暑い季節に活躍する白元アースの「アイスノン 首もとひんやり氷結ベルト」。
付属の専用カバーは使いやすいものの、洗い替えが欲しかったり、自分好みの素材や柄で使いたいと思ったりすることもある。
そこで筆者は、100均のクールタオルを使ってスナップボタン式のカバーを自作してみた。
以前紹介したマジックテープ式よりも作りやすく、100均の材料だけでも作りやすいのが特徴。
しかも、このカバーは実際に2年以上使い続けている。
この記事では、100均クールタオルを使ったスナップボタン式カバーの作り方を写真付きで紹介するとともに、長期間使用して分かった使い心地や純正カバーとの違いについても詳しくレビューする。
結論|100均クールタオルで十分代用できた
- 材料費を抑えて作れる
- 2年以上使用しても大きな問題なし
- 洗い替え用として便利
- 自分好みの色や柄で作れる
- 純正カバーより軽くスッキリした装着感
筆者は実際に2年以上使用しているが、洗い替え用として十分実用的だった。
以前紹介したマジックテープ式よりも簡単に作れる方法ですが、長さを調節できるタイプを作りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。
アイスノンのカバーは代用できる?
結論から言うと、筆者は100均のクールタオルで作った自作カバーを使用している。
実際に2年以上使っているが、今のところ特に問題なく使用できている。
ただし、メーカーは専用カバーの使用を前提としている。
パッケージの「使用上の注意」には、
と記載されている。
そのため、自作カバーや代用品を使用する場合は、使用上の注意を確認したうえで自己責任で判断してほしい。
筆者の場合は洗い替え用のカバーが欲しかったこと、自分好みの素材や柄で使いたかったことから100均のクールタオルで作成した。
実際に使ってみると、純正カバーよりも生地が薄く軽いため首周りがスッキリし、乾きやすいので洗濯後も扱いやすい。
純正カバーの代用品としてだけでなく、洗い替え用として考えても十分実用的だった。
カバーなしで使っても大丈夫?
メーカーはカバーなしでの使用を推奨していない。
「首もとひんやり氷結ベルト」の使用上の注意には、
と記載されている。
実際に「氷結ゲル」は冷凍庫で凍らせるとかなり冷たくなり、直接肌に当てると刺激が強い。
筆者も専用カバーや自作カバーに入れて使用しており、ゲルを直接首に当てて使うことはしていない。
また、カバーには冷たさを和らげるだけでなく、結露による水滴を吸収したり、装着時の肌触りを良くしたりする役割もある。
そのため、純正カバーか自作カバーかにかかわらず、何らかのカバーに入れて使用することをおすすめする。
実際に2年以上使ってみた感想
このカバーは夏場を中心に使用していて、作成してから2年以上経つが今のところ特に問題なく使えている。
洗濯する時は洗濯ネットに入れて洗濯機で洗い、使用後は干している。今回使用したクールタオルは乾燥機が使えないため自然乾燥しているが、乾きが早いので扱いやすい。
また、生地が薄く軽いため首周りがスッキリしていて、筆者は純正カバーよりもこちらの方が好みだった。
夏場は毎日のように使うこともあるので、洗い替え用として複数作ってローテーションしている。
専用カバーは1枚しか付属していないため、洗濯中でもすぐ使えるようにしておきたい方には、自作カバーを複数用意しておくのもおすすめ。
もちろん使用環境や洗濯方法によって耐久性は変わると思うが、少なくとも筆者の環境では2年以上問題なく使用できている。
純正カバーと比べてどうだった?
純正カバーは長めのマジックテープ(面ファスナー)式で、裏表で素材が異なる両面仕様になっている。
パイル地とスムース地を使い分けることができ、マジックテープ部分も長いため、首周りに合わせて調節しやすい。誰でもフィット感を得やすいのは純正カバーの大きなメリットだと思う。
一方、自作カバーは自分好みの素材や色、柄、長さで作れるのが魅力。
今回使用したクールタオル生地は純正カバーよりも薄く軽いため、首周りがスッキリしていて個人的には使いやすかった。
その上、生地がさらっとしていて乾きやすく、洗濯後も扱いやすい。
ただし、生地が薄い分、純正カバーよりも冷たさを強く感じることがある。
筆者は冷たい方が好みなので気にならなかったが、人によっては冷たすぎると感じるかもしれない。
どちらが良いというより、
- フィット感や調節のしやすさを重視するなら純正カバー
- 軽さや薄さ、自分好みの素材を重視するなら自作カバー
という印象だった。
また、専用カバーは1枚しか付属しないため、洗い替えを用意しやすいのも自作カバーの大きなメリットだった。
アイスノン「首もとひんやり氷結ベルト」はこんな商品
アイスノンの白元アース社だけあって、いろいろな商品を試したけれど、首に装着した時の冷たさは今のところ一番。ドラッグストアなどで購入できるのも手軽で良い。

