【実践連載】「スヌーピー刺しゅう」第59号:持ち手をひっくり返すのに使った道具を紹介

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デアゴスティーニ(DeAGOSTINI)の隔週刊「刺しゅうで楽しむスヌーピー&フレンズ」第59号はスヌーピーグッズ「トートバッグ⑤(全5回)」で、トートバッグを完成させる。ちょっと厄介な持ち手をひっくり返すのに使った道具と、どうやって使ったかを紹介する。

タペストリーは「センターの文字」。一番目立つ真ん中の大きな文字のサテンステッチなので、なるべくきれいに仕上げたかったこともあり、時間がかかって大変だった。

実際に作ってみて気づいたこと、あると便利な道具などレポする。

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『刺繍で楽しむスヌーピー&フレンズ』第59号はこんな感じ

第59号は4月30日(火)発売。

厚さ約1.2cm。

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開封

表紙のカバー、ダンボールの間にキット、下に本があるという梱包。

今号のキットに入っているべきもの。

今号のキットの内容。

今号のデータ

付属品 刺繍糸1種

裏布
冬の図案布
タペストリー刺繍 センターの文字
スヌーピーグッズ トートバッグ⑤(全5回)
スヌーピーコラム スヌーピーがスピーチに
怖気づいちゃったことが
あるって、知ってる?など

早速始めていく。

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その1.タペストリーの刺繍

今号は「センターの文字」。

刺しゅうで楽しむスヌーピー&フレンズ59号より

制作時間のめやすは4時間。サテンステッチが多いのでとにかく時間がかかりそう。

刺しゅうで楽しむスヌーピー&フレンズ59号より

文字の外側をアウトラインステッチしていく。

文字の外側を刺し終えたら、

葉っぱを刺して、

小さい文字を刺していく。

最後まで刺し終えたら、

大きい文字の中をサテンステッチしていく。苦手なので刺す方向にガイドラインを引いた。

どの順番で刺せばいいのかよくわからないけれど、

どうにか「A」を刺して隣の文字へ。

「U」が終わったら、「T」…

「T」が終わったら、もう一回「U」。

「M」が終わってあとは「N」を残すのみ。

「N」終了!

あとは中央の葉っぱをサテンステッチして、

今号の出来上がり!時間かかったなぁ…

タペストリーの刺繍が完成

大変だったのは何と言っても文字の中のサテンステッチ。タペストリーの真ん中で目立つ部分なので、なるべくきれいに仕上げたかったこともあり時間がかかった。

今号で刺繍したのはタペストリー全体の中の赤で囲った部分。

秋のタペストリーが始まって21回目。

スヌーピーグッズに取りかかる。

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その2.スヌーピーグッズ『トートバッグ⑤』

今号の「トートバッグ⑤(全5回)」では、トートバッグを完成させる。

刺しゅうで楽しむスヌーピー&フレンズ59号より

制作時間のめやすは2時間。前号に続き本来は手縫いだけれど、ミシンを使うことにする。

刺しゅうで楽しむスヌーピー&フレンズ59号より

まずは持ち手を作る。本のとおりに縫い合わせて表に返す。上が表に返したもの。これが思ったよりも厄介。

本では、持ち手は細くて返しにくいので「菜箸などで返します」と書いてあるけれど、筆者は手持ちの道具を使ってひっくり返した。

刺しゅうで楽しむスヌーピー&フレンズ59号より

持ち手を返す

使ったのはクロバー『ループ返し』(2本組)の長い方。

”裏返しで縫ったループをループ返しのかぎ先で図の様にひっぱると、簡単に表に返せます。”という、今回まさにぴったりの道具。

使い方は”ループ返しをループの中に入れます。”。

図のようにループの先をフックとペラで布をつかんで、そのままひっぱるとループがひっくり返る。

実際にやってみる。ループの中にループ返しを入れて、

ループ返しの先はこうなっているので、

布端にこのように入れたらループ返しを手前に引き、フックとペラで布端をつかんでそのままひっぱる。

ちょっとひっぱるとこんな感じ。

あとはそのままひっぱると、表にかえるはず…

なのだけど…途中で布をつかんでいたフックとペラが外れてしまった。どうしよう…

そこでここからはクロバーの『手芸用かんし』を使う!

この状態から、

手芸用かんしをループの中に入れていく、

途中までひっぱってきた布端をつかむ。

手芸用かんしをぐぐっと中に入れて、布端をつかんでひっぱる。

出てきた!

