デアゴスティーニ(DeAGOSTINI)隔週刊「刺しゅうで楽しむスヌーピー&フレンズ」第90号は、スヌーピーグッズ「大きなファスナーポーチ③」(全3回)でポーチを完成させる。出来上がりに対してファスナーは長めで布に余裕もあったので、大きさを変更することにした。
刺しゅう時計は「おばけ」。特に難しいところはなかったけれど88号の図案も仕上げるので少し時間がかかった。
実際に作ってみて気づいたこと、あると便利なものなどレポする。
『刺繍で楽しむスヌーピー&フレンズ』第90号はこんな感じ
第90号は7月8日(火)発売。

厚さ約1.3cm。

開封
表紙のカバー、ダンボールの間にキット、下に本があるという梱包。

今号の内容とキット。

今号のキット。

今号のデータ
付属品 | 刺繍糸3種 内布 |
---|---|
刺しゅう時計 | おばけ |
スヌーピーグッズ | 大きなファスナーポーチ③(全3回) |
スヌーピーコラム | スヌーピーやウッドストックたち が水中マスクを持っているって、 知ってる?など |
早速始めていく。
「刺しゅう時計」の刺繍
今号は「おばけ」。

制作時間のめやすは2時間。

黒でまわりを刺していく。右上の葉とおばけから刺しはじめて、

下に刺し進む。

葉の形はちょっと複雑だけれど、

途中でおばけの目を刺しながら、周りを刺し終わったら、

おばけの中を刺すので、ガイドラインを引いた。

おばけの中はどこを刺すのかちょっと分かりづらい。

右上のおばけの目と葉っぱの中を2色で刺したら出来上がり…なのだけれど、

今号では88号「月とおばけ」の葉の中も刺して完成させる。

88号ではここまでだったので、

まずは黄緑で葉を刺して、

エメラルドグリーンで刺したら88号の出来上がり。

「刺しゅう時計」の刺繍完成
葉がなんともいえない形なことと、おばけの中のサテンステッチする部分がちょっと分かりづらかった。そして、

88号で途中までだった葉の中を刺して完成させた。

今号で刺繍したのはタペストリー全体の中の赤で囲った部分で、青は葉の中を仕上げた部分。

刺しゅう時計が始まって10回目。残りあと10号で完成の予定。

スヌーピーグッズに取りかかる。
スヌーピーグッズ『大きなファスナーポーチ③』
今号は「大きなファスナーポーチ③」(全3回)でポーチを完成させる。

制作時間のめやすは2時間。

まず最初に本の作り方を確認すると、ポーチの出来上がり約21.5cmに対してキットのファスナーは約24mと長いことがわかる。
本ではファスナーの止め金部分を中に折り込んで作るように書いてあり、そうすると厚みが出てもたつくのが気になるのでファスナーを切って使おうかと思ったのだけれど、表布・内布の大きさを確認するとファスナーの止め金までの長さで作れそうなので、ポーチをファスナーにあわせた大きさに変更することにした。
ということで以下、変更した大きさで作り方もアレンジして作っています。そして手縫いではなくミシンで縫うことにした。
ファスナーの長さに合わせて型紙を調整する。長方形なので上下左右約1cmずつ大きくした型紙にして表布を裁断。内布の裁断については後述します。

本のやり方とは違うけれど、なるべく厚みが出ないようにファスナーをつけたいので、
ファスナーの両端を裏に折って縫いとめた。上側。

上側の裏。

開けてみるとこんな感じ。

下側も同じように折って縫いとめた。

下側の裏。

表布と縫い合わせるのもミシンを使うのでアレンジ。表布を出来上がりで折ってファスナーを付ける位置に合わせてミシンで縫う。これだと一度縫うだけなので楽。

これでファスナー付けは終了。

あとはファスナーを半分開けた状態で周りを縫い、縫い目を切らないように底の角を切り表に返したら表布の出来上がり。

次に内布。本では内布本体を2枚用意して縫い合わせているけれど、底の部分は「わ」でスッキリさせたいので型紙を変更して1枚で裁断。
ポケットも本では1枚仕立てで布端を巻きかがりして始末しているけれど、取り出し口の内側に縫い代が見えないよう「わ」にしたいので2枚仕立てになるよう型紙を変更して裁断。

本体の底、ポケットの取り出し口を「わ」にして作る。

まずはポケット。

縦半分に折って返し口を開けて周りを縫い、角を切り、表に返しアイロンで整える。

「わ」を上に本体のポケット付け位置に合わせてとめる。ここで内布が薄いので裏に力布をつけることにした。

使うのは接着芯。6箇所アイロンで貼ることにする。

こんな感じで裏に貼り付けた。

ポケットを縫い付けたら、

内布本体を中表で半分に折って、

両端を縫い、底の角を斜めに切り取って表に返す。

次に本では表布の中に内布を入れて縫い合わせるのだけれど、筆者は逆の方が縫いやすのでアレンジ。表に返した内布に表布を軽く裏に返して(角など出す必要ない)入れる。
内布の入れ口部分を出来上がりでアイロンで折り、まち針でとめる。

