寒い時には、時々食べたくなる「お汁粉(おしるこ)」。もう春が近いだろなんてツッコミはスルーだ。お汁粉が食べたいと思ったのだから仕方ない。市販のあんこを水で薄めて作ればお手軽だが、自分で小豆を煮て作るととっても美味しい。
鍋で小豆を柔らかくなるまで煮るのに時間はかかっても、やることは少ないのである意味簡単。圧力鍋を使えば時短できるが、そんなものは我が家にはない。諦めるのか?否!普通の鍋で作ってやろうじゃないか!
1.小豆を用意
と、いうわけでスーパーで買ったのは「ホクレン 北海道の小豆(あずき)」内容量250gで298円(税抜)だ。
今回こちらの商品を購入した理由は、すぐに煮始めることができるから。小豆を一晩水に浸けて…というタイプは避けたかった。
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煮方は袋の裏に書いてあるが、QRコードもあるので一応そちらもチェックしてみた。
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が、QRコードの「小豆の煮方」はシンプルな説明で、具体的な砂糖の分量も書いていない。
今回は甘く煮るので、袋の裏面の説明の方が詳しく、「ワンポイントアドバイス」もあるのでそちらの作り方を参考に作る。
必要な調味料は250~300gの砂糖と塩適量。
使う物は直径18センチの雪平鍋と、落し蓋。今回はクッキングシートの落し蓋を使う。
2.まずは“アク抜き”
「熱湯で煮始める方が、豆の煮えムラが少ないのでおすすめ」とあるので、熱湯を豆の3倍くらい多めに準備だ。
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その間に豆を軽く水洗い。
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小豆がピカピカしていて綺麗。
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鍋に洗った小豆と小豆の3倍くらいの熱湯を加えてすぐに煮始める。
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強火で沸騰させる。
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沸騰したら「さし水」(今回は100cc)を加えて…
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再沸騰したらザルにあけて煮汁を捨てる。これが「アク抜き」ということのようだ。
3.小豆を柔らかく煮る
ワンポイントアドバイスも取り入れながら、目安として1時間から1時間半程度かけて、煮ていく。
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これが前述のアク抜きした小豆。再び小豆の3倍くらいの水を加えて、沸騰したら、中火から弱火にして豆の芯が柔らかくなるまで煮る。
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途中アクが出てきたら、アクをとって、豆が表面から出ないように水をたす。
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この白いのがアクと思われるので、これを取ること数回。水を足して…
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クッキングシートで落し蓋をする。
中火から弱火にして豆の芯が柔らかくなるまで煮る。目安として1時間から1時間程度だ。
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約1時間で豆をチェックしたら、柔らかく煮えている!途中で水を足したけれど、だいぶ水が減った。
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4.砂糖を入れて甘く煮る
煮えた豆を今度は甘く味付けていく。作り方にあるように、お好みの量の砂糖を用意しよう。
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砂糖250gって計ってみると、思ってたよりもたくさんだ!乾燥した豆と同量かそれ以上を入れるということだ。もちろん量の調節ができるので、お好みの甘さで作れば良いと思う。今回は250gにする。
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塩適量。うむ、小さじ1/2の計量スプーンの1/2弱、約1gにしてみる。最終的に味をみて調節できるので、くれぐれも塩の多すぎにはご注意。
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「豆が硬いうちに砂糖を加えるとそれ以上は柔らかくならないのでご注意」とある。大丈夫、豆は柔らかくなっている。
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「砂糖を1度に入れると硬く煮あがることがあるので、2~3回に分けて加えてください」とのことなので、1/3ずつ3回に分けて入れることにする。
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今回、お汁粉を作りたいので、砂糖を入れた後、少し水を足して煮ることにした。
…
…
30分後
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豆と煮汁のチェック!豆は柔らかく、煮汁の甘みも良い感じ。火を止めて30分くらい味を含ませる。
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5.お汁粉の完成!
甘く煮えた小豆を使って念願のお汁粉を作る。豆を煮てから数時間たって冷めているので、鍋を火にかけて温めなおそう。
その間におもちを焼き、汁の味をチェック。なお、この時もっと甘くしたいなら砂糖を入れて調節できるぞ。味がOKなら器に小豆を盛り、おもちを入れてお汁粉の完成!
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お汁粉を作ってみた感想とまとめ
自分で煮た小豆で作ったお汁粉は、小豆の粒がちゃんと残っていてとても美味しかった。豆の柔らかさや甘さ、塩の加減を自分好みに作れるのがよい。
作るのに約2時間半くらいかかるが、煮ている途中にやることは、数回アクを取って水を足すとか、砂糖を3回に分けて入れるくらいだ。2時間ドラマやYoutubeでも見てたらあっという間に完成だ。基本的に弱火でタイマーをかけてほったらかしでいいので簡単だった。
入れた砂糖の量にちょっと罪悪感を感じるが、自家製お汁粉を食べる手は、そう簡単には止まらない。今回は餅を入れたが、白玉なんかを入れても美味いだろう。汁気を減らしたらあんこにもなるので、あんバタートーストにしたりもできるぞ。自家製ならではのアレンジを楽しんでみて欲しい。