デアゴスティーニ(DeAGOSTINI)の隔週刊「刺しゅうで楽しむスヌーピー&フレンズ」第16号は、前3号から継続中のスヌーピーグッズ「ティッシュケース」の最終回(全4回)。いよいよテッシュケースが完成して、ボックステイッシュを入れてみると…えっ?入らない!!どこか間違えた?本のサイズに出来上がってるのに…
実際に作ってみて気づいたことなどをレポする。
『刺繍で楽しむスヌーピー&フレンズ』第16号はこんな感じ
第16号は9月6日(火)発売。
前号よりも薄い約1.2cm。
開封
全員プレゼントの応募券(赤い三角)は表紙カバーの上の部分にある。
表紙のカバー、キットはダンボールに挟まっていて、下に本があるという梱包。
入っているべきものはちゃんと入っていた。
今号のキットの内容。
早速始めていく。
その1.タペストリーの刺繍
今号では「ライナスとたまご」を刺繍する。制作時間の目安は2時間半。前号も2時間半だったので、前号と同じくらいの感じかなと思いながら始めていく。
早速本の手順通りに始めようとキットに入っていた刺繍糸をみるとなんか変。これなに??
よく見てみると…え??糸が飛び出てる。なにこれ?
カセをほどいてみると、なんと切れてる!!!なにこれ、初めて見た。6本のうち1本が切れている状態。なんかこういうの残念な気持ちになる。デアゴさん、ちゃんと検品してください。
先に進む。
本の手順通りにまずはライナスのバックステッチをする。ライナスの髪の毛はラフな感じだけれど、かえってそれが難しく感じる。こんな感じで良しとした。
顔とズボンとくつを刺して、
たまごのバックステッチまで終わった。
服と靴下のサテンステッチが終わって、あれ?隣のサリーの服と同じ色??確認してみる。
あぁぁ、やってしまった…
刺繍糸を間違えた!
今回使うピンクは2色で、濃いピンク(601)とピンク(602)。
「実物大の図案」で確認するとライナスの服と靴下は濃いピンク。たまごはピンク。
実際の糸がどのくらい色が違うのかというと、このくらい。上が濃いピンクで下がピンク。そう、ライナスの服と靴下を間違えてピンク(602)でサテンステッチしてしまったのだ!ちなみに前号刺繍した隣のサリーの服の色が602番のピンク。
う〜ん、どうしよう…やり直そうか?大丈夫、そんなに問題ないじゃん!って一瞬思ったけれど、ダメダメと思い直しほどいて濃いピンク(601)でやり直した。
濃いピンクでやり直したものがこれ。隣のサリーより多少濃いピンクになった。
違いを比べてみると…
わざわざ隣のサリーと多少色が違う程度で時間をかけてやり直す必要はあったのか?というと、ここでやり直さなかったら出来上がったあとも見る度に間違えたことを思い出すので、筆者的には直してよかった。
やっと先に進める。
靴とたまごをサテンステッチ。
たまごとたまごの間の線を刺したら終了。
タペストリーの刺繍完成
服と靴下の色を間違えるというアクシデントがあったものの、無事に終わって良かった。
今号で刺繍したのはタペストリー全体の中の赤で囲った部分。
今号で周りが終わって、あとは中心部分のみ!
スヌーピーグッズに取りかかる。
その2.ティッシュケース④
本の制作時間のめやすは2時間と前号と同じ。ただし、今号では刺繍がなく仕立てるだけで、ましてや筆者はミシンを使うので気が楽。
布が糸くずだらけ
本の製図通りに印をつけていくのだけれど、布を広げると内側の全面に糸くずが…
ちょっと見えづらいけれど、内側全面に糸くずがついている。これでは作業できないのでコロコロ(粘着テープクリーナー?)などで糸くずを取らないと作業できない!糸くずがわかりやすいように茶色のガムテープで取ってみる。
こんな感じ。これでもまだ半分くらいしか取り切れていない。デアゴさん、こういうの悲しいです。
布をきれいにして、採寸して裁断。前号に続き、筆者はミシンを使って仕上げる。裁断した布の巻きかがりはジグザグ。それ以外の部分もミシンで仕上げた。
仕上げの工程は本を見ながら作れば、さほど問題なくできるのではないかと思う。ただ、手縫いだと結構時間がかかると思う。
ミシンで平ゴムを縫い付けたやり方
ミシンで仕上がる時の筆者の平ゴムを付けたやり方を記載しておく。
両側の平ゴムのつけ位置に印をつけて、片側だけ縫い付ける。
縫い代を出来上がり線で折って、裾を一周縫う。
裾を縫い終わったら、反対側のゴム付け位置に、
平ゴムをこのように縫い付ける。
表から見るとこうなっている。
ティッシュケース④完成
とりあえずは形にできた。
まぁまぁの仕上がりといったところ。
ティッシュが取り出せるか、ボックスティッシュを入れてみる!
