購入した3つのケーキの中から、美味しさランキングを発表だ!と、言っても1位の商品がめちゃくちゃ美味しいというわけではない。そこはZENクオリティなので、察してもらいたい。第3位から発表していこう。
第3位
第3位は「種子島産安納芋ケーキ」だ。常温ケーキは初めての購入。チラシに「おすすめ」って書いてあるので、これにした。
パッケージはこんな感じ。
「安納芋を贅沢に使用したまるで蜜がたっぷりの焼き芋をたべている様な食感と風味が口の中に広がります。」って美味しそうなことが書いてある。
裏側のシールにを見ていく。製造者は?
販売者は「株式会社 快善プロジェクト」、製造者は(一社)ルブランサポート。
製造者の一般社団法人ルブランサポートのHPを確認すると、洋菓子を製造している事業所のようだ。
一般社団法人ルブランサポートでは、現在、就労継続支援A型事業所「ラトリエ ソサイェティ」を運営しています。洋菓子製造を基盤とした事業を行っていることからフランス語のラトリエ(工房)ソサイェティ(社会)と名付けて、障害のある方も共に働き事業に参画していける「社会企業」を目指しています。
一般社団法人ルブランサポートHPより
商品名 | 種子島産安納芋ケーキ |
---|---|
価格 | ¥680(¥734税込) |
内容量 | 1個 |
製造者 | 一般社団法人 ルブランサポート |
販売者 | (株)快善プロジェクト |
100gあたりの カロリー |
約370kcal |
開封して計測
直径約11.5cm。
高さ約5cm。
重さ約233g(紙のパッケージ含む)。
半分に切ってさらに半分に切った。
断面はこんな感じ。
いくつか穴があいているぞ。
上側の表面。
こっち側には穴はないけど、
反対側には穴がある。
断面の穴。
ここにも穴があった。
種子島産安納芋ケーキの味は?
早速食べてみる。
生地はしっとりしていてパサついた嫌な感じがない。味は…なんだろうこの味は、ちょっとほうじ茶のような香ばしさと渋みを感じる。焼き芋を焼いた感じを再現しているのか??でも安納芋ってこんな感じだっけ?なにも知らないで食べたらさつまいもだとは思えない。原材料には「安納芋ペースト」と書いてあるが、いたって普通のスポンジケーキだった。
パッケージに書いてあった「安納芋を贅沢に使用したまるで蜜がたっぷりの焼き芋をたべている様な食感と風味が口の中に広がります」ってことは残念ながら無い。
味が不思議すぎてなんとも言えないビミョーな味。マズイわけではないけれど、美味しいわけでもない。相変わらずのZENクオリティだ。常温ケーキは初挑戦だったが見事に撃沈した。
第2位
第2位は「レモン香るサックサクミルフィーユ」だ。
HPではこのケーキの商品名は「レモン香るミルフィーユ」、送料別・税込価格で¥2160。チラシでは元の金額は2200円→1280円(税込1382円)となっている。元の金額2200円が税込価格だとしてもHPと違うし、税抜価格ならプラス8%で2376円ということ。細かいことだけれど、これも怪しく思う原因。
新作ということだし、気を取り直して商品を見ていく。
冷凍の状態。
横から見るとこんな感じ。
底に貼ってあるシール。
冷蔵庫で2時間解凍となっている。
製造者は「株式会社トリノ」。販売者は…
あれ??販売者どころか「洋菓子工房ZEN」の記載がどこにもないぞ。
製造者の「株式会社トリノ」は洋菓子工房ZENの工場なのか?
調べてみるとトリノはなんと焼き鳥店だった!!名前も住所も電話番号も一致している。この「株式会社トリノ」が製造したケーキを洋菓子工房ZENが主催・販売元として販売しているなら「販売者・洋菓子工房ZEN」の記載はなくて良いのか?これ、もしケーキに問題があった時、株式会社トリノに電話するのだろうか?
商品名 |
レモン香るサックサク |
---|---|
価格 | ¥2200→¥1280(税込¥1382) |
内容量 | 210g |
製造者 | 株式会社 トリノ |
販売者 | 記載なし |
製品1個あたりの カロリー |
約609kcal |
1/4切れの カロリー |
約152kcal |
開封して計測
フタを外すとさらに周りがプラスチックシートで保護されている。
周りのシートを外す。
横から。なんかちょっと歪んでいる。
クリームのはさみ方がムラがあって傾いているのか?
直径約11cm。
厚さ約3.5cm。
解凍終了
パッケージのシールの通り冷蔵庫で約2時間解凍させた。
半分に切ってから、さらに半分。
こっ、これは!
