デアゴスティーニ(DeAGOSTINI)の隔週刊「刺しゅうで楽しむスヌーピー&フレンズ」第45号はスヌーピーグッズ「ライナスのミニフレーム①」(全2回)が始まる。ライナスの髪の毛は難解で、隣のスヌーピーは本の手順通りに進めていくと「糸の本数の変更が書かれていない」というトラップがあるので注意が必要。どの部分なのか写真を交えて説明します。
タペストリーは「マーシーとト音記号」。サテンステッチが多くどの部分というよりも、全体的に難しく時間がかかった。
実際に作ってみて気づいたこと、あると便利な道具などレポする。
『刺繍で楽しむスヌーピー&フレンズ』第45号はこんな感じ
第45号は10月17日(火)発売。
厚さ約1.2cm。
開封
表紙のカバー、ダンボールの間にキット、下に本があるという梱包。
今号のキットに入っているべきもの。
今号のキットの内容。
今号のデータ
付属品 | 刺繍糸2種 プリント済み布 |
---|---|
タペストリー刺繍 | マーシーとト音記号 |
スヌーピーグッズ | ライナスのミニフレーム①(全2回) |
スヌーピーコラム | マーシーはペパーミント パティと 仲良しって、知ってる?など |
早速始めていく。
その1.タペストリーの刺繍
今号は「マーシーとト音記号」。制作時間のめやすは2時間。服のサテンステッチが難しそうだし、鬼門の「靴ひも」もあるので時間がかかりそう。
マーシーのまわりをバックステッチで刺していく。
次に髪の毛をサテンステッチ。これが結構ややこしい。
眼鏡・鼻・口を刺す。眼鏡と鼻のバランスが難しくて何度もやり直した。続いて服のしわとズボンの中をランダムストレートステッチ。
服の中をサテンステッチ…これは難解で時間がかかった。
靴の中をサテンステッチして、
超苦手な靴ひもを刺してマーシーの完成。
最後にト音記号をアウトラインステッチとサテンステッチで刺して今号の完成。
タペストリーの刺繍が完成
髪の毛と服のサテンステッチは難解で、前号に続き図案線の見えない「靴ひも」も難しい。メガネと鼻のバランス、カーブの多いト音記号のアウトラインステッチにも手こずり今号はどの部分というより、全体的に難しく想像以上に時間がかかった。
今号で刺繍したのはタペストリー全体の中の赤で囲った部分。
秋のタペストリーが始まって7回目。
スヌーピーグッズに取りかかる。
その2.スヌーピーグッズ『ライナスのミニフレーム①』
制作時間のめやすは2時間だけど、ライナスの不規則な髪の毛に一抹の不安を感じる。
ライナスのまわりをバックステッチしていく。
まわりを刺し終えたら、
髪の毛を本の指示通りに刺すのだけれど、ややこしい。これで半分くらい。
残りの髪の毛を刺す。複雑で難しい。
顔、服の中、クッキー、影を刺してライナスは完成。
次は隣のスヌーピー。スヌーピーのまわりを本の指示通り3本どりで刺し終わったら、鼻の中・まゆ・目を刺すのだけれど…ここでストップ!!!
