デアゴスティーニ(DeAGOSTINI)の隔週刊「刺しゅうで楽しむスヌーピー&フレンズ」第14号は、前号から始まったスヌーピーグッズ「ティッシュケース」の2回目(全4回)。前号で苦戦した悪夢のパンチニードルが今号もある…とビクビクしていたら、パンチニードルとは関係ない屋根のフェルトが縮んでサイズが合わない問題が発生!
実際に作ってみて気づいたことなどをレポする。
『刺繍で楽しむスヌーピー&フレンズ』第14号はこんな感じ
第14号は8月9日(火)発売。
前号とほぼ同じ約1.8cm。
開封
全員プレゼントの応募券(赤い三角)は表紙カバーの上の部分にある。
表紙のカバー、キットはダンボールに挟まっていて、下に本があるという梱包。
入っているべきものはちゃんと入っていた。
今号のキットの内容。
あれ、なんかいつもと違う感じがする…と思ったら、「今月のキット」の囲み罫がない。今後はこのデザインになるのかな?
早速始めていく。
その1.タペストリーの刺繍
今号では「スヌーピーとウッドストックとたまご」を刺繍する。制作時間の目安は3時間。前号のルーシーは2時間半だったので、前号よりは時間がかかるのだろうと思いながら始めていく。
本の手順通りにまずはウッドストックと手押し車のバックステッチ。次はとなりのスヌーピー…
スヌーピーのバックステッチ諸々が終わった。今号は結構ボリュームがあるなぁ。
ウッドストック様と手押し車のサテンステッチが終わって、
スヌーピーのサテンステッチをして終了。
今号のタペストリー刺繍は無事終了。
タペストリーの刺繍完成
今号はバックステッチの量、使う色の種類が多く、今までの中でも一番くらいボリュームがあった。サテンステッチは広い範囲ではないけれど、全体的に細かく時間がかかった。
今号で刺繍したのはタペストリー全体の中の赤で囲った部分。
だんだん埋まってきた。
スヌーピーグッズに取り掛かる。
その2.ティッシュケース②
本の制作時間のめやすは2時間。前号に続き苦手なパンチニードルを使うので、ちょっと心配。きれいに出来上がれば良いけれど、それよりも何よりもニードルで指を刺さないように気をつけてやっていく。
スヌーピーの頭をパンチニードルでステッチ
前号でボディが出来上がっているので、今号は頭だけ頑張れば良いので少し気が楽。まずは黒でステッチ。目と鼻の部分がうまく行けばいいのだけれど…この時点ではどうなるのかイマイチわからない。
白で中を埋めていくとこんな感じになった。これで良いのか?糸も飛び出していないし、これで良しとしよう!あとは糸始末しながらほどけないように裏にボンドを塗って乾かすだけ。
乾かしたらこんな感じに出来上がった。もうボンドで固めちゃったから直せないし、これで良しとする!
屋根の刺しゅう
赤いフェルトに接着芯を貼って準備はできた。3本の横のラインをアウトラインステッチしていく。
まずは一番上のライン。
2本目が終わって最後の1本をアウトラインステッチ…これけっこう地味な作業だけれど、時間がかかる。
屋根と壁を組み立てる
「図案の位置に合わせてボンドで貼ります」とあるので、図案に合わせてみる。
これが実物大の図案。
あれれ…
屋根が…
小さいじゃないか!!!!!
横幅も小さければ、
縦も短い。
白の壁も縦がちょっと短いので、ボンドで貼るには重なりが少なく厳しい。仕方ないのでまち針でギリギリのところを留めて次の工程に進む。
「たてまつり」で屋根を壁に縫い付けていくのだけれど、本にはどの糸を使うかは書かれていない。「用意するもの」の中に「手縫い糸」とあるけれど、本を見ると今号で使う工程は無いようなんだけど…
「たてまつり」の本の写真をみると、手縫い糸ではなく赤の刺繍糸の1本どりっぽいので、赤い刺繍糸で進めていく。
「たてまつり」をしながら、そのままブランケットステッチをする。
ブランケットステッチまで終わったところ。
白い壁と屋根の重なりが少なかったので、細かめに「たてまつり」をして、それに合わせるようにブランケットステッチも細かめにした。
出来上がったものを今一度「実物大の図案」に重ねてみると、やっぱり小さい。残念。
ティッシュケース②完成
まずはパンチニードルで作ったスヌーピー。鬼門のパンチニードルの工程はこれで終わったはず!今号の頭の部分は前号のボディよりも簡単だったので助かった。パンチニードルはうまく使うコツも未だにわからないし、綺麗にできているのかどうかもよくわからない。妥協して終わらすのは本望ではないけれど、何度もやり直すと布に穴が開いてしまい、布にも限界があるので致し方ない。
スヌーピーの家は前述したとおり、実物大の図案に比べて赤い屋根の部分が縦横に短くなってしまった。これは残念。アイロンで接着芯を貼ったときに縮んでしまったのだと思われる。
「たてまつり」も「ブランケットステッチ」も、もう少し幅を広くして存在感のあるステッチにしたかったけれど、壁と屋根の重なりが少なく「たてまつり」を広くするとしっかり縫いつかないし、ブランケットステッチだけ幅が広いのもバランスが悪いと思ったので、共に間隔が狭めなのがちょっと残念。
実際に作ってみて気になったこと
第14号で実際に作ってみて気になったことをまとめる。
1.タペストリー刺しゅうは今までで一番のボリューム?!
