【実践連載】「スヌーピー刺しゅう」第49号:メガネケースの仕立てを使いやすくアレンジしてみた

記事内に広告が含まれています。

デアゴスティーニ(DeAGOSTINI)の隔週刊「刺しゅうで楽しむスヌーピー&フレンズ」第49号はスヌーピーグッズ「メガネケース②」でメガネケースが完成する。前号で気になっていた接着芯はやはり大きく、余分な部分はカット。そして本の仕立て方をちょっとアレンジして内布のもたつきを軽減したので、その方法を写真つきで解説する。

タペストリーは「ウッドストックと月」。細かい部分が多く、本の図案を見て確認しながら刺繍したので、難しく時間がかかった。

実際に作ってみて気づいたこと、あると便利な道具などレポする。

スポンサーリンク

『刺繍で楽しむスヌーピー&フレンズ』第49号はこんな感じ

第49号は12月12日(火)発売。

厚さ約1.8cm。

スポンサーリンク

開封

表紙のカバー、ダンボールの間にキット、下に本があるという梱包。

今号のキットに入っているべきもの。

今号のキットの内容。

今号のデータ

付属品 刺繍糸3種
プリント済みフェルト
内布
バネ口金
タペストリー刺繍 ウッドストックと月
スヌーピーグッズ メガネケース②(全2回)
スヌーピーコラム ウッドストックがダイエット
していたって、知ってる?など

早速始めていく。

スポンサーリンク

その1.タペストリーの刺繍

今号は「ウッドストックと月」。

刺しゅうで楽しむスヌーピー&フレンズ49号より

制作時間のめやすは2時間半。久しぶりのアップリケと細かい図案なので時間がかかりそう。

刺しゅうで楽しむスヌーピー&フレンズ49号より

ボンドで補強したフェルトをカットして、タペストリーに貼る。

月をたてまつりで縫い付けて、

ウッドストックのまわりを刺していく。

手や足の細い部分を刺して、

ほうきを刺す。

帽子とマントの中を黒で刺して、

次に青で刺す。

ウッドストックをサテンステッチしたら、

ほうきの柄の中をサテンステッチ。

最後に穂を刺して完成!

タペストリーの刺繍が完成

帽子やマント、ほうきの穂など図案通りに刺すのが難しく、本の実物大の図案を確認しながら刺したので時間がかかった。

今号で刺繍したのはタペストリー全体の中の赤で囲った部分。

秋のタペストリーが始まって11回目。下と左側が出来上がった。

スヌーピーグッズに取りかかる。

スポンサーリンク

その2.スヌーピーグッズ『メガネケース②』

今号の「メガネケース②」でメガネケースが完成する。

刺しゅうで楽しむスヌーピー&フレンズ49号より

制作時間のめやすは1時間半。本ではすべて手縫いだけれど、ミシンを使えるところは使って仕上げていくことにする。

刺しゅうで楽しむスヌーピー&フレンズ49号より

その前に。

まずは前号で疑問があって貼らなかった接着キルト芯を貼る必要がある。前号の本の製図どおりに接着キルト芯を切って表布に重ねてみると…やっぱり大きい。

前号によると、バネ口金のつく入れ口側は3.8cm下げて貼る必要がある。

刺しゅうで楽しむスヌーピー&フレンズ48号より

今号を確認すると、入れ口側は4cmあけて縫うと書いてある。やはり入れ口側から3.8cm下に接着キルト芯を貼る必要があるのだ。

刺しゅうで楽しむスヌーピー&フレンズ49号より

なので、入れ口側から3.8cm下になるように印をつけて、

余分な接着キルト芯をカットして、

アイロンで貼る。これで表布の準備ができた。

ここからが今号の工程。

表布を本の工程どおりに中表で縫い合わせて表に返す。本来は手縫いだけれど、ミシンで縫った。

本には書いていないが、バネ口金をつける入れ口部分はぐるりと一周ミシンで縫った。

次に内布を中表で縫い、入れ口をアイロンで折り、

本では、内布を表布の中に入れて…となるのだけれど、内布を入れてみるとどうも内布がもたついて中がすっきりとしない。メガネを出し入れする時に気になりそうなので、ちょっと勝手にアレンジすることにした。

ここからは勝手なアレンジ。内布と表布の底の縫い代部分を縫い合わせて内布のもたつきを軽減するやり方です。

表に返した表布を裏に戻し、底の部分を内布の底の部分とこのように置き、

底の縫い代を手前(緑)同士、向こう側(黄色)同士を合わせて縫う。

片側の縫い代部分を縫ったら、

反対側の縫い代部分も縫う。

両側の縫い代を縫うとこのようになる。これで底の部分の内布と表布が固定された。

縫いとめやすいように、内布を表に返しながら表布にこのように被せ、

内布を表布の入れ口から1.5cm下に縫い付けたら、表に返して整える。

縫い代同士を縫いあわせたことで、本のやり方よりも内布がスッキリしてもたつきが少なくなった。アレンジはここまで。

最後にバネ口金をつけて、出来上がり。

『メガネケース②』完成

仕立て方は特に難しいところはなかった。ミシンだと、入れ口部分が細いので縫いづらいところもあったが、必要に応じでしつけをして、ゆっくり縫えば大丈夫だった。手縫いだと縫う部分は少ないけれど、布が厚いので少し大変かもしれない。

