【2024年最新版】100均クールタオルで「アイスノン首もと氷結ベルト」カバーの作り方

記事内に広告が含まれています。

装着した時の冷たさピカイチの「アイスノン首もと氷結ベルト」。付属のカバーが1つ入っているけれど、自分好みのカバーを100均のクールタオルで作ったら、付属のものより快適で良い感じ。以前に紹介した100均のクールタオルでカバーを作る方法を一部変えて、より簡単な作り方や縫うときのポイントなど写真を交えて紹介していく。

スポンサーリンク

アイスノン「首もとひんやり氷結ベルト」はこんな商品

アイスノンの白元アース社だけあって、いろいろな商品を試したけれど、首に装着したときの冷たさは今のところ一番。ドラッグストアなどで購入できるのも手軽で良い。

中には「氷結ゲル」が2個、専用カバー1個が入っている。

「氷結ゲル」は冷凍するとカチカチに固くなるけれど、4包構造なので首にフィットしやすく快適。

使い方は「氷結ゲル」を2つに折って平らにして冷凍庫で5時間以上冷却するだけ。もう1つの「氷結ゲル」も冷やしておくと、冷たさが弱くなったらカバーに入れ替えて使うこともできる。

専用カバーはネットに入れて洗濯できる。

冷たさの継続時間としては1時間くらいかもしれないけれど、外出から戻って室内が涼しくなるまでの間や、お風呂上がり、料理や洗い物の時など、ワンポイント的に使うのであれば、カチカチに凍らせた保冷剤のようなものを首に巻くわけだから、冷たさは最強に近いと思う。

スポンサーリンク

付属の専用カバーはこんな感じ

裏表で素材が違い両面が使えて冷感が選べるカバー。

パイル地とスムース地の仕様になっている。

マジックテープで長さの調節ができるようになっている。

実際に使ってみると、柔らかいパイル地側もさらっとしたスムース地側も割としっかりとした生地なので、冷たすぎるのが苦手なら良いと思う。筆者は氷結ゲルの冷たさがおちてくると生地が厚い分、首周りがちょっと蒸しっと感じた。

パッケージを見てみると「使用上の注意」として、赤字の部分にはこのように書いてある。

  • 必ず専用カバーに入れてご使用ください。冷却した本体を肌に直接あてると凍傷になる恐れがあります。
  • 幼児、身体のご不自由な方、皮膚の弱い方等が使用する場合は、十分ご注意ください。
  • 発熱時の解熱用には使用しないでください。

…ということで、「使用上の注意」を読んだ上で、筆者はカバーを作る。自作される方は注意点を確認し、自己責任でお願いします。

スポンサーリンク

カバーを作っていく

付属のカバーを使用してみて気になったところをいくつかアレンジする。以前はマジックテープ(面ファスナー)を自分の好みの長さに変えた作り方を紹介したが、今回はより簡単な「樹脂製のスナップボタン」でとめる作り方にする。

アレンジ
  • 氷結ゲルを出し入れする部分の重なりを2cm長くして、装着時にゲルが飛び出してこないようにする
  • とめる部分を樹脂製のスナップボタンにする
  • 水で濡らして冷えるさらっとした生地のクールタオルを使う

必要な材料と使う道具は以下の通り。ミシンで縫うことにする。

必要な材料
  • 布 :100均のひんやりクールタオル17.5✕95cm
  • 樹脂製スナップボタン:1組
使う道具
  • ニット用ミシン糸(レジロンなど)
  • チャコペン
  • 定規
  • まち針
  • はさみ
  • 目打ち
  • クッキングシートなど

使うのは100均の「ひんやりクールタオル」

以前に100均の「ひんやりクールタオル」でカバーを作り、使ってみてとても良かったので、今回もCan Do(キャンドゥ)で購入したものを使用する。

ペイズリー柄のものを作っていく。

大きさは17.5✕95cm。

使用方法や注意事項など。”アイロンの使用はおやめください。”と書いてあるので、作る工程でもアイロンは使えない。

端処理の糸のほどき方

ここで、ちょっと気になることが。以前のクールタオルは20✕95cmだったのに、今回購入したものは17.5✕95cmなので長さは問題なけれど、幅が2.5cmも狭い。今回作るカバーは縫い代1cmの場合、幅は18cm必要。(幅が足りない場合は0.7cmの縫い代でも大丈夫です)