中には「氷結ゲル」が2個、専用カバー1個が入っている。

「氷結ゲル」は冷凍するとカチカチに固くなるけれど、4包構造なので首にフィットしやすく快適。

使い方は「氷結ゲル」を2つに折って平らにして冷凍庫で5時間以上冷却するだけ。もう1つの「氷結ゲル」も冷やしておくと、冷たさが弱くなったらカバーに入れ替えて使うこともできる。

専用カバーはネットに入れて洗濯できる。

冷たさの継続時間としては1時間くらいかもしれないけれど、外出から戻って室内が涼しくなるまでの間や、お風呂上がり、料理や洗い物の時など、ワンポイント的に使うのであれば、カチカチに凍らせた保冷剤のようなものを首に巻くわけだから、冷たさはかなり強力。
ただ、専用カバーは1枚しか付属していない。
毎日使う時期になると洗濯中に困ることもあるので、洗い替え用として100均のクールタオルでカバーを作ってみることにした。
付属の専用カバーはこんな感じ
付属の専用カバーは、裏表で素材が異なる両面仕様になっている。

片面はパイル地、もう片面はスムース地になっており、好みに合わせて使い分けることができる。

留め具にはマジックテープ(面ファスナー)が採用されていて、首周りに合わせて長さを調節できる。

また、パッケージの「使用上の注意」には次のように記載されている。

この記事では上記の注意事項を確認した上で、筆者が洗い替え用のカバーを自作している。
自作される場合は、使用上の注意を確認し、自己責任でお願いします。
作り方|100均クールタオルでカバーを自作する
付属のカバーをしばらく使用してみて、いくつか気になった点があったのでアレンジすることにした。

必要な材料と使う道具は以下の通り。ミシンで縫うことにする。
- 100均のひんやりクールタオル(17.5×95cm)
- 樹脂製スナップボタン 1組
- ニット用ミシン糸(レジロンなど)
- チャコペン
- 定規
- まち針
- はさみ
- 目打ち
- クッキングシートなど
使うのは100均の「ひんやりクールタオル」
以前に100均の「ひんやりクールタオル」でカバーを作って使ってみたところ、さらっとした肌触りで使い心地が良かったため、今回もCan Do(キャンドゥ)で購入したものを使用する。
クールタオルは乾きやすく、水で濡らすと冷感が得られるのも特徴。

今回はペイズリー柄のものを使って作っていく。

大きさは17.5×95cm。

使用方法や注意事項など。
「アイロンの使用はおやめください。」と書かれているため、作る工程でもアイロンは使用できない。

布を裁断する
型紙は作らず、布に直接印をつけて裁断する。
なお、この生地はアイロンが使用できないため、折り目を付ける場合もアイロンは使わない。

短い辺の幅を半分に折って印を付ける。

印に合わせて線を引く。
端に近い部分は布がまっすぐではないので、

5cmほどは切り落として使わない。
ただし、完成に長さ72cmは必要なので切りすぎないように注意。

幅を半分にした状態で、長さ72cmと51cmに裁断する。

気になっていた幅も約9cm確保できた。

ミシンで縫う
短い布の片側を1cmで三つ折りする。
ただ、この生地はテロテロしていて折りづらく、アイロンも使用できない。
そこで、まず端から2cmの位置に線を引く。

