【実践連載】「スヌーピー刺しゅう」第95号:巻きかがりに辟易する

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デアゴスティーニ(DeAGOSTINI)隔週刊「刺しゅうで楽しむスヌーピー&フレンズ」第95号は、スヌーピーグッズ「ミニポーチ②」(全2回)でポーチを完成させる。持ち手など部品を作り、巻きかがりで組み立てていくのだけれど、これがどうにも…きれいに縫い目が揃わず、途中で作るの諦めたくなった。

刺しゅう時計は「スヌーピーとルーシー」。グローブなどのサテンステッチや、ルーシーの顔の表情がなかなかうまくいかず時間がかかった。

実際に作ってみて気づいたこと、あると便利なものなどレポする。

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『刺繍で楽しむスヌーピー&フレンズ』第95号はこんな感じ

第95号は9月16日(火)発売。

厚さ約1.6cm。

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開封

表紙のカバー、ダンボールの間にキット、下に本があるという梱包。

今号の内容とキット。

今号のキット。

今号のデータ

付属品 刺繍糸2種
裏布
杉綾テープ
マグネットホック
Dカン
ナスカン
チャーム金具
刺しゅう時計 スヌーピーとルーシー
スヌーピーグッズ ミニポーチ②(全2回)
スヌーピーコラム スヌーピーがチャーリー・ブラウン
たちと野球をやってるって、
知ってる?など

 

 早速始めていく。

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「刺しゅう時計」の刺繍

今号は「スヌーピーとルーシー」。

刺しゅうで楽しむスヌーピー&フレンズ95号より

制作時間のめやすは2時間。

刺しゅうで楽しむスヌーピー&フレンズ95号より

スヌーピーの耳から刺していく。

スヌーピーのまわりを刺したら、

ルーシーを刺していく。

顔はほんの少しで表情が変わってしまうので難しい。

ルーシーの髪の毛をサテンステッチする。念の為ガイドラインを引いた。

髪の毛のサテンステッチが終わったら、

文字と草を刺す。

スヌーピーの首輪と帽子、それぞれのグローブの中を刺して、

ピンクでルーシーの舌と服、ハートを刺したら今号の出来上がり。

「刺しゅう時計」の刺繍完成

グローブなど複雑な部分のサテンステッチは、黒で刺した部分に被ってしまうとグローブということがわからなくなってしまうので加減が難しかった。

ルーシーの顔は、ほんの少しの違いで表情が変わってしまうので何度もやり直して時間がかかった。

今号で刺繍したのは全体の中の赤で囲った部分。

刺しゅう時計が始まって15回目。残りあと5号で完成の予定。

スヌーピーグッズに取りかかる。

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スヌーピーグッズ『ミニポーチ②』

今号は「ミニポーチ②」(全2回)で、ミニポーチを完成させる。

刺しゅうで楽しむスヌーピー&フレンズ95号より

制作時間のめやすは3時間。これは相当時間がかかるはず…

刺しゅうで楽しむスヌーピー&フレンズ95号より

まずは裏布、両面接着シート、フェルトをそれぞれの大きさに裁断。

フタは裏布にマグネットホックをつけてから、それぞれ両面接着シートで裏布とフェルトを張り合わせて、製図の印をつける。

縫い代のない製図なので、きっちり印をつける。

パイロットさんは布の印付けには使わないでと言うけれど、フリクションのボールペンを使った。

印通りに裁断し、前面にマグネットホックをつける。

表側はこんな感じ。

チャームを作っていく。

チャーム、ループ、持ち手が完成。

本では持ち手やループは杉綾テープを手縫いして作るのだけれど、挫折してミシンで縫った。

いよいよ縫い合わせていく。まずは前面と底から。

フェルトをぴったり合わせて巻きかがりで縫い合わせていくのだけれど、小さめの仮止めクリップ(手芸用)がとめやすい。

底と前面、側面、ふた、ポケットを縫い合わせたところ。

フタの所定の位置にチャームのループをボンドで軽く貼り付ける。

このときもボンドが乾くまでループをクリップで固定しておいた。

側面とフタ・ポケットを巻きかがりで縫い合わせていく。ループの部分は縫いづらい。

反対側も縫い合わせる。

底、前面、両側の側面とフタ・ポケットを縫い合わせるとこんな感じ。

前面と側面を縫い合わせていく。

ループを側面にたてまつりで縫い付けて、

最後に持ち手のループを縫い付けたら、

ミニポーチの完成!

スヌーピーグッズ『ミニポーチ②』完成

まず前回、図案がプリントされたフェルトの両脇が真っ直ぐでないこと、長さがギリギリだったことに関しては、今号で製図通りに裁断して問題なかったのでよかった。

杉綾テープでループや持ち手を作るのは、手縫いでちょっと縫い始めてこれは大変だと思い、ミシンで縫った。

チャーム金具とチャーム本体をつなげるループは自前のサテンリボンに変更した。

全体を巻きかがりで縫い合わせ、出来上がっていく工程は楽しい反面、
縫い目の揃わない残念な巻きかがり…

フタの端は切りっぱなしなので側面から裏布がチラッと見えたり、

ポケットも端は切りっぱなし。

そしてポーチをあけると、内側にチャームのループ、持ち手部分の左右のループが見えるのも気になってしまうし、

フタの折り曲がる部分が、このようにシワがよるのも気になる。

だんだんと出来上がっていく工程は楽しめるけれど、筆者はこういうタイプの手芸はあまり好まないので途中で作るのを諦めそうになった。仕上がりはいまいちだけれど…

それでも、出来上がったポーチを立ててみると自立できるので、そんなに歪まずに組み立てて無事に形することができて良かった。

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実際に作ってみて気になったこと

細かいサテンステッチがややこしい

スヌーピーとルーシーのグローブは黒い部分にサテンステッチがかかってしまうと、茶色い塊になってしまうので、加減が難しかった。ルーシーの顔の刺しゅうはほんの少しで表情が変わってしまうので何度もやり直して時間がかかった。

