トルコ料理と言えば真っ先に何を思い浮かべるだろうか?日本でもよく見かけるケバブを想像する人が多いかもしれない。きっと『ブルグルピラフ』を思い浮かべた人は少ないのではないだろうか。そんな謎めいた『ブルグルピラフ』を業務スーパーで発見した。
そもそも『ブルグル』とは何なのか?パッケージからは全く何なのか分からない。よく分からないなら食べればいい。百聞は一見にしかずならぬ、百聞は一食にしかずだ。ということで、今回入手できた2種類のブルグルピラフの実食レポをお届けしよう。
『ブルグル』とは?
そもそもブルグルとは何なのか?まずはそこから調べてみることにした。
主にデュラム小麦等の複数の種のコムギの挽きわりから作られる食材である。乾燥挽き割り小麦の一種であり、地中海世界(地中海沿岸域。中東、西アジア、南ヨーロッパ、西ヨーロッパ、アフリカ北部 など)や、インドなどの料理によく用いられる。粒状のまま調理して食べられる小麦。
wikipediaより引用
どうやらブルグルとは乾燥挽き割り小麦の一種ということが分かった。意外と色々な場所で食べられているもののようだ。
クスクスみたいなものかと思ったが、クスクスは挽いた小麦を加工して作られたもので、ブルグルはそのまま食べるものなので違う。ただ共通してそうなのはブルグルもクスクスのように、見た目以上に腹が膨れそうな予感がする。
『ブルグルピラフ』の作り方動画を見ると、どういう料理なのか分かりやすい。
『ブルグルピラフ』はこんな商品
今回購入したのはキヌアとレンズマメの2種類。あともう2種類マッシュルームとひよこ豆があるようだが、店頭になかったので2種類のレビューをしていく。
まずはキヌアのパッケージを見ていこう。
なんて書いてあるのかよく分からないので、グーグル先生に登場してもらう。
ブルガーとなっているが、恐らくブルグルのことだろう。マメ科植物はメーカー名のようだ。
ガタ調理済みの意味は分からないが、温めればすぐ食べられるということだろう。
ここに書いてあるのは何だろう。
防腐剤や人工着色剤、香料が不使用だということだ。キヌアという時点で薄々思っていたが、案の定意識高そうな商品だ。
さらにピクトグラムがある。
サービングの提案?きっと1袋で2人前ということだろう。
原材料と作り方が日本語で表記されている。『ブルグルピラフ(キヌア)』のカロリーは100gあたり154kcalだ。
英語で作り方が書いてあるぞ。
3つの調理方法があるという。あれ?日本語では2つの調理方法しかなかったが。どうやら、電子レンジ、フライパンで炒める以外に湯せんで調理もできる。なぜ、日本語にこの表記がなかったのかは謎だ。
お次は『ブルグルピラフ(レンズマメ)』を見ていこう。キヌアと違ってなんか、遺跡みたいな写真入りだ。
詳細をグーグル先生と共に見ていこう。
緑レンズ豆が入っているということと、こちらもすぐに食べられるということを前面に出している。
ここには何て書いてあるかな。
2分でできるということと、防腐剤や着色料が不使用ということ、ビーガンの人も大丈夫な商品ということだ。
原材料と作り方。『ブルグルピラフ(レンズマメ)』のカロリーは100gあたり170kcalだ。
ブルグルの歴史について書かれていた。メソポタミアで栽培されたのが始まりらしい。表にあった遺跡の写真はシリアにある世界遺産パルミラだった。
日本語の調理法法の説明では2種類だが、こちらも調理方法は3種類あるようだ。
『ブルグルピラフ(レンズマメ)』を調理して実食
では調理開始。日本語では電子レンジ調理とフライパン調理の2種類があったので、それぞれの方法で作ってみることにした。
まずは『ブルグルピラフ(レンズマメ)』を電子レンジ調理する。パッケージにある切り口のあたりを、2~3cmカットする。
電子レンジの中で寝かさず、立てたまま約2分半加熱したものがこちら。
皿に開けてみると、黒っぽいものがある。これがきっとレンズマメか?
