今回は百均「セリア」(Seria)の「刺し子用図案プリント生地【マジョリカタイル調】」に挑戦。タイル調シリーズは【スペインタイル調】に続き2回目。
難しいところはあるのか、糸はどのくらい必要なのか、どんな感じに出来上がるのか、あると便利な道具など紹介していく。
※セリアの刺し子シリーズは他にもいくつか試しています。
・セリア 刺し子【スペインタイル調】全4種は簡単?難しい?自由にやってみた
・セリアの刺し子花ふきんでコースターを作ってみた!
初めての方は、難易度や作り方の違いも含めてこちらも参考にどうぞ。
セリアで購入
刺し子用図案プリント生地「マジョリカタイル調」全4種。
全ての店舗で販売されているわけではないようだけれど、100円ショップ「セリア」のハンドメイドコーナーで見つけました。

1つを完成させるのにどのくらい糸が必要なのか書いていない。カラフルにするか1色にするかで必要な糸の量は違うけれど、同じくセリアで刺し子用の糸も多めに購入。

詳細
「マジョリカタイル調」4種類の中の1つ①サークル・フラワーで、どんな感じの商品なのか見ていく。

「伝統に縛られず、自由な刺し子」生地サイズは約33×17cm、図案の大きさは約13cm角。

中にはプリント布が1枚入っている。

刺した後に水で洗うとブルーの線は消える。

刺し方はパッケージの裏側にある。
【はじめに】
布の仕立ては、生地を中表にし袋状に縫い、2枚を合わせて刺す場合と、お好みで1枚で刺す場合の2パターンがあります。1枚の場合は、裏地に別布を縫い合わせアレンジすることもできます。
自分がどんな風に仕上げたいかによって、刺し方が変わってくるので最初になにを作りたいか決めておく必要がある。
準備するものは、刺し子針、刺し子糸、糸切りばさみ。
そして「刺し始め」(かぶせ縫い)と「刺し終わり」(すくい縫い)について説明がある。

その下に「ポイント」と「取扱上の注意」がある。
【ポイント】
表目は裏目より少し大きめに刺すと縫い目が揃います。また直線が長い場合は、出来るだけ続けて縫うことで、綺麗な仕上がりになります。曲線は、2・3目ごとに縫うことで、自然なカーブを描くことができます。いずれも、しごきとすることで、縫い目が揃うので、しごきが大切になります。※しごきとは…刺し目にそって、なぞるようにしごき、布を糸をなじませること。しごきすぎると布が伸びるので注意して下さい。
【取扱上の注意】
印刷面は水に濡れると消えてしまうため、使用前の生地の水通し、霧吹き、スチームアイロンは避けて下さい。また、濡れた手で生地を触らないで下さい。生地を保管する際は、直射日光の当たる場所、高温多湿を避け、火気には近づけないで下さい。

何を作る?
何を作り何色の糸で刺していくか考える。
2枚仕立てにするのか、1枚で刺して別布を縫い合わせてアレンジするのか…。
以前に作った同じセリアの刺し子用「ミニ花ふきん生地」伝統柄では、


図案の一部を使い小さくしてコースターを作った。→セリアの刺し子花ふきんでコースターを作ってみた!

【マジョリカタイル調】は、プリントされている部分が「花ふきん」16×16cmと比べると13×13cmと小さめだけれど、完成されているモチーフの一部を切り取ってしまうと魅力が半減してしまいそう。

今回4種類購入しているので、その4つを使ってなにか作れないか?

