夏を少しでも快適に過ごすための様々な商品の中で、アイスノン「首もとひんやり氷結ベルト」は、ちゃんと冷たさが実感できるのでお気に入り。首に巻くためのカバーが1つ入っているのだけれど、洗った時の予備にもう1つカバーが欲しい。カバーだけの販売はしていないようなので、自分で作ってみたら元のカバーよりも快適に出来上がった。
今回は百均のクールタオルでカバーを手作りする。
アイスノン「首もとひんやり氷結ベルト」はこんな商品
「入れ替えできる氷結ゲル2個入り」は嬉しい。
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中には「氷結ゲル」が2個、専用カバー1個が入っている。
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「氷結ゲル」は冷凍するとカチカチに固くなるけれど、4包構造で首にフィットしやすく快適。
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使い方は「氷結ゲル」を2つに折って平らにして冷凍庫で5時間以上冷却するだけ。もう1つの「氷結ゲル」も冷やしておくと、冷たさが弱くなったらカバーに入れ替えて使うこともできる。
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専用カバーはネットに入れて洗濯できるのも助かる。
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冷たさの継続時間としては1時間くらいかもしれないけれど、外出から戻って室内が涼しくなるまでの間や、お風呂上がり、料理や洗い物の時など、ワンポイント的に使うのであれば、凍らせた保冷剤のようなものを首に巻くわけだから、冷たさは最強に近いと思う。
付属の専用カバーはこんな感じ
裏表で素材が違い両面が使えて冷感が選べるカバー。
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パイル地とスムース地の仕様になっている。
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マジックテープで多少長さの調節ができるようになっている。
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実際に使ってみると、柔らかいパイル地側もさらっとしたスムース地側も割としっかりとした生地なので、氷結ゲルの冷たさがおちてくると首周りがちょっと蒸しっとする感じはするけれど、そんなには気にならない。それよりも問題は、カバーを洗濯している間に予備のカバーがないのは不便なこと。
パッケージを見てみると「使用上の注意」として、赤字の部分にはこのように書いてある。
- 必ず専用カバーに入れてご使用ください。冷却した本体を肌に直接あてると凍傷になる恐れがあります。
- 幼児、身体のご不自由な方、皮膚の弱い方等が使用する場合は、十分ご注意ください。
- 発熱時の解熱用には使用しないでください。
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…ということで、「使用上の注意」を読んだ上で、筆者はカバーを作るので、自作される方は注意点を確認した上で、自己責任でお願いします。
付属のカバーを測る
長さ約56cm。
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幅約7cm。
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氷結ゲルを入れる部分も採寸する。
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約11cm。
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氷結ゲルを入れる部分の長さは約41.5cm。
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マジックテープのオスの長さは約3cm。
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マジックテープのメスの長さは約8cm。
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マジックテープの幅は約2.5cm。
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カバーを作っていく
付属のカバーを測って、縫い代や作り方の見通しがたった。ほとんど同じに作るけれど、付属のカバーを使用してみて気になったところを2か所アレンジする。
- 氷結ゲルを出し入れする部分の重なりを2cm長くして、装着時にゲルが飛び出してこないようにする
- 装着時にマジックテープが見えないように、テープの長さを短くする(3㎝、8㎝→4㎝、4㎝)、手元に幅2cmがあるのでそれを使う(2.5→2㎝)
必要な材料と使う道具は以下の通り。ミシンで縫うことにする。
- 布 :20×80cm(今回は100均のひんやりクールタオル)
- 縫製用マジックテープ (幅2cm ):4cm
- ミシン糸(ニット用の糸・レジロンなど)
- チャコペン
- 定規
- まち針
- はさみ
今回使うのは100均の「ひんやりクールタオル」
せっかくカバーを作るなら、サラサラしててひんやり効果を邪魔しない生地で作りたい。昨年100均のキャンドゥで購入して使っていない「ひんやりクールタオル」があったので、これで作っていくことにする。
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「水に濡らすとひんやりして気持ちいい」というタオルなので、予備のカバーとして使うにはちょうどよいと思う。ただし、付属のカバーよりも生地が薄いので、冷たすぎるのが心配な方はもう少し厚い生地やパイル生地などで作ることをおすすめする。
タオルのサイズは20×95cm。
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今回は型紙は作らず、布に直接印をつけて裁断する。
その前に、ひんやりクールタオルの布端はほつれないようにこのような処理をされていることが多い。この部分がつれていて、正確な長さを測って印付けがしづらい場合があるので、注意が必要。
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今回のカバーは幅が18cm必要なので、影響がない範囲でこのように端を切っておくと、布が平らになり、正確な印付けができる。