今回購入したもの
以前のクールタオル

布端のこの部分がつれていたりすると長さをはかりにくかったり、カバーの内側に厚みが出るので、

以前のように幅が20cmあれば、布端を避けて作ることができたけれど、

今回購入したものは幅が17.5cmなので、切って取り除くことはできない。念の為、幅を測ってみると

ギリギリ18cm。

ではどうするか?端処理されている糸をほどくことにした。大変そうに思われるかもしれないけれど、コツさえ掴めばとっても簡単で癖になる。

ただ、ほどくのは大変という方はちょっと縫いにくかったり厚みはでるけれど、ほどかないまま作っても大丈夫。

裏の端から少しリッパーでほどくと、端処理に使われている糸は3本ということがわかる。

上の写真の一番短い糸を下の写真のようにテープでとめて固定する。

この順番で糸を引いていくといとも簡単にほどける。順番に糸を引くとどのようになるかというと、

この状態から①を引くと、

このようになり、次に②を引くと、

このようになり、③を引くと、

最初の状態に戻る。これを繰り返すだけ。慣れるとピーッとあっという間にほどけていく。

長い辺(95cm分)をほどいた糸。①の糸が一番多く、③の糸はほんの少し。

半分ほどいたらこんな感じ。ほどくと布が平らになって扱いやすくなるのでおすすめだけれど、ほどくのは大変という方はちょっと縫いにくかったり厚みはでるけれど、ほどかないまま作っても大丈夫。

以降の作り方は、端処理の糸をほどいたものを使用します。

布を裁断する

型紙は作らず、布に直接印をつけて裁断する。アイロンが使えない布なのでご注意ください。

短い辺の幅を半分に折って印をつけ、

線を引く。

端に近い部分は布がまっすぐではないので、

5cmくらいは切り落として使わない。長さ72cmは必要なので切りすぎないように。

幅は半分で長さ72cmと51cmで裁断。

心配していた幅は約9cm。

ミシンで縫う

短い布の片側を1cmで三つ折りする。布はテロテロしていて折りづらく、アイロン不可なので、端から2cmで線を引き、

布端を2cmの線にあわせて折り、まち針で仮止めして、

もう一度折ると3つ折りしやすい。

2枚とも片側を三つ折りにして縫っていく。

縫いづらい生地を縫いやすくする方法

クールタオルの生地はツルツルしていて柔らかくミシンで縫うのがちょっと難しいので、少しでも縫いやすくする方法を紹介する。

まず、ミシン糸はニット用のFUJIX(フジックス)の「レジロン」、カナガワの「レオナ」などを使用する。伸縮性のある生地を縫うためのニット用のミシン糸を使うと縫いやすい。

そして「クッキングシート」を使う。ほどよくハリがあり、ほどよい厚みで縫ったあとにきれいに切り取りやすいのでおすすめ。その他にもハトロン紙やトレーシングペーパーなども使いやすい。

