デアゴスティーニ(DeAGOSTINI)の隔週刊「刺しゅうで楽しむスヌーピー&フレンズ」第58号はスヌーピーグッズ「トートバッグ④(全5回)」で、ポケット付きの内布を仕上げる。ポケットを自分好みに少しアレンジしたので、その方法を紹介する。
タペストリーは「ウッドストックとジャック オ ランタン」。カボチャと正面を向いたウッドストック、どちらも苦手なので時間がかかった。
実際に作ってみて気づいたこと、あると便利な道具などレポする。
『刺繍で楽しむスヌーピー&フレンズ』第58号はこんな感じ
第58号は4月16日(火)発売。
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厚さ約1.5cm。
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開封
表紙のカバー、ダンボールの間にキット、下に本があるという梱包。
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今号のキットに入っているべきもの。
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今号のキットの内容。
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今号のデータ
付属品 | 刺繍糸1種 ポケット布 内布 |
---|---|
タペストリー刺繍 | ウッドストックと ジャック オ ランタン |
スヌーピーグッズ | トートバッグ④(全5回) |
スヌーピーコラム | ウッドストックがスヌーピー 山に登ったことがあるって、 知ってる?など |
早速始めていく。
その1.タペストリーの刺繍
今号は「ウッドストックとジャック オ ランタン」。
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制作時間のめやすは2時間半。苦手なカボチャとウッドストック…難しそう。
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ウッドストックの足を黒で刺していく。
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ウッドストックが刺し終わったら、
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カボチャの中を刺していく。
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苦手なサテンステッチにはガイドラインを引いた。
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カボチャと影を刺し終わったら、
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ウッドストックを黄色で刺していく。
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こちらもガイドライン。
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正面を向いているウッドストックの目と口が超苦手なので、
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勝手にアレンジして目と口の部分は避けて、サテンステッチをした。
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それでもやっぱり目と口は難しい…
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こんな感じで良しとして先に進む。
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カボチャの中をオレンジで刺していく。
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ここでもガイドラインを引いた。
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オレンジで刺し終わったら、黄色でカボチャの目や口を刺して出来上がり。
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タペストリーの刺繍が完成
正面を向いたウッドストックの顔、カボチャのサテンステッチは想像通りに難しく、時間がかかった。
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今号で刺繍したのはタペストリー全体の中の赤で囲った部分。
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秋のタペストリーが始まって20回目。今号で周りが出来上がった!
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スヌーピーグッズに取りかかる。
その2.スヌーピーグッズ『トートバッグ④』
今号の「トートバッグ④(全5回)」では、刺しゅうしたポケット付きの内布を作る。
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制作時間のめやすは2時間。前号に続き本来は手縫いだけれど、ミシンを使うことにする。
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ポケットのアレンジ
まずは、ポケットに刺しゅうする位置を決めるために、布に印をつけようと思ったら、布目が恐ろしくズレている…
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横の目を通すように線を引くとこんな感じ。無事に製図の大きさは取れたけれど、キットの布としてはちょっとこれはひどい。筆者のだけかもしれないけれど…
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次に本来はイニシャルを刺繍するのだけれど、アレンジしてスヌーピーの肉球を刺繍することにした。
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位置を決めて図案を写したら、(刺繍の位置は出来上がり線よりも2cm以上、下に)
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刺繍する。
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次に布を裁断するのだけれど…本のポケットの作り方は、出来上がりに折って本体に縫い付けるので、
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布端は「ほつれどめ液」や「巻きかがり」で始末することを推奨している。
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筆者はポケットの内側の布端が見えるのが好きじゃないので、アレンジして布をつけることにした。
内側の布(左・自前)は製図通り、外側の布(右・キットのデニム)は上の部分だけ1.5cm長く裁断。刺繍の位置は出来上がりよりも2cm以上、下になるように。
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中表で上側を縫い合わせて、
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縫い代を内布側にアイロンで倒し、
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中表でデニムの出来上がり線で折る。
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デニム側を上に置き、下側の飛び出ている布を、
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デニムの大きさに合わせてカット。
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下に5cmくらい返し口を開けて周り(左右と下)を縫う。
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四隅の縫い代を、縫い目を切らないように注意してカット。
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返し口から表に返してアイロンで形を整え、上から1.5〜2cmを縫う。
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縫い終わったところ。
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反対側はこんな感じ。
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次に内布を製図どおりに裁断し、裏のポケットつけ位置の上側に力布(接着芯)を貼って、ポケットを縫い付ける。
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端から2mmくらいで、一筆書きのように縫い付けた。
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ポケットの出来上がり。
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アレンジはここまで。
あとは本の通り内布を縫い合わせて、マチを作って今号の出来上がり。マチのきれいな作り方は前号で詳しく書いています。
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『トートバッグ④』完成
ミシンを使って縫ったので、ポケットの刺しゅうや作り方をアレンジしてもそんなに難しいところもなく仕上がることができた。
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刺しゅうはイニシャルの代わりにスヌーピーの足跡にした。
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ポケットの内側はこんな感じ。内側に布をつけたので布端が見えずにスッキリ。
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実際に作ってみて気になったこと
1.サテンステッチにはガイドラインを引いた
今号はタペストリーのウッドストックにもカボチャにも苦手なサテンステッチが多かったので、ガイドラインを引いてから刺した。
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2.ウッドストックは目と口を避けてサテンステッチをした
本ではこのようにサテンステッチをするのだけれど、
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正面を向いたウッドストックの顔は超苦手なので、位置が分かるように目と口を避けてサテンステッチをした。
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それでもバランスが難しくて何度もやり直したけれど、筆者的にはこの方が目と口が刺しやすいと思った。
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3.デニムのポケット布は布目が…
たまたま筆者のものだけなのかもしれないけれど、ポケットのデニム生地の布目がびっくりするくらい斜めになっていて、
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横の布目に合わせて製図の印をつけるとこんな感じ。幸い大きさは足りたので良かったけれど、キットの布としては残念すぎる。
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4.「Q&A」が載っている!