どういうことだ??
中に隙間があるぞ!!本当にこういう商品なのか?
外側はこんな感じ。パイ生地がポロポロ落ちる。
一番上の生地が見事に剥がれた!
食べる前から不安になるケーキだ…。
レモン香るサックサクミルフィーユの味は?
新作ということだし、なにはともあれ食べてみよう。
う〜ん、パイ生地は全くサクサクしていない。生地自体はちゃんとパイ生地だけれど、湿気った残念なパイ生地。サクサクではないのに食べるときにはポロポロ落ちる。
レモンクリームはレモンの味がする。甘さ控えめでレモン酸味を感じるさっぱりした甘みだけどコクはないのでぼんやりした味。クリームはなめらかでなくトロッとしていない。このクリームの硬さや口溶けはクリームと言うより「こしあん」っぽい?他で例えると、そう、昔のクリームパンの中のクリームのもっさりした感じを彷彿させる。
パイ生地とクリームを一緒に食べるのが非常に難しく、食べづらい。ミルフィーユはきれいに食べるのが難しいってそういう問題ではない。フォークで食べようとしてもパイ生地が湿気っているせいかムニュっとして生地が切れないのだ。中のクリームはもちろん外に出ちゃうし、それでも生地は切れないので格闘しながら食べる感じ。
まずいわけではないが、美味しいってわけでもない。言えるのはミルフィーユの最大の特徴、サクッとしたパイ生地を楽しむことは全くできなかった。レモンクリームが入っていない奇妙な隙間もあったし、全体的にビミョーな感じのケーキだった。
第1位
美味しさランキング第1位は「プレミアム カタラーナ」だ。チラシの人気ランキングNo.2は伊達じゃない。ちなみにチラシの1位の「特濃チーズケーキ」は前回購入したが、そちらよりもこっちのほうが美味しい。
冷凍の状態。
裏側のシールを見ていく。製造者は?
なんと「製造販売者:(株)快善プロジェクト」とある!!
今回のケーキで6種類目だが初めてのパターン。快善プロジェクトはちゃんとケーキを製造していたのだ!
商品名 | プレミアム カタラーナ |
---|---|
価格 | ¥1460→¥980(税込¥1058) |
内容量 | 1個 |
製造者 | (株)快善プロジェクト |
販売者 | (株)快善プロジェクト |
100gあたりの カロリー |
約303kcal |
開封して計測
開封すると中身はこんな感じ。本体以外に小袋2つが一緒に入っている。
カラメルソース。
カラメルクラッシュ。
ケースに入ったままだけれど、計測していく。
長さ約24cm。
幅約5cm。
重さはケースの重さも含めて約283g。(ケースは15g)
表面はこんな感じ。
半解凍終了
解凍方法は買ったときに一緒にくれた紙に書いてある。それによると「半解凍でお召し上がりください。(冷凍庫から出して15〜20分解凍)※解凍の加減はお客様のお好みでお願いいたします」ということだ。
冷凍庫から出して約15分。1/4にカットした。ケースから出しだので厚みをはかる。
厚み約2.3cm。
カラメルソースとカラメルクラッシュをかけるとこんな感じ。
カラメルソースは思ったよりもサラサラしてるので、かけるときに手がベタベタになった。つぶつぶがカラメルクラッシュなるもの。
断面はこんな感じ。黒い点々はなんだろう?原材料に「バニラ香料」はあったけども、バニラビーンズは書いていない。
早速食べていこう。
プレミアム カタラーナの味は?
これは今まで食べた中では良さそうな予感がするぞ。
半解凍で食べるとまだ凍っているところはシャリシャリしてアイスみたい。解凍されたところはプリンみたいな感じでとても柔らかい。
カラメルクラッシュとカラメルソースがかかったところが焦がした感じになって、シャリシャリした歯ざわりがアクセントになっている。かかっていないところはプリンの味。
カラメルクラッシュとカラメルソースをかけた部分は、味も風味も増して歯ざわりも良く美味しいが、かかっていない部分は至って普通の味で落差が大きい。
問題は一度に半分だけ食べたい時、本体を半分に切るのは容易だけれど、カラメルクラッシュとカラメルソースを半分残すのは非常に難しい。そもそもこの大きさに対してクラッシュとソースの分量は少ないと思うので、2袋ずつ入っていたら良いのにと思う。カラメルクラッシュとソースがたっぷりかけることができれば、美味しさがグンとアップするのでちょっと残念。
チラシには超濃厚、極ミルキーって書いてあるがそれほどでもない。ただ、今まで食べたZENの商品の中で一番美味しいと思った。