紀伊國屋書店オリジナルブックカバーは想像以上に使い勝手が良い優れものだった

本を買った時、ブックカバーは購入した書店の、紙のブックカバーをそのまま使用する派だ。なぜなら、ブックカバーやスマホの着信音とかで、個性を主張したくないタイプだからだ。だが、そんな自分でもつけることができるブックカバーを見つけた。

それは紀伊國屋書店のオリジナルブックカバーだ。なんと紙のブックカバーと同じデザインなのだ。これなら紀伊國屋書店で買った本を、読んでいるように見えるだろう。自分のように個性を主張したくない人には、打ってつけの商品だ。

しかもこのブックカバーが、思っていた以上に良かった。なので少しでも良さを伝えたいと思い、レポをすることにした。

紙と同じデザイン

お店ではこういった形で袋に入って販売されている。さっそく開けてみよう。

紙のブックカバーと比較してみる。おなじみのあのデザインが、ちゃんと再現されているのがお分かり頂けるだろう。

使い勝手がいい理由の1つとして、この生地の手触りがとにかくいい。滑らかな手触りの中に、紙のようなザラザラとした感触があるので、手にフィットしてくれる。素材はタイベックという、高密度ポリエチレン不織布で、撥水加工されているようにも感じる。

表面が少しでこぼこしているのが分かるだろうか。この微妙なデコボコ加減があるお陰で手に馴染む。

内側はポリエステルでサテン生地のような質感だ。本をスルっと入れることができる作りになっている。

表の生地とは違い、こちらは一切ザラザラしていない。

紐のしおりがついているのだが、ちゃんと裏と表の生地の間に縫いこまれているので、ちぎれてしまう心配はない。

文庫と新書を比較

今回購入したのは文庫と新書サイズのカバーだ。それぞれの詳細を見ていこう。

まずは文庫版。

適応文庫サイズは高さ約153mm、幅約106mm、厚さ約25mmまでとなる。

中に入っていた紙にミシン目があり、切り離すとしおりとして使える。

こちらは新書版。

高さは約177mm、幅は約115mm、厚さは約17mmまでだ。

2つを重ねてみると新書が1回りぐらい大きい。

使いやすさにも繋がる軽さ。文庫版が25gで

新書版は28gだ。とにかく軽い。

文庫版

実際に文庫版に本を入れてみる。表紙にサイズを合わせてみると、少し本のほうが小さい。

表紙を折り返し部分に差し込んでみる。表紙と合わせた時は小さく見えたが、本がゆるゆるという感じはない。

裏表紙をゴムの部分に入れて留める。そして余った部分を折り返して差し込んで完成。始めの頃はブックカバーに折り目がないので、ぎゅっと折り目をつけてあげると読みやすくなる。

早川書房の本もいける

早川書房の本は普通の文庫本より大きい。実際に並べてみるとこれだけ違う。

ちなみに厚い本を入れるとどうなるのか？ついでにそれも試してみよう。

他の文庫よりも大きいサイズだが、問題なく入った。

しかし、裏側は明らかに折り返す部分が足りない。これは厚みがあるせいで、こうなっている。決して早川書房の本だと、足りないというわけではない。

しおりの位置に注目。センターよりも上側にあるということは、それだけ厚みに取られているということだ。推奨する厚さは25mmまでなので、それ以上のものはこうなってしまう。

コミックもいける新書サイズ

お次は新書版を実際に使ってみよう。表紙に当ててみるとちゃんと入りそう。

表紙を折り返し部分に差し込んで…

裏側をゴムで留めてから、余った部分を折り返して入れれば完成。

ちなみに新書版はコミックもいける。

表紙を入れて…

折り返すとこんな感じ。青年誌のコミックは無理だが、少女・少年誌のサイズならいける。

文庫版と新書版のサイズ差はこんな感じ。

紀伊國屋書店オリジナルブックカバーのまとめと感想

多様性だなんだと昨今は個性を尊重する風潮だが、あえて何も主張したくない時もある。そう、自分にとってその1つがブックカバーだ。

それなら、カバー自体つけなければいいのではないかと思うかもしれないが、読んでいる本を見られるのはもっと恥ずかしい。それが別に変な本でなくても、他人に頭の中を覗き見られるような恥ずかしさがあるのだ。

しかし今読んでいる本がどれか、ぱっと見て分かるので紙以外のカバーが欲しい。頭を悩ませ続けていたところ、出会ったのがこのブックカバーだった。紀伊國屋で買った本を読んでいるふりができる優れものだ。

しかも手触りもよく、なくしがちなしおりまでついている。個人的にはかなり気に入っているので、いずれB6判のブックカバーも購入しようと思う。

参考リンク：紀伊國屋書店

■商品データ

※価格は購入時のものです