百均「セリア」でプリントされたフェルトを切って縫いあわせるだけで、可愛らしいお弁当が出来上がる「切って作る プリントフェルト」シリーズを発見。筆者が子供なら夏休みの宿題や自由研究で作りたい。
今回は、うきうきおべんとう「くま」と「たまヒヨ」をなるべくきれいに作っていく。
作り方は特に難しくないけれど、ちょっとのことでだいぶ見栄えが良くなったりするので、使用した道具やコツなどを紹介していく。
セリアで購入
全ての店舗で販売されているわけではないようだけれど、セリアのハンドメイドコーナーで見つけて購入しました。
切って作るプリントうきうきおべんとう「たまヒヨ」と「くま」。どんな感じか1つずつ見ていく。

切って作るプリントうきうきおべんとう「くま」
こちらが「くま」。

フェルトにはっきりと図案がプリントされている。

プリントされたフェルトが2枚入っている。

作り方は裏側に書いてある。

”ほかのデザインもおすすめ”と「たまヒヨ」が紹介されている。

作り方にはお弁当箱に詰められるように作る以外にも、アレンジ例としてマグネットやマスコットが紹介されている。

入っているのはこちらのプリントされた2枚のフェルト。全部で7種類がプリントされている。

必要なもの
今回は「お弁当」を作るのに必要なもの。これだけ用意すれば作ることができる。
- はさみ
- 縫い針
- 糸(フェルトに合わせた色が良い)
- 手芸わた
- お弁当箱
百均で購入できるものも多い。

きれいに作るために用意したもの
そして、よりきれいに作るために筆者が使用したもの。
- 小さめのよく切れるはさみ
- 縫い針
- まち針
- フェルトに合わせた色の糸
- 手芸わた
- 鉗子(かんし)
- フェルトに合わせた色の油性ペン
- お弁当箱
「小さめのよく切れるはさみ」はフェルトをきれいに切るのに重要。きれいに切れないときれいに出来上がらない。
クロバー カットワークはさみ115(11.5cm)。

「鉗子(かんし)」は、わたを端までぴっちり詰めるときにあるととても便利。なければ先の尖っていないピンセットや箸などで代用するとよい。
クロバー 手芸用かんし。

「フェルトと同じ色の油性ペン」は、仕上がりをよりきれいにするためにフェルトの色に合わせた色を使います。使い方は後述します。セリアの文房具コーナーで見つけて購入。

お弁当箱は以前、食べた後に弁当箱(ランチボックス)として使えるSuicaペンギン「大人のお子さまランチ」の容器を使うことにした。大きさは169×104×58mm、容量は500ml。

作っていく
「くま」「たまヒヨ」ともに作り方は同じなので、「くま」で作り方を説明します。
フェルトを切る
細かい部分もあるので、小回りのきくよく切れるハサミでフェルトを切っていく。
- 線の外側にそって丁寧に裁断する

細かい部分も焦らず丁寧に。

縫い合わせる
次にモチーフをわたを入れるスペース2cmくらいを残して縫い合わせる。糸は外側の線と同じ色で線の部分をかがり縫いする。
※「たまヒヨ」で白のモチーフに他の色で線が引いてあるものは白で縫う
- 2枚をぴったり重ねてまち針でとめる
- 糸は外側の線と同じ色
- わたを入れて縫い止めやすい直線部分になる位置から縫い始める
- 外側の線をはみ出さないようにかがり縫いする
わたを入れ縫い閉じる
途中でわたを入れて、縫い閉じる。わたは少しずつ細かい部分からきっちり入れる。ちょっと多めかなというくらい入れたほうがふっくらして良いけれど、フェルトが破けないように注意。
- わたは少しずつ入れていく
- 最初に細かい部分に鉗子や箸の先などを使いきっちりわたを入れる
- 全体をふっくらさせるにはわたを多めに入れる
もう少し見栄え良くアレンジ
出来上がりはこんな感じ。本来はこれで出来上がりだけれど今回はもう少し手を加える。
糸を線の色に合わせて縫っても側面のフェルトの白い部分がちょっと目立つので、

セリアで油性のカラーペンを購入。4本セットでいろいろな色がある。今回は赤・茶色、黄色・オレンジ・緑などを使う。

水性ではなく油性をチョイス。



ハンバーグには茶色を使って、

側面の白い部分を塗ってみるとこんな感じ。
コツとしては丁寧に少しずつ塗ること。ペンをフェルトにあてているとどんどん色が染み込んでしまうので注意。

トマトには赤。左半分が塗った部分で白い部分はまだ塗っていない部分。

オムレツには黄色、くまとエビフライにはオレンジを使った。写真はないけれど、アスパラベーコンには薄緑または緑を使用。

出来上がり
側面を全部塗り終わって出来上がり。

ということで、お弁当箱を用意して出来上がりのイメージ写真のように並べてみる。

なかなか良い感じに出来上がった。

切って作るプリントうきうきおべんとう「たまヒヨ」
こちらが「たまヒヨ」。

プリントされたフェルトが2枚入っている。

”ほかのデザインもおすすめ”と「くま」が紹介されている。

裏には作り方。お弁当箱に詰められるように作る以外にも、アレンジ例としてマグネットやマスコットが紹介されている。

入っているのはこちらのプリントされた2枚のフェルト。9種類がプリントされている。

丁寧に外側のラインに沿ってフェルトを切る。
作り方は「くま」と同じなので割愛します。※ただし白のモチーフ”ひよこたまご”、”にわとりおむずび”は白い糸で縫い、側面を塗る必要はない

出来上がり。

見本の写真のようにお弁当箱に並べてみる。

側面はそれぞれの色で油性ペンで塗ったので見た目もきれい。ちなみに白の2つは白糸で縫い、側面をペンで塗る必要はない。

まぁまぁ良い感じ。

まとめと感想

今回初めて作ってみたセリアの「切って作る プリントフェルト」シリーズ。プリントされたフェルトを切って縫いあわせるだけで、可愛らしいお弁当が出来上がるという手軽さが良い。1つ1つのモチーフがだんだん出来上がっている工程は子供だけに限らず大人でも楽しめると思う。
ちょっと簡単すぎるという場合には、プリントされた目・鼻・口などを刺繍したりしてアレンジすると良いかもしれない。(刺しゅうする場合は刺しゅうをしてからフェルトを切る)
きれいに作るポイントは、当たり前だけれど、切るのも縫うのも丁寧に作業すること。
そして、わたは少しずつ、細かい部分や端に最初にぴっちりと入れ、全体的にちょっと多めかなというくらい入れるとふっくらしてよい。ただしフェルトを破かないようにご注意。
フェルトを切って作るお弁当シリーズは他にも種類があるので、そちらも作ってみようと思う