甘味処みつばちの『サハラ』はやっぱり美味しい！ずっと残してほしい味

「甘味処みつばち」にはあんみつをはじめ色々な持ち帰りの商品がある。その中でいつも購入するのは『サハラ』。なぜ王道のあんみつではなく、ミステリアスな名前の『サハラ』なのか、その魅力をレポする。

「甘味処みつばち」はどこにある？

創業100年を超える湯島店と2022年にオープンした小石川店の2店舗でともに文京区にある。

湯島店の最寄りは千代田線の湯島駅だけれど、銀座線の上野広小路駅、大江戸線の上野御徒町駅、JRの御徒町駅からも歩いて5分前後なのでアクセスは良い。筆者は上野近辺の美術館や博物館に行った帰りに少し足を伸ばして立ち寄ることが多い。今回は「国宝展」の帰りに立ち寄った。

その時同じく酒悦にも立ち寄ってみた。

小石川店はまだ行ったことがないけれど、最寄りは都営三田線の春日駅。南北線・丸ノ内線の後楽園駅からも近いようなので、近くに行くことがあればぜひ立ち寄ってみたい。

湯島店

小石川店

みつばち・湯島店で『サハラ』を購入

今回は上野公園から歩いて行ったので、上野広小路の交差点を渡って右折、春日通りを湯島方面に歩いていくと左手側にある「みつばち・湯島店」。遠くから見える大きな看板はないけれど、これがお店の外観。

夕方に差し掛かる時間帯なので、売り切れていないかちょっと心配。

お目当ては、もちろん『サハラ』。あった！！！ショーケースには2個だけ。2つ買いたかったので良かった〜。

窓が閉まっていたので、中の店員さんを外から探すとスッと店員さんが窓を開けて対応してくれた。

「サハラを2つください」と告げると、店内の冷蔵庫からサハラを2つ出して用意してくれた。なんだぁ中にあったのね、なにはともあれ無事購入できて良かった。

お店には「小倉アイスの由来」の張り紙があったりしてほっこりする。

サハラの詳細

袋の中には手作り感満載のチラシが入っていた。

「創業（1909年）から変わらぬ味を守り続けて114年」デザインが可愛らしくて良い感じ。

内側には全国配送のお知らせだけれど、お値段は書かれていない。

これが購入した『サハラ』。

帯には名称：あんみつ、品名：サハラと書いてある。

栄養成分表示も帯に書いてある。

 

いざ開封！

 蓋を取ると、食べ方が書いてある紙が入っている。

中に入っているのは、寒天、きな粉、黒蜜、あんこ。

紙に書いてある食べ方にしたがっていこう。①寒天の水を切り

②きな粉をかける

③濃厚な黒蜜をお好みでかけ、あんこと絡めてお召し上がりくださいませ

ということなので、きな粉も黒蜜も全部かけてあんこをのせたらこんな感じ。

寒天、たっぷりの黒蜜、たっぷりのきな粉、こしあんのあんこ。入っているものはこの4つ。そう、きな粉あんみつのこれが「サハラ」。さらさらのきな粉をサハラ砂漠の砂をイメージして「サハラ」なのだ。

実食

せっかくなので、付属のスプーンでいただく。

今まで何度となく食べているし、久しぶりに食べてもやっぱり美味しい！

プリプリした食感で歯切れのよい寒天、トロッとしたコクのある濃厚な黒蜜、香ばしくて風味の良いきな粉、甘すぎないこしあんが絡み合って一層濃厚な味わいになる。黒蜜ときな粉のシャリシャリした食感が混ざりザラメっぽい舌触りでアクセントになっている。

コクのある甘さはさっぱりとした寒天のせいか、甘すぎることなく後味も良い。

筆者的には付属の黒蜜ときな粉を全部入れて食べるのが好みだけれど、甘すぎるのはちょっと…と心配な場合は、好みの量を入れて調節しながら食べることができるので安心。

入っている寒天、黒蜜、きな粉、あんこの1つ1つがどれをとっても美味しい。それらを一緒に絡めて食べることで味も食感も相乗効果が発動、足し算ではなく掛け算の美味しさになる…きな粉あんみつ「サハラ」は、シンプルな素材で素朴なのに何度食べてもまた食べたくなるやみつきの美味しさだ。

ネットでも購入可

みつばちの公式HPでギフトセットの販売をしている。支払い方法は、代金引換、銀行振込、現金書留でクレジットカードでは支払いができないようだ。

楽天市場にみつばち店があるので、こちらではクレジットカードやコンビニ払いなど支払い方法が豊富に用意されている。

いずれも購入したい商品を1つ1つ選んでというわけではなく、セットでの販売となっている。商品が要冷蔵で、クール便になってしまうので、割高に感じてしまうのは否めないが、離れていても購入する選択肢があるのは嬉しい。

みつばち『サハラ』の感想とまとめ

「みつばち」は、もちろん他のお品も美味しいので、あんみつ派、みつ豆派、豆かん派、諸々…推しはあると思うが、筆者は間違いなくサハラ派。「きな粉あんみつ」は、他の甘味処ではあまり見かけないし、とにもかくにも美味しいので。

今回購入したのはみつばち・湯島店だけれど、筆者が「サハラ」を初めて知ったのは今はもうない新宿店だった。新宿店があったときは映画を見た後、買い物の途中、お土産で持ち帰ったりと今よりも気軽に甘味や軽食など色々なメニューを食べる機会があったけれど、現在は上野方面に行った時にタイミングが合えば買ってくるという感じ。なので、ことさらお気に入りのサハラを選んでしまう。それでも、今こうして変わらぬ味を購入できるのは本当にありがたい。

今年に入り、いろいろな思い出があった神楽坂「甘味処・紀の善」の閉店を知り、とても残念にそして寂しく思っていた。甘味処・みつばちさんには、創業から変わらね味をこれからも末永く守り続けていって欲しいと切に願う。