デアゴスティーニ(DeAGOSTINI)の隔週刊「刺しゅうで楽しむスヌーピー&フレンズ」第9号では新しくスヌーピーグッズ「刺し子のふきん」が始まる。念の為、最初に布の長さを測ってみるとプリントされた線は出来上がり寸法から考えるとちょっと短い。次号で仕上げるときに大丈夫なら良いのだけれど…
実際に作ってみて気づいたことなどをレポする。
『刺繍で楽しむスヌーピー&フレンズ』第9号はこんな感じ
第9号は5月31日(火)発売。
もう驚くこともないけど、前号と同じ厚さ1.2cm。
開封
全員プレゼントの応募券(赤い三角)はカバーの上の部分。
表紙のカバー、キットはダンボールに挟まっていて、下に本があるという梱包。
入っているべきものはちゃんと入っていた。
今号のキットの内容。DMCの刺し子用の針が入っている。
早速始めていく。
その1.タペストリーの刺繍
今号では「お花とウッドストックのライン」を刺繍する。制作時間の目安は2時間半。前号は2時間だったので、それよりも時間がかかるということだな。
前号に続きウッドストック様、それも×2。ヒィィ…でもやるしかない!
まずはアウトラインステッチ。順調に花が終わってウッドストック様。
ここで手が止まる。これ本当にどうなっているのかよくわからない。本を見ながらこんな感じかな?って進めていく。
最初に全部の図柄のアウトラインステッチを終わらせちゃおうかとも思ったけれど、飽きちゃうので下の部分をサテンステッチまで終わらせてから上に進むことにした。最初のウッドストック様クリア!
2つ目のウッドストック様も無事クリア!苦手なサテンステッチもあと少し。
後は茎の部分をアウトラインステッチするだけ!
茎はサクッと終わってタペストリー無事終了。
タペストリーの刺繍完成
ウッドストック様×2はちょっと大変だった。今までよりは割りとうまく仕上がった気もするけれど、やっぱりウッドストック様には悩まされる。
今号で刺繍したのはタペストリー全体のこの赤で囲った部分。
「春」のタペストリーは、あと何号で出来上がるのだろうか?
スヌーピーグッズに取り掛かる。
その2.刺し子のふきん
本の制作時間のめやすは4時間。ええっ!!4時間って…これ、今までで1番長い。元々めやすの時間内に終わることなどなかったので、難しさの参考程度に思っていたけれど、これは始める前から心配になる。
まずは布を見ていく。紺地に白のガイドラインは見えやすくてやりやすそう。
出来上がりは次号だけれど今までの経験上、元の布のサイズが気になる。
出来上がりサイズは28cm×28cmとある。次号でもう一枚の布と縫い合わせるようなので、縫い代1cmがついて縦横30cmであれば問題ないと思われる。
念の為、測ってみる。アイロンかけてたら縮みそうなので、アイロンかけずに測る。
横は白いラインで測ると、
30cmになっている。
縦は…
29.6cm?なんか微妙に短い。次号で本になんて書いてあるかわからないけれど、裁断する時は白い線を信用せずに、きちんと測って裁断しないと出来上がりの寸法が違ってくる。
刺し子って糸の始末が特別な印象がある。本にはちゃんと「かぶせ縫い」と「すくい縫い」のやり方が書かれているけれど「この作品では10号で裏布をつけるので、玉結び・玉どめで始末してもかまいません。」と書いてある。これは助かる!!筆者は玉結び・玉どめでやることにする。
まずは右上の模様から。
この模様の名前を調べたら「青海波(せいがいは)」というらしい。
海の波のうねりをかたどった模様。
オリムパスHPより
古くからあり、雅楽《青海波》の舞人の装束の模様に定められている。
吉祥模様の一つとして広く衣料に応用。
本には模様のことは何も書かれていなかったけれど、調べると面白い。プリントの印通りに縫うと、縫い目が大きくて心配になるが、印になるべく忠実に縫うことにした。
右上の「青海波」終了!