布端を2cmの線に合わせて折り、まち針で仮止めする。

その状態でもう一度折ると、きれいに三つ折りしやすい。

2枚とも片側を三つ折りにして縫っていく。

組み立てる
それぞれ片側を三つ折りで縫ったら、

長い布を表に返して、

短い布を上に重ねる。

切りっぱなし(三つ折りしていない方)の端を合わせて置く。

長い布を短い布の上に13cm折り重ねる。

折り重ねるとこんな感じ。

13cm折り重ねて、全体をまち針でとめる。

出来上がり幅が約7cmになるように、赤線の位置を縫う。
今回の布幅は約9cmなので、縫い代は片側約1cmになる。

この時もクッキングシートと一緒に縫うと縫いやすい。
詳しくは後半の「縫いづらい生地を縫いやすくする方法」で紹介している。

縫い終わったら、四つ角を縫い目を切らないようにカット。

くれぐれも縫い目を切らないように。

反対側もカット。

次にこの部分を表に返す。

表に返したところ。

左の長い方も表に返していく。

返したら両端の角を出し全体を整える。アイロンは使用不可なので注意。

両端を赤線のように縫っていく。

入れ口側の布端から6.5cmの位置に線を引き、赤線のように四角に縫う。

縫ったところ。

反対側は「氷結ゲル」を入れるのに41.5cm必要なので、

上の写真のように41.5cm測って線を引き、赤線のように四角に縫う。

縫ったところ。これで縫う工程は終了。

樹脂製のスナップボタンを付ける
使うのは樹脂製のスナップボタン1組。
今回は100均のSeria(セリア)で購入した「樹脂ホック」を使用した。
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「打ち具不要」なのが便利。

取り付け方法もパッケージ裏に分かりやすく書かれている。

ボタン(ホック)を付ける位置は一度首に巻いてみて、自分好みの場所を決めると良い。
今回は縫った四角の真ん中にした。
入れ口のある側のボタン(ホック)をつけたい場所に目打ちで穴をあけ、

ゲンコ(出っ張りのある凸)を取り付ける。
取り付け方はパッケージに書いてある「取付け方法」を参照してください。

次に反対側。
裏表間違えないように、実際に装着する時と同じ状態にして位置を決める。

ボタン(ホック)をつける位置に穴をあけ、

バネ(へこんでいる方・凹)を取り付ける。

きちんと付いていることを確認したら完成。

「氷結ゲル」を入れてみる
キンキンに凍らせた「氷結ゲル」を入れてみる。

入れ口からゲルを入れていき、

最後まで入れたら、飛び出てこないように一度左側へ押し込む。

そのまま内側の折り重なっている部分の向こう側へゲルを入れる。

この状態になっていればOK。
装着中にゲルが飛び出しにくくなる。

ゲルを取り出すときは、この状態から

中のゲルを左側へずらし、重なっている部分をよける。

そのままカバー本体を左へクシュッと縮ませると取り出せる。

ゲルを入れた状態でボタン(ホック)をとめてみると、

無事にパチッととめることができた。

キンキンに凍らせた「氷結ゲル」を入れるとこんな感じ。

スナップボタン式とマジックテープ式の違い
ちなみに下の写真は、以前紹介したマジックテープ(面ファスナー)でとめるタイプ。

今回作ったものと生地やサイズは同じで、とめる部分だけが異なる。

左が以前紹介したマジックテープ式、右が今回紹介したスナップボタン(樹脂ホック)式。

スナップボタン(樹脂ホック)は穴を開けて取り付けるだけなので簡単。
100均でも手に入りやすく、今回のようなカバーを手軽に作りたい場合はこちらがおすすめ。

ただし、ボタン1か所で固定するため長さの調節はできない。
一方、マジックテープはとめる部分の面積が広く、多少長さの調節ができるのがメリット。
装着した時の安定感もある。

ただ、今回使用したようなツルツルした生地の場合は、縫製用マジックテープをきれいに縫い付けるのが少し難しい。
また、100均で見かける縫製用マジックテープは白や黒が中心なので、色を選びたい場合は手芸店などで探すことになる。

個人的には、
- 簡単に作りたい → スナップボタン式
- 長さ調節を重視したい → マジックテープ式
がおすすめ。
マジックテープ式は長さ調節ができるのが魅力。
今回のスナップボタン式より少し手間はかかるものの、フィット感を重視したい方はこちらもおすすめ。
作るときの注意点
今回使用したクールタオルは、生地が柔らかく伸縮性もあるため、一般的な綿生地とは少し勝手が異なる。
また、購入したクールタオルのサイズによっては幅がギリギリになる場合もある。
実際に作ってみて気になったポイントや、少しでも作業しやすくするコツをまとめたので参考にしてほしい。
幅17.5cmでも大丈夫|端処理の糸をほどく
ここで、ちょっと気になることが。
以前使用したクールタオルは20×95cmだったのに対し、今回購入したものは17.5×95cm。長さは問題ないけれど、幅が2.5cm狭くなっている。
今回作るカバーは縫い代1cmの場合、幅18cm必要になる。(幅が足りない場合は0.7cm程度の縫い代でも作成可能)