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裁断して縫っていく
裁断する布は2枚。長い方は72×9cm、短い方は51×9cm。いずれも1cmの縫い代含む。
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まずは長い方、短い方ともに、片方の端を1cmで3つ折りして縫う。ここが氷結ゲルを入れる部分になる。
今回の「ひんやりクールタオル」や接触冷感生地など柔らかくてミシンで縫いづらい場合、縫う生地の下にオーブンシートやセロファンを敷いて縫うと縫いやすくなる。縫い終わったあとはミシン目に沿ってオーブンシートを折ってから、ミシン目を引っ張らないように優しくオーブンシートを外す。
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両方の縫っていない端を合わせて、長い方の上に短い方を中表で重ねる。
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端から13cmになるように長い方を折り重ねる。
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まち針でとめて縫っていく、重なっている部分はこのようになっている。
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赤い部分を縫う。縫い代は全て1cm。
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4つの角を切る。この時縫い目を切らないように注意。
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表に返していく。まずは短い折り返した部分を返す。
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次に反対側の長い方をひっくり返す。
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表に返したら、ゲルの入り口がある方にマジックテープのオス(チクチクしている方)をつけていく。
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マジックテープの幅の中心とカバーの幅の中心を、端から1cmの部分にまち針でとめる。この時マジックテープのゲルの入れ口に近い部分はテープから1cmの位置に線を引く。
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赤の太い四角を先に縫ってから、マジックテープを四角に縫う(赤の細い線)。
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縫い終わったら裏表をひっくり返して、縫った部分(赤の点線)から41.5cm測って線を引く。
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マジックテープのメス(フワフワしている方)をつけていく。
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41.5cm測って印をつけた線を含む太い四角を先に縫ってから、マジックテープを四角に縫う(赤の細い線)。
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これでカバーの出来上がり。
出来上がったカバーはこんな感じ
ゲルを入れる部分はこんな感じで、マジックテープのオス(チクチクしている方)がついている。
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裏面の反対側の端にはマジックテープのメスがついている。
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付属の専用カバーと並べるとこんな感じ。
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ゲルの入るポケット側。
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同じ面のもう片方の端。
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凍らせた氷結ゲルを入れてみる。
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無事に氷結ゲルが入る。
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首にフィットする感じに出来上がった。
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氷結ゲルを取り出すこともできた。
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感想とまとめ
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付属のカバー自体が簡単な構造なので、縫う部分も少なく簡単に作ることができた。
一番難しいと思うのはミシンで縫う時に、今回の「ひんやりクールタオル」や「接触冷感生地」などは生地が薄く、テロンとしていて縫いにくいこと。そんな時は、ミシンと生地の間にオーブンシートやセロファンなどを挟んで一緒に縫うと縫いやすく、縫い終わってからミシン目を引っ張らないように取り外すときれいに仕上がるのでオススメ。
コットン生地にするなら、肌触りが優しい少し厚めのダブルガーゼや表面がポコポコしたサッカー生地(リップル生地)を使用するのも良いと思う。
今回はアレンジしてしまったけれど、付属のカバーと同じように長さの調節ができる方が良い場合は、マジックテープの長さをオスを3cm、メスを8cmにして縫い付ければ同じになる。
新しく作ったカバーの着け心地はすこぶる良い。筆者的には付属の専用カバーよりも軽く、生地が薄いので首周りがスッキリして気持ちが良い。1つ気になるところと言えば、生地が薄いので人によっては冷たすぎるかもしれないこと。その場合、アレンジしてマジックテープを短くしたけれど、多少の長さ調節ができるので、首にピッタリ沿わせず少しゆとりを持って巻くとよい。