フレームに入れて飾る?別布と合わせてランチョンマット?ペタンコバッグ?う〜ん…
いずれにしても白い布のまま使いそうにないので、袋縫いはせず、切りっぱなしで2枚重ねて刺していくことにする。
次に糸の色を決める。複数の色を使うか?単色にするか?
筆者は4種類刺した後に4枚を使い1つのものに仕立てようと思うので、色の配色は4枚を並べた時にどんな感じになるのかイメージして紺1色で刺すことにした。
使うのは同じくセリアで購入したこちらの刺し子糸。

1色で刺す場合、約30mでどのくらいさせるのか?後ほど結果を紹介する。


【スペインタイル調】全4種も購入
その前に…
実は【マジョリカタイル調】を購入する時に【スペインタイル調】全4種も購入したので…

今回作る4種類プラス、以前作ったこちらの4種類の計8枚を組み合わせて何かを作ろろうと思う。【スペインタイル調】は→こちら

具体的に何を作るかまだ決めていないけれど、今回は【マジョリカタイル調】の4種類の刺し子を完成させる工程を紹介していく。

刺していく
刺していく前に最初にお伝えしておくと、筆者は手芸好きだけれど刺し子は自己流で楽しんでいるので、こんな風にやってみたという工程を紹介します。
「伝統に縛られず、自由な刺し子」と書いてあるし、刺し方などは参考程度に思っていただけると幸いです。

①サークル・フラワー
しっかりさせたいので2枚重ねて刺すけれど、袋縫いはしないと決めたので、外表に布を重ねる。

問題発生!
あれ?ちょっと変だぞ…おわかりいただけるだろうか?
プリントが布の中央にされていない!
以前作った【スペインタイル調】では、図案がおおよそ黄色い線の位置にプリントされていた。

これが通常の状態。(以前に作った【スペインタイル調】)

チクチク刺し子をするだけなら問題ないが、袋縫いしたり、あとで何か作る時には縫い代がないと困るのに…どうしようか?
これはミスプリントなのか?う〜ん、多分そうなんだと思うけれど、このシリーズは下の写真のように折りたたんで入っているので、購入時に中を確認できない。

もう、いい…このまま縫う。縫い代が5mmとかになるだろうけど、しょうがない、諦める。
使う糸は紺。

まずは外枠を刺す。

縫い始め、縫い終わりはパッケージの刺し方に反して玉止めした。なぜかというと、他の布と組み合わせて裏側が見えないものを作るので。

詳しい刺し方は載ってないので、中心の直線部分を先に刺した。次に大きいサークル(円)を刺して、

それぞれのモチーフを自由に刺していく。

これで刺すのは終了。

印を消すために洗って干して、裏からアイロンで整えたら出来上がり。

まぁまぁの仕上がりといったところ。図案が大きめで刺しやすかった。

②シンメトリック・フラワー
お次は②シンメトリック・フラワー。
※準備するもの、刺し方、ポイント、注意事項などは前述した①サークル・フラワーと同じ。以降全ての図案共通なので、割愛させていただきます。

入っている布はこんな感じ。

半分に折ってみると、図案がほぼ中央にプリントされているので良かった。

こちらも糸は紺一色で刺していく。

外側の枠から刺し始めて、

中心の四角を刺し、大きい花・小さい花と順に刺していく。

あと1つ花を刺して、

これで刺すのは終了。

印を消すために洗って干して、裏からアイロンで整えたら出来上がり。

大きな花が少しややこしく、刺す部分が多かった印象。

③アンティーク・フラワー
3つ目は③アンティーク・フラワー。直線が多めなデザイン。

入っている布はこんな感じ。あっ!

