100円ショップのセリア、ダイソー、キャンドゥなどに行くと売っている実験キット。実は様々な種類が発売されているのをご存知だろうか?子どもたちの自由研究でやるのはもちろん、大人がやっても楽しめるキットとなっている。
そこで今回は『不思議な実験キット 振るだけ色が変わる水』のやり方や注意点、そして実験結果を紹介!
振るだけで色が変わる水?
ダイソーで見かけた「ふしぎな実験キット」。ある一定の世代の方には懐かしい、学研の雑誌『科学』の付録みたいだ。
沢山ある中から今回は『振るだけ色が変わる水』を紹介。


振ると黄・赤・青に色が変わるふしぎな水が作れる。

難易度は★2つ。比較的簡単にできる部類だ。

裏面を見るとキットに入っているものとは別に、自分で用意するものが書かれている。実験を始める前に準備しておこう。

対象年齢10歳以上。始める前に注意事項をよく読んで確認しておこう。

中に入っていたのはパウダーA、B、C。全部で3種類。

近所の百均でキットが見つからない場合は、ネットで同じようなキットが販売されている。
準備するもの
必要なものを準備していく。

写真下、左から
- 計量カップ(お湯の量をはかるため)
- 紙コップ×2
- ペットボトル
- スポイト
- 油性マジック
- 割り箸

他に用意したもの
実験を始める前に〈あそびかた〉を一通り読んで、他に必要なものがないか確認してみると、約60℃のお湯を100mlと5ml必要なことがわかる。

ということで、約60℃をはかるための温度計、100mlをはかる計量カップ、5ml(小さじ1)をはかれる計量カップも用意した。

ちなみに今回使うのは「温度計」はクッキング用のもの。

『振るだけ色が変わる水』のやり方
紙の裏面に遊び方をよく読もう。
- ペットボトルのよく見える所に「✖」を書く
- 紙コップにパウダーA、Bと約60℃のお湯100mlを入れ、よくかき混ぜる
- 2の液をペットボトルに移す
- もう1つの紙コップにパウダーCと約60℃のお湯5mlを入れ、よくかき混ぜる
- スポイトなどで4の液を少し(0.5ml程度)取り、ペットボトルに入れる
- ふたを閉め、ペットボトルの中身が青色から黄色になるまで放置(この間は揺らさないように気をつける)
- 色が黄色になったら、ペットボトルを振ってみよう(やさしく、強く)
それでは実験開始!

①ペットボトルのよく見える所に「✖」を書く

②紙コップにパウダーA、Bと約60℃のお湯100mlを入れ、よくかき混ぜる
まずは約60℃のお湯を100ml用意。

使うのは約60℃のお湯100ml、パウダーA・B、紙コップ、かきまぜ棒。

パウダーA・Bを紙コップに入れる。
☑️パウダーはA・Bともに白い。

約60℃のお湯100mlを入れてよくかき混ぜる。
☑️パウダーを溶かすと透明。


③②の液をペットボトルに移す

④もう1つの紙コップにパウダーCと約60℃のお湯5mlを入れ、よくかき混ぜる
もう1つの紙コップにパウダーCを入れる。
☑️パウダーCは濃い青色

約60℃のお湯5mlを入れ、よくかき混ぜる。
☑️濃い青色の液体ができる

⑤スポイトなどで④の液を少し(0.5ml程度)取り、ペットボトルに入れる
スポイトで取って、

ペットボトルに入れる。

⑥ふたを閉め、ペットボトルの中身が青色から黄色になるまで放置(この間は揺らさないように気をつける)
☑️だんだん色が変わってくる

⑦色が黄色になったら、ペットボトルを振ってみよう(やさしく、強く)
☑️しばらく置いておくと「黄色」になる。

「黄色」になったので、振って色が変わるのかやってみる。

まずは、やさしく振ると「赤」なった。
☑️やさしく→横に軽く(ユラユラ)振る程度

☑️このまま少し置いておくと「赤」から「黄」に変わっていく。

次に強く振ると「青」になった。
☑️これで実験は成功!

実験は成功したけれど、もう少しいろいろ観察していく。
☑️青になってから少し時間を置くと…「紫」に。

☑️そして「赤」になり…

☑️最終的に「黄」に戻る。

いろいろ試してみる
振るだけで色が変わる水を作り、振り方によって黄→赤→青と色が変化し、置いておくと青→赤→黄と元に戻ることがわかった。
せっかくなのでもう少しいろいろ試してみよう。
色が薄い?
ひと通り、色の変化を確認してからちょっと気になったのは、パッケージの写真の色は黄・赤・青ともにはっきりとした濃い色だということ。

軽く振ったときの「赤」はこんな感じの色で、パッケージの「赤」と比べて色が薄い。なぜ??