内側はこうなっている。

縫い合わせる時はファスナーの色に合わせた紺色の糸を使い最後まで縫ったら表に返して、

出来上がり。

本ではタッセルをつけるアレンジが載っているけれど、ついていないほうが好みなのでパス。

スヌーピーグッズ『大きなファスナーポーチ③』完成
今号は苦手なパンチニードルではなく、ポーチに仕立てる工程、さらにミシンも使ったので気楽に作ることができた。
ファスナーの長さに合わせた大きさに変更したり、内布やポケットを「わ」にしたり、作り方もアレンジしたことが多い。今号の仕立てに関しては、自分好みに作ったので概ね満足な出来上がり。

裏側。

アレンジした大きさは長さ約24.5cm。

横約12.5cm。

パンチニードルのスヌーピーは途中で白い糸が足りなくなって困った。

SNOOPYの文字を写す時はLEDトレースボードを使った。

ファスナーの長さに合わせてポーチの大きさを変更。

引き手の部分はこんな感じ。

最初にファスナーを折っておくと、出来上がりがスッキリする。柄合わせをきちんとしなかったのは甘かった…

内布の縫い合わせも縫い目が目立たずまぁまぁ良し。

内布の底・ポケットの入れ口を「わ」にしたので、内側もスッキリ。

実際に作ってみて気になったこと
アンケート協力のお願いが入っていた
今号にはアンケート協力の紙が入っていたので、どんな感じか見てみたのだけれど…

時計は今号と88号のモチーフを完成させる
今号は90号のモチーフと88号で途中までだったモチーフを仕上げた。延長の81号から始まった刺しゅう時計は、1号でモチーフが出来上がる時と号をまたいで仕上げる時があってどうもしっくりこない。残りあと10号がどんな感じで進行していくのやら。

ポーチはいろいろアレンジした
今号で完成したポーチは前述のとおり布の大きさを確認したら、ファスナーの長さに合わせて作れそうだったので縦横の大きさを変更。
さらにファスナーの付け方や内布のポケットなど本の作り方ではなく、自分好みにアレンジ。ミシンを使ったこともあり、仕立ては特に難しいことはなく無事完成させることができた。

今後のグッズのラインナップは?
刺しゅうで楽しむスヌーピー&フレンズHP「ラインナップ一覧」を確認すると90号までしかラインナップ一覧にない(7月17日時点)。このシリーズ残りのあと10号で何を作るのか気になるところ。
次号91号のお知らせによると、ウォールポケット①(全3回)なので、91・92・93号でウォールポケットを作り、残りの7号であと3つくらいのグッズを作るのかなと思っている。

必要なもの・あったら便利なもの
説明の中にさらっと出てくる用具類やあったら便利なもの。
キット以外に必要なもの
- まち針
- 印付けペン
あったら便利なもの
指ぬき・シンブル
ミシンを使わず本の通りに手縫いでポーチを仕上げる場合、布が重なって厚みがあり縫うのが少し大変だと思う。
そこで活躍するのが「指ぬき」や「シンブル」。筆者の愛用中のものは、使い込んでいるので当初の輝きはないけれど、左からセル巻皮指ぬき(メーカー不明)、中央は総目指ぬき(クロバー)、右がシンブル<縁付>(クロバー)。 クロバーの金属製の2つはサイズがいろいろあって自分の指にあわせて選ぶことができるのでおすすめ。

『刺しゅうで楽しむスヌーピー&フレンズ』第90号の感想
「刺しゅう時計」は、葉の形が不規則だったり、おばけの中のサテンステッチが分かりづらかったりしたけれど、特に難しい部分はなかった。そして88号のモチーフも葉の中を刺して完成させた。
今号で完成させた『大きなファスナーポーチ』は、ファスナーの長さに合わせて作れる布の大きさだったので大きめに変更。さらに自分の作りやすいやり方で、自分好みにアレンジした。
思い返せばスヌーピーをパンチニードルで刺している途中で糸が足りなくなったりして散々だったけれど、今号のポーチの仕立ては概ね満足な出来上がり。無事に完成させることができて良かった。
次号はスヌーピーグッズ「ウォールポケット①」(全3回)が始まる。どんな感じなのか楽しみ。
次号は7月22日(火)発売!


詳しく知りたい方はデアゴスティーニの刺しゅうで楽しむスヌーピー&フレンズHPを確認してください。