またしても問題発生!
折ってみると、またしても…

プリントが布の中央にされていない!①サークル・フラワーに続き2つ目。
もう、いい…このまま縫う。縫い代が5mmとかになるだろうけど、しょうがない、諦める。

こちらも糸は紺一色で刺していく。

最初に外枠を刺して、

中央の十字の花を刺していく、

中心の花を刺し終えたら、

4つのモチーフを刺していく。

これで刺すのは終了。

印を消すために洗って干して、裏からアイロンで整えたら出来上がり。

仕上がりはイマイチ。花の先の小さな円が多く刺しづらかった。

④シンボリック・フラワー
最後は④シンボリック・フラワー。

入っている布はこんな感じ。

半分に折ってみると、図案がほぼ中央にプリントされているので良かった。

こちらも糸は紺一色で刺していく。

最初に外枠を刺して、次に中央の小さい円。

大きめの花を刺していき、

4つ刺し終わったら、

四隅にあるモチーフを刺していく、

これで刺すのは終了。

印を消すために洗って干して、裏からアイロンで整えたら出来上がり。

まぁまぁな仕上げり。刺す部分は少ないがカーブが多く思ったよりも時間がかかった。

糸はどのくらい使った?
4種類を1色で刺してセリアで購入した30mの刺し子糸1つで刺し終えることができた。
左が4種類1色で刺し終わったあとの残り。右は新品。

気になったこと
残念だったのは、図案のプリントが布の中央ではなかったものが2つあったこと。そして外から布は見えないので購入時にそれを確認できないこと。
このくらいズレているので、

洗ってアイロンをかけて仕上げた後にはかってみると、刺した外枠から布端まで約1cm(通常は1.5cm以上ある)。これだと縫い代が少なくなってしまう。

こちらは更にズレていたので、

布端まで0.8cm。残念すぎる。

購入したセリアに持っていって説明したら、もしかしたら取り替えてもらえたのかもしれないけど、そこまでの元気はありませんでした。
それでも、できあがったものを組み合わせて何か作ろうと思っています。
なお、同じセリアの刺し子でも「スペインタイル調」は少し印象が異なり、自由にアレンジできる反面、戸惑う場面もありました。
あると便利な道具
刺し子をする時に使った道具を紹介。
針みがき
縫っていて針の布通りがあまり良くないな、という時に便利なのが「針みがき」。いろんな種類が販売されているけれど、現在愛用中のものは…
クロバー「マカロン針やすめ&針みがき」。その名の通りマカロンの形を模した「針やすめ」と「針みがき」。
▶ クロバー「マカロン針やすめ&針みがき」をチェックする
Amazonで見る|楽天で見る
ミント、フランボワーズの2色あってこちらはミント。

縫っている時に一時的に手をはなしたい(仮置きしたい)時に便利。片面がマグネットになっているので、針がピタッとくっつくので安心。

マカロンのクリームの部分が「針みがき」になっている。本体サイズは直径約3.6cm、高さ約2cm。

中にはこんな感じで商品が入っていて、注意書きがいろいろ書いてある。

「マカロン」を模しているので注意が必要。
お子様の手の届かない所に保管して下さい。(誤飲の恐れがあります。万一、磁石を誤飲した場合は、すぐに医師の診察を受けて下さい。)

裏側には「針やすめ」の使用上の注意と、

そして「針みがき」の使用上の注意が書いてある。

本物のマカロンみたいで可愛らしい。

片面にマグネットが付いているので、針がピタッとくっついて仮置きするのに安心。

間の茶色い部分が針みがき。

軽くて程よい厚みなので使いやすい。

縫っていて針を引き抜くのにちょっと引っかかるな、というときに「針みがき」を使うと驚くくらいスムーズになったりすることがあるスグレモノ。持っていると便利な道具の1つです。
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フランボワーズはこちら。
アイロン
刺し子に限らず、手芸をする時に愛用しているアイロンは、コードのあるスチームのないシンプルなアイロン。
パナソニック 自動アイロン(ドライアイロン)。重さ約800gと軽め。

シンプルなドライアイロン。

温度調節もダイヤル式でわかりやすい。毛・綿・麻、そしてA・B・Cは、

A、B、Cに合わせるそれぞれの素材が本体に書いてある。

このアイロンの良いところは、
- 温まるまでの時間が速い
- コード付きなので温度が途中で下がらない
- 軽いので使いやすい
- アイロンをかける面の掃除がしやすい
ドライアイロンなのでシワが取れないときに霧吹きは必要になるけれど、アイロンを温めている間にササッと霧吹きしちゃえば良い。
コードレスのスチームアイロンも持っているけれど、使うのは温まりの速さや軽くて使いやすいこのドライアイロンばかり。アイロン選びの参考になれば幸いです。
▶ パナソニック 自動アイロンをチェックする
【マジョリカタイル調】をやってみて
今回刺したのはセリアの刺し子用図案プリント生地【マジョリカタイル調】全4種類。

