デアゴスティーニ(DeAGOSTINI)隔週刊「刺しゅうで楽しむスヌーピー&フレンズ」第89号は、スヌーピーグッズ「大きなファスナーポーチ②」(全3回)。今号ではスヌーピーの頭の部分をパンチニードルで刺すのだけれど、前号に続き今号も途中で糸が足りなくなる問題発生。
刺しゅう時計は「スヌーピーとライナス」、図案が細かくてラインの分かりづらいところが難しかった。
実際に作ってみて気づいたこと、あると便利なものなどレポする。
『刺繍で楽しむスヌーピー&フレンズ』第89号はこんな感じ
第89号は6月24日(火)発売。

厚さ約1.3cm。

開封
表紙のカバー、ダンボールの間にキット、下に本があるという梱包。

今号の内容とキット。

今号のキット。

今号のデータ
付属品 | 刺繍糸2種 表布(後ろ) ファスナー |
---|---|
刺しゅう時計 | スヌーピーとライナス |
スヌーピーグッズ | 大きなファスナーポーチ②(全3回) |
スヌーピーコラム | ライナスがスヌーピーに預けた 毛布がどうなったか、知ってる? など |
早速始めていく。
「刺しゅう時計」の刺繍
今号は「スヌーピーとライナス」。

制作時間のめやすは1時間半。

まずはスヌーピーの外側から刺しはじめて、

ライナスを刺していく。

ライナスのズボン、毛布のシワなどを刺したら、太い部分は刺し終わり。

1本どりでスヌーピーの指・顔、ライナスの顔・服と靴の中を刺していく。

黒で刺す部分が終わったら、

スヌーピーの首輪を赤で刺して今号の出来上がり。

「刺しゅう時計」の刺繍完成
2人の顔はちょっとの違いでだいぶ表情が変わってしまうので、何度もやり直した。そしてスヌーピーの指、ライナスの髪の毛や服の模様などは細かくてややこしい。特に服とズボンの線はふにゃふにゃしていてどうなっているのかよくわからず難しかった。
今号はこれで出来上がりだけれど、94号で毛布とライナスの服の中をステッチしてこのモチーフの完成となるらしい。

今号で刺繍したのはタペストリー全体の中の赤で囲った部分。

刺しゅう時計が始まって9回目。

スヌーピーグッズに取りかかる。
スヌーピーグッズ『大きなファスナーポーチ②』
今号は「大きなファスナーポーチ②」(全3回)。”ループの密度に気をつけて”というのがどの程度なのかがわからないのだけれど…

制作時間のめやすは3時間。

パンチニードルでスヌーピーの外側を刺していく。

続いて目・口・耳を刺したら黒で刺す部分は終わり。

黒で刺し終わった時点で、表はこんな感じ。

白で中を刺していく。途中で前号に続き、またしても今号の糸だけでは足りなくなってしまったので、いつかの号で使わなかった同じ白の糸を使って最後まで刺した。あとは裏側にボンドを塗って糸を始末する。

表はこんな感じ。

ボントが完全に乾いたらフープを外して、

文字をアウトラインステッチしていく。刺繍枠を使ったほうが刺しやすそうなので、パンチニードル刺しゅう部分を挟まないようにして使った。

S・Nと刺し進み、

O・Oを刺して、

P・Yと刺したら出来上がり。

スヌーピーグッズ『大きなファスナーポーチ②』完成
苦手なのでパンチニードルは何度やっても緊張する。救いは布がしっかりしていて刺しやすかったこと。途中で糸が足りなくなるハプニングがあったけれど、無事に仕上げることができて良かった。

なんともいえない仕上がりだけれど、

全体で見てスヌーピーの形にはなったと思うので良かった。

実際に作ってみて気になったこと
④のステッカーが入っていた
今号には「マガジンケース用のステッカー④」が入っていたので、マガジンケース購入して使っている人が多いのかな?と思った。筆者は残念ながらマガジンケースは持っていないので使えそうにない。

ライナスの服は複雑
スヌーピーの指、ライナスの髪の毛、2人の顔の表情も難しかったけれど、ライナスは実物大の図案を見てもどこまでが服の模様でどこからがズボンのシワなのか複雑で分かりづらかった。

