洗濯しても落ちない油シミ。しかも時間がたってしまったものを、自宅でどうにかできないのか。そこでネットで検索した情報を元に、本当に落ちるのか検証してみることにした。シミ抜きの過程を写真つきで詳しく紹介!
シミの状態
出先で小腹が減って、マヨネーズ入りの大判焼を食べていると、マヨネーズがボテッとズボンに落ちた!それも結構な量だ。
これはシミになりかねない!慌ててティッシュでふき取り、さらに水で湿らせたティッシュでポンポンポン…。出先なのでここまでしかできず、自宅に戻ってすぐ落とせばいいものを、忘れて放置してしまったのだ。
現時点でシミはこういう状態。
- 応急処置:マヨを除去してテッシュを水で濡らして叩く
- シミの大きさ:縦3cm~4cm×横4~5cmぐらい
- 放置日数:10日ほど経過
- 布の素材:綿100%
大きさは縦3㎝、右下の小さいのも含めると4㎝くらいだ。
横は4〜5㎝くらい。
このまま着用するのはちょっと気になるが、クリーニング屋さんに頼むのもなぁ…。ダメ元で自分で染み抜きしてみるか。失敗して色が抜けても後悔しない!と心に決めて挑戦することにした。
やり方をネットで検索してみる
どうやるのが効果的なのかよくわからないので、まずはネットで調べることに。ありがたいことに、マヨネーズの染み抜きの方法を、クリーニングのプロたちが紹介してくれていた。
調べた結果、マヨネーズは油の染みなので、台所用中性洗剤、クレンジングオイル、除光液、ベンジンなどを使ったりするのが良いということがわかった。
だが、本当に落ちるのか?
そこでいくつかある方法から、簡単に入手できそうなものを使ったやり方で試してみた。
①クレンジングオイル+台所用中性洗剤で試す
まずは、台所用の中性洗剤とクレンジングオイルの組み合わせで実験。
中性洗剤だけでも落ちるのかもしれないけど、ダブルで使ったほうが落ちるような気がするので、今回はクレンジングオイル+台所用中性洗剤の両使いでやってみた。
ズボンの中にタオルを入れてから、クレンジングオイルを使わなくなった歯ブラシでポンポンポン。
オイルを水で乳化させるよう、水を付けてポンポンポン。
おっと、このあと水ですすいだら、どこに染みがあったのかわからなくなる。慌ててしつけ糸で印をつけて水ですすぐ。
次は台所用中性洗剤を付けてポンポンポン。
つまみ洗いをして水ですすぐ。
そのあとすぐに洗濯機で洗剤入れて洗濯。
結果
乾いてチェックしてみると、シミは少し薄くなったがまだ気になるレベル。
もしかすると、クレンジングオイルや中性洗剤の塗布の仕方や、しみ込ませ方などうまく出来ていなかったのかもしれない。そこで、2番目の方法を試すことにした。
②除光液+台所用中性洗剤で試す
今度は除光液+台所用中性洗剤で試した。
ズボンの間にタオルを入れて、小さい布に除光液を染みこませて使うことにする。
トントンたたき込むと、染みのまわりにも除光液が染みこんでいってちょっと心配。でも、今更引き返せないので、めげずにトントントントン。
その後、台所用中性洗剤を塗布して水でつまみ洗い。すぐに洗濯機に洗剤を入れて洗う。
結果
洗濯して乾いたのをチェックしたら、ほとんどシミが気にならない仕上がりに!
少し色が薄くなったような気もするが、しつけの糸を取ってみると、気にならないレベルだったので良しとしよう。
マヨネーズのシミ抜きをした結果
今回シミ抜きをしてみた結果はこうだった。
方法 | 結果 |
---|---|
クレンジングオイル+台所用中性洗剤 | △ |
除光液+台所用中性洗剤 | ○ |
クレンジングオイル+台所用中性洗剤の組み合わせでも少しは落ちたが、シミは残ってしまった。
結果的に除光液と台所用中性洗剤の組み合わせで、落とすことができた。やり方がちゃんと合っていたのかは疑問だが、ほとんど気にならないレベルに染みが取れた。
素材によっては衣類を傷めてしまう可能性があるので要注意!衣類を傷つけたくない場合は、素直にクリーニングに出そう。
改めてわかったことは、シミがついた時はすぐに応急処置をして、なるべく早くシミ抜きをすることが大切だということだ。