100円ショップのセリア、ダイソー、キャンドゥなどに行くと売っている実験キット。実は様々な種類が発売されているのをご存知だろうか?子どもたちの自由研究でやるのはもちろん、大人がやっても楽しめるキットとなっている。
そこで今回は『不思議な実験キット キラキラキャンディ結晶』のやり方や注意点、そして実験結果を紹介!
キャンディみたいな結晶?
ダイソーに行った時、おもちゃコーナーに沢山あった「ふしぎな実験キット」たち。ある一定の世代の方には懐かしい、学研の雑誌『科学』の付録みたいだ。

沢山ある中から今回は『キラキラキャンディ結晶』を紹介しよう。好きな形で結晶を作れるというが、そもそもなんの結晶なのか?気になるところだ。

難易度は★2つ。前回の『溶けない雪のもと』が難易度★1だったので、それよりも難しい。キャンディみたいな結晶を育つというが果たして?

裏面を見るとキットに入っているものとは別に、自分で用意するものが書かれている。実験を始める前に準備しておこう。

袋を開けると入っていたのは、白い粉が入った袋とモールが3本。

紙の裏面に遊び方が書いてあるのでよく読もう。

身近のお店で見つからない場合は、ネットでも販売しているのでどうぞ!
準備するもの

- 水(約45ml)
- 耐熱容器(ステンレスは変色する恐れがあるので使用不可)
- はさみ
- かきまぜ棒(割り箸など)
『キラキラキャンディ結晶』のやり方
- モールを好きな大きさに切って、3~4cmサイズのオブジェを作る
- 耐熱容器にパウダーと水約45ml入れる
- かきまぜ棒でよく混ぜてから、電子レンジで40秒~1分温める
- 電子レンジから取り出して、よくかき混ぜる
- 様子を見ながら30~40秒温める。完全に溶けるまで繰り返す
- 耐熱容器にオブジェを入れ、溶けきった液体をオブジェが完全にひたるまで注ぐ
- 一晩おいた後、液から取り出して乾燥させたら完成!
それでは実験開始!
①モールを好きな大きさに切って、3~4cmサイズのオブジェを作る

小さいので作るのが大変だが、ラジオペンチなどを使って曲げると作りやすい。

耐熱容器にパウダーを入れる。

ちなみに計量してみたら32gだった。

約45mlの水を用意。

②耐熱容器にパウダーと水約45ml入れる

③かきまぜ棒でよく混ぜてから、電子レンジで40秒~1分温める
④電子レンジから取り出して、よくかき混ぜる
⑤様子を見ながら30~40秒温める。完全に溶けるまで繰り返す

⑥耐熱容器にオブジェを入れ、溶けきった液体をオブジェが完全にひたるまで注ぐ
今回は2つのオブジェをやるために、溶かした液体を別の耐熱容器2つに分けた。

30分経過。結晶化が始まっていた。

さらに1時間後。液体がどんどん白くなっているのが分かる。

モールに結晶がついている。

結晶がついているだけでなく、液体も結晶化して白っぽくなった。

まる1日置いたものがこちら。液体の量も減っている。

底にくっついていて剥がれにくい場合がある。壊さないように注意しながら取り出そう。


ここから乾燥させる。

⑦一晩おいた後、液から取り出して乾燥させたら完成!

モールのまわりのデコボコした結晶が、キラキラしてきた気がする。


結晶をさらにくっつけてみた
説明書をみると「モールをまっすぐなまま使って、ロックキャンディ風の結晶を作ってみよう!」というコーナーがある。
説明書では新たに液体を作るようだが、今回はあまった液体を使用することにした。
①耐熱コップに粉がよく溶けた液体を入れる

②モールをコップの底にひたるように曲げる

③ある程度結晶がついたら取り出す

④液体を再び溶かしてひたすのを繰り返す

最初のよりもさらに大きくなった。

液体がなくなるまで繰り返してみた。

そうしてできたのがコチラ。モールの周りに結晶が沢山ついているのが分かるだろうか?

実験結果
結晶化はすぐ始まった。これで完成させてもいいような気がしたが、説明書にあるとおりに1晩置いたら、より結晶の形がゴツゴツしてキラキラと輝いた。
色んな形でやってみるのも面白いし、1つのモールに何度もつけて大きくするのも面白い。好きな実験方法でやってみよう。
粉は結局なんだったのか?
説明書には「ミョウバン」と書いてあるが、なぜ結晶になるのか?
ミョウバンは水の温度があたたかければあたたかいほど、たくさん溶けます。あたたかい水にミョウバンをたくさん溶かして、ゆっくりと冷やしていくと、溶けきれなくなったミョウバンが結晶となって出てきます。
ミョウバンを溶かした液の中にモールを入れると、出てきた結晶がモールにくっついてだんだん大きくなります。
溶けきれなくなったミョウバンが結晶になる時、モールがあるとそれにくっつき、何度も繰り返すことで結晶を大きくすることができるということだ。
注意点
今回の実験をやってみて気付いた注意点をあげてみた。
- 電子レンジで温めると水が熱くなるので注意
- 温めた液体はすぐに固まり始まるので、複数の容器に移す場合は準備しておこう
- 液体を温めるたびに、かき混ぜるのを忘れずに
- 液体に完全にひたせるよう、モールは小さめな形に作ったほうがいい
参考までに今回、粉を完全に溶かすために、電子レンジ500Wで合計1分30秒ほどかかった。
粉を入れて溶かす容器は1つで、溶けたら2つの容器に分けるようにすると、同時に2つ作れる。ただし、容器に移す際にはヤケドなどに注意しよう。
『キラキラキャンディ結晶』のまとめと感想

すぐに結晶化が始まるので、見ていて面白い。パッケージのようにきれいに作ることはできなかったが、それでも結晶をモールの形に固められた。
モールを小さく形作るのが苦手な人は、○とか□とかでもいいと思う。とにかくモール全体を液体にひたらせることを優先しよう。逆に得意な人はもっと複雑な形に挑戦してみるのもありだ。
溶かす水と粉の割合が違うと、どんな結果になるのかなど、自由研究の課題として考えても面白いと思う。
注意点としては1日置く必要があるので、急いで実験結果が知りたい場合は、別のキットのほうがおすすめ。
参考リンク:ルミカ
■商品データ
※価格は購入時のものです
商品名 | ふしぎな実験キット キラキラキャンディ結晶 |
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難易度 | ★★☆ |
価格 | 110円(税込) |
輸入発売元 | ルミカ |
購入店 | ダイソー |