である。味のまとまりがよく、長く販売されている定番弁当らしい安定感があった。
一方のSuica版は、トマト風味ライスに海苔をのせ、魚肉ソーセージの磯辺揚げ、焼きそば、白身魚フライを組み合わせている。通常版よりもおかずの種類が多く、チキン弁当とのり弁を一つにしたような、にぎやかな内容だった。
トマト風味ライスは、通常版のほうがしっとりしており、酸味も控えめで食べやすい。Suica版は甘酸っぱさとトマトの味がはっきりしているため、同じトマト風味でも印象は異なる。
鶏唐揚の味付けはよく似ており、2つの弁当を結びつける共通点になっていた。今回食べたものではSuica版のほうが醤油味をやや強く感じたものの、個体差の範囲かもしれない。
どちらが優れているというより、通常版はトマトライスと唐揚げの組み合わせを味わう定番弁当、Suica版はさまざまなおかずと限定感を楽しむ弁当と考えるのがよさそうだ。Suica版は通常版の着せ替えではなく、別の駅弁として成立していた。
Suicaのペンギンかまぼこも食べてみた

イベントでは、「Suicaのペンギンかまぼこ」も購入した。
Suicaのペンギンの顔が入った見た目のかわいいかまぼこで、そのまま食べるだけでなく、お弁当や麺類の飾りにも使いやすい商品である。
Suicaのペンギンかまぼこの詳細

| 内容量 | 1本(8mm×12枚) |
| 価格 | 780円(税込) |
| 保存方法 | 冷蔵(1℃~10℃) |
| 栄養成分(100gあたり) | エネルギー94.5kcal たんぱく質9.8g 脂質0.7g 炭水化物12.3g 食塩相当量2.5g |
味はクセのない普通のかまぼこ

食感は思っていたよりも硬めだった。
高級かまぼこのような、むっちりとした強い弾力はないものの、魚肉のにおいが気になることもなく、クセのない味で食べやすい。
何もつけずにそのまま食べられるが、強い旨味や特徴的な味があるというより、一般的なかまぼこに近い印象だった。
味そのものよりも、Suicaのペンギンの顔が入った見た目を楽しむ商品と考えるのがよさそうだ。
あらかじめ切れていて使いやすい

かまぼこはすべて切れた状態で入っているため、袋から出してそのまま使える。約8mm幅で12枚入りだ。
自分で切る必要がなく、厚さもそろっているので、お弁当の隙間に入れたり、料理の上に飾ったりしやすい。
未開封であれば賞味期限も比較的長く、すぐに食べ切らなくても保存しやすい点も便利だった。
お弁当に入れるだけで見た目が華やかになる

今回は、Suicaのペンギン チキンのり弁にもかまぼこを添えてみた。
かまぼこを一枚加えるだけで、弁当の中にSuicaのペンギンの顔が現れ、見た目がぐっと楽しくなる。
味の変化は大きくないが、茶色や赤が中心になりやすい弁当に白いかまぼこが加わることで、彩りのアクセントにもなった。
そばやうどんの飾りにも向いている

そばやうどんの上にのせれば、いつもの麺類を手軽にSuicaのペンギン仕様にできる。
味だけを目的に選ぶ商品ではないものの、お弁当や麺類をかわいく仕上げたいときには使いやすい。Suicaのペンギンが好きな人への小さな手土産としても楽しめそうだ。
どちらがおすすめ?
Suica版と通常版は、同じ「チキン弁当」の名前を持ちながら、選ぶ基準はかなり異なる。
Suica版がおすすめの人
Suica版は、限定感やおかずの種類を楽しみたい人に向いている。
魚肉ソーセージの磯辺揚げ、焼きそば、白身魚フライなどが入り、通常版よりもにぎやかな構成になっているため、いろいろなおかずを少しずつ食べたい人には満足しやすい。
また、コック姿のSuicaのペンギンを描いたパッケージやオリジナル箸も付いており、味だけでなく、イベントの記念品として楽しみたい人にもおすすめである。
通常版がおすすめの人
通常版は、トマトライスと唐揚げの組み合わせをしっかり味わいたい人に向いている。
トマトライスはSuica版よりもしっとりしており、酸味も控えめ。スクランブルエッグやドライトマト、サラダ、スモークチーズを含め、全体が洋風にまとまっている。
限定感よりも、定番のチキン弁当らしさや味のまとまりを重視するなら、通常版のほうが選びやすい。
結論
限定商品としての楽しさならSuica版、弁当全体の安定感なら通常版がおすすめ。なお、価格は通常版が980円、Suica版が1300円。320円Suica版のほうが高い。
どちらか一方が上というより、Suica版はおかずの種類と記念性を楽しむ弁当、通常版はトマトライスと唐揚げの完成された組み合わせを味わう弁当と考えると分かりやすい。
過去のチキン弁当・Suicaのペンギン弁当
これまでに食べたチキン弁当の限定版や、歴代のSuicaのペンギン弁当も記事にしている。内容やパッケージの違いを見比べたい場合は、以下の記事も参考にしてほしい。
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この弁当が販売された「Suicaの夏まつり2026」の現地レポはこちら。
→ Suicaの夏まつり2026を現地レポ
まとめ|Suica版は別物として楽しむ弁当

「Suicaのペンギン チキンのり弁」は、通常のチキン弁当をそのまま限定仕様にしたものではなかった。
共通しているのは、トマト風味ライスと鶏唐揚が入っていること。しかし、Suica版には魚肉ソーセージの磯辺揚げ、焼きそば、白身魚フライ、海苔が入り、通常版とはかなり異なる構成になっている。
トマト風味ライスも、通常版はしっとりとして酸味が控えめだったのに対し、Suica版は甘酸っぱさとトマトの味がよりはっきりしていた。唐揚はよく似た味付けだったものの、弁当全体としては別物と考えたほうがよい。
通常版がトマトライスと唐揚を中心にした安定感のある定番弁当なら、Suica版はおかずの種類と限定感を楽しむにぎやかな弁当である。
あわせて購入した「Suicaのペンギンかまぼこ」は、味そのものはクセのない一般的なかまぼこだったが、切る手間がなく、弁当やそば、うどんに添えるだけで見た目を楽しくできる商品だった。
イベント当日は売り切れていたため翌日に改めて購入することになったが、通常版との違いを食べ比べることで、Suica版ならではの特徴をよりはっきり確かめられた。限定パッケージだけでなく、中身まで別の方向に作られた駅弁として楽しめる一品だった。
