アイスノン「首もとひんやり氷結ベルト」は、首に巻くだけでしっかり冷たさを感じられるため、夏場の暑さ対策として愛用している。
ただし、付属の専用カバーは1枚のみ。洗濯している間は使えなくなってしまうため、予備のカバーが欲しくなった。
カバーだけの販売は見当たらなかったので、100均のクールタオルを使って自作してみることにした。
完成したカバーは氷結ゲルも問題なく入り、首へのフィット感も良好。クールタオル生地を使ったことで軽くてさらっとした着け心地になり、個人的には付属カバーより快適に感じている。
今回は、アイスノン首もとひんやり氷結ベルト用カバーの作り方と、実際に使ってみた感想を紹介する。
結論|100均のクールタオルでも快適な予備カバーは作れる
実際に作って使ってみたところ、100均のクールタオルでもアイスノン首もとひんやり氷結ベルト用のカバーとして問題なく使用できた。
氷結ゲルの出し入れもスムーズで、首へのフィット感も良好。洗い替え用としては十分実用的な仕上がりになった。
また、今回は純正カバーをそのまま再現するのではなく、使いやすさを考えていくつかアレンジを加えている。
この方法のメリット
- 100均の材料だけで作れる
- 洗い替え用カバーを用意できる
- クールタオル生地なので軽くてさらっとしている
- ゲル挿入口を延長したことで装着中に飛び出しにくい
- マジックテープを見直し、見た目をすっきりさせた
気になった点
- クールタオル生地は薄くて縫いにくい
- 人によっては冷たさを強く感じる場合がある
- 長さ調節の自由度は純正品より少ない
- 自作のため使用は自己責任になる
予備カバーが欲しい方や、純正カバーより軽い着け心地を求める方にはおすすめできる方法だ。
アイスノン首もと氷結ベルトのカバーを自作した理由
アイスノン首もとひんやり氷結ベルトは、首に巻くだけでしっかり冷たさを感じられる便利な暑さ対策グッズだ。
氷結ゲルが2個付属しているため、冷たさが弱くなったら交換して使えるのも使い勝手が良い。
しかし、実際に使い続けているうちにひとつ気になったことがあった。
付属カバーは1枚しかない
商品には氷結ゲルが2個付属している一方で、専用カバーは1枚しか入っていない。
そのため、カバーを洗濯している間は使用できなくなってしまう。
氷結ゲルだけ予備があっても、カバーが乾くまで待たなければならないのは少し不便だった。
洗濯中の予備が欲しかった
専用カバーは洗濯できる仕様になっているが、夏場は使用頻度が高いため、できれば洗い替えを用意しておきたい。
カバーだけ販売されていないか探してみたものの、当時は見つけることができなかった。
そこで、手元にあった100均のクールタオルを使って予備カバーを作ってみることにした。
せっかく自作するなら純正品をそのまま真似るのではなく、実際に使っていて気になった部分もあわせて改善してみることにした。
アイスノン首もとひんやり氷結ベルトとは?
今回カバーを自作したのは、白元アースの「アイスノン 首もとひんやり氷結ベルト」。
首に巻いて使うネッククーラータイプの商品で、冷凍した氷結ゲルによって首元を効率よく冷やすことができる。
筆者も夏場の室内作業や風呂上がり、料理中などによく使用しているお気に入りの商品だ。

氷結ゲル2個入りで交換しながら使える
この商品の特徴は、氷結ゲルが2個付属していること。

氷結ゲルは冷凍庫で5時間以上冷やして使用する。冷たさが弱くなった場合は、あらかじめ冷やしておいたもう1つのゲルに交換できるため、比較的長時間使い続けることが可能だ。

また、氷結ゲルは4包構造になっており、凍らせると硬くなるものの首に沿うように曲がるため、装着時の違和感も少ない。

使い方は「氷結ゲル」を2つに折って平らにして冷凍庫で5時間以上冷却するだけ。もう1つの「氷結ゲル」も冷やしておくと、冷たさが弱くなったらカバーに入れ替えて使うこともできる。
専用カバーに入れて使う必要がある
裏表で素材が違い両面が使えて冷感が選べるカバー。

パイル地とスムース地の仕様になっている。

マジックテープで多少長さの調節ができるようになっている。

氷結ゲルは非常に冷たくなるため、直接肌に当てるのではなく、必ず専用カバーに入れて使用する。
パッケージの注意書きにも、
- 必ず専用カバーに入れて使用すること
- 冷却した本体を肌に直接当てないこと
と記載されている。
そのため、自作カバーを使用する場合も、商品の注意事項を確認したうえで自己責任で行ってほしい。


