デアゴスティーニ(DeAGOSTINI)の隔週刊「刺しゅうで楽しむスヌーピー&フレンズ」第41号はスヌーピーグッズ「サコッシュ①」が始まる。
タペストリーは夏が「センターのスヌーピー」。秋は「マーブルスとクッキー」。夏・秋2つが同時進行で大変だったのも今号で終わり。そう、夏のタペストリーが完成するのだ!!最後にふさわしく、ど真ん中のスヌーピーは目立つのでなるべくきれいに仕上げたいけどこれが大苦戦。
実際に作ってみて気づいたこと、あると便利な道具などレポする。
『刺繍で楽しむスヌーピー&フレンズ』第41号はこんな感じ
第41号は8月22日(火)発売。
厚さ約1.3cm。
開封
表紙のカバー、ダンボールの間にキット、下に本があるという梱包。
今号のキットに入っているべきもの。
今号のキットの内容。
今号のデータ
付属品 | 刺繍糸1種 プリント済み布 プリント済みフェルト |
---|---|
タペストリー刺繍 | 夏:センターのスヌーピー 秋:マーブルスとクッキー |
スヌーピーグッズ | サコッシュ①(全4回) |
スヌーピーコラム | スヌーピーの行方不明のきょうだいが 訪ねてきたって知ってる?など |
早速始めていく。
その1.タペストリーの刺繍・夏
今号は「センターのスヌーピー」。”大きなスヌーピーになるので、輪郭のアウトラインステッチの太さに気をつけて刺しましょう!“制作時間のめやすは4時間。前号の5時間半を思えば楽に感じるけど、4時間は大変なこと間違いない。
まずはフェルトにプリントされたスヌーピーを切って、アイロンで整えたタペストリー布に少量のボンドで貼り、たてまつりで縫いつける。
次に本の図案をコピーまたは写して、
アップリケしたフェルトに印をつけるための穴を目打ちであける。
穴を開けたらフェルトに印をつけるのだけれど、これが難しくてきれいに印がつけられない…あきらめて先に進む。スヌーピーの外側のラインをアウトラインステッチしていく。アップリケのフェルトが傷まないように刺繍枠の間に布を挟んで刺していく。
スヌーピーの外側が刺し終わったら、内側の手、足、目、口などを刺していく。耳のサテンステッチがが難しい…
次に水着の花柄を刺すのだけれど、最初につけた印がグチャグチャなので一度印を消して、もう一度きちんと印をつけ直した。
花柄のサテンステッチが終わったら、
首輪を赤で刺して出来上がり!!!
タペストリーの刺繍・夏が完成
タペストリーの中心で一番目立つ部分なので、できるだけきれいに仕上げたかったこともあり時間がかかった。フェルトに印をつけるのが難しく、厚みがあって刺繍も刺しづらかったけれど無事に終わらせることができて良かった。
今号で刺繍したのはタペストリー全体の中の赤で囲ったスヌーピー。
夏のタペストリーが始まって今号で22回目。ついに夏のタペストリーが完成!!!
その2.タペストリーの刺繍・秋
秋のタペストリーは「マーブルスとクッキー」。制作時間のめやすは2時間。
バックステッチなどでまわりを刺していく。
目・鼻・口を刺す。目はちょっとした違いで表情が変わってしまうので難しい…
模様をサテンステッチして、
首輪を刺したらマーブルスは出来上がり。
次にクッキーのまわりを黒で、中を茶色でサテンステッチ。チョコの部分をよけるのがちょっと難しい。
最後にチョコを黒で刺して完成。
タペストリーの刺繍・秋が完成
一番苦労したのは目。クッキーのチョコをよけるサテンステッチもちょっと難しかった。
今号で刺繍したのはタペストリー全体の中の赤で囲った部分。
秋のタペストリーが始まって3回目。
スヌーピーグッズに取りかかる。
その3.スヌーピーグッズ『サコッシュ①』
制作時間のめやすは2時間。今号ではスヌーピーを刺繍するのだけれど、布が厚いので刺しづらそう。
スヌーピーを刺していく。やっぱり布が厚いので刺しづらい。
スヌーピーを刺し終えたら、最後に下の影を刺して出来上がり。耳のランダムストレートステッチは今までも苦手だったけれど、今回もやり方がよくわかっていないのでイマイチ。
『サコッシュ①』完成
難しいというよりも、生地に厚みがあって刺しづらかった。次号以降でサコッシュに仕立てる時に布が厚いので手縫いは大変そう。
ちなみにこの布は刺繍していると布の端がほつれてくる。
刺繍している時にほつれた糸が引っかかったりしてじゃまな場合、糸を引くと布がドンドンほどけてしまうので、引っ張らずにハサミでカットすることをオススメする。
実際に作ってみて気になったこと