両面接着シートは「中温度」で貼り合わせた

フェルトと裏布を両面接着シートを使って貼り合わせる時に、本の中では「アイロンで接着します。」と書いてあるだけで、アイロンの温度のことについてはどこにも書いていない。

ちょっと怖くて挑戦できないけど、もし「高温度」だったらフェルトが溶けちゃったり、縮んだりしておかしくなっちゃうんじゃないかと心配。

ちなみに筆者は「中温度」で貼り合わせて問題なかったので、参考まで。

ミニポーチは印付けと裁断が重要

縫い代がないので、まずは本の製図どおりにきっちり線を引くのが重要。パイロットさんは布には使わないでというけれど、フリクションのボールペンでしっかりと線を引いた。使う際は自己責任でお願いします。

裁断するときは、フェルトは厚みがあるので切れ味の良いハサミを使うことをおすすめします。

杉綾テープはミシンで縫った

本では持ち手やループは杉綾テープを折って手縫いして作るのだけれど、ちょっと手縫いしてみて大変そうだったので早めに挫折してミシンで縫った。

そしてチャーム本体とチャーム金具をつなげるループは自前のサテンリボン(6mm)に変更。

小さめの仮止めクリップ(手芸用)がとめやすい

巻きかがりでポーチを組み立てる時に、厚みがあるのでまち針でしっかりとめるのはちょっと難しい。

特に立体的に縫い合わせる時、ずれないようにとめるのに小さめの「仮止めクリップ」が良い仕事をしてくれた。

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必要なもの・あったら便利なもの

説明の中にさらっと出てくる用具類やあったら便利なもの。

キット以外に必要なもの

  • はさみ
  • 定規
  • 印付けペン
  • アイロン

あったら便利なもの

仮止めクリップ

厚みがあってまち針でとめるのが難しい時に活躍するのが「仮止めクリップ」。

近頃は百均でも購入できたりして、今回ミニポーチではセリアで購入したものを使ったが、クロバーの「仮止めクリップ」も愛用していて、その時々で使い分けている。

では百均セリアの商品と、クロバーの商品どこが違うのか比べてみる。

まずは、クロバー「仮止めクリップ」ミニ・50個入。希望小売価格2750円(税込)。ちなみに10個入は希望小売価格693円(税込)。2025年9月の価格です。

まち針でとめにくい生地の仮止めに便利。ミニの良いところは小さくて軽く、じゃまになりにくく、ピンポイントでとめることができること。

よく考えられている構造で、先端が細くてもしっかりとめることができ、台座の部分がフラット(平ら)なので、ミシンで縫う時に生地が浮きにくくなっているスグレモノ。

左から上側、下側、側面。下の透明の部分が平らなので布が浮きにくく、ミシンがかけやすい。

似たようなクリップは100均のセリアにもあって、比べてみる。

上から見るとセリアよりもクロバーの方が先端部分が細め。

横から見るとクロバーは下の透明な部分が平らになっているのがわかる。

布を挟む部分をセリア(右・赤線)とクロバー(左・青線)で比べてみると、
クロバーは下が平らで高さが出ないので、布を挟む部分が机に近く布が浮きにくい。ちょっとのことだけれど、この布が浮きにくいことがミシンで縫う時にとても快適。

ミシンで縫う時に使いやすいのは断然クロバー。ただ、クロバーは10個入で希望小売価格693円(税込)、セリアは8個入で110円と価格がだいぶ違うので、筆者はミシンの時はクロバー、それ以外はセリアと使い分けている。

仮止めクリップにはいろいろな大きさ、種類があるので用途に合わせていくつか用意しておくと、とても便利なのでおすすめ。

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『刺しゅうで楽しむスヌーピー&フレンズ』第95号の感想

「刺しゅう時計」の「スヌーピーとルーシー」は、細かい部分のサテンステッチやルーシーの顔の表情が難しかった。

今号で完成させたグッズ「ミニポーチ」は、ひと言でいうなら大変だった。杉綾テープでの持ち手やループを作るのは、手縫いを諦めてミシンで縫ったけれど、巻かがりでの本体の縫い合わせは縫い目が揃わず辟易して作るのを諦めそうになった。

巻かがりの縫い目もきれいじゃないし、持ち手やチャームのループを縫い付けた部分がポーチを開けるたびに見えたりする出来上がりはどうも好みじゃないが、それでも最後まで形にすることができたので良かった。

次号はスヌーピーグッズ「スマホスタンド①」(全2回)が始まる。どんな感じになるのか楽しみ。

次号は9月30日(火)発売!

詳しく知りたい方はデアゴスティーニの刺しゅうで楽しむスヌーピー&フレンズHPを確認してください。

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