アイスノン首もとひんやり氷結ベルトのカバーは手作りできる?【Q&A】
カバーを自作する前に気になったことを、Q&A形式でまとめてみた。
Q.100均の生地でも作れる?
作れる。
今回使用したのは100均で購入した「ひんやりクールタオル」だが、氷結ゲルも問題なく入り、実用上も特に問題なく使用できている。
ただし、生地が薄いぶん冷たさを感じやすいため、冷えすぎるのが気になる方はダブルガーゼやパイル地など、少し厚みのある生地を選ぶとよい。
Q.カバーだけ購入できる?
筆者がカバーを作った当時は、専用カバー単体での販売を見つけることができなかった。
そのため、洗い替え用が欲しい場合は自作するか、本体ごと追加購入するしかなかった。
※販売状況は変更される場合があるため、最新情報はメーカー公式サイト等で確認してほしい。
Q.マジックテープ式とスナップボタン式はどちらがおすすめ?
どちらも実際に作って使用しているが、それぞれ特徴が異なる。
- 着脱のしやすさ重視ならマジックテープ式
- 見た目のスッキリさや耐久性重視ならスナップボタン式
個人的には、手軽さを優先するなら今回紹介するマジックテープ式がおすすめ。
一方で、マジックテープの劣化や引っ掛かりが気になる方はスナップボタン式のほうが向いていると思う。
今回使用した材料と道具
今回は100均のクールタオルを使い、ミシンでカバーを作成した。
特別な材料は必要なく、家庭にある裁縫道具があれば作ることができる。
材料
- ひんやりクールタオル(20×80cm程度)
- 縫製用マジックテープ(幅2cm)・・・4cm
今回使用したクールタオルは100均(キャンドゥ)で購入したもの。
なお、生地が薄くて冷たさを感じやすいため、冷えすぎるのが気になる方はダブルガーゼやパイル地など、少し厚みのある生地を使うのもおすすめだ。
使用した道具
- ミシン
- ニット用ミシン糸(レジロンなど)
- チャコペン
- 定規
- まち針
- はさみ
今回はクールタオル生地を使用したため、伸縮性のあるニット用ミシン糸(レジロン)を使用した。
また、クールタオルのような薄くて滑りやすい生地はミシンで縫いにくいため、後ほど紹介するクッキングシート(オーブンシート)を使った方法がおすすめだ。
100均のクールタオルを選んだ理由
せっかくカバーを作るなら、氷結ゲルの冷たさをできるだけ損なわず、夏場でも快適に使える生地を選びたい。
そこで今回は、以前100均で購入して使わずに保管していた「ひんやりクールタオル」を使うことにした。

クールタオル生地でサラサラしている
クールタオルは水に濡らして使うことを前提にした生地のため、肌触りがさらっとしている。
首に直接触れるカバーとしても違和感がなく、汗をかきやすい夏場でも比較的快適に使えそうだと感じた。
また、パイル地のように厚みがないため、氷結ゲルの冷たさを伝えやすそうだったことも選んだ理由のひとつ。
生地が薄いので冷たさを感じやすい
今回使用したクールタオルは20×95cmサイズ。

付属の専用カバーと比べるとかなり薄手の生地で、そのぶん氷結ゲルの冷たさが伝わりやすい。
実際に完成したカバーを使ってみても、首元が軽く感じられ、冷感もしっかり感じることができた。
一方で、人によっては冷たさを強く感じる可能性もある。
冷えすぎるのが心配な方は、ダブルガーゼやパイル地など、もう少し厚みのある生地を選んだ方が使いやすいと思う。
なお、クールタオルは布端が特殊な処理になっていることが多く、端がつれていて正確な採寸がしづらい場合がある。

そのため今回は、印付けしやすいように端の処理部分を少し切り落としてから作業を進めることにした。

作業前にサイズを確認する
まずは付属の専用カバーを採寸し、どのような構造になっているのか確認する。
今回は基本的なサイズは純正カバーを参考にしながら、実際に使っていて気になった部分だけをアレンジすることにした。
純正カバーのサイズ
採寸した結果は以下の通り。
| 部位 | サイズ |
|---|---|
| 全長 | 約56cm |
| 幅 | 約7cm |
| 氷結ゲルの出入口 | 約11cm |
| 氷結ゲル収納部 | 約41.5cm |
| マジックテープ(オス) | 約3cm |
| マジックテープ(メス) | 約8cm |
| マジックテープ幅 | 約2.5cm |
長さ約56cm。

