【定番化希望】デイリーヤマザキの「空飛ぶドーナツ」は和風な甘さがクセになる

コンビニでドーナツなんて今さら珍しくもない。むしろブームは過ぎ去っている。そんなことはお構いなしに新商品のドーナツをデイリーヤマザキは販売した。その名も「空飛ぶドーナツ」だ。

商品を見たところドーナツであることは間違いないのだが、問題は“空飛ぶ”という謎のネーミングだ。ドーナツが空を飛ぶとはどういうことなのか?お店の一押し商品のようなディスプレイに押され、疑問に思いながらも購入してみた。

その味は流行に左右されない、王道の味だった。

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100個限定

店内に入った途端、目立つところにドーンとディスプレイされていた。空をイメージした青い布に、雲をイメージしたかのような白い包み紙が目をひく。

どうやら限定品のようで「なくなり次第終了させて頂きます」とある。その日によって限定個数が書き換えられる仕様で、購入しに行った日は100個限定だった。ちなみに左隣にちらっと映っている、フライドトルティーヤも美味しい。

あちこちにドーナツが置かれている。今出ている分で終了なのかは分からないが、これは購入してみるしかない!

素焚糖(すだきとう)という砂糖を使用しているということなのか?チラシをもらっていこう。

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空飛ぶ理由

写真ではドーナツ自体が飛んでしまっているが、「ふんわり軽い食感」=「空飛ぶ」ということなのか?食べる前に「空飛ぶ」理由について詳しくみていこう。

「素焚糖の優しい甘さとコクが口いっぱいに広がる、軽くてふんわりとした食感のドーナツです」とディスプレイにはある。となると、素焚糖って何だ?店にあったチラシをもらったので見ていこう。

奄美諸島で取れるさとうきび原料100%の砂糖ということらしい。優しい甘さが特徴というが、どんな味なのか?

中を開くと「そのままがおいしい素焚糖です」と書いてあり、素焚糖トーストなる写真がある。

さらに開くと素焚糖を使用したレシピがのっていた。和風にも洋風にも合うようだ。

素焚糖は通販でも売っていた。レビューを見るとなかなかの高評価。食べる前から期待が膨らむ。

この素焚糖を使用して作ったドーナツというのが、「空飛ぶドーナツ」ということだ。うーん、この砂糖が空飛ぶ理由なのか?この砂糖を空輸してきたということか、それとも飛んでしまうヤバい味なのか?ますます謎は深まる。

公式のTwitterに答えはあった。名前の由来は食感だった。ふわっと軽い食感=空飛ぶということだった。

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ドーナツの詳細

名前の理由も分かったことで、さっそくドーナツを様々な角度から調べてみよう。まずはパッケージ、雲をイメージしたシールにかわいらしい書体で書かれている。

裏面には成分表示。「もち食感 揚げ団子」でおなじみのV.CとV.Eも健在だ。

重さは56g

厚さは約4.5cm

直径は約9cm

商品名 空飛ぶドーナツ
価格 140円(税込)
1個あたりのカロリー 221kcal
購入店 デイリーヤマザキ
消費期限 1日
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空飛ぶうまさ!

素焚糖がまぶされた表面は、ドーナツというより揚げパンっぽい。

つぶれないように注意して半分に切ってみると、中には何も入っていない普通のドーナツだ。

断面は意外と詰まっている。空洞だらけのドーナツではない。

空飛ぶというネーミングの理由が食感というだけあって、とにかくふかふかだ。しかし中が断面を見ても分かるように詰まっているので、食べ応えがちゃんとある。ミスドよりもクリスピークリームドーナツのような雰囲気に近い。

表面にまぶされている素焚糖が、まるでキナコのようにも感じる。三温糖とか黒糖とかみたいなコクのある甘さだけど、強いクセはなくほのかに感じる程度だ。そのせいか、和風に感じる。あんドーナツにしたら合いそうだ。

砂糖が溶けている部分はまるでフレンチトーストのように、しっとりとした味わいに変わる。揚げているのに油っこくないため、菓子パンのようにも感じる。何個でもついつい食べてしまいたくなる味で、一度食べたらクセになる。

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定番化希望!

空飛ぶドーナツは食感からつけられたネーミングだというが、食べると空に舞い上がるような幸せと優しさを感じる味だった。「ちょっとうちもドーナツやってみました」というレベルじゃない。コンビニドーナツの粋を完全に超えている。バックのヤマザキ製パンが総出で、ドーナツ業界に殴りこみをかけてきたような完成度だ。

もし、ドーナツ専門店で空飛ぶドーナツを販売したら、価格もお手ごろだし大人気になるのではないか。クリスピークリームドーナツのオリジナル・グレーズドのような、流行に左右されない定番の味といった感じの商品だ。

ぜひ、デイリーヤマザキで定番化して欲しい。マリトッツオのようにいつの間にかなくなってしまわず、もち食感揚げ団子のように常に置いておいてもらいたい。

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