ケースにボックスティッシュが入らない!
あれれ??
普段使っているボックスティッシュを入れようとしても、入らない!!!
なんか間違えたのか?
本の出来上がり寸法は12×24×5cm。出来上がったケースを測ってみると、本の出来上がり寸法になっている。入らないボックスティッシュは12×23.5×5.7cm。これなら入りそうだけれど、立体に仕上げた角の部分の縫い代や布の厚みでキッツキツで入らない。
出来上がったケースよりも小さいサイズのボックスティッシュが手元にないので、買ってきた。
買ったのはコレ。nepiaのネピネピ5個パック入り。
横約22.8cm。
縦約11.3cm。
厚さ約4.8cm。
これを入れるとピッタリ!
ティッシュを引き出してみると、うまくいった!
こんな感じ。
これで無事ボックスティッシュがケースに入って完成。
実際に作ってみて気になったこと
今号で実際に作ってみて気になったことをまとめる。
1.キットの刺繍糸が切れていた
糸が飛び出ているのでなんだろう?と思ってよく見てみたら、
6本中の1本が切れていた。デアゴさん、こういうのは残念。
2.タペストリー刺しゅうの糸色は「実物大の図案」でよく確認をオススメ
前述の通り、筆者は間違えて濃いピンク(601)とピンク(602)を間違えて、ライナスの服と靴下のサテンステッチをしてしまった。
この「濃いピンク」と「ピンク」は結構似ているので間違えてしまった…
サテンステッチが終わって、前号の隣のサリーの服と同じ色になっているのが変に思って「実物大の図案」で確認して初めて間違えたことに気がつき、正しい色でやり直した。
3.ティッシュケースの布は糸くずだらけ
布に製図の印を付けていこうとたたまれた布を広げたら、内側は糸くずだらけ。
少しならそんなこともあるかと思うけれど、これでもまだ全体の半分くらいの量なのでびっくりした。デアゴさん、これは悲しいです。
3.ティッシュケースに入るボックスティッシュはサイズが限定される
本の出来上がりの寸法にケースを仕上げても、普段使っているボックステイッシュがキツキツで入らないのは焦った。ケースは生地も厚く、内側の角の部分の縫い代がもたついているので、出来上がりの寸法よりも長さ、幅ともに一回り小さいボックスティッシュでないときちんと入らない。
ボックステイッシュにはいろんな種類や大きさがあるので、ケースよりも幅、長さが約1cm小さいものを探した。参考までに筆者が買ったのはnepiaのネピネピ5個パック入り。これは出来上がったケースよりも少し小さく、入れてみたらピッタリ入った。
ただ、筆者の場合、普段使っているティッシュボックスだと入らないので、このケースに入れるためだけに別に購入する必要があるのはちょっと厄介。
4.ティッシュケースは怖くて洗えない
生成り色の生地に、屋根の赤以外はスヌーピーも家の壁も白で汚れたら目立つ。パンチニードルのスヌーピーは水溶性ボンドで固めて糸始末だし、家はフェルト。洗ったらおかしくなっちゃいそうで、汚れても怖くて気軽には洗えそうにない。
あったら便利なもの
説明の中にさらっと出てくる用具類とあったら便利なもの。
キット以外に必要なもの
ハサミ
定規
印付け用ペン
アイロン
あると便利なもの
まち針(布を縫い合わせる時に使う)
指ぬき(布が硬いので手縫いの時に使う)
今号のデータ
付属品 |
刺繍糸1種 |
---|---|
タペストリー刺繍 |
ライナスとたまご |
スヌーピーグッズ |
ティッシュケース④(全4回) |
スヌーピーコラム |
サリーの初恋はライナス |
『刺しゅうで楽しむスヌーピー&フレンズ』第16号のまとめと感想
実際に作り終えて今号の良いところと残念なところをまとめてみた。
全4回で作ってきたティッシュケースが今号で出来上がり、一応は形にできた。デアゴさんのシリーズでもなければ、このティッシュケースは作らなかったと思うので、新しいものに挑戦できたのは良かったのかもしれない。
ティッシュケースの本の解説は筆者的には特に問題なく仕立てることができた。ましてやミシンを使ったので、時間もさほどかからなかった。ただし、仕立てる工程はそんなに複雑ではないが、本のように手縫いで巻きかかり、半返し縫い、ステッチをして仕上げるのは結構時間がかかると思う。
そして今号はキットの刺繍糸が切れていたり、布が糸くずだらけだったりしたのが残念だった。以前からキットのクオリティには不安なところがあるので、デアゴスティーニさんには検品をしっかりとしてきちんと品質を保ってもらいたい。
次号から新しいスヌーピーグッズ「マルチバンド」が始まる。作り自体は単純そうに思えるが、どんな感じなの楽しみ。
次号第17号は9月20日(火)発売!
詳しく知りたい方はデアゴスティーニの刺しゅうで楽しむスヌーピー&フレンズ公式HPを確認してください。