デアゴスティーニ(DeAGOSTINI)隔週刊「刺しゅうで楽しむスヌーピー&フレンズ」第74号はスヌーピーグッズ「クリスマスガーランド④」(全4回)で、クリスマスガーランドを完成させる。ミシンを使ったにも関わらず、カット線が歪んでいたり、なかなか角がきれいに出なかったりで思ったよりも時間がかかった。
タペストリーは「タイプライターとポスト」。前号までが大変だったせいか、気楽に刺すことができた。
実際に作ってみて気づいたこと、あると便利な道具などレポする。
『刺繍で楽しむスヌーピー&フレンズ』第74号はこんな感じ
第74号は11月26日(火)発売。
厚さ約1.1cm。
開封
表紙のカバー、ダンボールの間にキット、下に本があるという梱包。
今号のキットで使うもの。
今号のキットの内容。
今号のデータ
付属品 | 刺繍糸1種 布(グリーン) 裏布(白) リボン |
---|---|
タペストリー刺繍 | タイプライターとポスト |
スヌーピーグッズ | クリスマスガーランド④(全4回) |
スヌーピーコラム | スヌーピーのちょっと変わったポ ストの使い方って、知ってる?など |
早速始めていく。
タペストリーの刺繍
タペストリーは「タイプライターとポスト」。
制作時間のめやすは4時間。見た目以上に大変なのかも…
スヌーピーを黒で刺していく。
上のスヌーピーを黒で刺し終えたら、
刺繍枠をずらして、下のスヌーピーを刺す。
ポストを刺して、黒で刺す部分は終了。
上のスヌーピーの首輪とタイプライターの中を刺して、
下のスヌーピーの首輪と、
ポストの中を刺して、出来上がり。
タペストリーの刺繍が完成
それなりに細かい部分はあったけれど、前号までのタペストリーやグッズの刺しゅうが大変だったせいか、あまり難しく感じなかった。
今号で刺繍したのはタペストリー全体の中の赤で囲った部分。
冬のタペストリーが始まって15回目。あとは中心を残すのみ。
スヌーピーグッズに取りかかる。
スヌーピーグッズ『クリスマスガーランド④』
今号は「クリスマスガーランド④」(全4回)で、ガーランドを完成させる。
制作時間のめやすは2時間半。本来手縫いだけれど、ミシンで縫うので少しは楽なはず。
まずは実物大の型紙を作るのだけれど、赤のフラッグを作ったときの型紙(72号)と同じなので、そちらを使うことにした。
71号キット図案布のスヌーピーとシュローダーのカット線が中心からずれているので、本の指示に従い直していく。
スヌーピーを中心にすると、縫い代0.8なので、結構ギリギリにずれている。
シュローダーも直していく。あれ?型紙当てながらやり直してもどうもうまくいかない。
なぜ?と、試しに他の図案に型紙を当ててみてわかった。多分、刺繍したせいでカット線が歪んでいる!!なので、白の刺繍した5つのフラッグはプリントのカット線ではなく、型紙をおいて線を引き直した。結構ずれている。
どれも結構なずれ具合。
スヌーピーとシュローダー以外のフラッグも、カット線ではなく、型紙の大きさでカット。
プリントのカット線で切ってたら、型紙で切った裏布と大きさが違ってしまうところだった。
白の裏布とグリーンを型紙通りにカットして、縫い合わせ、表に返し整える。筆者は赤の時と同様ミシンで縫った。
無事、スヌーピーとシュローダーはフラッグの中心で、同じ大きさに作ることとができた。
以前作った赤をプラスして本の順番にフラッグを縫いつなげていく。
リボンの端は念の為ほつれ止めで処理して、
しっかりと縫い付けたら、
クリスマスガーランドの出来上がり。
『クリスマスガーランド④』完成
4号かけて作ってきたクリスマスガーランド。刺しゅうは細かく複雑で大変だったし、カット線が歪んでいたので型紙通りにひき直して作ったフラッグは角をきれいに出すことが難しく悩ましかった。仕上がりはともかく、無事完成させることができてホッとした。
長めに入っていたリボンは半分の長さで切って縫い付けた。
思い返してもやっぱり刺しゅうが大変だった。
とりあえず壁に飾ってみた。
実際に作ってみて気になったこと
2本どり?1本どり?
