デアゴスティーニ(DeAGOSTINI)の隔週刊「刺しゅうで楽しむスヌーピー&フレンズ」第51号はスヌーピーグッズ「メジャーケース②」(全2回)でメジャーケースが完成する。スヌーピーの顔で可愛いけれど真っ白なので作っている時にも汚れないようにするのに気が気でなかった。一部作り方をアレンジしてやりやすかった部分を写真付きで紹介するので参考になればと思う。
タペストリーは「おばけとコウモリ」。苦手なサテンステッチのコウモリが5匹なので、時間がかかった。
実際に作ってみて気づいたこと、あると便利な道具などレポする。
『刺繍で楽しむスヌーピー&フレンズ』第51号はこんな感じ
第51号は1月9日(火)発売。
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厚さ約2.8cm。メジャーが入っているからかいつもより厚い。
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開封
表紙のカバー、ダンボールの間にキット、下に本があるという梱包。
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今号のキットに入っているべきもの。
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今号のキットの内容。
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今号のデータ
付属品 | 刺繍糸1種 プリント済み布 接着芯 綿 透明シート メジャー |
---|---|
タペストリー刺繍 | おばけとコウモリ |
スヌーピーグッズ | メジャーケース②(全2回) |
スヌーピーコラム | スヌーピーの犬小屋におばけが出 たことがあるって、知ってる?など |
早速始めていく。
その1.タペストリーの刺繍
今号は「おばけとコウモリ」。
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制作時間のめやすは2時間。サテンステッチのコウモリが5匹なので時間がかかりそう。
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フェルトのアップリケが傷まないように、布(自前)を切って刺繍カバーをして刺していく。
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左下のおばけを刺したら、コウモリのサテンステッチをするのだけれど、
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苦手なので周りをバックステッチで囲んでから、
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サテンステッチをした。
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同じ様に3匹のコウモリを刺したら、
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刺しゅう枠をずらして、
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おばけ、コウモリと刺し進み、
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最後の5匹目のコウモリを刺す。
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刺しゅう枠をずらして、おばけを刺したらできあがり。
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タペストリーの刺繍が完成
コウモリは黒一色のシルエットだけなので、形が重要なのだろうけれど、なんかちょっとぽってりしてシャープさのかけるコウモリになってしまった。
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今号で刺繍したのはタペストリー全体の中の赤で囲った部分。
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秋のタペストリーが始まって13回目。
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スヌーピーグッズに取りかかる。
その2.スヌーピーグッズ『メジャーケース②』
今号の「メジャーケース②」でメジャーケースを完成させる。
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制作時間のめやすは1時間半。始める前からこの時間で終わらせるのは無理と確信。
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裏側の所定の位置に接着芯を貼ったら、刺繍枠をはめて、
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まゆ、目、鼻と刺していく。
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正面の目立つ部分なので、念のためサテンステッチのガイドラインを引いて刺した。
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黒で刺し終わったら、
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鼻の部分を白で刺して、刺繍はできあがり。
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縫い代をつけて布をカット。筆者は前号で裁断しなかった背面もカット。
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次に本では接着芯に合わせてアイロンで裏側に折り返し、縫い代を糸で縫い形を作っていくのだけれど、筆者はアレンジすることにした。
厚紙で出来上がりの大きさの型紙を1枚作っておく。左が厚紙で作った型紙。
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次に表を見ながら縫い代部分を1周並縫いする。あとで糸を引くので玉結びをしておく。
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1周縫ったら、
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針を取り、布をひっくり返して、
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厚紙で作った型紙を接着芯の上にピッタリと重ね、
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糸を引いていく。
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全体的に糸を引き、接着芯にきちんと沿っているか気をつけて形を整える。
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形がととのったら、アイロンでおさえて形を固定。
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糸を少し緩めて中の型紙を抜き取っていく。
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形を整えやすように糸を緩めるのは最小限で。
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型紙を抜き取ったところ。
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緩めた糸を引いて形を整える。
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アイロンできれいに形を整えたら、
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糸を玉どめして切る。
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こんな感じに出来上がる。
