酒悦の福神漬のアレンジレシピを作ってみた!リピ確定の美味しさ

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子供の頃、カレーの添え物程度に思っていた福神漬のイメージをガラリと変えてくれたのが、酒悦(しゅえつ)の福神漬。そのまま食べて美味しいのだけれど、今回は店員さんから頂いたアレンジレシピを作ってみた。簡単に作れて冷めても美味しいアレンジレシピをレポする。

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「酒悦」はどこにある?

直営店は上野本店と人形町店の2店舗で、今回行ったのは上野本店。

筆者は上野近辺の美術館や博物館に行った帰りに少し足を伸ばして立ち寄ることが多い。今回は「国宝展」の帰りに立ち寄った。

この日は「酒悦」に寄ってから、「甘味処みつばち」にも足を伸ばした。

上野本店

近くの駅は上野広小路駅(銀座線)、上野御徒町駅(大江戸線)、御徒町駅(JR)、上野駅(JR)、京成上野駅(京成線)などがある。

住所 〒110-0005 東京都台東区上野2-7-11
電話 03-3458-5371
営業時間 10:00~19:00
公式ホームページ https://www.shuetsu.co.jp/

人形町店

最寄りは日比谷線の人形町駅。人形町通り沿いですぐ近くには甘酒横丁がある。

住所 〒103-0013 東京都中央区日本橋人形町2-4-3
電話 03-5642-0129
営業時間 10:00~18:00
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老舗なのに開放的な店構えで入りやすい

上野本店は上野公園から中央通りを上野広小路に向かって歩いていく途中の右手側にある。大きな看板と幟(のぼり)が目印。

酒悦・上野本店。

店先には樽が並んでいてお漬物などがディスプレイされている。

老舗のお店なのに開放的で入りやすいのは嬉しい。

定番の商品から季節の商品まで目移りしてしまう商品数。看板商品は福神漬だけれど、今日はらっきょうを買おうと思っていたので、「梅酢らっきょう」と「蜂蜜らっきょう」で迷って「蜂蜜らっきょう」をお会計しに行くと、冷蔵ショーケースの中の福神漬が目に入ってしまった。

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元祖福神漬と蜂蜜らっきょうを購入

こちら(蜂蜜らっきょう)をお願いします。あと…元祖福神漬もください。

うわぁ、思わずショーケースにあった福神漬も買ってしまった。店員さんが「こちらのアレンジレシピ、美味しいのでよかったら試してみてください」といってレシピの紙を一緒にくれた。

福神漬もらっきょうも美味しいので、良しとする。

福神漬を彷彿とさせる色の包み紙。

止めてあるテープもお店のテープでかっこいい。

包装紙には「三百年の味の店」とある。そう、酒悦は1675年、江戸時代、第4代徳川家綱が将軍だった頃に創業したお店。

購入したのは「蜂蜜らっきょう」と「元祖福神漬」の2点。

購入した福神漬は要冷蔵の商品なので、保冷剤を入れてくれている。(常温の福神漬もあります)

元祖福神漬はどんな商品?

今回購入した「元祖福神漬」は要冷蔵の商品だけれど、福神漬には「元祖」「特撰」「池之端」などの種類があり、常温で販売されている袋詰、瓶詰や缶詰もある。

裏側には材料名や栄養成分表示が記載してある。

商品名 元祖福神漬
購入店 酒悦・上野本店
価格 432円(税込)
内容量 180g
1袋180gあたりのカロリー 288kcal
賞味期限 購入日から約1ヶ月

蜂蜜らっきょうはどんな商品?

今回購入した「蜂蜜」以外に「梅酢」があって、袋詰だけでなく瓶詰もある。

裏には原材料など。

栄養成分表示。

商品名 蜂蜜らっきょう
購入店 酒悦・上野本店
価格 648円(税込)
内容量 160g
1袋160gあたりのカロリー 227kcal
賞味期限 購入日から約3ヶ月
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福神漬のアレンジレシピをチェック