クッキングシートを使いやすい大きさにカットして、

布の下にクッキングシートを敷いてミシンで縫う。これだけでだいぶ縫いやすくなる。

ミシンで縫うとこんな感じ。縫い始めと縫い終わりは布端の数ミリ手前にすると食い込みにくい。

クッキングシートを敷いた面を上にして、

シートを縫い目に合わせて折る。この時しっかり折っておくときれいに切り取りやすい。

クッキングシートを切り取っていく。

片側を切り取ったら、反対側のシートを取る。

きれいに縫うことができた。この後のミシンで縫う工程もこのやり方で縫うと縫いやすいのでおすすめ。

組み立てる

それぞれ片側を三つ折りで縫ったら、

長い布を表に返して、

短い布を上に重ねる。

切りっぱなし(三つ折りしていない方)の端を合わせて置く。

長い布を短い布の上に13cm折り重ねる。

折り重ねるとこんな感じ。

13cm折り重ねて、全体をまち針でとめる。

出来上がりが7cmになるように赤線のように縫う。布幅が9cmなら、縫い代は1cmとなる。

この時もクッキングシートと一緒に縫うと縫いやすい。

縫い終わったら、四つ角を縫い目を切らないようにカット。

くれぐれも縫い目を切らないように。

反対側もカット。

次にこの部分を表に返す。

表に返したところ。

左の長い方も表に返していく。

返したら両端の角を出し全体を整える。アイロンは使用不可なのでご注意ください。

両端を赤線のように縫っていく。

入れ口側の布端から6.5cmの位置に線を引き、赤線のように四角に縫う。

縫ったところ。

反対側は「氷結ゲル」を入れるのに41.5cm必要なので、

上の写真のように41.5cmはかって線を引き、赤線のように四角に縫う。

縫ったところ。これで縫う工程は終了。

樹脂製のスナップボタンを付ける

使うのは樹脂製のスナップボタン1組。今回は100均のSeria(セリア)で購入した「樹脂ホック」を使う。

「打ち具不要」なのが便利。

取り付け方法は裏にわかりやすく書いてある。

ボタン(ホック)を付ける位置は一度首に巻いてみて、自分好みの場所を決めると良い。今回は縫った四角の真ん中にした。

入れ口のある側のボタン(ホック)をつけたい場所に目打ちで穴をあけて、

ゲンコ(出っ張りのある凸)を写真のようにつける。取り付け方はパッケージに書いてある「取付け方法」を参照してください。

次に反対側。裏表間違えないように、装着する時と同じように置いて、

ボタン(ホック)をつける位置に穴をあけて、

バネ(へこんでいる方凹)をつける。

きちんと付いているか確認して出来上がり。

「氷結ゲル」を入れてみる

キンキンに凍らせた「氷結ゲル」を入れてみる。

入れ口から入れていき、

最後まで入れたら、飛び出てこないようにゲルを一度左に押し込んで、

内側の折り重なっている部分の向こう側にゲルを入れる。

こうなっていればOK。これで装着中にゲルが飛び出すことはない。

ゲルを取り出すときは、この状態から

中のゲルを左にずらして重なっている部分をよけて、

カバー本体を左にクシュッと縮ませると取り出せる。

ゲルを入れた状態でボタン(ホック)をとめてみると、

パチッととめられたので無事完成!

キンキンに凍らせた「氷結ゲル」を入れて、こんな感じで装着する。

マジックテープでとめるタイプと比べてみる

ちなみに下の写真は、同じ生地で作った以前に紹介したマジックテープでとめるタイプ。

今回作ったものと生地もサイズも同じでとめる部分がマジックテープ。

左が以前に紹介したマジックテープ、右が今回紹介したスナップボタン(樹脂ホック)。

スナップボタン(樹脂ホック)は穴を開けて取り付けるだけなので簡単。

マジックテープは好みの長さに切って(写真は幅2.5cmを4cm使用)縫い付けるだけなのだけれど、とめた時に襟元の一番目立つ部分に縫い目が見えるので、きれいに縫いたいところ。

どちらも使いやすいけれど、スナップボタン(樹脂ホック)は縫わずに取り付けるのが容易で、100均でも手に入りやすいので、より簡単に作ることができる。ただ、ボタン(ホック)1つでとめるので長さの調節はできない。

マジックテープはとめる部分の面積が広いので、とめた時に安定感があり、少しだが長さの調節ができるので良い。ただ、今回使用した生地は縫製用のマジックテープをきれいに縫い付けるのが少し難しく、縫製用のマジックテープは黒と白以外は100均では見かけないので、色を選びたいなら手芸店などで購入する必要がある。

マジックテープ(面ファスナー)で作りたい場合は「縫製用」を用意。詳しい作り方は以前記事にしているので、そちらを参照してください。

縫製用のカラフルなマジックテープは手芸店などで購入できます。

クラレのマジックテープ、縫製用25mm巾。いろいろな色があります。

”「マジックテープ」は(株)クラレの面ファスナーの登録商標です。”

スポンサーリンク

感想とまとめ

カバー自体はシンプルな構造なので、縫う部分も少なく簡単。特に今回はとめる部分を樹脂製のスナップボタン(樹脂ホック)にしているので、以前に紹介したマジックテープよりもさらに簡単に作れた。

ちょっと難しいとすれば、今回使用した「ひんやりクールタオル」は生地がテロンとしていてアイロンでピシッと折り目をつけられず、ミシンで縫いづらいこと。ただそれも前述のとおり、ニット用のミシン糸、クッキングシートなどを使うと縫いづらさも軽減されるので、試してみてほしい。

筆者的には付属の専用カバーよりも軽く、生地がサラッとしていて薄いので首周りがスッキリして気持ちよく使用している。洗濯する際はネットに入れて洗濯機で洗って、干しても乾くのが早い(乾燥機とアイロンは使えません)のも良いところ。

アイスノン「首もとひんやり氷結ベルト」を使っている人に、作ったカバーを試してもらうと好評なので、カバーを作ってみたい方の参考になればと思う。

  • カバーを作る前に「首もとひんやり氷結ベルト」の「使用上の注意」をよく確認し、注意点をふまえた上で制作してください。

タイトルとURLをコピーしました