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前号で形にしなかった背面も同じやり方で形を整えた。アレンジはここまで。
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側面は布を切って接着芯を貼り、透明シートを接着芯の位置に合わせる。中に透明シートがあり、まち針は使えないのでクリップでとめた。
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布がずれないようしっかりとめ、たてまつりで縫いつける。
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側面の中心、本体の中心、側面のあき口などに印をつけておく。
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側面と表側をコの字とじで縫い合わせる。直角に縫い合わせることと、透明シートが戻る力があるのできれいに形に沿わず大変だった。
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指定された場所にメジャーと綿を入れて背面をコの字とじで縫い合わせていく。
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最後に耳を縫い付けてできあがり。
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『メジャーケース②』完成
平面のものを立体に組み立てる「コの字とじ」は難しかった。まち針できちんと固定して縫い合わせたいところだけれど、直角なのでとめるのが難しく、おまけに側面の透明シートは戻る力があって形に沿わず、非常に縫いづらい。
そして布が真っ白なので、汚してしまわないか気が気でなかった。仕上がりはイマイチだけれど、とりあえず形にすることができて良かった。
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背面。
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側面。
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メジャーを引っ張り出す部分。
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ちゃんと引き出すことはできて、
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出したメジャーを元に収納するには鼻のあたりを押すと、シュッと巻き取られる。
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実際に作ってみて気になったこと
1.タペストリーの刺繍は黒一色のはずなのに…
今号ではおばけもコウモリも使う刺繍糸は黒だけなのだけれど、
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なぜか本文中に「青2本どり」と出てくる。もちろんスルーして黒で刺したけれど、デアゴさんは時々こういうことがあるのでご注意。
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2.サテンステッチが苦手なので簡単な方を選んだ
タペストリーのコウモリは本来図案をそのままサテンステッチするのだけれど、苦手なので本のアドバイスに従い周りをバックステッチで囲ってから中をサテンステッチすることにした。
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それでもあんまり上手にできなかったけれど、このやり方じゃなかったらとんでもなく時間がかかった上にきたない仕上がりだったと思うので良しとする。
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3.メジャーケースの作り方をちょっとアレンジした
ケースの表面・背面を形に整える時に、本のやり方では、接着芯でアイロンで折り、縫い代を糸で縫って形を整えるとなっているけれど、筆者は勝手にアレンジして縫い代を糸で1周縫ってから作った厚紙を接着芯の上にのせて、糸を引きアイロンで形を整えることにした。厚紙で型紙を作る必要があるけれど、ピシッと形になりやすかったので良かったと思う。
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4.メジャーケースは完成したけれど…
デザイン的に仕方のないことだと思うけれど、やっぱり真っ白なので作っている最中も汚れちゃうんじゃないかと何度も手を洗ったりして気が気でなかった。やっとのことで作り終えても、汚れることが気になってメジャーとして使う出番はなさそう。
可愛らしいけれど、ついた汚れを落とすこともできないだろうし、メジャーという道具としてはいかがなものか?作るのが大変だっただけにガッカリ感も大きい。
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必要なもの・あったら便利なもの
説明の中にさらっと出てくる用具類やあったら便利なもの。
キット以外に必要なもの
- アイロン
- 定規
- 印付けペン
- セロハンテープ
- ハサミ
- まち針
あったら便利なもの
仮止めクリップ
今号のメジャーケースの側面をたてまつりで縫い付ける時、布に接着芯を貼り、中に透明シートを入れるのでまち針で下まで刺してとめることができない。そんな時に活躍するのが「仮止めクリップ」。
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筆者の使用したのはユザワヤさんで購入した『カラフルクリップ 60個入り アソート』968円(特価・税込)。
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大容量の60個入。
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透明ケースに入っているので扱いやすい。
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色は全部で6色。色の個数にはばらつきがあるようだ。
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サイズ感的にはこんな感じ。
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最大8mm開くようで、
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とめられる幅は約1.2cm。布端から1cmくらいのところまでとめられる。
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「仮止めクリップ」は針で穴があいてしまうような素材や厚い部分をとめる時などに使い勝手が良いので、使用用途に合わせてまち針と使い分けるのが便利。
今回紹介した商品以外にも、王道のクロバーさんや100均でも大きさや形などいろいろな種類があるので、自分にあった商品を選ぶと良いと思う。なくても問題ないけれど、あれば便利な商品なので参考までに。
『刺しゅうで楽しむスヌーピー&フレンズ』第51号の感想
今号のタペストリーは、刺繍はコウモリのサテンステッチが難しかった。うまくできない人向けのアドバイスに従って周りをバックステッチで囲んでから刺したけれど、シャープさが足りなく出来上がりはいまいち。
今号で完成したメジャーケースは仕立てるのが難しかった。勝手にアレンジして作り方をちょっと変えた部分は個人的には本よりもやりやすかったけれど、直角にコの字とじをするのが難しく大変だった。最終的にメジャーとして使える形に仕上げることができたので良かったけれど、真っ白で汚れが気になり道具として使うことはなさそう。
次号はスヌーピーグッズ「スヌーピーのブローチ」を作る。久しぶりに苦手なパンチニードルを使うようなのでどんな感じになるのか、うまく形にできれば良いのだけれど。
次号は1月23日(火)発売!
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詳しく知りたい方はデアゴスティーニの刺しゅうで楽しむスヌーピー&フレンズ公式HPを確認してください。