『パンチニードル用フープ』を使った
前号でも使用した『パンチニードル用フープ』。

布をしっかりはさんでくれて机においた状態でも安定してステッチできる優れもの。パンチニードルが苦手な筆者には強い味方。どんな商品なのか後述します。

白の糸が足りなかった
パンチニードルで頭の中を白糸で刺し進むと、キットに入っていた糸が足りなくなってしまった。前号で体の中を刺した時と同じく微妙に足りないどころか、全然足りなかった。
このシリーズのパンチニードルで過去に糸が足りなくなった時に何かおかしいのだと思いほどいて刺し直したら、大変なこと(布が破けた)になった経験があるので、ほどくのは怖くて無理。
なので、同じ糸を用意する必要があった。以前キットで使わなかった同じ色の糸があったのでそれを使ったけれど、なければ買いに行くことになっていた。
なぜ足りなくなってしまうのか?もうこれは筆者の刺す間隔が狭いから足りなくなったのだろうと諦めている。
本には「ループの密度に気をつけて、表側を確認しながら進めましょう」と書いてあるけれど、密度がどのくらいでステッチしていけばよいのかいまだに良くわからない。

必要なもの・あったら便利なもの
説明の中にさらっと出てくる用具類やあったら便利なもの。
キット以外に必要なもの
- ボンド
あったら便利なもの
パンチニードル用フープ
クロバー『パンチニードル用フープ』希望小売価格2200円(税込)。※価格は2025年7月時点
もっと早く使えば良かった…と思う優秀な商品なので、パンチニードル初心者や苦手な人におすすめです。

購入したのは12cm。18cmも販売されています。

”生地がズレにくく、高さが変えられるパンチニードルに適したフープです”

セット内容。

裏には使い方など。

イラスト付きでわかりやすく説明がある。

箱の側面には「使用上の注意」が書いてある。

箱の中身。

枠をしめるネジが大きいので回しやすい。

これで4cmの高さ。

付属の脚は3個。

脚はこの部分にスライドしてはめ込む。

こんな感じ。

内側。

3個つけるとこうなる。これで高さ8.3cm。

脚はこのようにはまっている。

脚3つで大丈夫なの?と思ったけれど、ガタつきもなくしっかりしている。

今号のステッチは「2」の位置で使うので、目盛りを合わせて、

針の長さを図ると約1.5cm。これなら脚をつけずに4cmのままでOK。

大きなネジは回しやすく、布をしっかりピンと張ることができ、ステッチしている最中も布がたるみにくい。(67号で使用した時の写真です)

そして、机の上に置いてステッチできるのは、片手で持ってステッチするよりも断然やりやすい。(67号で使用した時の写真です)

なので前号でも、

今号でも使った。

パンチニードルで散々失敗してきた初心者だけれど、この『パンチニードル用フープ』は、布がたるみにくいことや机に置いて使えることで、ステッチの幅や進行方向の針の向きなど他にも気にしなければならないことに集中できるので本当に助かる。
パンチニードルには欠かせない道具の1つになったので、参考になればと思います。
『刺しゅうで楽しむスヌーピー&フレンズ』第89号の感想
「刺しゅう時計」は、細かい部分もあったけれど、顔の表情がうまくいかずに何度もやり直し、ライナスの服の模様とズボンのシワは線が入り組んでいて難解だった。
そして毛布とライナスの服の中は94号で刺すようなので、今号でこのモチーフが完成したわけではない。なんだか81号からこんな感じで1号でモチーフが完成しないパターンが多いような気がする。
今号で2回目のスヌーピーグッズ『大きなファスナーポーチ』は、前述の通り途中でキットの白の糸が足りなくなってしまい焦ったけれど、以前に使わなかった糸が残っていたので無事に刺し終えることができて良かった。
これでポーチの中で一番心配していたパンチニードル部分が終わったのでひと安心…という反面、今後このシリーズでパンチニードルの出番があるのかわからないけれど、今まで解説動画を見ても本を見てもステッチの間隔が短すぎなのか?密に刺しすぎなのか?どうしたらキットに入っている糸が不足せずに刺せるのか加減が未だにわからないのは残念。
次号はスヌーピーグッズ「大きなファスナーポーチ③」(全3回)でポーチを完成させる。どんな感じなのか楽しみ。
次号は7月8日(火)発売!


詳しく知りたい方はデアゴスティーニの刺しゅうで楽しむスヌーピー&フレンズHPを確認してください。