幅約7cm。

氷結ゲルを入れる部分も採寸する。

約11cm。

氷結ゲルを入れる部分の長さは約41.5cm。

マジックテープのオスの長さは約3cm。

マジックテープのメスの長さは約8cm。

マジックテープの幅は約2.5cm。

実際に測ってみると、構造そのものは非常にシンプル。
ただし、使い続けているうちに気になった点もいくつかあった。
そこで今回は純正品をそのまま再現するのではなく、使いやすさを重視して3か所アレンジして作ることにした。
今回変更したポイント
純正カバーは十分使いやすいが、実際に使用している中で「もう少しこうだったら便利なのに」と感じる部分もあった。
そこで今回は、基本構造はそのままにしながら、使い勝手を向上させるために3か所アレンジしている。

ゲル挿入口を2cm延長した理由
純正カバーを使っていると、首に巻いた状態で動いた際に、氷結ゲルが少し飛び出してきそうに感じることがあった。
そこで今回は、ゲルの出入口部分の重なりを約2cm長くした。
実際に完成後に使用してみると、ゲルがしっかり収まり、装着中の安心感が増したように感じる。
マジックテープを短くした理由
純正カバーは、長さ調節ができるようにオス3cm・メス8cmのマジックテープが使われている。
便利な反面、装着したときにマジックテープ部分が少し目立つのが気になっていた。
そこで今回は、幅2cmのマジックテープを使用し、オス4cm・メス4cmに変更。
長さ調節の自由度は少し下がるものの、見た目がすっきりし、装着時にマジックテープが見えにくくなった。
クールタオル生地を選んだ理由
付属カバーはしっかりした生地で作られているが、そのぶん首周りにやや厚みを感じる。
そこで今回は、より軽くて薄いクールタオル生地を採用した。
狙いは、
- 氷結ゲルの冷たさを伝えやすくする
- 首周りを軽くする
- 夏場でもさらっと使えるようにする
こと。
実際に使ってみると、付属カバーよりも軽く感じられ、個人的にはこちらの方が好みの着け心地だった。
作業前のポイント|クッキングシートを使うと縫いやすい
今回使用するクールタオルのような生地は、薄くて柔らかいためミシンで縫う際に少しコツがいる。
慣れていないと生地がミシンに引き込まれたり、縫い始めがうまく進まなかったりすることがある。
そんな時に役立つのが、クッキングシート(オーブンシート)を使う方法だ。

クールタオル生地は縫いにくい
クールタオル生地は、サラサラしている反面、生地が薄くて伸びやすい。
そのため、
- 縫い始めに生地がミシンの針板へ巻き込まれる
- 生地が伸びて縫い目が波打つ
- 送りがうまくいかない
といったことが起こりやすい。
特に今回のような薄手のクールタオルは、そのまま縫うと扱いづらく感じることがある。
クッキングシートを一緒に縫う方法
そんな時は、生地の下にクッキングシート(オーブンシート)を敷いた状態で縫うと作業しやすくなる。

縫い終わったら、ミシン目に沿ってシートを軽く折り曲げるようにしながら、ゆっくり取り外す。

無理に引っ張ると糸や生地を傷める可能性があるため注意したい。
筆者もクールタオル生地やニット生地を縫う時によく使う方法だが、ミシン初心者でも比較的きれいに縫いやすくなるのでおすすめだ。
詳しいやり方は【100均で簡単】アイスノン首もと氷結ベルトのカバーを自作|スナップボタン式の作り方で紹介しています。
アイスノン首もと氷結ベルトのカバーの作り方
生地を裁断する
裁断する布は2枚。長い方は72×9cm、短い方は51×9cm。いずれも1cmの縫い代含む。

ゲルの出し入れ口を縫う
まずは長い方、短い方ともに、片方の端を1cmで3つ折りして縫う。ここが氷結ゲルを入れる部分になる。

両方の縫っていない端を合わせて、長い方の上に短い方を中表で重ねる。

端から13cmになるように長い方を折り重ねる。

まち針でとめて縫っていく、重なっている部分はこのようになっている。

本体を縫い合わせる
赤い部分を縫う。縫い代は全て1cm。

4つの角を切る。この時縫い目を切らないように注意。

表に返していく。まずは短い折り返した部分を返す。

次に反対側の長い方をひっくり返す。

マジックテープを取り付ける
表に返したら、ゲルの入り口がある方にマジックテープのオス(チクチクしている方)をつけていく。

マジックテープの幅の中心とカバーの幅の中心を、端から1cmの部分にまち針でとめる。この時マジックテープのゲルの入れ口に近い部分はテープから1cmの位置に線を引く。