紹介したアレンジは、内布のもたつきを軽減してだいぶスッキリするので、気になる方にはおすすめ。出来上がりとしてはまぁまぁきれいに仕上げることができた。

裏側。

入れ口部分。

バネ口金のピンはペンチではめた。

刺繍の部分。

メガネを入れてみるとこんな感じ。概ね満足な仕上がり。

スポンサーリンク

実際に作ってみて気になったこと

1.タペストリーのサテンステッチはガイドラインを引くと安心

サテンステッチは苦手なので、広い範囲を刺す時はガイドラインを引くと刺しやすかった。

2.メガネケースの接着キルト芯はやはり大きかった

前号で接着キルト芯の大きさが気になったので貼らずに、今号を確認して余分な部分をカットして貼った。前号の接着芯の製図の寸法が違っているのだと思うけれど(詳しくは前号に記載)、金具が入る入れ口部分をすっきり仕上げるには重要な部分なので、確認してから貼ってよかった。

3.メガネケースの仕立て方を一部アレンジした

前述の通り、本には書いてないけれど内布がもたつかないように一部アレンジした。筆者は今回のメガネケースに限らず、ポーチやバッグを作るときも物の出し入れをする時に内布がもたついてスッキリしていないのが気になるのでちょっと手を加えた。気になる方は参考までに。

スポンサーリンク

必要なもの・あったら便利なもの

説明の中にさらっと出てくる用具類やあったら便利なもの。

キット以外に必要なもの

  • ボンド
  • アイロン
  • 定規
  • 印付けペン
  • ハサミ
  • 金槌またはペンチ

あったら便利なもの

  • まち針
  • 仮止めクリップ
  • 指ぬき・シンブル

指ぬき・シンブル

今号のメガネケースの手縫いは、布が厚いので指ぬきを使わないと少し大変かも。いろいろなタイプのものがあるので自分好みのものを1つ持っていると便利。

筆者の愛用中のものは、使い込んでいるので当初の輝きはないけれど、左からセル巻皮指ぬき(メーカー不明)、中央は総目指ぬき(クロバー)、右がシンブル<縁付>(クロバー)。 クロバーの金属製の2つはサイズがいろいろあって自分に合う使いやすいサイズを選ぶことができるのでおすすめ。

仮止めクリップ

メガネケースは厚めの生地でさらに接着キルト芯を貼っているので、まち針でとめにくい部分がある。そんな時に活躍するのが「仮止めクリップ」。

使ったのはクロバー「仮止めクリップ」ミニ・50個入。希望小売価格2640円(税込)。ちなみに10個入は希望小売価格660円(税込)。ミニの良いところは小さくて軽く、じゃまになりにくく、ピンポイントでとめることができること。

よく考えられている構造で、先端が細くてもしっかりとめることができ、台座の部分がフラット(平ら)なので、ミシンで縫う時に生地が浮きにくくなっているスグレモノ。100均で見つけた似たようなクリップも使ったことがあるけれど、似て非なるもの。お値段通りクロバーのクリップは断然使いやすい。

スポンサーリンク

『刺しゅうで楽しむスヌーピー&フレンズ』第49号の感想

今号のタペストリーは、久しぶりのアップリケにウッドストック、さらに細かい部分を図案どおりに刺繍するのが難しく、本の元の図案を確認しながら進めたので思った以上に時間がかかった。

今号で完成した「メガネケース②」は、前号からの接着キルト芯の大きさ問題の解決して貼るところから始まり、ミシンで縫える部分はミシンを使い、一部自分好みにアレンジしてたので概ね満足な仕上がり。

次号はスヌーピーグッズ「メジャーケース①」(全2回)が始まるので、どんな感じになるのか楽しみ。

刺しゅうで楽しむスヌーピー&フレンズ49号より

次号は12月26日(火)発売!

スポンサーリンク

【番外編】来年以降の今後のラインラップは未だ不明

デアゴスティーニの公式HPでは12月現在、「スヌーピーグッズ」のライナップ一覧には1月9日の51号までしかない。いつ更新されるのかわからないけれど、気になるのは今年7月に一覧が更新されてから右半分の写真が「coming soon」のままなこと。いろいろ事情があるのだと思うけれど、ケアが行き届いていない感があって残念。

公式HPラインナップ一覧より

詳しく知りたい方はデアゴスティーニの刺しゅうで楽しむスヌーピー&フレンズ公式HPを確認してください。

←前回へ第1回から読む

タイトルとURLをコピーしました