そのまま黙々と食べるにはさすがにアレなので、セブンイレブンのナナチキと目玉焼きを乗せたワンプレートにアレンジした。
まずはピラフだけを食べてみる。独特の香りがして、もそもそした口当たりだ。押し麦のようなクスクスのような、ポロポロするので箸で食べるより、スプーンで食べたほうが食べやすい。いわゆる日本人が食べるご飯とは違う。
ピラフだけでもちゃんと味付けがされていて、これだけで食べることも可能だ。
ピラフだけを食べ続けると、さすがに何かおかずが欲しくなる。そこでナナチキと一緒に食べてみるとちょっと豪華な感じになった。さらに目玉焼きとの相性はバツグンだ!
噛み応えがあるので、満腹感が得やすい。クスクスとはまた別の方向の満腹感だ。手軽にトルコの気分が味わえるのは嬉しい。
『ブルグルピラフ(キヌア)』を調理して実食
意外と美味しかった『ブルグルピラフ(レンズマメ)』だったが、『ブルグルピラフ(キヌア)』はどうだろうか?こちらはフライパンで調理することにした。炒める前のピラフはこんな状態で固まっていた。
フライパンで中火で約3分加熱したものがこちら。チャーハンのようにパラパラになっている。
調理の注意点として、炒める際には気をつけないとブルグルが飛び散ることと、切るようにやってもほぐれないので、上から押す感じでほぐすといい。また、油をひく必要はなかった。
目玉焼きとの相性がよかったので、こちらにも目玉焼きをトッピング。あとはロピアで買ってきたイカフライに、スイートチリソースをかけてみた。
一口食べるとまずトマトの酸味と、スパイシーな香りがしてきた。だからといって辛いということはなく、オリエンタルなスパイシー感だ。キヌア自体に食感は特になく、電子レンジ調理よりもパラパラだ。フライパン調理だと粒1つ1つが油でコーティングされているし、何よりも温めムラがなくていい。断然炒めて食べたほうが美味しい。
ピラフ自体の味付けはそう濃くなく、チャーハンよりも味がしない感じだ。しかし、目玉焼きと一緒に食べるとその相性の良さに驚く。イカフライとの相性もよく、何と言ってもスイートチリソースとの相性がバツグンで、一気にオリエンタル感が増した。
『ブルグルピラフ』はどちらもウマい
『ブルグルピラフ』の良いところと注意点をまとめた。
良いところは簡単に調理できることと、体に良さそうなところだ。電子レンジなら数分温めるだけでいいし、フライパンでもすぐに調理できる。その上、添加物など不使用で体に良さそうな食材を使っている。さらに賞味期限が長く、備蓄用として購入するのもありだ。
注意点として、いっぺんに2人前できてしまうことだ。1人分だけを調理するということができなくもないが、開封後はすぐに食べる必要がある。
また、チャーハンのようにこれだけで食べるには、少々物足りない。何かトッピングするなら、味が濃いものや歯ざわりが変わるものをオススメする。
噛み応えはチャーハンよりもあって、クスクスのようだけど、クスクスよりもお腹は膨らまない。簡単にトルコ料理を味わえる『ブルグルピラフ』は、見かけたらまた購入したいと思えるウマさだった。
参考リンク:業務スーパー
■商品データ
※価格は購入時のものです
商品名 | ブルグルピラフ(キヌア) |
---|---|
価格 | 198円(税別) |
メーカー | LEGURME |
原産国 | トルコ |
購入店 | 業務スーパー |
内容量 | 250g |
100gあたりのカロリー | 154kcal |
1袋あたりのカロリー | 385kcal |
100gあたりの栄養成分 | たんぱく質4.6g、脂質3.0g、 炭水化物28.1g、食塩相当量1.0g |
商品名 | ブルグルピラフ(レンズマメ) |
---|---|
価格 | 198円(税別) |
メーカー | LEGURME |
原産国 | トルコ |
購入店 | 業務スーパー |
内容量 | 250g |
100gあたりのカロリー | 170kcal |
1袋あたりのカロリー | 425kcal |
100gあたりの栄養成分 | たんぱく質5.3g、脂質4.7g、 炭水化物27.6g、食塩相当量1.0g |