もしかしてパウダーCを溶かした青い液を少し(0.5ml程度)加えたときに、入れた量が少なすぎたのではないか?
なのでもう一度、青い液をスポイトで取ってペットボトルに加えてみる。

加えた青い液がだんだん混じってきたけれど、よく混ぜるために、ちょっと軽く振ってみる。すると…

「赤」になった。そして前よりも明らかに色が濃い。

強く振ってみると、こちらも濃いめの「青」に。

そのまま置いておくとだんだん「紫」に。

そして「赤」から、

だんだん黄色みが出てきて、

「黄」に戻る。

結果
パウダーCを溶かした青い液をペットボトルにさらに少し追加してみた結果は…
- 黄・赤・青ともに色が濃くなった
- 振って色を変えた後、色が黄色に戻る速度が色が薄かったときよりも時間がかかった
- 色が戻るまでがゆっくりなので、紫や黄色みがかった赤など他の色の変化をよく観察できる
温度が下がっても色は変わるのか?(約40℃)
次は最初に約60℃で作った液が温度が下がっても色が変わるのか?を調べていく。
ペットボトルの中の液の温度をはかると約40℃。これを強く振ると、

「青」に変わり、このまま置いておくと、

「紫」になり、

「赤」となり、さらに置いておくと、

最初の色「黄」に戻った。

結果
- 約40℃でも色が変わることがわかった
- 黄色の色が薄くなった気がするが、それが温度と関係あるのかはわからない
温度が下がっても色は変わるのか?(約28℃)
次はさらに温度が低くても色が変わるのか?を調べていく。
ペットボトルの中の液の温度をはかると約28℃。この時点で黄色がかなり薄いので、パウダーCで作った青い液を少し入れてみる。

青い液を少し加えて、これを強く振ると、

「青」になった。ちゃんと濃いめの青だ。このまま置いておくと、

「紫」になって、

「赤」になり、

「黄」になる。今までとの違いは、底の方に黒っぽい?青っぽい?沈殿があること。これはパウダーCを溶かした青い液を少し加えたときに溶け切らなかったというこのなのか?

結果
- 約28℃でも色が変わることがわかった
- ペットボトルの中に黒?青?っぽい沈殿物が確認できた
沈殿物はパウダーCを溶かした青い液を少し加えたものが、溶け切らなかったというこのなのかか?それが28℃という温度が影響しているのかまではわからないが、黄・赤・青の色の変化は問題なかった。
なぜ振るだけで色が変わるのか?
なぜ振ることで色が変わるのか?説明書から引用させてもらう。
〈振るだけ色が変わる水のしくみ〉
色が変わった秘密は、パウダーC(インジゴカルミン)です。インジゴカルミンは、酸素と反応すると色が変わる性質を持っています。
ペットボトルを振ることで、インジゴカルミンが酸素と混ざり、混ざった酸素の量で色が変わったのです。
パウダーA(炭酸カリウム)は、この反応を起こりやすくする役割、パウダーB(グルコース)は、何回か繰り返し遊べるように、変わった色を戻す役割を持っています。

パウダーA→炭酸カリウム
パウダーB→グルコース
パウダーC→インジゴカルミン
パウダーC「インジゴカルミン」は、酸素と反応し、色が変わる性質があり、ペットボトルを振ったときに混ざる酸素の量によって色が変わる。
パウダーA「炭酸カリウム」は、この反応を起こりやすくする。
パウダーB「グルコース」は、何回か繰り返し遊べるように、変わった色を戻す。
「インジゴカルミン」は、どんなものに使われているのか?
●日本では食品添加物「青色2号」に指定されている
かき氷のブルーハワイシロップ、一部の清涼飲料水、ガム、菓子など。
●医薬品の着色、内視鏡検査などでの色素として使用されている
「がん」や「ポリープ」を強調して見つけやすくしたり、いろいろな診断をするために使われたりする。
●化学実験「酸化還元(さんかかんげん)反応」の教材
今回試した「振るだけ色が変わる水」は、まさにこの化学実験「酸化還元(さんかかんげん)反応」を学ぶ教材だ。
注意点
今回の実験をやってみて気付いた注意点をあげてみた。
- ペットボトルにわかりやすく必ず「✖」印をつける
- パウダーCの青色の液は服などにつくと落ちにくいので気をつける
実験で使うペットボトルの液体は、静かに置いておくと黄色。飲みかけのジュースやお茶などに見えるので、必ずわかるように✖印をつけて間違えて飲まないように気をつけよう。

パウダーCを溶いた青色の液体は、服や家具につくと落ちにくいので注意しよう。

『振るだけ色が変わる水』のまとめと感想

実験自体は工程も少なく、特に難しいところもなかった。あえて言うなら、パウダーを溶かすときに約60℃のお湯を用意するのに気を使った。温度計を使うと、約60℃であることをきちんと確認できるのでおすすめ。
液体の色は黄、赤、青と変わるが、青から黄に戻る間に、紫や赤みのある黄色など変化の途中の色を観察するのも面白い。
目に見える色の変化が楽しい実験ではあるし、今回は自分なりに「変化した色の濃淡」、「青→黄に変化するまでの途中の色の変わり方」を観察したり、「温度が下がっても色が変わるのか?」など試してみたが、アレンジしていろいろ試すことに関してはあまりバリエーションが思いつかなかった。
なので、実験で使った3種類のパウダーの性質や、それらがどのようなものに使われているかなど、深堀りして調べたりすると夏休みの自由研究として厚みが出てくると思う。
簡単な工程で変化が目で見てわかりやすい実験キットなので、楽しみながらサクッとすぐに結果が出る実験をしたい人にはおすすめのキットだ。
参考リンク:ルミカ
■商品データ
※価格は購入時のものです
| 商品名 | ふしぎな実験キット 振るだけ色が変わる水 |
|---|---|
| 難易度 | ★★☆ |
| 価格 | 110円(税込) |
| 輸入発売元 | ルミカ |
| 購入店 | ダイソー |
