デアゴスティーニ(DeAGOSTINI)隔週刊「刺しゅうで楽しむスヌーピー&フレンズ」第98号は、いよいよこのシリーズ最後のスヌーピーグッズ「スヌーピードール①」(全3回)が始まる。毛並みのある布にする刺しゅうがなかなかうまくいかずに何度もやり直すことに…
刺しゅう時計は「スヌーピーとアンディとオラフ」。ステッチが難しいというよりも、アンディのフワフワした感じや、それぞれの顔が(特にオラフ)難しかった。
実際に作ってみて気づいたこと、あると便利なものなどレポする。
『刺繍で楽しむスヌーピー&フレンズ』第98号はこんな感じ
第98号は10月28日(火)発売。

厚さ約2cm。

開封
表紙のカバー、ダンボールの間にキット、下に本があるという梱包。

今号の内容とキット。

今号のキット。

今号のデータ
| 付属品 | 刺繍糸2種 布(黒) 布(白) |
|---|---|
| 刺しゅう時計 | スヌーピーとアンディとオラフ |
| スヌーピーグッズ | スヌーピードール①(全3回) |
| スヌーピーコラム | アンディとオラフがスヌーピーの 家にいたことがあるって、 知ってる?など |
早速始めていく。
「刺しゅう時計」の刺繍
今号は「スヌーピーとアンディとオラフ」。

制作時間のめやすは2時間。

スヌーピーの指から刺していく。

眉・目・鼻のバランスがなんとも難しい。

次はアンディ、足から刺していく。

フワフワな毛並みの加減がなかなかうまくいかない。

オラフは帽子から刺し始めていく。

顔の表情がなんとも難しい…

葉と影を刺したら黒で刺す部分は終わり、オラフの帽子の中をサテンステッチしていく。

苦手なのでガイドラインを引いた。

帽子の中、舌の中、スヌーピーの首輪を刺して、今号の出来上がり。

「刺しゅう時計」の刺繍完成
スヌーピーは顔の表情、アンディは毛並み、オラフは顔の表情と帽子の中が難しかった。ステッチ自体が難しいというより、顔はほんのちょっとの違いで表情が違って見えるので、何度もやり直して時間がかかった。

今号で刺繍したのは全体の中の赤で囲った部分。

刺しゅう時計が始まって18回目。残りあと2号で完成の予定。

スヌーピーグッズに取りかかる。
スヌーピーグッズ『スヌーピードール①』
今号の「スヌーピードール①」(全3回)では、刺しゅうをして布を裁断する。

制作時間のめやすは2時間。

まずは型紙。筆者は本をコピーして用意した。印をつける部分を目打ちで穴を開けて、

毛並みの方向を確認。本にはこのように書いてあるので、筆者は「逆毛にしてください」と解釈。布目の方向については「実際に作ってみて気になったこと」で後述します。

布に印つけペンで写す。これが布に毛並みがあるので、けっこう厄介。

足のSNOOPYを刺しゅうしたら、

スヌーピー眉・目・口を刺していく。

表面がホワホワしているので刺しづらい。

反対側も刺したら刺しゅうは出来上がり。

こんな感じ。本ではこのあと白い布のパーツを全て印をつけて裁断するのだけれど…
筆者は裁断したらすぐに縫い合わせたいので次号まで持ち越すことにするので、ここまでで今号の出来上がりとする。

スヌーピーグッズ『スヌーピードール①』完成
毛並みのある生地は印つけもやりづらく、刺しゅうしても毛足が長いので埋もれてしまったりするので厄介。顔の刺しゅうは多分ドールを作る中で重要な部分だと思うので、なるべく良い感じになるように…と何度もやり直して時間がかかった。
そして前述のとおり、本では白い布のパーツを印つけして裁断するところまでだけれど、裁断したらすぐに縫い合わせたいので、次号でパーツを作る時に裁断は持ち越すことにした。

