長年使用してきたはかりの調子が最近おかしい。電源を切るのも一苦労だし、0表示もいまいち機能しない。もう限界なのかもしれない。新しいはかりを購入しようと思い立ったのはいいが、色んな種類があってよく分からない。散々悩んだ挙句、購入したのはタニタのデジタルクッキングスケール KJ-212という商品だ。
この商品の持つ様々なモードや、精密さについて写真つきで詳しく紹介!どのはかりを購入したらいいか迷っている人は、ぜひ参考にして欲しい。
タニタ デジタルクッキングスケールKJ-212の主な機能
購入したいはかりの希望として2kgまではかれるというのと、0.1g単位ではかれるものが欲しかった。この商品は希望に合った商品だったので購入を決定した。さらに色々な機能がついているので、紹介していこう。
裏面にはmlモードがあることと、シリコンゴムカバーがついていることが説明されていた。
色々できるのはいいが、操作方法は簡単なのだろうか?
シリコンゴムカバーがついているので、取り外して洗えるらしい。裏返すとパスタをこぼさずはかれるという。パスタは確かにこぼれやすいので、これは助かるかもしれない。
その他に壁がけできるフック穴があったり、オートパワーオフ機能、地域設定、0表示機能などがある。
計量精度はどれぐらいのものか、色々なものを試しにはかってみることにした。
▼機能まとめ
- 通常はかりモード:2kgまで
- 微量モード
- 0g~200gまで0.1g単位
- 200g~500gまで0.5g単位
- 水と牛乳をはかれるmlモード
- 壁掛け用フック
- 洗えるシリコンカバー付き
- オートパワーオフ(約6分)
- 地域設定
- 0表示機能で追加計量ができる
開封
箱を開けて取り出すと、説明書とお試し用電池が入っている。
厚さはこれぐらい。シリコンカバーが装着されているのが分かる。
カバーを外してみるとこうなる。基本的にカバーをつけた状態で使用すれば、汚れたとしても水洗いできる。
幅は約13cm。
長さは約20.5cm。
厚みはカバーをつけた状態で約3cm。
裏面のふたを外して電池を入れる。
はかりをはかりではかるという、何ともシュールな画だが…重さは電池を入れた状態で364gとなる。
壁掛け用のフックは引っ張ると出てくる。
商品名 | デジタルクッキングスケール KJ-212-HW(ホワイト) |
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価格 | ¥3850 |
重さ | 364g(電池入れた状態) |
サイズ | 縦約20.5cm×横約13cm×高さ約3cm |
メーカー | タニタ |
様々なモード
電源を入れて色々なモードを試していくことにする。起動時は1g単位ではかれるモードだ。
重力の影響を受ける関係で、地域設定をする必要がある。出荷時は「n-3」に設定されている。
つまり、北海道、東北、九州、沖縄の人は設定する必要があるので忘れずに設定しよう。
▼設定の方法
①表示が消えている時に「0表示/微量」ボタンを押しながら、「入/切」ボタンを約2秒押す。
②「0表示/微量」ボタンで番号を変更する
③「入/切」ボタンで決定すると自動的に表示が消える
「g/ml」と書かれたボタンを押すとml計量モードになる。1回押すと牛乳用で、2回押すと水用に変わる。
「0表示/微量」ボタンを押すと0.1gではかれる微量モードに変わる。液晶で「1」が表示されていると通常モードで、「0.1」が表示されていると微量モードだ。もう一度押せば通常モードに戻る。
微量モード計測
シリコンカバーをひっくり返すと、パスタをはかるのに便利な溝があるというので、パスタをはかってみた。
溝にパスタが入ってこぼれないようになっている。
同じパスタを微量モードではかってみたら100.1gだった。
試しに200gはどうなるかはかってみると、パスタがこぼれそうになってくる。100g用の溝なのかもしれない。
こちらも微量モードではかると199.9gだった。
0.5g微量モード
200gを超えると微量モードの単位が0.5gに変わるらしいので、試してみることに。
微量モードでは200.5gだ。
確かに液晶画面でも0.5と表示が変わっていた。
精密さチェック
今度はどれだけ精密なのか、1円玉を使ってはかってみよう。通常モードだとちゃんと1gと出ているが…
微量モードでもちゃんと誤差なく1.0gと表示されていた!
では、10枚置いてみたらどうなるか?通常モードでは10gと表示されているが…
微量モードでも0.1gの誤差もなくちゃんと10.0gと表示されていた!0.1gの誤差もない精密さだ。
mlモードで計測
お次はmlモードだ。計量カップに100mlの水を入れてはかってみると、100mlと表示された。すごい!
お次は牛乳だ。あれ?少し多いような気が……
もう一度、普通のコップに100mlの牛乳を注いではかってみる。
それを計量カップに移してみたら、やっぱりちょっと多い。ちなみに牛乳はよくある、乳脂肪分3.5%の成分無調整牛乳だ。
牛乳100mlは何グラムなのか?調べたところ約103gぐらいだと分かった。となると、もし牛乳モードが機能していなくて水と同じだった場合、量が少なくなるのなら理解もできる。しかし、今回は水よりも多かった。
恐らく牛乳によって前後するのだろう。誤差も微量なのでよしとしよう。
使用した感想とまとめ
今回購入した商品を使用してよかったところと、いまいちなところをまとめた。
とにかく操作は簡単で、直感的に使えるのがいい。液晶画面も大きいので、自分が今どのモードを使用しているのかすぐにわかる。さらに上皿のシリコンカバーがいい仕事をしている。今までは毎回拭いて掃除するか、汚れないように皿を乗せたりラップや紙を敷く必要があった。しかしこの商品なら毎回洗えばいいのだ。
ちなみにはかり全てを洗うことができる商品も出ていたが、その分お値段もする。はかりを全洗いする機会ってどんな時だろうか?自分の使い方では滅多になさそうだと判断した結果、こちらの商品に決めた。
全体的に満足しているが、いまいちなところもやはりある。1つはパスタがこぼれないで済むのは100gぐらいまでということ。2人前をいっぺんにはかろうとすれば、溝にははまらずこぼれてきそうになる。
もう1つはmlモードで牛乳が計量カップと同じにならなかったことだ。水は問題なく同じになったのだが、なぜか牛乳は若干多めになってしまった。しかし、多少の誤差なので個人的には問題なしだ。1円玉がちゃんと微量モードでも1gだったことを考えれば、精密さは十分クリアしている。今後このはかりの微量モードを使用して、購入した商品の個体差などを紹介していけたらと思う。