店員さんに頂いたレシピは2つ折りになっている。

裏側には「酒悦の由来」が書かれていて、これがなかなか興味深い。

本文より抜粋させていただくと、

・創業は1675年(江戸時代)
1675年、初代野田清右衛門が江戸へ出て山田屋を名乗り本郷の元町に店を構え、その後、代々清右衛門を継ぎ上野池之端に店を移した。

・酒悦の名前の由来
寛永寺の本坊である東叡山輪王寺の御門跡の白川宮から「酒が悦ぶほどうまいもの」の意として「酒悦」の屋号を賜った。

・福神漬の発明と名前の由来
福神漬は明治10年頃に15代酒悦清右衛門が数十年の歳月を経て発明し、原料に7種の野菜を使用していることと、不忍池に弁天様があることから七福神にちなみ「福神漬」となづけられた。

酒悦の歴史と福神漬の由来を改めて確認して、いよいよ内側のレシピを見ていく。全部で6つのレシピがある。

今回は「鶏つみれ」と「いなりずし」を作ることにする。

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アレンジレシピ「鶏つみれ」を作る

何人分のレシピなのかわからないけれど、最初なので書かれている通りの分量で作っていく。

材料
  • 鶏ひき肉 200g
  • 塩 1g
  • 元祖福神漬 40g
  • 元祖福神漬の液 15g
  • 大葉 3〜4枚
  • 油 10g(成形用分量外)

早速作っていく。

①鶏ひき肉200gに塩を加えよく混ぜる

②粘りが出てきたところで、刻んだ元祖福神漬と液、千切りにした大葉を加えよく混ぜる

混ぜるとこんな感じ。

③手に油を塗り、練った鶏肉を一口大にまとめフライパンで焼く
今回は8個にしてみた。焼きはじめると、焼鳥のタレのような香りがしてくる。焦げやすいので火加減には要注意。

レシピは以上!なのだけど、フライパンで焼いた方法を参考までに記載しておく。

中火で2〜3分、周りが白っぽくなってきたらひっくり返す。蓋をして弱火で3〜4分、中まで火が通っていることを確認して出来上がり。焼いてみてわかったのは、福神漬の液が入っているからか、焦げやすいので火加減には注意が必要。

※つくねの大きさや厚み、調理器具などによって火の通りには違いがあるので、きちんと中まで火が通っているか確認して調理してください。

出来上がり。

中が気になるので切ってみる!

断面を見てみると、福神漬と大葉が良い感じ。

「鶏つみれ」を実食!

写真は8個作ったうちの6個を居酒屋風?に盛り付けた。いざ、実食!

一口目で福神漬のシャキシャキ、ポリポリした歯ざわりと、焼き鳥のタレを彷彿とさせる甘じょっぱいコクのある醤油系の味が、大葉の爽やかな風味と相まって美味しい!

質感はふんわりではなく、しっかりとしていて福神漬の存在感に負けずに鶏肉を食べている感じがきちんとしてバランスが良い。

驚くのは福神漬のシャキシャキ、ポリポリと存在感のある食感と、タレを作っていないのに味がしっかりついていること。冷めても美味しく、タレがなくてもしっかり味がするので、お弁当にもピッタリだと思う。筆者は下戸なので試せないが、きっとお酒にも合うような気がする。

とても簡単に作れるし、美味しいので絶対また作る!

もちろんレシピのままでも美味しいのだけれど、次回作るときには、大葉を多めにして、いりごまをプラスして作ろうと思う。

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アレンジレシピ「いなりずし」を作る

これがレシピ。材料では「淡口福神漬」となっているが、気にせず「元祖福神漬」で作る。

材料
  • いなりずし用おあげ 10枚
  • 白米 1合(150g)
  • 淡口福神漬 70g
  • 淡口福神漬の液 15g

レシピの中には油揚げの煮方は書かれていない。「いなりずし用おあげ」は市販のものを用意するのか?もちろんそれでも構わないと思う。筆者は自分で煮ると好みの味にできるので、油揚げは自分で煮ることにする。

だし汁を使わない簡単な作り方で、中に福神漬を入れるので薄めの味付け。出来上がったものを一晩冷蔵庫でつけ置くと味がしみて美味しくなるのでおすすめ。

参考までに油揚げを煮た方法を記載しておく。

①まずは油抜き。油揚げを半分に切り、袋に開いて沸騰した湯で1〜2分煮てザルに取り水気を絞る。(絞る時は熱いので十分注意。)