今号で実際に作ってみて気になったことなどまとめる。
1.夏のタペストリーのフェルトの印付けは激ムズ
”フェルトを縫いつけたら、図案を写して刺しゅうしましょう”とある。そう、この図案を写して刺繍するのが難しい。特に水着の柄は細かく、目や口は少しでもずれると雰囲気が変わってしまうし、厚みもあるので刺繍もしづらい。真ん中で一番目立つ位置だけになるべくきれいに仕上げたかったので、想像以上に苦戦した。
2.夏のタペストリー完成でひと安心
夏のタペストリーが完成する前に秋のタペストリーが始まったので、39・40・41号はタペストリー2種類が同時に進行した。そのボリュームに辟易したこともあったけれど、ついに今号で無事に完成させることができてホッとした。次号からは秋のタペストリーとグッズの通常に戻るのでだいぶ気が楽。
3.サコッシュの布は刺繍しているとほつれやすい
生地の右下にモチーフがあるので、刺繍をしているとボロボロ布端がほつれやすい。ほつれた糸が引っかかるとさらにほつれてしまうので、前述の通り気になる場合は糸を引っ張らずにハサミでカットすることをオススメする。
4.価格変更の告知は極小文字で1行のみ
どこに書いてあるのかというと、本の裏表紙の次号予告の価格の下にちっちゃく書いてある。
拡大すると「※諸般の事情により、次号から価格が変更になります。」とある。今号までの1390円から1499円になるわけだけれど、あまりにもあっさりちっさく書いてあるのがなんとも言えない。
必要なもの・あったら便利なもの
説明の中にさらっと出てくる用具類やあったら便利なもの。
キット以外に必要なもの
- はさみ
- チャコペン
- 目打ち
- ボンド
あったら便利なもの
フリクションのペン・ボールペン
今号の一番の難関はアップリケしたフェルトに図案を写して刺繍することだった。本ではチャコペンを推奨しているけれど、筆者はフリクションのペンとボールペンを使った。ただしフリクションペンの発売元PILOT(パイロット)HPのQ&Aでは「布に使用しないでください」とはっきりと書いてある。
Q.フリクションを手芸に使いたいのですが、布に使用できますか?
A.フリクションシリーズは、紙に筆記することを目的とした製品です。布に使用すると「布の繊維で目詰まりを起こす」、「ペン先が傷つく」、「インキ出不良やインキ漏れが生じる」、「高温の熱を加えても消えなくなる」、「茶色いシミが残る」など、思わぬトラブルが起こる場合があるため、布へは使用しないでください。
PILOT HP内Q&Aより
筆者の勝手なアレンジなので、特性を理解した上で使用は自己責任でお願いします。
今回夏のタペストリーの印付けに使ったのはこちら。上から「フリクションボールノック 0.5mm」 253円(税込)。下2つが「フリクションファインライナー」各132円(税込)。
ピンクとパープルの「フリクションファインライナー」でつけた印はこんな感じ。型紙の目打ちであけた穴にしっかり印が付けたくてペン先をグッと押し込むとフェルトなのでにじみやすい。水着の花柄はグチャグチャに…
水着の花柄の印がひどかったので、刺繍する前に一度消して印をつけ直した。使ったのはフリクションボールノック0.5mm。
最初につけた印よりもだいぶきれいに印を付けることができた。
刺繍を終えてアイロンをかけたらきれいに印が消えた。ただし、PILOTさんはフリクションペンを布へ使用しないでくださいとのことなので、自己責任でお願いします。
『刺しゅうで楽しむスヌーピー&フレンズ』第41号の感想
夏のタペストリーはアップリケしたフェルトに印を付けて刺繍するのが難しく、想像以上に時間がかかった。秋のタペストリーはマーブルスの黒目の部分とチョコチップクッキーのチョコの部分をよけて刺すサテンステッチが少し手こずった。
グッズのサコッシュの刺繍は布が厚いので刺しづらいといことを除けば、そんなに難しくはなかった。次号以降この布が厚いことが仕立てる時に大変になってくる気がする。
前号に続きボリュームがあったので大変だったけれど、今号はなんといっても夏のタペストリーが完成したのが感慨深い。春のタペストリーにはなかったフェルトのアップリケが難しくて苦戦しながらも無事に作り終えることができて良かった。
次号からは秋のタペストリーとグッズの通常に戻るので、気持ち的にだいぶ楽になりそう。
次号は9月5日(火)発売!
詳しく知りたい方はデアゴスティーニの刺しゅうで楽しむスヌーピー&フレンズ公式HPを確認してください。