イケアの新商品『ケックスホクロード』はダイムの代わりになるか？

IKEAで売っていたDAIM（ダイム）のチョコレートが消えてしまい、寂しく思っていたところ、『KEX CHOKLAD（ケックスホクロード）』なる新商品が売っていた。

「サクサクミルクチョコレートウエハース」とあるが、果たしてDAIMの代わりになるのだろうか？気になって購入したので、詳しくレビューしていこう。

『ケックスホクロード』がやってきた

物価上昇のあおりを受けて、チョコレートも価格上昇している。そのため比較的お安い値段で売っている、イケアでチョコを購入する機会が増えてきた。

「あーあ、もうダイム売ってないんだよな……。オレンジ味のダイム、美味しかったのにな……」

と、凹む筆者の前に飛び込んできた、黄色の鮮やかなパッケージ。その名も「KEX CHOKLAD（ケックス ホクロード）」だ。ホクロードとはスウェーデン語でチョコレートを意味する。つまり「KEXチョコレート」だ。

個別包装がいくつか入っているタイプのものや、板チョコのようなタイプのもの。

さらにはその板チョコタイプのがいくつか入っているものもあった。

とりあえずどんな味か分からないので、板チョコタイプのものと、ミニタイプのものを購入することに。

『ケックスホクロード』の詳細

それでは購入してきた2つの商品を詳しく見ていこう。まずは板チョコタイプ。

原材料など。

こちらはミニタイプ。

原材料など。

袋を開けて数えてみると、全部で12個あった。

裏にバーコードがあるが、ミニサイズの1つ売りはなかった。

歴史あるお菓子だった

このチョコを販売する会社・CloettaのHPを見ると、ケックスホクロードの歴史が書いてあった。

まず1921年に「Five o-lock Wafer Chocolate」という商品がヒットし、1938年に「Kexchoklad」ブランドが登録される。その後、精力的に宣伝活動などをした結果、1970年にスウェーデンのトップセラーキャンディーバーとなった。

今もスポーツ競技やスキーなど、スウェーデンで人気のあるものにスポンサードしている。日本で言えば明治やグリコみたいな会社だと思われる。

なんともノリノリな広告。赤と黄色がブランドカラーだ。

2つのチョコを計測

まずは板チョコタイプを計測。

ぴったりしている包装なので、裏側から全部はがさないと取り出せない。

一回溶けたチョコが固まったみたいな跡があるが仕方ない。うっすら線が入っていて、4分割できるようだ。

横は約14cm。

縦は約6.8cm。

厚みは約1cmだ。

ミニサイズのほうも計測。

横は約6cm。

縦は約3.3cm。

厚みはこちらも約1cmだった。

サイズの差はこれだけある。

こうしてみると板サイズの縦幅は、ミニサイズ2個分ということが分かった。

半分に割ってみる。中にはさらに2層チョコ色のものが見える。多分間に入っているのは、チョコではなさそうだが、どんな味がするか楽しみだ。

『ケックスホクロード』を実食

念願の実食だ。香りはココアっぽい香りがする。一口食べるとよくあるウエハースとは違う。チョコの味が非常に多く感じる。チョコレートはミルクチョコレートで、ちょうどいい甘さ。

サクサクとしたウエハースの噛み応えもちゃんとあり、歯ざわりの違いを楽しめるチョコといった感じだ。

断面を見てみると、そんなに表面のチョコ自体の層は厚くない。しかし、想像以上にチョコレートの味がする。その理由は間に入っている、チョコ色の層にあるのだろう。チョコが染み込んだウエハースのような何かだ。

サクサクしているのにしっとりとした味わいで、染みチョコのような感じかと言われると、それもまた違う。安っぽいウエハース菓子ではなく、ちゃんと美味しいチョコレート菓子だった。

『ケックスホクロード』のまとめと感想

想像していたチョコウエハースとは違い、歯ざわりのあるチョコレートを食べている感じだった。正直に言って美味しい。では、肝心のダイムの代わりになるかと言えば、これはこれでアリだ。ダイムの抜けた穴を十分埋める、ポテンシャルを持ち合わせている。

しかし、ダイムもいて欲しいし、ケックスホクロードもいて欲しい。どちらも美味しいからだ。ハンバーグも好きだし、寿司も好きだというのと同じだ。

個包装のタイプは1個あたり約41円だ。これを高いと思うか安いと思うかは、味の好き好きによるだろう。個人的には妥当な金額だと思う。

ウエハースというと口の中の水分を全部持っていって、ボロボロ食べくずが落ちる印象があるが、このケックスホクロードは違う。しっとりとしていて、ボロボロ落ちまくったりはしない。

ウエハースはアイスなどの付け合せ的な扱いを受けやすいが、これはこれ1つで完結する美味しさだ。コーヒーや紅茶、牛乳などと合わせて食べると美味しい。リピ確定の商品だ。

興味がある人は、価格がお安い板チョコタイプで一回お試しあれ。

参考リンク：IKEA

■商品データ

※価格は購入時のものです