糸の本数の指定はないけど、鼻の中・まゆ・目は2本どり。ここが問題の箇所なので、詳しくは後述(「実際に作ってみて気になったこと」3.ミニフレームのスヌーピーの糸の本数は注意が必要)します。
耳の中・影もそのまま2本どりで刺す。
足裏は本の工程に1本どりと指定があるので、1本どりで刺して今号のできあがり。
『ライナスのミニフレーム①』完成
ライナスの髪の毛の複雑さ、ズボンの中の白地を残しながらのサテンステッチなど難しい部分があった。スヌーピーの糸の本数はうっかり間違えそうになったけど、無事に刺し終えることができて良かった。
実際に作ってみて気になったこと
今号で実際に作ってみて気になったことなどまとめる。
1.タペストリーの刺繍は全体的に難しい
サテンステッチでぴっちり刺したり、下地(白)を残しながら刺す部分の加減がややこしかったりして、何度もやり直して全体的に難しかった。手こずった部分をあげると、
- 髪の中の白地を残すサテンステッチ
- 眼鏡と鼻のバランス
- 口の中とズボンのランダムストレートステッチ
- シャツ(オレンジ)の不規則なサテンステッチ
- 下の図案線の見えない靴ひも
- カーブの多いト音記号のアウトラインステッチ
2.ミニフレームのライナスの髪の毛は複雑で手こずる
ライナスの髪の毛は不規則で複雑で、本にも詳しく書かれているけれど難しかった。1本1本の線を順をおって刺していき、
完成させるのだけれど、出来上がりはちょっと違う気がしてイマイチ。妥協して先に進んだ。
3.ミニフレームのスヌーピーの糸の本数は注意が必要
今号で1番注意が必要なポイント。本の工程を見ながらスヌーピーは最初から黒3本どりで刺してきて、鼻の中・まゆ・目・耳の中など顔の部分を刺す時に糸の本数は書かれていないので、通常だと糸の本数は変えずに3本どりのまま刺し進む。しかし!!!
疑うことなく糸の本数を変えずに鼻の中を刺してあれ?ライナスはこの部分は2本どりだったはず。チェックしてみると、やはり2本どり。
念のために「実物大の図案」を確認すると、2本どりとなっている。やはり2本どりなのだ。危ない危ない3本どりのまま刺しちゃうところだった。
スヌーピーは最初からずっと3本どりで刺してきて、糸の本数の変更が本の工程には書いていないので、そのまま3本どりで刺してしまいそうだけれど、鼻の中・まゆ・目・耳の中・影を刺すタイミングで糸を2本どりに変える必要がある。最後の足裏のラインは1本どりと指定があるので大丈夫。
筆者のように何も疑わずに刺し進む人はそんなにいないのかもしれないけれど、ちょっとしたトラップなので要注意だ。
必要なもの・あったら便利なもの
説明の中にさらっと出てくる用具類やあったら便利なもの。
キット以外に必要なもの
- はさみ
- アイロン
あったら便利なもの
刺繍針
今号の「ライナスのミニフレーム」では1本〜3本どりで刺繍をしたけれど、確か今まで作った2つのミニフレームでは文字と外枠で4本〜5本どりで刺繍をしたので、予想だけれど次号では太めの針を用意しておくと安心。
ちなみに筆者の使っている針はクロバー。使いかけなので本数は少なくなっているが、右は使用頻度の多い2〜3本どりに適したNo.7の12本入り(希望小売価格440円税込)。左は1本〜6本以上どりまで対応できるNo.3〜9が各2本計14本入ったアソートタイプ(希望小売価格495円税込)。
刺繍針に限らず、針は丈夫に作られているので1本あれば…と思うかもしれないが、何の前触れもなく突然ポキッと折れてしまうこともあるので、使用頻度に合わせて数本予備があると慌てなくてすむのでおすすめ。
『刺しゅうで楽しむスヌーピー&フレンズ』第45号の感想
今号のタペストリーは前述の通り、どの部分が1番難しいというよりも、マーシーもト音記号も全体的に難しく時間がかかった。
今号から始まったライナスのミニフレームは、ライナスの髪の毛の複雑さに手こずった。そして隣のスヌーピーは要注意だ。本来は途中で糸の本数が変わる場合は、本の工程に書いてあるのだけれど、うっかり記載忘れと思われる部分があるからだ。本の工程を見ながら3本どりで刺し進めると顔の部分で2本どりに変えるのを気づかないまま刺してしまう可能性がある。幸い気がついて間違えずに刺すことができたので良かったけれど、危ないところだった。
余談ですが、もうすぐハロウィンということで思い出すのは昨年19号で完成した「ハロウィンミニタペストリー」。せっかくなのでちょこっと飾ります。
次号は「ライナスのミニフレーム②」(全2回)で、ミニフレームが完成するので、どんな感じになるのか楽しみ。
次号は10月31日(火)発売!
詳しく知りたい方はデアゴスティーニの刺しゅうで楽しむスヌーピー&フレンズ公式HPを確認してください。