実際に作ってみて気になったこと
サテンステッチにガイドラインを引いた
サテンステッチは苦手なので、オラフの帽子の中を刺す前にガイドラインを引いた。

逆毛で合ってる?
スヌーピードールの印つけの時に気をつけなくてはいけない布目の方向。本では「逆毛(毛が逆立つ)方向を確認して置き、裁断します。」と書いてある。これは、逆毛にしてねということで間違いない?筆者はそう解釈した。

型紙には布目の方向がこのように書いてある。この布目の方向↑っていうのは”毛が逆立つ”方向、つまり逆毛にすると思った。

ベロアやベルベットなど毛足のある生地を使う時に逆毛にしたりするから、多分合っているのではないかと思うけれど、違うのか?本の説明はちょっと分かりづらいかも。
逆毛が正解なら、「逆毛になるよう型紙を置きます」と書いてあればわかりやすい。まぁ、もし逆毛にして間違っていたとしても、全てのパーツを同じ毛並みで揃えれば問題はないと思う。
毛並みのある布への刺しゅうは難しい
毛並みのある布といってもそんなに毛足が長いわけではないけれど、刺しゅうをしていて針目が細かいと糸が埋もれてしまうし、なにしろ刺しづらかった。
今回はぬいぐるみを作るのにすごく大切であろう顔の刺しゅうだったので、良い感じに仕上げたかったので何回かやり直したのだけれど、あんまりやり直すと布がおかしくなっちゃいそうで途中でもうこんな感じでいいや、と妥協した。
扱いづらい布
毛並みのある布は、印付け、刺しゅう、そして裁断もしづらいのでちょっと大変。印付けのペンは先の細めのものが使いやすいと思う。唯一、生地の色が白なので印がよく見えるのが救いだけれど、そのぶん汚れも目立つ。
本では白の布に印をつけて全てのパーツを裁断するまでが今号の工程。しかし筆者は印をつけて裁断したら、すぐに縫い合わせたいタイプなので布の裁断はパーツを作る時まで持ち越すことにした。
必要なもの・あったら便利なもの
説明の中にさらっと出てくる用具類やあったら便利なもの。
キット以外に必要なもの
- はさみ
- 印付けペン
- 目打ち
- まち針
- セロハンテープ
あったら便利なもの
まち針
百均でも手芸店でもいろんな種類が販売されているけれど、筆者が使っているまち針は、クロバー「シルク待針(耐熱)」。希望小売価格715円(税込)。価格は2025年11月時点のものです。

薄地〜普通地用、太さ0.5mm、長さ36mmで約100本入。

耐熱なのでアイロンOK。

小さな頭がミシンがけに便利で、頭部がガラス製でアイロンがあたっても溶けない。

プラスチックのケースに入っている。

ケースはパカッと開く。

この部分がガラスだとアイロンがあたっても溶けないので安心。そして小さいので、ミシンをかける時に段差が少なく使いやすい。

まち針は使用目的によって極薄地用や厚地用などいろいろな種類があるけれど、スタンダードな普通地用で汎用性が高いクロバーの「シルク待針(耐熱)」は使い勝手が良く愛用している。使い心地は個人差があると思うので一概には言えないが、まち針選びの参考になればと思う。
『刺しゅうで楽しむスヌーピー&フレンズ』第98号の感想
「刺しゅう時計」の「スヌーピーとアンディとオラフ」は、ステッチ自体が難しいというよりも、それぞれの顔の表情など細かい部分が難しく何度もやり直した。
今号から始まったこのシリーズ最後のグッズ「スヌーピードール」は、短いとはいえ毛並みのある布なので、印付け、刺しゅう、裁断(筆者は次号へ持ち越すことにした)も厄介。
印つけに関しては前述のとおり、本をよく読んで逆毛の方向で型紙を置いたけれど筆者の解釈が合っているのかイマイチ正解がわからない。ただ、もう刺しゅうまでしたので全てのパーツを同じ逆毛にすることで良しとすることにした。
次号は「スヌーピードール」のパーツを作っていく。どんな感じになるのか楽しみ。
次号は11月11日(火)発売!


詳しく知りたい方はデアゴスティーニの刺しゅうで楽しむスヌーピー&フレンズHPを確認してください。
