クイーンズ伊勢丹でカルボナーラを購入する時に「榮太樓總本鋪×ISETAN MITSUKOSHI FOOD バターどら焼き」なるものが売られていた。実はこのコラボ今回が初めてではない。以前はあんみつでコラボをしていたのを覚えている。その時に買ったあんみつは美味しかった。と、いうことは当然これも美味しいのではないか?そう思い立って購入してみた。
すると、常温で食べるのと温めて食べるのではまるで違う顔を見せる、とんでもないポテンシャルを持った商品だった。
どこでいつ売っているのか?
日本橋にある老舗菓子屋「榮太樓總本鋪」とISETAN MITSUKOSHI FOODのコラボ第1弾はフルーツあんみつだった。そして2弾目がこのバターどら焼きだ。榮太樓總本鋪でも冬季限定として12月3日より販売していたが、こちらは問い合わせたところ2月中に販売終了していた。
そこで、今度はクイーンズに問い合わせたところ、毎週金曜日に入荷するという。なくなり次第、次の金曜まで入荷がないので、確実に入手したいのなら金曜日に買いに行こう。なお、販売期間は今のところまだ終わる予定はないようだが、季節物の商品だということも教えてもらえた。
両社のロゴがちゃんと入っている。
小豆は北海道産、バターも国産だと書かれている。ちなみに榮太樓總本鋪のバターどら焼きはカルピスバター使用と大々的に書かれていたが、こちらには特にその表記は見当たらない。しかし、実はこちらのバターも同じカルピスバターだということが、榮太樓總本鋪に問い合わせてみたら教えてくれた。
ちなみにカルピスバターはよくあるバターとはちょっと違う、高級バターとして有名な商品だ。
裏面はこんな感じ。
バターも小豆も国産なので、基本的に国産の原材料を主に使用しているのが分かる。
成分表など。
商品名 | バターどら焼き |
---|---|
購入店 | クイーンズ伊勢丹 |
価格 | ¥250(税抜) |
内容量 | 1個(91.6g) |
1個当たりのカロリー | 293kcal |
バターは入っていないが、同じ榮太樓總本鋪のつぶしあんどら焼きは販売中。
開封して計測
袋を開けて取り出してみると、いい色に焼けたどら焼きが出てきた。
直径は約9cm。
厚さは約3cm。
重さは91.6gだった。
半分に切ってみると中にバターが入っているのが分かる。ちょっと端に寄っていた。
実食
まずは常温で食べてみることにした。切っただけではバターの香りはしない。一口食べただけでもよくわからない。しかし、口の中で次第にバターが溶け出してくると、どら焼きのコクが一気に増す。
バターは塩気がほんのりあって、元々はそんなに甘くないあんこの甘さを引き出してくれる。思った以上にバターがたっぷりと入っていて、どら焼きになめらかさが加わる。
皮はしっとりとしていて、厚すぎないのであんことの一体感がある。1つ食べるとボリュームがたっぷりで、半分ぐらいがちょうどいいと思った。とにかく濃厚でリッチな味わいなので、少しの量でも十分だ。人によっては濃すぎると感じるかもしれない。
温めてみると…
今度は電子レンジで温めてみることにした。使用機器によって変わるので、あくまで目安だが500Wで30秒ほど温めてみたがいまいち温かくない。そこでもう30秒追加したらバターが溶け出してきた。もしかしたら、40秒程度でよかったのかもしれない。
バターの塩気が全体に溶け出して混ざり合い、甘じょっぱさが一口食べただけでも口の中に広がる。皮は温めたことで柔らかさが増し、まるでパンケーキのようになった。
常温のよりも口当たりが良くて食べやすい。常温では濃厚に感じたどら焼きも、ある意味しつこさが緩和されて食べ終えた後ももたれない。あったかいパンケーキにあんことバターを乗せたような、そんな味わいに変わる。温めて食べたほうが好みの味だった。
まとめと感想
食べて良かったところとイマイチなところをあげてみた。
良かったところはやっぱり濃厚でリッチな味わいであることだ。さらに温めて食べるとあんバターパンケーキに変化するのも面白い。確かに美味しいのだが、その濃厚さがゆえに常温で食べる場合は、半分で十分だった。
バターがない部分に関しては逆にあっさりめの味付けだ。バターと一緒に食べるのが前提の商品となる。スイカに塩をかけると甘みが増すように、バターの塩気であんこの甘みが増す。
販売期間が明確にいつまでとは決まっていないが、バターを使用している関係上、夏季には恐らく販売終了しそうな予感がする。本家のバターどら焼きを買いそびれた人は、この機会を逃さずゲットして欲しい。また、物珍しさからちょっとした差し入れにも喜ばれそうな商品だ。