創刊号から毎号少しずつタペストリーの刺しゅうがあったけれど、今号が一番細かくてボリュームがあったように思う。特に難しいステッチというわけではなく、刺していくにつれ細かい部分はプリントされた線がよくわからなくなってくるので、本を何度も確認しながら進めていくので時間がかかった。
2.パンチニードルに関する本の説明はやっぱり少ない
前号のボディのパンチニードル刺しゅうでもよくわからなかったことは、今号でもやはりよくわからないまま。
1の縫い目の幅は本に書かれていない。ネットで調べると「針と太さと同じ程度のステッチ幅」と書いている記事があったので、こんな感じかな?とやるしかなかった。なので正解はわからないまま。
2の修復方法は本に書いていない。外側の縁取りのラインのループを内側を埋めている最中に引っ掛けてしまい糸が飛び出てしまったら、どうしたらいいんだろう?修復方法はないのか?直せないのか?わからないからほどくしかない。飛び出た部分まで全部ほどいてやり直した。
3も初心者としては加減がわからないので困った。ちなみに筆者は多分みっちり埋め(刺し)過ぎて、前号ではキットに入っていた白い糸が途中で足りなくなった。きっと埋め(刺し)過ぎだったのだと思われる。今号はキットの糸で足りたので良かったけれど、本にはどの程度埋めるのに刺す必要があるのか書かれていないので正解がわからない。
3.屋根のフェルトが縮んで小さくなってしまった
アイロンで接着芯を貼ってから屋根を切り取って刺しゅうするので、接着芯を貼る前の状態で「原寸大の型紙」と同じ大きさだったのかはわからないけれど、刺しゅうを終えて合わせてみたら微妙に縦横共に短くなっていた。
前号で刺繍した白い壁も多少小さくなっていたようで、屋根との重なりが少なく、本のようにボンドで止めることができずに、まち針でギリギリを固定して縫い付けることになってしまった。
小さくなってしまった原因で思い当たるのは、やはりアイロンで接着芯を貼った時だと思う。次号でやる工程で問題が無いと良いのだけれど、縮んでしまったものはどうにもならないのでこの状態でどうにか作っていくしかない。
4.創刊号キットの「手縫い糸(生成り色)」は使う場所あった??
「用意するもの」にあるキットの「手縫い糸(生成り色)」は今号では使っていないのだけれど、使う工程あったのかな??なかったと思うのだけれど。使わなくても作れました。
あったら便利なもの
説明の中にさらっと出てくる用具類とあったら便利なもの。
キット以外に必要なもの
ハサミ
アイロン
アイロン台
竹串または楊枝
あると便利なもの
オーブンシート(クッキングシート)接着芯を貼る時にアイロンの汚れ防止になる
今号のデータ
付属品 |
刺繍糸2種 |
---|---|
タペストリー刺繍 |
スヌーピーとウッドストックと |
スヌーピーグッズ |
ティッシュケース②(全4回) |
スヌーピーコラム |
スヌーピーがケガをして手術? |
『刺しゅうで楽しむスヌーピー&フレンズ』第14号のまとめと感想
実際に作り終えて第14号の良いところと残念なところをまとめてみた。
タペストリーの刺しゅうは創刊号から今までで一番ボリュームがあったのではないかと思う。ステッチが難しいということはないけれど、細かい部分はその都度本を見ながら進めていく感じだったので、時間がかかった。
パンチニードルのスヌーピーの頭は、前号のボディに比べるとやりやすかったけれど、やはり数回は解いてやり直したりした。ちゃんとできているのかわからないまま、とりあえずそれらしい形になったところで、もうこれで終わりにしよう…と、ボンドを塗って終わらせた。
パンチニードルはやっぱり苦手で、やり方もいまだによくわかっていないと思う。多分、次号はパンチニードルを使わないと思うので、なんとか乗り切ることができてひと安心。そして、今回は指を針で刺さなかったので良かった。
一番残念なのはフェルトのスヌーピーの家の屋根が縮んで小さくなってしまったこと。思い当たる原因は、やはりアイロンで接着芯を貼った時に縮んでしまったのではないかと思う。直しようがないので諦めるしかない。テッシュケースに組み立てる時に影響が出ないといいのだけれど…
次号第15号は8月23日(火)発売!
詳しく知りたい方はデアゴスティーニの刺しゅうで楽しむスヌーピー&フレンズ公式HPを確認してください。