デアゴスティーニ(DeAGOSTINI)の隔週刊「刺しゅうで楽しむスヌーピー&フレンズ」第20号は、創刊号からのタペストリー「春」がいよいよ完成。同時に「夏」とスヌーピーグッズ「カルトナージュボックス」も始まってボリュームたっぷり。
実際に作ってみて気づいたことなどをレポする。
『刺繍で楽しむスヌーピー&フレンズ』第20号はこんな感じ
第20号は11月1日(火)発売。
厚さ約1.4cm。
開封
全員プレゼントの応募券(赤い三角)は表紙カバーの上の部分にある。
表紙のカバー、キットはダンボールに挟まっていて、下に本があるという梱包。
入っているべきものはちゃんと入っていた。
今号のキットの内容。
そう、今号にはタペストリー夏の図案プリント済の布が入っている。
早速始めていく。
その1.タペストリー「春」の刺繍
今号ではいよいよ最後の「センターの文字」を刺繍する。制作時間の目安は3時間。前号も3時間だったので同じくらいのボリュームなのかなと思いながら始めていく。
まずはSPRINGのアウトラインステッチ。
それぞれのステッチで葉っぱまで終わったら。
ピンクで文字の中をサテンステッチしていく。これが単純だけれど時間がかかる。
文字が終わったら葉っぱのサテンステッチをして、
下の文字をアウトラインステッチ。
これですべての工程が終了。
タペストリー「春」の刺繍完成
アウトラインステッチとサテンステッチのみで特に難しい部分はなかったけれど、文字のサテンステッチは単純ながらもボリュームがあるので時間がかかった。
今号で刺繍したのはタペストリー全体の中の赤で囲った部分。
創刊号から始まった『四季のタペストリー・春』が完成した!!
感慨に浸るまもなくタペストリー「夏」にとりかかる。
その2.タペストリー「夏」の刺繍
タペストリー「夏」の1回目は「ジョー・クール」で、制作時間のめやすは1時間。そんなに難しそうなところはなさそう。スヌーピーをバックステッチで刺していく。
サングラスはサテンステッチで真っ黒に。
スヌーピーが終わったら…
砂山と影、首輪を刺して終了!
タペストリー「夏」の刺繍完成
首輪以外はすべて黒なので割とサクサクさせるのだけれど、スヌーピーの顔はちょっとの違いで表情が変わってしまうので、何度かやり直したりして思ったよりも時間がかかった。
今号で刺繍したのはタペストリー全体の中の赤で囲った部分。
夏のタペストリーは横長のデザイン。
スヌーピーグッズに取りかかる。
その3.スヌーピーグッズ『カルトナージュボックス①』
本の制作時間のめやすは1時間。まずは布に接着芯を貼って布の準備をして、スヌーピーをアウトラインステッチしていく。このアウトラインステッチ苦手なやつだ…
耳の中、目、首輪を刺して…
まゆ、足の裏を刺してスヌーピーが終了。今号の工程はここまで。
『カルトナージュボックス①』完成
今回のアウトラインステッチはどうも苦手で、何回かやり直したけれど出来上がりはイマイチ気に入らない…
実際に作ってみて気になったこと
今号で実際に作ってみて気になったことをまとめる。
1.本の刺繍の説明に糸の色が記載されるようになった
これは改善されて非常に助かる。以前に「濃いピンク」と「ピンク」を間違えて刺してしまい全部ほどいてやり直した経験がある。下の記事に詳しく書いてあります。
どういうことかというと、まずは改善前の18号までは以下の写真の通り「2本どり」だけで、色の記載がない。これだとうっかりすると左と右で葉の色が違うことを気づかずに間違えて同じ色で刺してしまう危険がある。
それが19号からなんと「白2本どり」「薄緑2本どり」と色が本数の前に書かれている!これは白と薄緑で色がはっきり違うので間違えることもないと思うが、色が書かれるようになったのは画期的な変化。
20号(今号)では「緑2本どり」と「薄緑2本どり」と色が書かれていることで、似た色でも糸を変えることがとてもわかりやすくなっている。なんで創刊号からこうしてくれなかったの?と思っていたことなので、嬉しい改善だ。
2.タペストリー「夏」の布のほつれ止め(巻きかがり)の工程がない
創刊号の春のタペストリー第1回目では、まずは下準備として刺繍布の周囲をほつれ止めのために巻きかがりをする工程があった。これってしなくて良いの??生地の種類によっては必要ないのかもしれないけれど、これから先ほぼ20号かけて刺繍していくことを考えるとほつれてこないのか気になる。巻きかかりは手間なので、筆者は勝手に「ほつれ止め液」でほつれ止めをした。
3.カルトナージュボックスの作り方のコツが無茶ぶり
「布は淡い色なので、布を触りすぎないで作るのもコツです。」って、どういうことなんだろう?布に刺繍するから結構触っちゃうと思うんだけれども…汚れちゃうってことなのか?もしそうならば、カルトナージュボックス(小物入れ)としていかがなものか。
あったら便利なもの
説明の中にさらっと出てくる用具類とあったら便利なもの。
キット以外に必要なもの
アイロン
アイロン台
あると便利なもの
オーブンシート(クッキングシート)接着芯を貼る時にアイロンの汚れ防止になる
今号のデータ
付属品 |
刺繍糸1種 |
---|---|
タペストリー刺繍 |
春:センターの文字 |
スヌーピーグッズ |
カルトナージュボックス① |
スヌーピーコラム |
スヌーピーは狩りが苦手 |
『刺しゅうで楽しむスヌーピー&フレンズ』第20号のまとめと感想
実際に作り終えて今号の良いところと残念なところをまとめてみた。
今回の刺繍は特に難しいところはなかったけれど、春のタペストリーの大きな文字はサテンステッチが多く、夏のタペストリーとカルトナージュボックスにそれぞれスヌーピーの刺繍があったので、時間がかかった。
今年の2月8日の創刊号から始めた春のタペストリーが無事に完成できたのは改めて感慨深い。まだ寒い頃から春・夏・秋となり11月に完成。
本の中には春のタペストリーを額に仕立てるやり方が載っているのだが、筆者はまだ額(フレーム)を入手していない。デアゴさんでオリジナルのフレームを販売しているけれど、それを購入するか他のフレームにするか考え中。これから冬なので、春のタペストリーはそんなに慌てて飾らなくてもいいかなとも思う。
今号から始まった夏のタペストリーは、横長のデザインで白い生地(春は縦長で生成り色の生地)。創刊号をチェックすると第40号(2023年8月8日発売予定)で仕上がるようなので、1つ1つ埋まっていくのが楽しみだ。
前号でも気になっていたカルトナージュボックス(全5回)は、HPの今後のラインナップ(2022年10月作成)では11月中旬の今現在も「全4回」になっている。どちらが正しいのかわからないけれど、本にバッチリ全5回と書いてあるのできっと5回なのだろうと思っていよう…
次号第21号は11月15日(火)発売!
詳しく知りたい方はデアゴスティーニの刺しゅうで楽しむスヌーピー&フレンズ公式HPを確認してください。