初めての人でも必要なものが入っているので気軽に始めることができるOlympus(オリムパス)の刺し子キット。前回は初級者向けの一目刺しの花ふきんキット『星と三つ菱』、今回は同じ初級者向けでも、もう少し図案の細かい『鉄線-クレマチス-』に挑戦してみた。
初級者向けなら大丈夫だろうと気楽な気持ちで刺し始めたら、刺す部分が多くて思ったよりも時間がかかった。どんな感じで刺し進めたのか、刺してみた感想など紹介していく。
オリムパス『一目刺しの花ふきん・鉄線-クレマチス-』キットの詳細
購入したのはOlympus(オリムパス)の刺し子キット「一目刺しの花ふきん 折り紙・鉄線-クレマチス-」。
パッケージの裏側をみると、透明なので中に入っている布や糸の色が確認できる。作るのに必要な量の糸と糸に合った針、図案がプリントされた布が入っている。
図案は細かめだけれど、初級者向けの商品。
出来上がりのサイズは約33×33cm。キット以外に用意するものは、縫い糸、縫い針、はさみ、アイロン、定規。
商品名 | 刺し子キット・一目刺しの花ふきん 折り紙 鉄線-クレマチス-(藍) 初級者向け |
発売元 | オリムパス |
価格 | 1980円(税込)オリムパスHPより |
出来上がりサイズ | 約33✕33cm |
キット内容 | プリント済み晒木綿・藍 刺し子糸・細219(約80m 2玉) 刺し子針 作り方説明書 |
※価格は2024年9月のものです
開封
一目刺しの花ふきん「折り紙」というシリーズの「鉄線-クレマチス-」。この紙は二つ折りで内側が作り方説明書。
「折り紙」シリーズの図案は「鉄線」の他に「富士山」「鶴」「兜」の全4種類。(鉄線・富士山は藍と白の2色)
入っているもの。刺し子糸2玉、刺し子針、プリント済み布、作り方説明書。
布を広げるとこんな感じ。
図案はきれいにプリントされているので見やすい。
刺していく
説明書には初級者向けということもあり、針に糸を通すやり方から書いてある。
最初に布の切れ端側を中表でを縫い合わせ、表に返し整えたら、次に外枠を一周ぐるりと刺すのだけれど、布がずれてしまいそうなので、勝手にアレンジして中央から端に向けてしつけをしておくことにした。
外枠を刺したら、図案を刺していく。
1方向を刺し終わったところ。ここでしつけ糸を取った。
2方向目を刺していく。
縦横の2方向を刺し終わった。
3方向目(斜め➘)を刺していく。写真は途中経過。
3方向目が刺し終わったところ。
最後の4方向目(斜め↙)を刺し終わったら、刺し忘れがないかチェック。
2玉入っていた糸は1玉と少し使った。なるべく無駄が出ないように使ったけれど、糸は十分な長さ入っていたので安心して刺すことができた。
刺し忘れがなければ、図案線を消すために水で押し洗いして乾かし、アイロンで整える。アイロンはステッチが潰れないようにタオルを敷いて裏からかける。
出来上がり。
出来上がり
どうにか刺し終えることができた。
出来上がりのアップ。う〜ん…まだまだ練習が必要な出来栄え。
裏側はこんな感じ。
以前作った「星と三つ菱」(白)と並べてみる。どちらも「初級者向け」だけれど、図案の細かさはだいぶ違う。
オリムパス 『一目刺しの花ふきん・鉄線-クレマチス-』キットの感想とまとめ
今回作った「鉄線-クレマチス-」(写真下・藍)は”初級者向け”だけれど、刺し子糸”細”を使い、図案も細かい。同じ”初級者向け”の前回の「星と三つ菱」(写真下・白)と比べると、図案がだいぶ複雑で出来上がるまで思ったよりも時間がかかった。
どちらが簡単かといえば、「星と三つ菱」(写真下・白)の方が簡単。
一目刺しは針の目も大きくチクチクというよりサクサクどんどん刺し進む感じなので、模様が出来上がっていく過程がわかりやすくスピード感もあって楽しく刺すことができた。
実際に作ってみて良かったところ、戸惑ったところをまとめてみた。
ちょっとわからなかったところは、以前に購入した本を参考にした。
一目刺しは、刺し始めたら途中で糸の本数や縫い方を変えたりしないので、作り方の説明書を頻繁に確認しなくても刺すことができた。空いた時間にちょこちょこ刺すもよし、黙々と集中して刺すもよし、サクサク刺し進むので割とストレスなく、1つのものを作り上げたという満足感が得られるところに魅力に感じた。
ただし、気軽に楽しめたのは図案がプリントされた布を使って、筆者的には一番の難関「布に図案を写す」作業を省けたからだと思う。
今回の「鉄線-クレマチス-」は、出来栄えはイマイチだけれど、それなりに楽しく刺すことができたので、また「一目刺し」の他の図案に挑戦してみようと思う。