全て紺一色で刺しました。

針目は割と細かいので一目刺しのようにサクサク進む感じではなかったけれど、プリントされた針目通りに根気よく刺していくだけなので、特別に難しいことはなかった。
しかし、以前にやってみた【スペインタイル調】に比べると花の先の小さい円など細かい図案が多いので、今回の【マジョリカタイル調】の方が、刺す部分は少ないのに思ったよりも時間がかかった。
ボリュームとしては②シンメトリック・フラワーが刺す部分が多かったように思う。
そして残念だったのは4種類中2種類の図案プリントが布の中央からズレていたこと。
刺し子自体は完成したけれど、モチーフの周りは切りっぱなし。すでに刺し終えた【スペインタイル調】全4種と今回の4種、合わせて計8枚で何か作ろうと考えている。
ちゃんとした刺し子の刺し方がわからなくても、パッケージに「伝統に縛られず、自由な刺し子」とあるように、自分なりに楽しみながら自由に刺してもそれなりに出来上がるのは嬉しいところ。
コツというまでもないが、心がけたのは「印通りに丁寧にコツコツと刺していく」そして「適度な”しごき”で糸をなじませる」ことくらい。
100均セリア「刺し子用図案プリント生地【マジョリカタイル調】」全4種類は、刺し子糸もセリアで購入できる(刺し子針も販売している)ので、気軽にはじめられるのはありがたい。
大人がちょっと試しにやってみるのにも良いし、お子さんが学校の夏休みの自由研究でやってみても楽しいかも知れない。
今回のキット以外にも、セリアの刺し子シリーズをいくつか試しています。
・スペインタイル調(自由度高め)
・コースター作成(初心者向け)
難易度や仕上がりの違いも含めて比較したい方は、あわせてどうぞ。
両方をやってみて
百均「セリア」(Seria)の刺し子用図案プリント生地【マジョリカタイル調】全4種&【スペインタイル調】全4種をやってみた感想をまとめます。
これが今回の【マジョリカタイル調】。

こちらが以前に刺した【スペインタイル調】。

合計8種類を一色で刺し、30mの糸を2つ使いました。

印象に残った図案を紹介します。

刺す量が多かった印象なのは…
スペインタイル調 ①エレガント・フラワーと、

マジョリカタイル調 ②シンメトリック・フラワー。

図案的に直線が多めで刺しやすかったのは、スペインタイル調。
※チクチク続けて縫える部分が多い。

小さい円の図案が多く、思ったよりも刺しづらかったのが、マジョリカタイル調。
※細かい円は続けてチクチク縫えないので針を引き抜く回数が多い。

ということで、簡単なのはどちらか?と比べると、スペインタイル調の方が刺しやすいと思う。
どちらも丁寧に印通りに縫えば、それなりに仕上げることができるので特別難しいということはないのでご安心を。
次回は【マジョリカタイル調】全4種、【スペインタイル調】全4種の刺し子を完成させた8枚と、無地の布を足して裏を付けて、何かを仕立てる工程を紹介したいと思います。
なお、100円ショップではなく、しっかりしたキットで刺し子をやってみたい場合は、
オリムパスのシリーズも試しています。
・初級者向け 一目刺しの花ふきんキット
・第2弾「折り紙 鉄線-クレマチス-」
セリアとの違い(難易度や完成度)も含めて比較したい方は参考にしてみてください。
関連記事
→セリア 刺し子【スペインタイル調】全4種は簡単?難しい?自由にやってみた