布端のこの部分がつれていたりすると長さを測りにくかったり、カバーの内側に厚みが出たりする。

以前のように幅20cmあれば布端を避けて作れたけれど、

今回購入したものは幅17.5cmなので切り落とす余裕がない。
念のため測ってみると、

ギリギリ18cm。

そこで今回は、端処理されている糸をほどいて使うことにした。
大変そうに見えるけれど、コツさえ掴めば意外と簡単。
もちろん、多少縫いにくくなったり厚みが出たりしても問題なければ、ほどかずに作っても大丈夫。

裏側から少しリッパーでほどいてみると、端処理には3本の糸が使われていることが分かる。

上の写真の一番短い糸を、下の写真のようにテープでとめて固定する。

あとは決まった順番で糸を引くだけ。

①を引く

↓
②を引く

↓
③を引く

これを繰り返すと、気持ちいいくらいスルスルとほどけていく。

長辺(95cm分)をほどいた糸。
①の糸が最も長く、③の糸はほんの少ししか出ない。

半分ほどくとこんな感じ。
布が平らになり扱いやすくなるのでおすすめ。

ほどくのは大変という方はちょっと縫いにくかったり厚みはでるけれど、ほどかないまま作っても大丈夫。
縫いづらい生地を縫いやすくする方法
クールタオルの生地はツルツルしていて柔らかいため、ミシンで縫うのが少し難しい。
そこで、少しでも縫いやすくする方法を紹介する。
まず、ミシン糸はニット用のものを使用する。
筆者はFUJIX(フジックス)の「レジロン」や、カナガワの「レオナ」などを使用している。伸縮性のある生地用の糸なので縫いやすい。
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そして、もうひとつおすすめなのが「クッキングシート」。
ほどよいハリと厚みがあり、縫ったあともきれいに取り除けるので使いやすい。
ほかにもハトロン紙やトレーシングペーパーなどでも代用できる。

クッキングシートを使いやすい大きさに切り、

布の下に敷いてミシンで縫う。
これだけでもかなり縫いやすくなる。

ミシンで縫うとこんな感じ。
縫い始めと縫い終わりは布端の数ミリ手前にすると食い込みにくい。

クッキングシートを敷いた面を上にして、

シートを縫い目に合わせて折る。
しっかり折り目を付けておくと、あとできれいに切り取りやすい。

クッキングシートを切り取っていく。

片側を切り取ったら、反対側も取り除く。

きれいに縫うことができた。

ツルツルしたクールタオル生地でも縫いやすくなるので、うまく縫えない場合は試してみてほしい。
よくある質問
Q.自作カバーは洗濯できますか?
筆者は洗濯ネットに入れて洗濯機で洗っています。
2年以上使用していますが、今のところ大きな問題はありません。
ただし、使用する生地や洗濯方法によって耐久性は異なるため、状態を確認しながら使用してください。
Q.洗い替えは必要ですか?
夏場は毎日のように使用することもあるため、洗い替えがあると便利です。
クールタオルは比較的乾きやすいものの、筆者は複数作ってローテーションしながら使用しています。
Q.カバーなしで使えますか?
メーカーはカバーなしでの使用を推奨していません。
「使用上の注意」には、冷却した本体を直接肌に当てると凍傷になる恐れがあると記載されています。
使用する際は専用カバー、または自己責任で用意したカバーに入れて使用してください。
Q.100均のクールタオルなら何でも作れますか?
サイズが足りれば作ることができます。
ただし、現在販売されているクールタオルは以前より幅が狭いものもあるため、購入前にサイズを確認するのがおすすめです。
Q.スナップボタン式とマジックテープ式はどちらがおすすめですか?
簡単に作りたいならスナップボタン式がおすすめです。
一方、首周りの長さを調節したい場合はマジックテープ式の方が使いやすいと思います。
マジックテープ式の詳しい作り方は、以前の記事で紹介しています。
まとめ

100均のクールタオルを使ったカバーは、材料も少なく比較的簡単に作ることができた。
今回紹介したスナップボタン式は、マジックテープを縫い付ける必要がないため、以前紹介したタイプよりも手軽に作りやすい。
また、実際に2年以上使用しているが、今のところ大きな問題はなく、洗い替え用としても活躍している。
自分好みの色や柄で作れるのも自作ならではの魅力。
アイスノン「首もとひんやり氷結ベルト」を愛用している方は、洗い替え用として試してみてはいかがでしょうか。