今号には1ページ半で4つの質問に答えている「Q&A」がある。筆者の記憶だと多分シリーズ初だと思う。こういうのもっと早くやって欲しかった。
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公式のインスタで質問を募集したようで、
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”今後も気になることがあれば、どしどしコメント送ってください!”とあるのは、インスタにということかな?
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必要なもの・あったら便利なもの
説明の中にさらっと出てくる用具類やあったら便利なもの。
キット以外に必要なもの
- ハサミ
- アイロン
- 印付けペン
- 定規
- まち針
あったら便利なもの
ほつれ止め液
トートバッグのポケットを本の通りに作ったら、布端を始末するのに使うと便利なのが「ほつれどめ液」。巻きかがりをする手間を考えると、作業がだいぶ楽になる商品。
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アレンジして内布をつけたので今回は使用しなかったけれど、今まで使ってきた「ほつれ止め液」の中で使いやすかった2つを紹介する。
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1つ目は本の中でも写真が使われている、KAWAGUCHI カワグチの『ほつれ止めピケ』。パッケージに書いてある通り「ほつれ易い布地の裁ち端の始末に便利」。その他にもウール、リボン、ワッペン、刺繍、化繊のほつれ止め。ほころびがかった箇所やボタン付け糸のほどけ防止、糸の補強などにも使える。
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もう1つは『ボンド ホツレーヌ』。針・糸いらずの布用接着剤「裁ほう上手」を販売しているコニシ株式会社の商品。こちらも「裁断後の布地・リボンのほつれ止めに」便利。ビーズのテグスの結び目の補強やボタン糸の補強、ストッキングの伝線止め、セーターのほつれ止めなどにも使える。
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現在使用中のものになるが、キャップをとるとこんな感じ。先端に小さい穴があいていて、そこから液体が出てくる。
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いずれの商品も洗濯、ドライクリーニングがOKというのも嬉しいところ。
ちなみに現在進行中の秋のタペストリー布の周囲には「ホツレーヌ」を使っていて、現在もほつれていないのでその名の通りちゃんと仕事をしてくれている。手元にあると何かと便利に使えるおすすめの商品の1つ。
チャコペーパー&トレーサー
今号のポケットに刺繍の図案を写すのに使ったのはこれ。『チャコペーパー片面・5色セット』とクロバーの『トレーサー・ツイン』。
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チャコペーパーにもいろいろ種類があるけれど、今回は刺繍の図案を写すので片面のもの。
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白・緑・黄色・青・ピンクの5色セットで縦半分に折って入っている。
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そしてクローバー『トレーサー・ツイン』。図案をなぞるのに便利。ペン先はボールペンと同じ感じ。
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ペン先が細・太と2種類あって、ボールチップがスルスルなめらかなので図案をなぞりやすい。
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図案を写すストレスが軽減する優秀アイテム。
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今回紹介した商品以外にも、いろいろなメーカーが様々な商品を発売しているので、用途にあった自分好みのものを選ぶ時の参考になればと思う。
『刺しゅうで楽しむスヌーピー&フレンズ』第58号の感想
タペストリーのウッドストックとジャック オ ランタンはサテンステッチが多く、想像通り難しかった。久しぶりに正面を向いたウッドストックを刺したけれど、相変わらず顔のパーツに悩まされた。長らくカボチャ達には苦戦を強いられてきたけれどそれも今号で終わり、タペストリーの外側が出来上がって一安心。
トートバッグ(全5回)4回目の今号では、ポケット付きの内布を作った。ポケットの刺しゅうや作り方を自分好みにアレンジしたので、出来上がりは概ね満足。前号に続きミシンを使ったので、特に難しいところもなく時間はかからなかった。
次号はスヌーピーグッズ「トートバッグ⑤」(全5回)でバッグが出来上がり、タペストリーはセンターの大きなモチーフが始まる。どんな感じになるのか楽しみ。
次号は4月30日(火)発売!
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詳しく知りたい方はデアゴスティーニの刺しゅうで楽しむスヌーピー&フレンズ公式HPを確認してください。