赤の太い四角を先に縫ってから、マジックテープを四角に縫う(赤の細い線)。

縫い終わったら裏表をひっくり返して、縫った部分(赤の点線)から41.5cm測って線を引く。

マジックテープのメス(フワフワしている方)をつけていく。

41.5cm測って印をつけた線を含む太い四角を先に縫ってから、マジックテープを四角に縫う(赤の細い線)。

これでカバーの出来上がり。
完成
ゲルを入れる部分はこんな感じで、マジックテープのオス(チクチクしている方)がついている。

裏面の反対側の端にはマジックテープのメスがついている。

完成したカバーを純正品と比較
完成したカバーを、付属の純正カバーと比較してみる。
今回は基本サイズを純正品に合わせて作っているため、見た目や使用感もかなり近い仕上がりになった。

ゲルの入るポケット側。

同じ面のもう片方の端。

氷結ゲルは問題なく入る
凍らせた氷結ゲルを入れてみる。

無事に氷結ゲルが入る。
首にフィットする感じに出来上がった。

氷結ゲルを取り出すこともできた。

実際に使ってみた感想

完成後は実際に氷結ゲルを入れて使ってみた。
予備カバーとして作ったものの、思っていた以上に使い心地が良く、現在も問題なく使用できている。
純正カバーより軽く感じる
最初に感じたのは首周りの軽さ。
純正カバーはしっかりした生地で安心感がある反面、多少の厚みがある。
一方、クールタオル生地はかなり薄いため、装着したときの圧迫感が少なく、首周りがスッキリした印象だった。
個人的にはこちらの方が好みの着け心地だった。
首回りが蒸れにくい
純正カバーでも特に不満はなかったが、氷結ゲルの冷たさが弱くなってくると首元が少し蒸れるように感じることがあった。
クールタオル生地は薄くてサラサラしているため、長時間着けていても比較的快適。
特に風呂上がりや料理中など、汗をかきやすい場面では違いを感じやすかった。
洗い替えがあると便利
今回カバーを作った最大の理由がこれだった。
付属カバーが1枚しかないと、洗濯中は使えなくなってしまう。
しかし予備カバーがあると、
- 洗濯してもすぐ交換できる
- 汗をかいたら気軽に洗える
- 毎日使いやすくなる
というメリットがある。
実際に使い始めると、カバーが2枚ある安心感は想像以上に大きかった。
人によっては冷たく感じるかもしれない
一方で注意点もある。
今回使用したクールタオル生地はかなり薄いため、氷結ゲルの冷たさが伝わりやすい。
筆者はむしろその方が好みだったが、人によっては冷たすぎると感じる可能性もある。
その場合は、
- パイル地
- ダブルガーゼ
- リップル(サッカー)生地
など、もう少し厚みのある生地で作ると使いやすくなると思う。
個人的には「軽い」「蒸れにくい」「洗い替えが用意できる」というメリットの方が大きく、作って良かったと感じている。
こんな人におすすめ
今回の方法は、特別な材料を使わずに予備カバーを用意したい方には向いている。
一方で、純正品とまったく同じ使い心地を求める場合には向かない部分もある。
おすすめな人
- アイスノン首もとひんやり氷結ベルトの予備カバーが欲しい人
- 洗い替え用のカバーを用意したい人
- 100均の材料で手軽に作りたい人
- 首周りを軽くスッキリさせたい人
- クールタオル生地のサラサラした肌触りが好きな人
- ミシンを使った簡単な裁縫に慣れている人
おすすめしない人
- 純正カバーとまったく同じ仕様を求める人
- 裁縫やミシン作業が苦手な人
- 強い冷感が苦手な人
- メーカー純正品以外の使用に不安がある人
- 自作による使用を避けたい人
予備カバーを手軽に増やしたい方には十分おすすめできる方法だが、冷たさの感じ方や生地の好みには個人差があるため、自分に合った生地選びをするのがよいと思う。
まとめ|予備カバーが欲しいなら自作も十分アリ

アイスノン首もとひんやり氷結ベルトの専用カバーはシンプルな構造なので、100均のクールタオルを使って比較的簡単に作ることができた。
今回は純正品を参考にしながら、
- ゲル挿入口を長くする
- マジックテープを見直す
- クールタオル生地を使う
といったアレンジも加えてみたが、氷結ゲルの出し入れや装着感に問題はなく、予備カバーとして十分実用的な仕上がりになった。
特に洗い替え用のカバーがあると、汗をかく季節でも気軽に洗濯できるため、以前より快適に使えるようになったと感じている。
個人的には、軽くて蒸れにくいクールタオル生地の着け心地が気に入っており、純正カバーとはまた違った良さがあると思う。
予備カバーが欲しいけれど市販品が見つからないという方は、自作に挑戦してみるのもひとつの方法ではないだろうか。