お次は右下の模様。これは多分「朝顔」?ちょっと違うような…ともあれ、無事に終了。
左上はなんだろう麻の葉?いや葉っぱの数が違うか…よくわからないけど、無事に終了。
3種類が縫い終わって今号はこれで完成。
「糸しごきをしながら、布がつらないように刺しましょう」って本にあるけれど、斜めに刺したときに糸しごきをすると、布が薄いからか結構布が伸びるし、ましてや縫い目の間は裏で糸をゆったり渡しているので、縫い目がゆるい気がする。まぁやり終わってしまったので、こういうものだと割り切ろう。
実際に作ってみて気になったこと
第9号で実際に作ってみて気になったことをまとめる。タペストリーは特に気になったことはなかった。
1.ふきんの布の白い枠は正方形ではない
白い四角の枠の大きさは、横は30cmでも、縦は29.6cmくらい。次号ですべての刺し子が終わったら、きちんと採寸して、出来上がりが28cm×28cmになるようによく確認して裁断しないといけないと思った。細かいことだけれど、これをうまく調節しないと刺し子の図案がずれて、中心でなくなってしまうからだ。
2.ふきんの布はこんな感じか?
怖くて試していないが、アイロンかけたり洗濯したら縮みそうな感じ、そして伸びる。なにしろバイアス方向(45度)だとビヨーンって伸びる。次号で裏に布が付けば問題ないのか?糸しごきしながら縫い目の糸がゆるいような気がしながらも、つれるのは嫌だったので、気にしないことにした。
3.刺し子用キットの刺繍糸はヒヤヒヤする長さ
前述の通り、今回筆者は「玉結び・玉どめ」で糸始末をしで、糸の残りが約80cm。。4本取りで縫うので最後の方は糸足りるかな?って心配になった。本の指示通り縫い目と縫い目の間は裏で緩みを持たせて糸を渡して縫った。そして特に間違えたりして糸を無駄にもしていない。もし筆者が「かぶせ縫い」や「すくい縫い」で始末して仕上げていたら、糸がギリギリもしくは足りなかったかも…と思うと恐ろしい。
4.キットの針よりもう少し太い針の方が縫いやすかった
これは好き好きなのかもしれないけれど、キットの針に4本糸を通すと窮屈で布通りもちょっと引っかかるような気がしたので、筆者は自前のもう少し太い針を使って仕上げた。
あったら便利なもの
説明の中にさらっと出てくる用具類とあったら便利なもの。
キット以外に必要なもの
ハサミ
あると便利なもの
指ぬき・シンブル:手縫いで仕上げる場合は針を押しやすい
今号のデータ
付属品 |
刺繍糸2種 |
---|---|
タペストリー刺繍 | お花とウッドストックのライン |
スヌーピーグッズ | 3つの刺し子柄を刺す |
スヌーピーコラム |
スヌーピーが郵便受けに |
『刺しゅうで楽しむスヌーピー&フレンズ』第9号のまとめと感想
実際に作り終えて第9号の良いところと残念なところをまとめてみた。
次号第10号は6月14日(火)発売!
詳しく知りたい方はデアゴスティーニの刺しゅうで楽しむスヌーピー&フレンズ公式HPを確認してください。
番外編:今後のラインナップはもはや過去のラインナップ
現時点でデアゴスティーニのHPを確認すると、今後のラインナップ一覧は第8号までのこの状態。今号が第9号だから、新しく更新されているのかと思ったけれど、変わっていない。
筆者は本屋さんで定期購読しているが、念の為、デアゴスティーニの定期購読の「今後のお届け予定」を見てみると、お届け予定は今年の11月15日の21号分まで出てるんだよなぁ。
これから先のラインナップはお知らせしないけど、何かしらはお届け日に届けるんで、お支払いはよろしくねって感じなのかと思っちゃう。なんかモヤモヤする。
まとめと感想
タペストリーのウッドストック様×2に関しては、やはり苦手意識があるのでちょっと大変だったが、本を頼りによく見えない細かい部分をこんな感じかな?で刺し進めるようになったのは筆者の中では進歩かもしれない。
そして新たにスヌーピーグッズ「刺し子のふきん」が始まった。スヌーピーグッズの布に関してはこれまでの経験上、キズがあったり接着芯を貼ったら縮んだりと残念なことがあったので、こちらとしても身構えちゃうところがある。
今回でいえば、次号で布の裁断のときにプリントされた印を頼りにしないで、図柄の中心を合わせてきっちり採寸することに注意しないと出来上がり寸法に仕上がらない可能性があることがわかった。
次号では「刺し子のふきん」を完成させる。「ふきん」だけに構造自体は難しいことはないと思うので、出来上がりサイズになるべく忠実に仕上げることができたら良いと思う。