デイリーヤマザキで販売されている「もち食感揚げ団子」に、カスタード味が新たに加わった。前から販売されている胡麻ときなこと違い、新味はなんと洋風だ!
なるほど、洋菓子を食べたい人も取り入れようという作戦か。確かにカスタードも合いそうな気はするが、揚げ団子を求めている層には響かない気がするが……。そんな不安を抱きつつ、新顔がどんなものか買ってみた。もはや団子というより別物に変わっていた!
簡易包装に変わっていた
以前はプラケースに入っていた「もち食感揚げ団子」も、今はビニールで包まれている包装に変更されていた。
成分はこんな感じ。相変わらずVEだかVCだかが入っているのは変わらない。
胡麻のほうは1個あたり約287.5kcalだったが、カスタードは192kcal。値段はカスタードのほうが20円高い130円(税込)だった。消費期限も同じくぴったり24時間。名称も同じドーナツだ。
商品名 | もち食感揚げ団子(カスタード) |
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価格 | 130円(税込) |
1個あたりのカロリー | 192kcal |
購入店 | デイリーヤマザキ |
カスタード味の詳細
見た目はまさにドーナツ。というか、どちらが裏表なのかよくわからない。粉砂糖のようなものがついているのは片面だけで、そっちが表かと思ったら、ふくらみの形状を見ると、砂糖がついていないほうが表と思われる。
胡麻味は2021年に販売されたのものと比較しているので、現在は仕様が変更されている可能性もあるのでご了承いただきたい。
直径は約6.5cm
ちなみに胡麻は約8cmだ。カスタードのほうが小さいことになる。
重さは61g
胡麻のほうが89gなので重い。
厚さは一番高いところで3cmぐらい。
胡麻味は約3.7cmぐらいあった。
カスタード味を食べてみる
計測を終えたのでさっそく半分に切ってみる。どれぐらいカスタードが入っているのか、そしてもちもちの感じはどうなのか断面を見てみよう。
胡麻味にもあったもちもちの素みたいなものが、こちらにもちゃんと存在している。カスタードの量と同じぐらい入っているような気がするぞ。
フォークで押してみるとこんな感じ。外は柔らかく、ムニュっとクリームが出てくる。
胡麻との大きな違いはやはり食感だ。皮の周りに何もついていないので、カリっとした歯ざわりはない。もはや団子というよりもドーナツだ。ミスタードーナツのカスタードクリームドーナツを思い起こす味だ。
カスタードクリームはバニラの風味はあまりないが、そんなに甘くなくあっさりしている。多少香ばしい匂いがして、食べた食感はまさにもっちりだ。もっちりし過ぎて逆に噛み切れないぐらいだ。
ただ、もっちり感を出そうとし過ぎたせいか、皮よりも求肥っぽいものが多いためネチネチしている感じが強い。だからなのか、小さい割には食べ応えがある。口溶けはそれほどよくもなく、最後に求肥が残る。その上、わりと脂っこさを感じる。とにかく一番感じるのは求肥だ。
感想とまとめ
もし何も知らずに団子を食べたいと思って買ったら、ドーナツだったというショックを受けるかもしれない。いっそドーナツよりも団子よりも、クリームパンとして出したほうがいいんじゃないか?と思う味だった。
今回カスタードを食べて分かったが、この「もち食感揚げ団子」シリーズは、外側の皮に工夫があるのが大事だということだ。胡麻味は外側に香ばしい胡麻がついているし、きなこ味は外側にきなこがまぶされている。カスタードなら外側にナッツとか、そういったものをまぶすのが良かったかもしれないと思った。
胡麻ときなこに並ぶにはまだ早い新顔だったが、試み自体は悪くない。試行錯誤を繰り返すことで、また新たな何かが生まれる可能性がある。いつかは、胡麻先輩ときなこ先輩の高過ぎる壁を乗り越えるものが出てくるのか?今後の新顔にも期待だ。