しっかりつかんでいれば簡単にひっぱることができる。

ある程度引き出したら、

手芸用かんしをはずして、

あとは手で返していく。

ひっくり返し完了。

ということで、ひっくり返すのに使ったのは『ループ返し』と『手芸用かんし』。本来は『ループ返し』だけで返せるのかもしれないけれど、筆者のやり方がよくなかったのか、薄手とはいえデニム生地で厚かったからか、うまく返すことができなかった。それでもある程度返すことができればあとは『手芸用かんし』で布端をつかんでひっぱって無事に返すことができた。

ひっくり返した持ち手をアイロンで整えて端を縫って、

本体に縫い付ける。あとは本のとおりに表布と内布を縫い合わせ、表に返し、返し口を縫いとじる。

アイロンで整えて、端をぐるりと1周縫ったら、

出来上がり。

『トートバッグ⑤』完成

持ち手を表に返すのが少し手間取ったけれど、ミシンを使って縫ったので、難しいところもなく仕上げることができた。

後ろはこんな感じ。

内側。

デニムのポケット。

本ではイニシャルを刺しゅうするところをアレンジしてスヌーピーの足跡にした。

ポケットの内側もアレンジして布をつけてスッキリさせた。

ステッチもミシンで仕上げた。

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実際に作ってみて気になったこと

1.サテンステッチにはガイドラインを引いた

タペストリーの目立つ部分に苦手なサテンステッチが多かったので、ガイドラインを引いてから刺した。

2.持ち手を返すのはちょっと手こずった

厚みのあるデニム生地は返しにくかったけれど、『ループ返し』と『手芸用かんし』を使ったので割と簡単だった。本では『菜箸』など使ってと書いてあるが試していないのでどんな感じなのかはわからない。

刺しゅうで楽しむスヌーピー&フレンズ59号より

『ループ返し』で返していたら途中でフックが外れてしまったけれど、

『手芸用かんし』で途中まで返した布端をつかんでひっぱって返した。

3.冬のタペストリー布が入っている

今号のキットには冬のタペストリーの図案布が入っていた。次号から秋と並行して冬も始まるようだ。

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必要なもの・あったら便利なもの

説明の中にさらっと出てくる用具類やあったら便利なもの。

キット以外に必要なもの

  • ハサミ
  • アイロン
  • 印付けペン
  • 定規
  • まち針

あったら便利なもの

仮止めクリップ

トートバッグで持ち手を作ったり、入れ口をステッチする時に使ったのが「仮止めクリップ」。厚みがあってまち針でとめにくい時などに活躍する。

筆者の使用したのはユザワヤさんで購入した『カラフルクリップ 60個入り アソート』968円(特価・税込)。

大容量の60個入。

透明ケースに入っているので扱いやすい。

色は全部で6色。色の個数にはばらつきがあるようだ。

サイズ感的にはこんな感じ。

最大8mm開くようで、

とめられる幅は約1.2cm。布端から1cmくらいのところまでとめられる。

「仮止めクリップ」は針で穴があいてしまうような素材や厚い部分をとめる時などに使い勝手が良いので、使用用途に合わせてまち針と使い分けるのが便利。

今回紹介した商品以外にも、王道のクロバーさんや100均でも大きさや形などいろいろな種類があるので、自分にあった商品を選ぶと良いと思う。なくても問題ないけれど、あれば便利な商品なので参考までに。

指ぬき・シンブル

今号のトートバッグの手縫いは、布が厚いので指ぬきを使わないと少し大変かも。いろいろなタイプのものがあるので自分好みのものを1つ持っていると便利。

筆者の愛用中のものは、使い込んでいるので当初の輝きはないけれど、左からセル巻皮指ぬき(メーカー不明)、中央は総目指ぬき(クロバー)、右がシンブル<縁付>(クロバー)。 クロバーの金属製の2つはサイズがいろいろあって自分に合う使いやすいサイズを選ぶことができるのでおすすめ。

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『刺しゅうで楽しむスヌーピー&フレンズ』第59号の感想

タペストリーは制作時間めやすが4時間と久しぶりの大ボリューム。サテンステッチが多く、目立つ部分なのでなるべくきれいにしあげたかったこともあり時間がかかって大変だった。そして今号のキットには冬の図案布が入っていた。次号から秋と並行して冬も始まるので楽しみな反面、秋が終わるまではしばらく大変になりそう。

トートバッグ(全5回)は5回目の今号で無事完成。仕立てに関しては本来手縫いのところをミシンを使ったので、時間もかからなかったし特に難しいところもなかった。ポケットは内布をつけたり刺しゅうも自分好みにアレンジ、そして本には書いてなかったけれど、ギンガムチェックの内布の柄合わせも割とうまくいったので概ね満足な出来上がり。

次号は新しくスヌーピーグッズ「スヌーピーのミニドール①」(全2回)が始まり、タペストリーは秋と並行して冬も始まる。どんな感じになるのか楽しみ。

次号は5月14日(火)発売!

詳しく知りたい方はデアゴスティーニの刺しゅうで楽しむスヌーピー&フレンズ公式HPを確認してください。

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