②しょうゆ、みりん、砂糖を各大さじ2と水200ccに①の油揚げを加えて、落し蓋をして中火で約10分煮詰める。

③煮汁につけたまま冷ます。(前日に作っておき、冷蔵庫で保存しておくと味がしみて美味しくなるのでおすすめ)

おあげの準備はできたので、先に進む。

まずは炊いたご飯を1号分用意する。1合(150g)は炊きあがると大体320〜350gくらい。

①炊いた白米1合(150g)に福神漬の液を加えよく混ぜる
液は少しなのでムラなく混ぜるのがちょっと難しい

②福神漬を細かく刻み、①に混ぜる

いりごま(大さじ1)入れたら美味しそうなので、勝手にアレンジ。

混ぜるとこんな感じ。

福神漬と勝手にアレンジしたいりごまが混ざって美味しそう。

③いなりずし用おあげに詰める

レシピは以上!なのだけれど、筆者のおあげにご飯を詰める時のポイントを記載しておく。

ポイント
  • おあげの煮汁を軽くしぼって(しぼりすぎると美味しくないのでほどほどに)、煮汁は器に取っておく。
  • 入れるご飯を取っておいた煮汁を手につけながら1個づつ詰める分量(おあげの枚数分)に丸めておく(ご飯が手につきづらくて良い)。

出来上がり!
いなりずしは個人的に裏(内側を外にしたもの)が好きなので、表・裏の両方作った。

中が気になるので切ってみる。

断面はこんな感じ。福神漬がたっぷり。

「いなりずし」を実食!

昨日からおあげを煮て準備していたので楽しみ。

ご飯は酢を入れていないのに酢飯みたいな味がして美味しい。もちろん福神漬のシャキシャキした歯ざわりも良い感じ。今回勝手にアレンジして入れたいりごまも良いアクセントになっておすすめ。塩っぱいかちょっと心配だったけれど、おあげの味をあまり強くしなかったのは良かったのかもしれない。

本来は「淡口福神漬」を使うレシピなので、ご飯の色はちょっと濃いけれど「元祖福神漬」でも問題なく美味しくできた。ただ、おあげの味は好みがあると思うのでお好みの味で煮て作るも良し、市販のものを使えばもっと簡単に作れると思う。

福神漬の液と福神漬を刻んで入れるだけで、簡単にいつもとちょっと違ういなりずしを作れるのは良い発見だった。

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酒悦の商品はネットでも購入できる

今回筆者が購入した要冷蔵の福神漬は、もしかすると実店舗だけの取り扱いなのかもしれないが、常温の袋詰、瓶詰・缶詰の商品はネットで購入することができる。酒悦の顔ともいえる福神漬にも複数の種類があるし、もちろん福神漬以外の商品もたくさんある。

元祖 福神漬

酒悦のHPはもちろん、いろんなECサイトでも購入できる。上野本店や人形町店に足を運ぶことができなくても、買えるのは嬉しい。

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酒悦『元祖福神漬』のアレンジレシピを作った感想とまとめ

今回作った「鶏つくね」と「いなりずし」は両方ともに美味しく、リピート確定!

「いなりずし」は作る前に何となく味の想像をしていたけれど、酢を入れていないのに酢飯のような味になっているのはびっくりで、歯ざわりなど想像以上に美味しく、簡単に作れて良い。

「鶏つくね」は、これを作るために福神漬を買おう思う美味しさだ。生地自体に味がしっかりついていて、福神漬のポリポリ食感と爽やかな大葉の取り合わせが良い。そして焼きたてはもちろんのこと冷めても美味しい。こちらも作り方は至って簡単で、焼く時に焦げやすいので火加減に注意することくらい。次回作るときには自分好みに大葉多めにしようかなと思う。

そもそも酒悦の福神漬は単品で美味しいので、アレンジレシピが美味しいのも当たり前と言えば当たり前なのかもしれない。美味しい福神漬だからこそ、シンプルな材料で簡単に美味しく作れるレシピが成立するのだろう。次回はそのまま食べる分とアレンジレシピを作る分を考慮して、少し大き目のサイズを選んで購入しようと思う。

今回作ったアレンジレシピは6種類中の2つ。ともに美味しかったので、他のレシピも機会があれば試してみたい。

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