タペストリーのポストの細かい部分。本の工程では”黒1本どり”なのだけれど、刺していくうちに図案線がわからなくなってきて、
実物大の図案で確認すると”2本”と書いてある。迷ったけれど、多分これは細かい部分だし”1本”が正解と思って1本どりで刺した。
ガイドラインを引いた
タイプライターのサテンステッチや、
ポストのサテンステッチにガイドラインを引いた。
フラッグのカット線が歪んでいた
布をアイロンで整え、スヌーピーとシュローダーの図案を中心になるようカット線を引き直すときに、なんだかうまくいかず型紙を置いてみたらカット線が歪んでいることに気がついた。
筆者だけなのかもしれないが、型紙を合わせて確認すると結構ずれていたので、白のフラッグ全て型紙に合わせて裁断する線を引き直した。
思ったよりもずれていたので、ちゃんと確認してよかった。気がつかずに表布はカット線、裏布を型紙で切っていたら大きさが違うものを縫い合わせることになっていた。
フラッグは全て同じ大きさに作るので、白い布のカット線と型紙を合わせてずれている場合は、型紙の大きさに合わせて裁断する線を引き直すことをオススメする。
タペストリーのセンター図案の説明が載っている
タペストリー中心のスヌーピーと背景の木などパンチニードルで仕上げるようなのだけれど、これが結構悩ましい。
なぜかというと、
- うまくいかずにやり直して布が破けて使い物にならなくなったことが何度もある
- 汚れないようにフレームに仕立てるにはパンチニードルの厚みを潰さないようなフレームが必要
タペストリーは結構時間をかけて刺してきているので、最後に布が破けるリスクは負いたくない。アップリケかなぁ…と、ぼんやり考え中。
必要なもの・あったら便利なもの
説明の中にさらっと出てくる用具類やあったら便利なもの。
キット以外に必要なもの
- ハサミ
- 縫い糸
- アイロン
あったら便利なもの
ほつれ止め液
今号のクリスマスガーランドのリボンの端がほつれてこないように”ほつれ止め液”を使った。
使ったのは、ほつれ止め用接着液『ホツレーヌ』。
いろいろな「ほつれ止め液」はあるけれど、今までに使ったことがあるもので良かったものはこの2つ。
1つは上の写真左の、KAWAGUCHI カワグチの『ほつれ止めピケ』。パッケージに書いてある通り「ほつれ易い布地の裁ち端の始末に便利」。その他にもウール、リボン、ワッペン、刺繍、化繊のほつれ止め。ほころびがかった箇所やボタン付け糸のほどけ防止、糸の補強などにも使える。
もう1つは今回筆者が使用した『ボンド ホツレーヌ』。針・糸いらずの布用接着剤「裁ほう上手」を販売しているコニシ株式会社の商品。こちらも「裁断後の布地・リボンのほつれ止めに」便利。ビーズのテグスの結び目の補強やボタン糸の補強、ストッキングの伝線止め、セーターのほつれ止めなどにも使える。
現在使用中のものになるが、キャップをとるとこんな感じ。先端に小さい穴があいていて、そこから液体が出てくる。
いずれの商品も洗濯、ドライクリーニングがOKというのも心強い。
ちなみにタペストリー布の周りも巻きかがりではなく、ほつれ止め液を使っているが、現在もほつれていない。1つ持っているとなにかと便利なので筆者は予備も含めて常備しているオススメ商品だ。
『刺しゅうで楽しむスヌーピー&フレンズ』第74号の感想
タペストリーの刺しゅうは細かい部分はあったけれど、ここ何号かに比べるとそんなに難しく感じなかった。
クリスマスガーランドは、ミシンを使って縫ったにもかかわらず思ったよりも時間がかかった。
ヒヤッとしたのは白のフラッグのカット線が刺しゅうして布が歪んだせいか、型紙と同じではなかったこと。スヌーピーとシュローダーの図案を中心にくるように印をつけている時に気がついたのだが、白のフラッグ5枚のカット線は型紙と同じになっているかどうか確認してから裁断することをオススメする。
次号はスヌーピーグッズ「ピルケース①」(全2回)が始まる。どんな感じになるのか楽しみ。
次号は12月10日(火)発売!
詳しく知りたい方はデアゴスティーニの刺しゅうで楽しむスヌーピー&フレンズ公式HPを確認してください。