おかしのまちおかで賞味期限が近いため投売りされていた「ティモレ ピスタチオスティック」なる商品が売っていた。味はカカオ、チーズ、シーソルトの3種類あり、甘いのからしょっぱいのまで味の振り幅の広さに驚きながらも購入してみた。
アメリカのティモレという会社が販売しているこの品。記事を書くにあたり調べてみたところ、なんと既にラインナップから消えていた。もはやピスタチオスティックが食べれるのは今回で最後かもしれない。はじめましてでさようならなんて、あまりにも悲しすぎるじゃないか。
だが、3つの味を食べ比べてみた結果「最後でいいかな」という気分になった。
意識高い系なパッケージ
おかしのまちおかでは、時々賞味期限間近の商品が投売りされていることがある。以前、ハリボーゴールデンベアを箱買いしたが、今回は謎の「ティモレ ピスタチオスティック」なるものが売っていた。
ぱっと見た感じ、高級そうでオシャレなパッケージだ。味はピスタチオとの相性が良さそうなカカオと…
ピスタチオそのまま食べたような味がしそうなシーソルト。
なぜかチーズという振り幅の広い3種類だ。
「TEMOLE」という会社のロゴマークがでかでかと印刷されている。
本物のピスタチオを使用し、ノンフライでグルテンフリーの商品だ。いかにも意識高い系なパッケージだ。
裏面を見るとパンパンに膨らんでいて文字が読みにくい。そこで、開封してから撮影することに。
カカオ味の原材料。原産国はタイとなっているが、メーカーはアメリカの会社だ。
英語表記での成分表。
シーソルト味の原材料。
チーズ味の原材料。
■商品データ
価格はあろうことかレシートを紛失してしまったため、記載できなかった。ただ、異常に安い値段だったことだけお伝えしよう。
商品名 | ティモレ ピスタチオスティック |
---|---|
原産国 | タイ |
購入店 | おかしのまちおか |
メーカー | TEMOLE |
内容量 | 30g |
30gあたりのカロリー | 158kcal |
栄養成分 | たんぱく質3g、脂質7.8g、炭水化物19g、 食塩相当量0.35g(シーソルトは0.37g) |
ホームページから消えていた…
メーカーのティモレのホームページに行ってみると、いかにもオシャレなデザインのホームページに、意識高そうな言葉の数々がある。製品情報には「アーモンドチップス」「アボカドチップス」「カリフラワーパフ」「ブロッコリーパフ」「ザクロチップス」の5種類があった。どれもヘルシーな菓子だ。
は?ピスタチオスティックがない。どういうことだ?すでに製造をやめているのか?完全になかったことにされている。サイトのニュースを見ても特にそのことに触れてはいないし、シレっと消えていた。
と、いうことは…どんなに美味しくても、もう購入することができない可能性がある。一応日本でもまだ売っているが、もしかしたら在庫限りで終わりかもしれない。興味のある人は早めに入手しておこう。
じゃがりこ的な見た目
パッケージを開けて出てきたのは、バキバキに折れているじゃがりこのような見た目のものだった。あんなに袋が膨らんでいたが、全く中身は防御されていなかった。
カカオはチョコっぽいものがついている。
チーズ味はピスタチオっぽい緑色だ。
シーソルト味も同じく緑色。
こうやって見るとシーソルトが一番ピスタチオ本来の色に近い。というか、カカオは本当にピスタチオなのかというぐらい、ピスタチオ感がまったくない。
ピスタチオが行方不明
計測したくとも折れまくっているので、今回は省いた。早速食べていこう。まずは一番薄味と思われるシーソルトからいってみた。匂いは特になく、食感はじゃがりこよりもちょっと固い。塩味はするがピスタチオの味は感じられない。
お次はチーズ味だ。こちらはチーズの香りがする。食べるとチーズの味はするが、やはりピスタチオはどこへ行ったのか不明だ。もそもそとしたチーズ味のスナック菓子を食べているような、そんな感じだ。
最後はカカオ味。チョコレートというよりは、まさにカカオ。カカオが強いチョコっぽくて甘くない。相変わらずピスタチオ感はない。どこら辺がピスタチオなのか、むしろ教えて欲しい。なんというか、ピスタチオの無駄遣いのような気さえしてきた。あえて美味しさの順位をつけるなら、①チーズ②シーソルト③カカオの順だ。
微妙な結果に
ティモレ ピスタチオスティックの良いところとイマイチなところをまとめてみた。
良いところはヘルシーだということ。グルテンフリーだしノンフライなので、体にも良さそうだしカロリーも控えめだ。
ただ、そのせいなのか味のほうは全体的にぼんやりした味だった。ピスタチオを使用して作っているというが、どこらへんがピスタチオなのかいまいち分かり辛い。
味は二の次で成分を重視しているのか、いかにもアメリカの意識高い系の人やビーガンが食べそうな、そんな商品だ。小腹が減った時に食べるにはいいのかもしれないが、それならよっぽどコンニャクでも食べていたほうがいいような…なんとも微妙な商品だった。
メーカーのホームページからも消えていたし、あまり評判がよくなかったのかもしれない。ただ、もしかしたらリニューアルして戻ってくるという可能性もあるが、このまま製造終了だったとしても何ら未練はない。次回見かけたとしてもきっと手に取ることはないだろう。