デアゴスティーニ(DeAGOSTINI)の隔週刊「刺しゅうで楽しむスヌーピー&フレンズ」第27号はスヌーピーグッズ「ミニバッグ」が始まる。そしてグッズとタペストリーの両方に超苦手なウッドストック様のあの顔の刺繍があるなんて…
実際に作ってみて気づいたことなどをレポする。
『刺繍で楽しむスヌーピー&フレンズ』第27号はこんな感じ
第27号は2月7日(火)発売。
厚さ約1.2cm。
開封
表紙のカバー、キットはダンボールに挟まっていて、下に本があるという梱包。
入っているべきものはちゃんと入っていた。
今号のキットの内容。
早速始めていく。
その1.タペストリーの刺繍
今号では「スヌーピーと浮き輪」を刺繍する。制作時間のめやすは3時間。前号は4時間だったので、それよりは時間がかからないのだろうと思ったけれど、ウッドストックが苦手な表情なので、始める前から不安になる。
まずはスヌーピーを刺繍していく。
スヌーピーがおわったら、ウッドストック。
浮き輪を刺していく。
浮き輪がおわったら、
スヌーピーの首輪と帽子の中を刺す。
ここからはウッドストックのサテンステッチ。
目と口を刺す…これが超難しい。何度もやり直してもうこれでやめておく。帽子の中を刺したらウッドストックは終わり。
浮き輪の中を赤でサテンステッチする。苦手なのでガイドラインを引いた。
あと1箇所、もう少し。
完成。無事に終わって良かった。
タペストリーの刺繍完成
赤のサテンステッチも量が多いので時間がかかったけれど、やっぱりウッドストックの両目と口の部分が難しかった。
今号で刺繍したのはタペストリー全体の中の赤で囲った部分。
夏のタペストリーが始まって今号で8回目。
スヌーピーグッズに取りかかる。
その2.スヌーピーグッズ『ミニバッグ①』
本の制作時間のめやすは2時間。今号ではバックにつけるウッドストックのトリム…トリム??って知らなかったけれど、バッグに付けるチャーム的なものを作る。
まずはウッドストックのまわりを刺繍していく。
まわりを刺し終えたら、
黄色で目と口の部分避けながらサテンステッチ。あとは頭の上の部分を刺せばサテンステッチ終了。
目をフライスステッチで、口はバックステッチで刺す。これがやっぱり大変だった…
紺で周りをランニングステッチ。簡単かと思ったけれど難しかった。
図案の線で切り取って、
次は土台のパーツ。工程の写真を撮り忘れてしまったので、文章にて。
布を型紙通りに裁断して、0.3cm内側を細かく並縫いして糸を引き、厚紙をくるみボタンのように包む。麻ひもを三等分して三つ編みしてひもを作り土台に縫いとめる。麻ひもを三つ編みする時は、クリップやセロハンテープなどで最初の部分を固定すると編みやすいのでおすすめ。
あとは土台にフェルトを縫い付けて、
完成。
『ミニバッグ①』完成
出来上がりはこんな感じ。
とりあえず作り終えることができて良かった。
実際に作ってみて気になったこと
今号で実際に作ってみて気になったことをまとめる。
1.タペストリーのウッドストックの目と口に大苦戦
なにしろ難しかったのは、ウッドストックに目と口を刺繍すること。本にも難しい部分と書いてある。
難しい部分だけあって、アドバイスとしてやり方が2通り書いてある。
「①図案線を確認しながら刺す」この場合、目の部分を無視してサテンステッチをして、針先でその下の元の図案線を確認しながら刺す。
「②図案線の部分で分けて刺す」これは目の図案線の部分を避けてサテンステッチをする。
筆者は①の目の部分を無視してサテンステッチしてから目を刺すことにしたのだけれど、実際針でサテンステッチの糸をよけて、下の図案線を確認しながら目を刺すなんて全く上手くできなかった。
なので、この状態から本の実物大図案と見比べながら、この辺でこんな感じかなと何度もやり直すことになった。
なにしろバランスが難しい。なんか違う、やっぱりなんか違う…と、何度もやり直すうちにサテンステッチがおかしくなってしまいそうになる。
なんでこんなにうまくいかないんだろう…と、途中で嫌気がさしてきたけれど本に書いてあるようにこの部分は難しいようなので、妥協できる程度になったら諦めも肝心と自分を納得させて終わらせた。
2.ミニバッグの4本どり刺繍はキットの刺繍針ではやりにくいのでは?
ウッドストックのまわりの黒の部分は4本どりと3本どりで刺繍するのだけれど、
アドバイスに「糸の数が増えると揃いにくくなりますが、ロウ引きすると揃いやすくなります。」と書いてある。糸を揃えるのはそうなんだろうけれど、確かキットで付いてきた刺繍針って細かった気がする。創刊号に付いてきたキットの針は第3号にしてポッキリ折れてしまったので、以後糸の太さに合わせて自前の針を使っているので意識したことなかったけれど、確か2〜3本どりくらいの細めの針だった気がするので、4本どりはちょっと大変なのかもしれない。
3.ミニバッグのウッドストックの目と口が難しい
ミニバッグのウッドストックもこの表情。こちらはタペストリーよりもウッドストックが大きいので目と口の部分を避けてサテンステッチするやり方だった。
目と口の図案線を避けてサテンステッチをしてあるので、位置がわかる分タペストリーに比べるとやり直す回数は少なかったけれど、それでもやっぱり難しかった。
4.ミニバッグのウッドストックの周りのランニングステッチが案外難しい
矢印の部分のランニングステッチ。正直そんなに難しいと思っていなかったけれど、これがなかなか難敵だった。目立つ部分なので、なるべく縫い目を揃えてきれいに仕上げたかったので何度かやり直した。フェルト生地で厚みがあるので、間隔を揃えるのが難しく、何度もやり直すと毛羽立ってしまいそう。円なので縫い始めと縫い終わりの間隔がなるべく合うようにするのも何気ないことだけれど難しかった。
あったら便利なもの
説明の中にさらっと出てくる用具類とあったら便利なもの。
キット以外に必要なもの
- ハサミ
- アイロン
- 定規
あると便利なもの
印付けペン→布に印を付ける
セロハンテープ・クリップなど→麻ひもを三つ編みする時に固定するとやりやすい
ボンド→フェルトを土台に縫い付ける時にずれないように使う
今号のデータ
付属品 |
刺繍糸2種 |
---|---|
タペストリー刺繍 |
スヌーピーと浮き輪 |
スヌーピーグッズ |
ミニバッグ① |
スヌーピーコラム |
プールでもルーシーを |
『刺しゅうで楽しむスヌーピー&フレンズ』第27号のまとめと感想
実際に作り終えて今号の良いところと残念なところをまとめてみた。
今号はとにかくウッドストックの目と口が難しかった。タペストリーとミニバッグの両方にこの表情のウッドストックはもう始める前から嫌な予感がしていた。
特にタペストリーのウッドストックの目と口はモチーフ自体は小さいけれど、うまくいかずに何度もやり直して時間がかかったのは結構なストレスだった。もはや出来栄えよりもただただ無事に作り終えることができて良かった。
この表情のウッドストックの刺繍は今までにもあったけれど、タペストリーとグッズの両方で2つあるのは今号が初めて。デアゴさんこの難しいウッドストックは1号に1つでお願いしたいです。
次号のスヌーピーグッズのミニバッグは、いよいよバッグ本体を作っていく工程になるようなので楽しみ。
次号は2月21日(火)発売!
詳しく知りたい方はデアゴスティーニの刺しゅうで楽しむスヌーピー&フレンズ公式HPを確認してください。